感想にっき。

日々の感想・・・そして妄想など。
プチオタクの最近の苦労日記。

「はあ、なるほど」と納得する その2

2007-04-25 12:04:17 | ちょっと考えた。

人って誤解するものなのだなあ~っとか。

人って自分に似た人の気持ちはわかっても、似てない人の気持ちはわからないんだな~っとか。

人って相手のことがわかってると思ってもわかってないのかもしれないよな~っとか。

人間他人から見てもわかりやすく生きたほうが親切だよな~っとか。

そういうことを考えるようになったのは、とある出来事がきっかけです。

昔知り合いにすごくかわいらしい色白の女の子がいました。

線が細く女の子らしくって、頑丈なタイプの私とは大違いでした。

その子が・・・理由はナンだったか忘れちゃいましたが、先生に怒られていました。

見てても怖い状況なのにその子はニコニコ俯いて笑っていました。

その子の笑顔が消えないので、先生もよけいに興奮するみたいで、どんどん怒声は大きくなりました。

最後その子が突然泣くまで説教が続きました。

先生は言いました。

「こいつは全然真剣みがない!」

  ☆  ☆  ☆

先生にはその子がきっとニヤニヤしてるように思えたんだろうなっと思います。

しかし、私にはその子が困り果てて笑ってるように見えたのです。

その子は家庭的に複雑な環境で育った子でした。どういう家庭だったかは忘れましたが家庭内で不和があって、それでもそういう不幸さを感じさせない明るいタイプの人でした。

機能不全家庭とかACという言葉があるのですけど、そういう家庭に育った子どもの中には、ひょうきんな子や俗に言う優等生タイプの子がいるそうです。

家庭がすごいことになっているので、自分が「良い子」でないといけないと思っているそーな。

普通に幸せに暮らしてる人だったら、先生のこわーい説教で、多分すぐ泣いたのだと思います。

泣けば周りが守ってくれるのを本能的に知ってますから。

でも、自分が泣いたらいけない環境で育った子どもは泣くことが出来ないのだと思います。

どんなに辛くても笑うしかないんです。

その子は先生に怒られても、泣いたり困った顔をすることが出来なかったんだろうなあ・・・。

自分の心をそのまま出すことに慣れてなかったので・・・

最後の最後で、我慢できなくなるまで笑顔を貼り付けてたのだろうな~。

時々その子のことを思い出して、そう思います。

  ☆  ☆  ☆

そんなことがあってしばらくして、その子がそっと言いました。

「ゆめねさん、私と似てる気がする」

・・・・。

個人的に私も似てると思いましたが、、、

「人にわかりやすい生き方をしよう!」そう強く思った瞬間でもありました。


「はあ、なるほど~」と納得する

2007-04-25 11:26:33 | ちょっと考えた。

昨日家庭訪問がありました。

こどもの先生は何でも、学校の人気投票で1番になったというすごい先生らしいです。

私は仕事が忙しくってあまり学校の活動に参加できていません。

で、いろいろな情報に疎いのです。

来るまで、その先生がどんな顔やらどんな様子やらよくわかりませんでした。

来た先生は温和なやさしそうな女の先生でした。

普通に話しをして、先生が決まり文句のように「今のところモモちゃんは何でもきちんとしてて問題ないようですが、何かお子さんのことで心配はないですか」と言いました。

「ないです」と言うのが、私のいつもの返答なんですけど。

その先生を見てたら、ついポロッとちょっと気にしてる本音を言ってしまいました。

「心配なことは・・・この子は、すぐチャカすことです。ドラマの悲しい場面や、真面目にしなければいけない場面になると、とたんに賑やかになるんです・・・」

先生に言ってる意味わかるかなあって思いながら言ってみました。

ドラマなどで悲しい場面になるとソワソワして笑ってみせたりします。

学校でも多分そうなので、他人からみて冷たくうつらないか心配でした。

先生は穏やかな声で「でも、モモちゃんが一番敏感にそういうのを感じてるんですよね」

そう言いました。

私はハッとして「はあ、なるほどー」と納得しました。

人気投票1番になるわけだ。

人の心ってなかなかわかりませんよね。

笑ってるから楽しいとは限らないし。

うちの子は真剣な場面などにはたえられず、チャカしたくなるタイプらしいです。

でもそういう微妙な心理はわかりにくいので誤解されやすいのでないかと心配してます。

誤解されるのは本人も悪いと常々説教してるのですけど。

・・・しかし、この先生は初めから決め付けずに「わかろうと努力してくれてる先生なんだなあ・・・人を信じるやさしい尺度で解釈しようとしてくれる先生なんだな」・・・

と、ちょっと、感動しました。

人気投票1位も納得した瞬間でした。

面白いから今後も機会があったらこの先生を観察したい!と思ってしまった。