四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

小椋佳 『屋根のない車』

2020-05-20 10:54:48 | 音楽
♪ある日公園で みたことのない大きな鳥がいた
 みたことのない輝く鳥がいた
 屋根のない車にのって 俺は追いかけた

 空をかける その鳥を追い 街をすぎ去った
 その鳥を追い 丘をすぎ去った
 屋根のない車にのって 俺は追いかけた

 ある日野原に 鳥はおりたち
 鳥のそば近く みたことのない かわいい娘がいた
 屋根のない車をおりて 俺は近づいた
  
 鳥はとびたち 俺と娘は小屋をつくって
 俺と娘は 一緒にくらした
 屋根のない車は もう俺は忘れはて

 ある日野原に みたことのある鳥が飛んでゆく
 みたことのある 車が追いかける
 屋根のない車にのって 俺はいかなきゃもう一度
  俺もいかなきゃもう一度

小椋佳の初期の作品『屋根のない車』
2ndアルバム「雨」に収録されています。

歌は3分のドラマともいう。
この歌、目を閉じてじっくりと聴いていると
頭の中に情景が浮かび、自分なりのドラマが生まれる。

1stアルバム「青春ー砂漠の少年ー」

歌と歌の間にナレーション(語り)が入る。
ナレーションには岡田裕介、森和代が担当している。

2ndアルバム「雨」

こちらも同じく語りが入る
ナレーションには岡田裕介と六角江美子が担当。

この2枚のアルバムは一つのドラマ仕立てになっている。
歌の間の二人の語りがいい。

この2枚のアルバムを再編集したアルバムが
『少しは愛をくださいー雨の中の青春ー」

ナレーションは小倉一郎と秋谷陽子

このコピーがまたいい
「青春の休止符が雨粒だとすれば、
 青春の終止符は雨の晴れ間でありたい。
 そして今、雨の晴れ間に、雲間よりもれてくる陽の光のように
 さりげなく、あなたに語りかけたい・・・・」

初期の名曲が詰まっている。
『屋根のない車』をはじめ1曲1曲、すべての曲に情景が浮かぶ。
そして全体を通して聴くと一つのドラマになっているのです。

疲れた時などにこのCDを聴くと心が癒されるのです。
コメント
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