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DAZN観戦 2022年J2リーグ第23節 レノファ山口FCvsヴァンフォーレ甲府

2022-06-30 16:01:49 | サッカー視聴記(2022年J2)

※前回の山口の記事はこちら(21節・岡山戦、0-1)
※前回の甲府の記事は↓
※前回の両クラブの対戦はこちら(16節、甲府 1-1 山口)

<前節からの変更>

山口=前節休ませていた主力選手を復帰させた結果、4人変更。渡部・橋本・佐藤謙介・池上が復帰し、それぞれそのままセンターバック・左サイドバック・アンカー・インサイドハーフに入る。ただヘナンが前節退場で出場停止となったため、渡部の代役であった菊地が予定変更し連続スタメンに。尚、4日前の天皇杯からは上記4人に加え、生駒・田中・大槻も継続してスタメン。

甲府=前節からは、ウィリアン・リラ→三平(1トップ)と小林→荒木(左ウイングバック)の2人のみ。4日前の天皇杯でのスタメン組からは三平・荒木に加えて大和が新規に入る。レギュラー陣では須貝・浦上・山田陸が3戦ともスタメンを続ける。

スタメン

間に挟まれた天皇杯3回戦では、結構な数の主力選手をスタメン起用していた両クラブ。
その甲斐あって甲府はJ1の札幌に下克上を果たし、山口も神戸相手に後一歩で勝利、という試合を演じました。(ただしともにJ1のリーグ戦では不調の相手)
果たしてそれを勢いに変えられるのはどちらか、といった戦い。

開始して間もない前半1分に早くも甲府が好機を掴み。
右サイドでの前進が阻まれるも、須貝の裏を突くミドルパスに鳥海が走り込んで受け、エリア内右からシュート。(GK関セーブ)
続く2分には山口の縦パスをリベロの浦上が前に出てカットし、そのまま前線に繋げて長谷川がシュート(ブロック)と、積極的な姿勢が目立つ入りとなります。

積極性には積極性で対抗したい山口、6分に立て続けに敵陣でのボール奪取から好機を作り。
2度目の大槻のボール奪取から、拾った池上がミドルシュートを放つもゴール左へと外れ。
持ち味のプレッシングを活かさんと振る舞いますが、以降は今一つそれが嵌らずに時間が進んでいき。
3トップが3人とも甲府の3バックをチェックしにいく体勢を採っていましたが、以降は甲府の素早いサイドへの展開に対し無効化される事が多くなっていきます。
そのためか攻撃でも積極性を失い、従来の5レーンを活かしたパスワークが影を潜めるようになり。
普段よりもロングボールの多様に針が振れており、その分攻撃機会も相手に上回られるといった展開。

願わくば有利なうちにリードを奪いたい甲府でしたが、1得点以下の試合が10戦続いている状況もあり、それは果たせず。
11分には右サイドから須貝が縦パス、関口のスルーを経て前に出ていた林田が受け、奥からマイナスのクロス。
ニアサイドでの鳥海のスルーを交え、長谷川がシュートするもブロックに阻まれ。
フィニッシュには辿り着くも、得点への道のりは遠そうな予感をこの日も孕ませている内に時間は進み。
そして20分には、浦上のGKへのバックパスがややズレてゴールラインを割り、山口にコーナーキックを与えるという流れを失うプレーを演じてしまいます。(そのCKから、山口・田中がボレーシュートを放つも枠外)

ここから山口が攻撃リズムを掴み、相変わらず甲府のプレッシングをかわすようなロングパスの多用が目立つ中、じわりじわりと地上でのパス主体の攻撃も交え。
また守備の面では、両ウイングを退かせた(甲府のWBをチェックする姿勢)うえで、池上が前線に上がるという4-4-2の形へと変更。
これでバランスが良くなり、甲府のサイドアタックへの防御態勢も盤石といった感じでした。
28分、佐藤謙の縦パスを池上がフリックして大槻に渡り、さらにスルーパスと縦に速い攻撃でエリア内を突き。
受けた沼田がエリア内左で細かいフェイントからシュートを放つも、GK河田のセーブに遭ってゴールならず。

山口の方も有利な時間帯に持ち込んだものの、得点を挙げられず。
劣勢になった甲府は裏狙いのロングパスを多用するものの、オフサイドを量産するのみに終わり。
結局お互い様と言わんばかりに、スコアレスで前半を終えます。

