CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-175「王様の事件手帖」(韓国)

2018年08月15日 22時02分16秒 | 韓国映画
大きな亀が見えました
 1468年、朝鮮・漢陽。論語よりも解剖学、宮廷よりも事件現場を好むイェジョンは、事件を自身で直接見聞きして解決しないと気が済まない風変わりで聡明な王様。
 ある日、そんな王を補佐するため、学識があり、一度見たものは絶対に忘れないという天才的な記憶力を持つ新人史官のイソが任命される。やる気満々だが小心者で臆病、時おり間の抜けた行動で王の厳しい視線を浴びるイソ。
 そんななか、町中で突然人間の頭が燃え出す奇怪な事件が発生。
 王は科学的な知識を用い、イソは全ての見聞を総動員しながら、その真相を暴くために秘密裏に捜査を開始する。(「KINENOTE」より)


 朝鮮の王でありながら、自ら事件解決のため捜査するイェジョンと、新人官吏で天才的な記憶力を持つイソが相棒となり、怪事件を捜査する歴史ミステリー。

 王への謀反をはらみながら、人間の頭が突然発火するという事件、そして巨大怪魚の登場や、霊能力などの怪事件が起こり、二人は捜査する。

 イェジョンは聡明、イソはちょっと臆病なところがあり、そんな二人の探偵行は笑いもある。
 それ以上に事件解明の推理と経過が興味深い。

 同じような歴史探偵もので、先日鑑賞した「朝鮮名探偵 鬼(トッケビ)の秘密」は、怪事件は怪事件のままファンタジックな展開になっていたが、本作は、それなりに理屈に合った解決に導いていたな。

 ただ時代考証として合っているのか疑問な部分は幾つかあったかな。

 二人が事件を調査しているうちに、裏で陰謀が図られ、王位どころか命の危機にまで及ぶイェジョン。

 果たして、二人は事件を解決し、王位を守ることが出来るのか。

 怪事件の発生とその解明、同時に進行する陰謀と興味深い展開の作品。
 ちょっと変則的なバディものとしても楽しめる。

 ヒロインになるのかと思われる感じで登場した巫女。
 結局最後はどうなったんだろうな。

/5

監督:ムン・ヒョンソン
出演:イ・ソンギュン、アン・ジェホン、キム・ヒウォン、チュ・ジンモ、キョン・スジン、チョン・ヘイン
於:シネマート新宿

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