CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-198「バラシファイト」(日本)

2023年08月11日 01時15分55秒 | 日本映画
みんな打ち上げに行きたいだけなんだよ
 若手舞台監督の巴川健一は、終演後の打ち上げに参加する意味を見いだせず悩んでいた。
 そんな中、巴川の師匠でもある伝説の舞台監督・奈須宗二が始めたと言われる、裏方スタッフたちによる打ち上げ参加権をかけた「バラシファイト」が舞台裏で幕を開ける。(「作品資料」より)


 舞台の最終公演が終わり、撤収作業、バラシが行われようとしているが、スタッフたちの目の色が変わる。

 バラシが終わると打ち上げがあるのだが、それに参加できる部署は一つだけと告げられる。

 その打ち上げ参加の権利を賭け、〝バラシファイト〟が行われる。

 どのように戦うのだろうと思っていたのだが、本当にガチンコで戦うというもの。

 それぞれの部署が、いつも使っている道具を武器に戦いを繰り広げる。

 なんとも奇抜な展開で、コメディなのかと思ったが、多少の笑いはあれども、真面目にアクションであった。

 アクション監督には、シェイン・コスギが当たっていることからしてもアクション映画ということになるのかな。

 そんなファイトの中、舞台監督の巴川は、バラシファイトには参加せず、打ち上げもパスしようとする。

 それには、巴川の師匠で、伝説の舞台監督、奈須のことが心にあるよう。

 他の部署の者たちがファイトを繰り広げる中、巴川が思い出す奈須との回想が映し出される。

 打ち上げは何のためにあるのかということを問いかけながら、舞台を支えているスタッフを讃えているような作品。

 果たして、バラシファイトの結末はどうなるのか。

 巴川は、バラシファイトに参加するのか。

 打ち上げには誰が参加出来るのか。

 ちょっと突飛な設定であったが、面白い設定でもあるエンターテイメントであった。

/5

監督:開沼豊
出演:小澤雄太、寺坂頼我、濱尾咲綺、石崎なつみ、浅野寛之、外岡えりか、長戸勝彦、福井博章、石倉三郎、浅野和之、長谷川初範
於:TOHOシネマズ池袋

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