ハーフタイムでは両サイドとも動きは無く。
甲府のキックオフで後半が始まる……と思われた際、後ろに蹴り出す体勢を採った三平が、その後ろ向きのままボールに触れてしまうという珍プレーから始まり。
やり直しとなるもすぐに山口に攻撃権が移り変わり、GK関のロングフィードの跳ね返りが前線に渡ると、沼田が左からのカットインでエリア内を突いてシュート。(GK河田キャッチ)
先制攻撃を受けた甲府でしたが続く2分にはやり返し、左サイドを長谷川のドリブルで前進後パスワークを展開したのち、長谷川のクロスがファーサイドの関口に収まり。
山口・橋本をかわしてシュートを放った関口でしたが、GK関のファインセーブに阻まれます。

前半とは一転して、交互に好機を迎えるといった流れが描かれ。
7分には山口が左サイドでの前進から橋本がエリア内左を突き、池上のボールキープがこぼれた所を大槻が走り込んでシュートするも枠外に。
続く8分には甲府が、左サイド手前からのクロスが流れた所を関口が拾い、鳥海がエリア内右奥を突いてマイナスのクロス。
これをニアで三平が合わせにいくも、眼前で山口・渡部にブロックされて防がれ。

好ゲームの様相になって来ましたが、注意したいのがラフプレーへの傾倒でもあり。
前回対戦時も、終盤に甲府・宮崎がGKへのチャージで一発退場の処分を受ける等、白熱する展開が不可抗力を生んでしまうのは十分に考えられる事。
それが顔を出したのが14分の山口の攻撃で、佐藤謙の裏へのミドルパスをエリア内で受けた沼田、そのままシュートにいったもののGK河田が先んじてボールを抑え。
すると勢い余って河田をチャージしてしまった沼田、前回の宮崎の退場を嫌でも彷彿とさせるシーンを作ってしまいました。
足を痛めて倒れ込んだ河田でしたが、1分程して無事に起き上がり。

幸い沼田には何も出ず終わったものの、これによりカードが飛び交う流れが出来てしまったか。
16分にはこぼれ球への競り合いで、荒木をスライディングで倒した山口・池上が警告を受け。
20分にはハンドを犯した甲府・浦上が、腕を伸ばしていたとされてこれまた警告を受け。
さらに25分には山口の攻撃で、右サイドから田中が裏を突く浮き球のパスをエリア内へ送ると、反応した沼田が抜け出し。
たまらず甲府・関口が引っ張った事で倒れた沼田でしたが、逆にシミュレーションの反則を取られてしまい、これに抗議した高木に対し警告。
多種多様の警告が飛び交う有様となってしまいます。

試合の方は、19分に山口が最初に動き大槻→吉岡へと交代。
これにより右WGの高木がセンターフォワードに回りましたが、攻守に貢献していた大槻が退いた事と、布陣変更で以降後手に回る事となった山口。
好機は前述のシミュレーションを取られた場面のみと、苦しい状況を強いられます。
それでも目立つのは反則のシーン、となっていた試合絵図。
このままスコアレスで終わりかねない流れを打破するため、28分に3枚替えを敢行した甲府・吉田達磨監督。
三平・荒木・林田→リラ・小林・宮崎へと交代しました。(林田が抜けたボランチには長谷川が回る)
するとついにスコアが動くという、判り易い移り変わりを描きます。

30分、最終ラインでのパス回しから山田陸が右サイド裏へとミドルパス、走り込んだリラがクロスを入れる流れに。
しかしブロックの渡部に当たったボールはゴール方向へと浮き上がり、これがGK関の頭を越えてゴール内へと吸い込まれてしまいます。
半分オウンゴールというような、リラの得点が生まれて先制した甲府。
不運な形でビハインドとなった山口は、直後に高木・佐藤謙→兒玉・神垣へと交代します。

ラッキーゴールという形で勝負が決まったとなればスッキリしないものであり。
それをサッカーの神様も感じていたのか、その3分後の33分でした。
自陣でのフリーキックを素早く始め、左サイドへ送ったのち沼田がクロス。
これを池上がファーサイドで合わせヘディングシュート、ゴールネットを揺らして同点に追い付きます。
安堵する山口サイドを尻目に、クロスをクリアしにいって果たせなかった甲府・大和が足を攣らせてしまい、交代の措置が採られ。
今季初スタメンでの意気込み(散々放送席で語られていた)の通りに無失点でここまで抑えていただけに、無念の交代となってしまいました。(野澤陸を同ポジションで投入)

