CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-174「ザ・ウォーター」(アメリカ)

2018年08月14日 21時02分15秒 | アメリカ映画
悪魔はいない、地獄はここに
 友人たちがシェアしているアパートを訪れたサラは、邸内のプールサイドでパーティをした日の夜から奇妙な出来事に襲われ始める。
 昼夜を問わずふとした瞬間に意識を失い、毎度恐ろしい幻覚を見て気が付くとプールの底に沈んでいる自分。渇きが癒えない身体、止まらない鼻血。
 水いっぱいのプールの中に何か邪悪なものがいる、いや、この水こそが「ナニカ」なのだ!
 アパートの住人たちが次々と水に囚われて消えていき、霊媒師さえ匙を投げるなかで、サラはこの超自然的な凶悪な怨霊と単身戦う覚悟をするが。(「作品資料」より)


 プールの水が意思を持って襲い来る恐怖を描いたサスペンス・ホラー。

 20時間かけて車でニューヨークからフロリダまでやって来たサラ。

 幼なじみのウィルが住むモーテルに滞在しようとしていたが、そこで幻覚に襲われ、気づくとプールの底にいるという事態が発生する。

 恐怖を感じたサラは別のモーテルへと避難するが、そこでも水に襲われ、更に住人たちにも危険が及ぶ。

 サラの身に起こったことを聞いて、ウィルは状況を見たわけでもないのに、意外とすぐに信じる。
 実は、ウィルの恋人、ルーシーが、出張と偽り、プールに潜む悪霊の正体を突き止め、退治するためギリシャへと渡っていることが発覚する。

 ルーシーはウィルはネット通話で話しながら、怨霊の正体を探るためある僧院へと向かうが、そこで恐怖に襲われる。

 ルーシーのギリシャでの顛末は、P.O.V.の体裁で描かれている。

 プールの秘密を知っているようなアレックスの言葉を頼りに、怨霊に立ち向かうことを決意するサラ。

 果たしてサラは、水に潜む怨霊を倒すことができるのか。


 プールの水に潜む怨霊の正体が、古代ギリシャから存在していたという、ちょっと壮大な話になっているが、話の展開自体は、限定的なもの。

 水を通じて襲って来るという感じであったが、ギリシャまで通じているのか。

 アレックスにも怪しい雰囲気があり、何かしら秘密を持っている感じ。

 音で驚かせるシーンも多く、実際驚かされるシーンもあるが、恐怖を感じるというより謎を解き明かすというミステリーとして楽しむ感じの作品かな。

/5
 
監督:ジョルジ・パデイ
出演:イツィアール・マルティネス、デニス・メンシア
    ラウル・ウォルダー、ナタリー・ブラックマン、ショーン・オーモンド
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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