CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

17-282「ハットンガーデン・ジョブ」(イギリス)

2017年09月30日 00時53分05秒 | イギリス映画
必要な者はそれを知らない
 大物マフィアからある仕事の依頼が舞い込んだ。それはロンドンのジュエリービジネスの中心地ハットンガーデンにある貸金庫に入り、お宝を強奪するというもの。だがその貸金庫には厳重なセキュリティが施されていた。
 そこで集められたのは平均年齢が60歳以上のベテランたち。元天才泥棒のブライアン・リーダー、ドライバーのケニー・コリンズ、探偵のパーキンス。昔ながらの仕事への流儀とこだわりが強く、口は悪いがその手口は大胆かつ巧妙。ひとクセもふたクセもある彼らを束ね、用意周到に計画が進められていく。
 ところが実行中にアクシデントが発生。しかもマフィアとの約束の日までに強奪品を渡さなければ、命はない。
 余命も余裕もわずかなジーサンたちは、この難関を切り抜けられるのか。(「KINENOTE」より)


 刑務所の中で情報を得、ハンガリー・マフィアからジュエリー・ビジネス街にある貸金庫の中のお宝強奪の依頼を受ける男。

 男は仕事のために仲間を集めるが、皆が60歳以上のベテランたちばかり。

 そんなジーサンズの強盗の顛末を描いたクライム・サスペンス。

 気が付けば、ジーサンたちを束ねる男の名前は最後まで明かされておらず、これがラストの結末に利いてくる。

 ジーサンばかりの強盗団ということで、情報収集や金庫を破る技術はあるが、何かと頑固であったり、口が悪かったり。

 しかし、リーダー格のブライアンは、なかなか知恵もあるし、冷静沈着で、魅力ある老人だったな。


 強盗計画が進んでいく中で、その計画を知った者が、脅しをかけてきたりと問題も発生する。

 もっとも大きな問題は、ジーサンばかりということで、健康面。

 そんな様々な問題が絡んでくる中、果たして彼らの強盗計画は成功するのか。


 ジーサンばかりの強盗団。なかなかユーモアのある作品であったが、大笑いするようなコメディではなかったな。

 シリアスな感じでもなかったので、まあちょうどいいくらいの温度の作品だったかな。

 これだけの大きな強奪で、大物マフィアたちが絡んでくるわりに、その顛末は意外と穏やかだった。

 強盗自体は淡々とした感じで緊迫感は弱めであったが、強盗団のジーサンたちの言動がちょっと面白い作品だった。

/5

監督:ロニー・トンプソン
出演:マシュー・グード、ラリー・ラム、フィル・ダニエルズ、デヴィッド・コールダー
    クライヴ・ラッセル、マーク・ハリス、スティーヴン・モイヤー、ジョエリー・リチャードソン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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