一気に試合を決めたい山口は、ストロングポイントである左サイドからの攻撃を前面に押し出し。
36分にはその左サイドで細かく繋ぎ、エリア内左から田中の横パスを兒玉がシュートするもブロックされて勝ち越しならず。
一方の甲府は続く37分、ロングパスを受けた宮崎がそのまま遠目から撃ちにいくも、クリアにいった山口・菊地の頭部を蹴る形となってしまい反則。
また退場になりかねないシーンを作ってしまいます。(警告止まり)
尚も38分にはドリブルする須貝が山口・渡部に奪われた際、そのまま渡部を引っ張ってしまい反則を取られ。
これにより両軍ヒートアップするなど、終盤を迎えた事で熱戦故のラフプレーへの傾倒傾向が強まっていきます。

41分に共に最後のカードを使い、山口は池上→山瀬・甲府は鳥海→飯島へと交代。
判定で揉める事が多くなってきた(44分には橋本が須貝にエリアライン際で倒されるもノーファールだったため再度揉める)ため、珍妙な雰囲気にも包まれながらも最後の攻防へ。

45分に再度左サイドアタックを仕掛ける山口、細かいパスワークを経て沼田がカットイン、そしてエリア手前からシュートを放つもGK河田がキャッチ。
終盤に来てもショートパス主体で好機を作る山口。
そのままアディショナルタイムも主導権を握りたい所でしたが、その最初の場面では逆にパスミスから甲府のカウンターを招いてしまい。
長谷川がドリブルを経てエリアライン寸前からシュート(ブロック)と逆襲を受けたのを切欠に、甲府の好機が続く事となります。
その最中にGK関と飯島が交錯するという具合に、ヒヤリとする場面は最後まで続き。

そして山口のゴールライン際で、リラがハンドの反則を取られたのが疑惑(先にラインを割っていたかどうか)となると共に、勝負の分かれ目にもなりました。
ここから山口が最後の攻撃を仕掛け、一旦はクリアされるも敵陣で神垣が拾い、中央やや左でパスを受けた橋本が思い切って遠目からシュート。
これに甲府サイドは意表を突かれたか、手前でワンバウンドしたボールがゴール右を捉えてネットに突き刺さり。
劇的な勝ち越し弾に山口サイド(andホームスタジアムの観衆)が沸き上がる中、試合終了の笛が鳴り響き。
ラストチャンスで勝ち越しという、これ以上無い理想の形で勝ち点3を得た山口。

一方天国の裏には地獄……と言わんばかりに、試合終了後には最後の攻撃前の判定を巡って甲府・吉田監督が審判団に猛抗議。
しかし当然覆る事は無く警告を受ける吉田氏、その刹那に切り替えて山口・名塚善寛監督と握手を交わす姿は痛々しくもありました。

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DAZN観戦 2022年J1リーグ第18節 京都サンガFCvs湘南ベルマーレ

2022-06-29 17:01:10 | サッカー視聴記(2022年J1)

<京都スタメン> 4-1-2-3
GK 上福元
RSB 飯田 CB アピアタウィア久 CB 麻田 LSB 荻原
DH 井上
IH 金子 IH 武富
RWG 豊川 CF ピーター・ウタカ LWG 荒木
<湘南スタメン> 3-3-2-2(3-1-4-2)
GK 谷
RCB 舘 CCB 大岩 LCB 杉岡
RWB 石原 DH 田中 LWB 高橋
IH 池田 IH 茨田
FW 瀬川 FW 町野

前回の同カードの記事(4節)

J1も折り返しとなり、2巡目最初のカード。
残留争いに目を向けると神戸以外は横一線といった状況で、その要因は湘南の盛り返しにあり。
直近5試合で3勝を挙げ(2敗)、特に15節・川崎戦での大勝(4-0)が白眉で、衰え気味の王者を粉砕。

その間にFW町野が5得点を挙げ、待望のスコアラーが誕生したのが大きいでしょうか。
それでもチーム総得点は15と試合数より少ない状況で、今までどれだけ決定力が低かったのかと言いたくもなりますが、逆に後半戦に向けて上昇機運を描くだけという期待も高く。
迎えた最初のカードは、再び曺貴裁(チョウキジェ)氏率いる京都との対決になりました。
その因縁深き対戦で、金子・武富といった元湘南の選手をスタメン起用するなど、真っ向勝負の姿勢で挑む曺氏。(前回対戦時はそれに松田も加わっていましたが)

