CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-186「ウラギリ」(日本)

2022年08月23日 23時05分22秒 | 日本映画
髪の毛は残ってないけど、ローンは残ってるでしょ
 加奈子と紗理奈は同じアパレル会社で働く同僚で、紗理奈はある事情から夜の仕事を掛け持ちしていた。紗理奈の生活を心配した加奈子は、紗理奈にお金を貸すが、その翌日に紗理奈は行方をくらませてしまう。
 加奈子は裏切られたと思い絶望するが、数カ月後、一本の電話で紗理奈の思いがけない真実が明らかになる。(「作品資料」より)


 アパレル会社に勤める同期の加奈子と紗理奈。

 同期ということもあり、お互い信頼し合い、親友だと思っている。

 そんな中、紗理奈が夜の仕事もしていることを加奈子は知り、彼女を説得しようと努める。

 以前、お金を貸してほしいと言われ、高額であったため断った加奈子であるが、夜の仕事を辞めさせるため、お金を貸すことにする。

 そこで、話は収まるかと思ったら、突然、紗理奈は会社を辞め、連絡もつかなくなってしまう。

 必ず返すと言いながら消息を絶った紗理奈に対し、裏切られたという気持ちで絶望と怒りを感じる加奈子。

 会社を辞める前に、紗理奈は上司の大島主任に相談をしていたようで、何か理由があるんだろうなとは思わせるが、加奈子は絶望と悔しさから仕事もろくに手がつかなくなっていく。

 果たして、紗理奈は加奈子を騙し、裏切ったのか。

 友情の難しさが描かれ、更に職場では部長たちがパワハラまがいで加奈子たちの部署に圧力をかけてきたりするシーンもある。

 まあ、紗理奈がしっかり加奈子の前に現れ、事情を話し、ことは収まるのかなと思っていたのだが、クライマックスから意外な展開となっていく。

 結末は、ちょっと唐突かなと思わせるもので、加奈子もそこからよく推理したなという感じ。

 信頼してきた人物が実は、というオチをつけているということなのかな。

 人を信頼することの難しさを語った作品であった。

/5

監督:中前勇児
出演:岡田結実、齊藤英里、原田龍二、兒玉遥、鳥羽潤、鈴木秀人、中村エリカ、温水洋一
於:池袋シネマ・ロサ

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