CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-106「去年の冬、きみと別れ」(日本)

2018年05月05日 20時36分51秒 | 日本映画
怪物はおまえの方だ
 最愛の女性との結婚を控える記者の耶雲恭介は、天才カメラマン木原坂雄大が容疑者となった猟奇殺人事件を巡るスクープ記事を狙っていた。
 耶雲が真相に迫るべく木原坂に接近し、取材に没頭していく中、婚約者の百合子が木原坂の危険な罠に落ちてしまうのだったが。(「allcinema」より)


 かつて猟奇殺人の容疑者となったカメラマンの木原坂を、自らの記者としてのステップにしようと取材することにした耶雲。

 耶雲が近づいた木原坂は、やはりどこか常軌を逸した感じを受ける。

 そして、耶雲は取材に没頭するあまり、婚約者の百合子への対応がないがしろになり、そこを突くように木原坂が彼女に近づいてくる。

 そして、百合子は誘われるがまま木原坂の屋敷へ入り、そこにとどまるようになる。

 果たして、百合子の運命はどうなるのか。
 耶雲は百合子を取り戻すことができるのか。


 基本的にはここからどんでん返しの話となるが、その種明かしのようなものが、後半早々に始まっていく。

 そのため、後半は物語の行き先を楽しむということではなく、前半の話に行き着く理由と目的が明かされていくのを観ていくという感じ。

 とは言え、目的達成のために、複雑で手の込んだ仕掛けを、時間をかけて行っていく様はなかなか面白いところもあったな。


 どんでん返しがある話ではあるが、どちらかと言うと、大切な人を失くした者の狂気を描いたような作品。

 最初思っていた話からは全く違う展開となり、そこも意外で面白い作品ではあった。

 あまりスッキリしたラストとは言えないかな。

/5

監督:瀧本智行
出演:岩田剛典、山本美月、斎藤工、浅見れいな、土村芳、北村一輝、Mummy-D、利重剛、小林且弥
    山田明郷、堀内正美、林泰文、永倉大輔、毎熊克哉、松田珠希、菊地麻衣、でんでん、円城寺あや
於:新宿ピカデリー

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