お互いにプレッシングが持ち味なチームとあり、「ザ・コンパクトフィールド」と釘打ちたくなるような試合絵図となります。
そのハイプレスをかわすようなロングボールの蹴り合いという立ち上がりを経て、最初にフィニッシュに辿り着いたのは湘南。(前半8分)
町野の前進を京都・アピアタウィアに倒され止められるも瀬川が拾ってアドバンテージ、すかさずエリア内へスルーパスが送られると、受けた池田がシュートしますがGK上福元がセーブ。
13分にも左サイドで高橋のボール奪取から、スルーパスを走り込んで受けた町野がエリア内を突いてシュート。
右サイドネットに突き刺したものの、オフサイドとなり残念ながらノーゴール。
中盤でのボールの奪い合いを制したうえで、前掛かりとなった相手の背後を素早く突く攻撃でゴールを脅かします。

一方の京都は劣勢を受け、後方からのロングボールを供給する攻め方を継続。
ウタカのみならず、右ウイングで起用された豊川もターゲットになれる存在なのが幸いし、攻撃を散らす事には成功します。
同じタイプのチームらしく、京都も何度かボール奪取から好機を作りましたが、湘南とは対照的にエリア内へのパスが繋がらずシュートを放てないシーンが目立ち。

流れが変わったのが24分、ゴールキックの豊川目掛けたロングフィードの跳ね返りから、飯田のラフな縦パスを荒木がさらにエリア内へ浮き球を送り。
そしてそこにウタカが走り込んで受けましたが、放たれたループ気味のシュートは角度が無かったのもありゴール上へ外れ。
貫いていた攻撃から一つフィニッシュが生まれると、好循環を得るのは当然でもあり。
29分には湘南のパスミスをダイレクトで武富が縦パス、受けた荒木がエリア内右を突いてシュート。
ブロックされて右コーナーキックを得ると、ここでも得意手であるサインプレーを披露し、キッカー荻原の低いクロスをニアサイドで武富がフリックでエリア外へ。
そして中央から金子がボレーシュートを放ったものの、ゴール右へと外れ惜しくもモノに出来ません。

対する湘南も、主体的な攻撃ではロングボールを町野はじめ前線に収めさせたうえで、ショートパスを繋ぐ手法を取り。
34分にはそこからCKを得て、一旦切られるも右サイド深めで大岩がボール奪取しすかさずクロス。
中央で瀬川がジャンピングボレーを放たんとしましたが、ミートせず枠外に。
長短織り交ぜる分湘南が優勢という印象で、京都は38分に井上が茨田に対するアフターチャージで反則・警告を受ける等、守備面で苦戦気味の様相でした。

そんな流れのまま迎えたアディショナルタイム、京都は最終ラインでのボール回しから、麻田のロングパス一発でウタカが裏を取り。
そしてエリア内でGKと一対一に持ち込んだものの、谷を左にかわして放ったシュートがゴール左へ外れると共に、オフサイドの笛も鳴り。
押し気味の湘南にとっても、前に出るか退くかの選択を間違うと事故に繋がりかねないという懸念を抱かせるシーンとなったのを最後に、前半を終えます。

京都は苦労していた守備を改善せんと、ハーフタイムに動き。
アピアタウィア・荒木→メンデス・福岡へ2枚替えを敢行すると共に、フォーメーションも弄ります。
<後半からの京都> 3-3-2-2(3-1-4-2)
GK 上福元
RCB 井上 CCB 麻田 LCB メンデス
RWB 飯田 DH 福岡 LWB 荻原
IH 金子 IH 武富
FW 豊川 FW ウタカ
湘南と同一のものに変更し、ガチンコ勝負の色を強めに掛かり。

京都のキックオフで幕を開けた後半、いきなりセンターサークルからのドリブルを選択と意表を突きにいき。(とはいっても、曺氏が監督になってから良く見られる光景ではありますが)
その武富のドリブルを湘南・町野が反則で止めた事で、同一フォーメーション(といっても2トップに対する3バックなのでミラーゲームとは呼び辛い)故の激しいデュエル合戦の幕が開けます。

カードが飛び交いそうな予感も孕ませましたが、その通りに後半9分にクリアした京都・荻原が湘南・池田のアフターチャージを受けて反則、池田に警告。
続く11分にはこぼれ球に対し湘南・茨田が拾いにいった所、武富に後ろから倒されて反則、武富に警告。
この時さらにボールを蹴り出した京都・福岡にも遅延行為で警告が出される等、量産体制となります。
尚この場面の際に武富の反則の直前に、エアバトルの際に京都・麻田が湘南・瀬川の肘打ちを受けてしまっていた(反則無し)事を付け加えておくべきでしょうか。
その後反則の際に、犯した側がヒートアップするといったシーンも数多あり、審判団(主審=西村雄一氏)にとって難しい捌きを強いられたようでありました。
結局この後の西村氏のゲームコントロールもあり、これを最後に警告は出ず。

激しいぶつかり合いにより、双方中々フィニッシュまで繋げられない時間が長く続き。
20分に荻原→白井に交代と、先んじて動き流れを変えようとする京都ベンチ。
しかし最初にフィニッシュに辿り着いたのは湘南の方で、22分一旦縦パスがカットされるも拾い直した杉岡がドリブルで持ち運び。
そしてエリア内へ走り込む瀬川に対しシュート気味に縦パスを送るも、ブロックされてCKに。
その左CKからも、クロスの跳ね返りをエリア内左からダイレクトで高橋がシュート。(枠外)

対する京都サイドも、24分に井上ロングパス→豊川フリックでウタカがエリア内右で受ける絶好機が生まれ。
前に出て来たGK谷をかわしたウタカが中央からシュートするも、湘南・杉岡のブロックに阻まれ先制ならず。
その直後には湘南がカウンターからクロス攻勢、高橋が先程と同様にこぼれ球をエリア内左からダイレクトでシュートしましたが、結果も同じもの(枠外)となり。

交代を切欠にシュートの撃ち合いへと生まれ変わりましたが、京都に最初に動いたツケが表れ始め。
25分に豊川が足を攣ってしまい続行不能となり、大前へと交代。
同時に湘南も最初のカードを切り、茨田・池田→タリク・大橋へと2枚替えを敢行します。

暑さ故仕方無いにせよ、体力勝負で負けるという様相を見せてしまったのが影響したか、ここから湘南ペースへと切り替わり。(尚、32分にも飯田が足を攣ったものの交代は無し)
30分敵陣左サイドでタリクがボール奪取し町野→大橋と経由、大橋がエリア内へ縦突破を図ってこぼれた所を、走り込んできたタリクがシュート。
強烈なボールを、福岡が顔面ブロックという防ぎ方で何とか守る京都。
苦境が露わになる中で、35分にはゴールキックの際に、メンデスを前に出してそこに合わせるという方法で好機を作らんとし。
しかしそれが仇となってこぼれ球を大岩が蹴り出して湘南の逆襲、メンデス不在の右サイド(京都から見て左サイド)を突く結果となり、町野が京都・麻田のアタックを振り切って中央へパス。
受けたタリクがエリア内からシュートしますが、今度はGK上福元が前に出てのセーブで防ぎます。

京都の足が止まりがちになるなか、湘南はさらにカードを切り38分に田中・高橋→米本・畑に交代。
流れを決定的なものにすると、止めを刺したのも投入された2人の連係からでした。
京都が41分に武富→宮吉に交代、先んじて交代枠を使いきったという所で迎えた42分。
米本・瀬川・タリクのパスワークが中央で繰り広げられたのち、米本の左ハーフレーンからのスルーパスがエリア内左奥を突くと、大外から走り込んだ畑がマイナスのクロス。
そしてニアサイド寄りで町野が右足で合わせたシュートがゴール右へと突き刺さり。
待望の先制点を挙げたのは、やはりチームのトップスコアラーでした。

直後にその町野を交代させ(ウェリントンを投入)、後はリードを守るのみという体勢を取る湘南。
キックオフ直後、京都はやはりメンデスを前に上げてターゲットを務める方法で好機を作り、左サイドから上がったボールを大前がフリック。
エリア内への浮き球をメンデスが収めんとしますが、こぼれた所をGK谷が抑えて実らず。

既に速攻は出来ない状況であり、空中戦を制するしかないという京都の攻撃。
それに対処する湘南、道中(大前との競り合いで)着地に失敗した石原が頭部を痛めるというシーンも生まれたものの、破綻する事は無く。
ATには右サイドでウェリントンや石原がドリブルで抜け出し、奥でボールキープする場面を作って時間を進めるという盤石の立ち回りも見せます。
そして虎の子の1点を守り切り、試合終了の時を迎え。
恩師との対決を1勝1分という勝ち越しで終えた湘南、残留へ光が灯った格好となったでしょうか。

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DAZN観戦 2022年J2リーグ第23節 横浜FCvsアルビレックス新潟

2022-06-28 16:02:29 | サッカー視聴記(2022年J2)

※前回の横浜FCの記事はこちら(21節・金沢戦、1-1)
※前回の新潟の記事はこちら(20節・徳島戦、1-1)

<前節からの変更>

横浜FC=累積警告で出場停止のサウロ・ミネイロに代わり渡邉で、小川が1トップを務めてシャドーに渡邉。変更はこれだけで、4日前の天皇杯からはスタメンの継続は無し。

新潟=3人を入れ替え。センターバックの一角が田上→千葉・ボランチの一角が高(累積警告で出場停止)→・1トップが谷口→鈴木。天皇杯は既に2回戦敗退しているので無し。

スタメン

2巡目が始まるやいなや、3すくみとなっている上位同士の対決が連続で組まれている横浜FC。
前節の仙台戦(3-2)は、シュート数・支配率ともに相手を上回られながらも、点の取り合いを制するという勝利の仕方となり。
自動昇格圏を激しく争う中で、「内容よりも結果」というフェイズに突入した感じですが、この日もその印象はより強まる結果となりました。
相手は6戦無敗を継続中(5勝1分)の新潟で、その切欠が自身にある(17節・0-3)とあっては、リベンジ達成はマストと言える状況なので尚更でしょう。

新潟のボールポゼッションに対し、オリジナルフォーメーション(3-4-2-1)に変化を加えて迎え撃つ横浜FC。
4-4-2へと可変し、果敢なプレッシングで対抗する姿勢を取り、「何としてでも勝つ」心意気を立ち上がりから見せていきます。
新潟の最終ライン→ボランチへのパス出しに対しても、ハイネル・和田のドイスボランチが積極的に前に出て、ビルドアップを封じ込めに掛かり。
入りでコーナーキックを何本か得るなど押し込んだ新潟でしたが、この横浜FCのディフェンスを受け、本来のパスワークを乱される結果となりペースを失っていきます。

ボール支配では後手に回る横浜FCですが、前半14分には新潟のパスミスから長谷川竜也がドリブルで仕掛けるカウンター(シュートには繋がらず)を展開。
16分には敵陣でイサカ・ゼインがボールカットし、中央で拾った小川がそのままミドルシュートを放つ(新潟・舞行龍ジェームズがブロック)など、思惑がハッキリした攻撃を見せます。
即ち「支配率は二の次で、プレッシングによるボール奪取からの素早い攻撃」というゲームプラン。

そして19分に先制点に辿り着く訳ですが、ここはGKスペンド・ブローダーセンからの組み立てでした。
左→右→左とサイドを移してパスを繋いでいき、長谷川竜の左サイド手前からのクロスに、小川がヘッドで合わせネットを揺らし。
新潟CB・舞行龍の裏を突くピンポイントクロスに、背中側で小川が走り込むという絵的に美しいフィニッシュで締め、リードを得た横浜FC。

既に猛暑という事で、飲水タイムが導入されたこの日。(22分)
反撃したい新潟は26分、CBから縦パスを打ち込み続けたのち、星がエリア内を突いてこぼれた所を鈴木が走り込んでシュート。(ブロック)
ポゼッションを高めつつ、相手守備陣にプレッシャーを与えて好機を伺うという攻め方。
しかしそのプレッシャーが別の方向に作用したようで、直後の27分にロングボールを鈴木が収めにいった所、横浜FC・ガブリエウと競り合うなか腕でチャージしてしまい。
こぼれ球を拾いにいってさらにガブリエウを倒して反則となった所で、激高したガブリエウに報復で押し倒される事態が発生する事となります。
両軍ヒートアップした末に、鈴木・ガブリエウ両名に警告が出された事で何とか収まり。

こうした珍妙なシーンもあり、中々反撃機運が高まらない新潟。
一方の横浜FCも、34分にはそのガブリエウが、先程のチャージの影響か突如蹲ってしまいプレーが切られ。
ピッチ外に出る事態となりましたが、2分後に何とか復帰。
気を取り直して攻める新潟、38分に左サイドのスローインからのパスワークを経て、本間がカットインでエリア内を突いてシュート。(GKブローダーセンキャッチ)
「新潟の至宝」と称される存在の本間の力で、状況打破に掛かります。

しかし試合が珍妙な流れに傾くのには逆らえなかったようで、39分に再び判定絡みで騒然となり。
新潟・舞行龍のGKへのバックパスがミスとなった所に、すかさず走り込んだ横浜FC・渡邉。
そこで舞行龍の脚に引っ掛かって倒れてしまいましたが、反則の笛が鳴らなかった事で、横浜FCのホーム(ニッパツ三ツ沢球技場)らしく周囲はどよめき一色となります。
これ以降、反則らしきチャージがあっても主審(榎本一慶氏)の笛が鳴らないというシーンが目立ち。
あまりの多さに、先程その餌食となった渡邉が異議で警告を受ける(41分)という副産物も生まれてしまった横浜FC。

そんな中ボール支配して攻め上がる新潟でしたが、本間のカットインからのミドルシュートが味方の高木に当たる(40分)という具合に、気まずい雰囲気が影響したように結果を出せず。
それでも冷静さを保ちたいのは横浜FCであり、新潟の攻勢を受けつつも、何とか1-0のままハーフタイムまで逃げ切りました。

共に交代無く迎えた後半。
パスミスで相手にCKを与える入りとなった新潟でしたが、その後は横浜FCのお株を奪う、果敢なプレッシングで反撃体制を作り。
その中で後半3分に横浜FC・長谷川竜のドリブルをスライディングで倒した島田が警告を受けるなどしましたが、積極的な姿勢がフィニッシュシーンを呼び込みます。

7分敵陣右サイドでパスワークを遮断されるも藤原が奪い返し、拾った鈴木が高木とのワンツーでエリア内右を突いてシュート。
しかしGKブローダーセンがセーブし、クリアボールを尚も右サイドで繋ぎ、再びエリア内右から高木がシュートするも枠外に。
13分には左サイド~中央間でパスを繋ぎ前進、斜めの縦パス→ポストプレイも交えつつ、最後は本間が左ハーフレーン・エリア手前からダイレクトでのシュート。
しかしこれもGKブローダーセンが右手一本のファインセーブで防ぎ。

新潟のプレスの前に苦しさが滲み出る横浜FC。
ボランチのハイネルがやや顕著で、9分にはガブリエウからのパスをダイレクトでラフに上空へ蹴る、というやり方で何とかプレッシングをかわし。(その後渡邉が繋いだ事で好機に繋がる)
17分には原因不明の警告を受ける(アドバンテージで流された分か?)等、新潟の圧力を受ける被害が露わになっていきます。
本間が細かいタッチでのキープを何度も見せる等、新潟の敵陣でのボール支配が目立っていく展開。
しかしGKブローダーセンの好守も交えながら失点を防ぎつつ、後半の飲水タイムへ。(23分)

明ける際に横浜FCベンチが先に動き、前述の被害が目立ってきたハイネルに代わって齋藤を投入。(25分)
するとその直後にスコアも動きます。
ゴールキックのロングフィードから、相手クリアを拾った和田がプレッシングを受けながらもキープしてパス、それを受けた長谷川竜が浮き球のままスルーパスを送ると、裏を取った渡邉がエリア内右からシュート。
左サイドネットに突き刺さるゴールとなり、苦しい時間帯を覆す追加点を得た横浜FC。

一方、前述の場面では和田を囲みにいったものの奪えなかったのが全てとなってしまった新潟。
尚もその直後(26分)に和田の浮き球のコントロールから繋がれ、小川に際どいシュートを放たれる(ゴール右へ外れる)など退潮著しいといった感じであり。
流れを変えるべく27分に鈴木→谷口へ、30分に島田→秋山へと交代していきましたが、それは果たせずに横浜FCの連続攻撃を浴びる事となってしまい。
36分にはパスミスから横浜FCが攻撃、左→右へのサイドチェンジを経て、エリア内右へのスルーパスに走り込んだイサカ。
そしてカットインを経て中央へ横パスを送り、小川が待ち構えるもその前で何とかクリア。
尚も拾って繋ぐ横浜FCでしたが、この際に勢い余ったイサカがGK小島と交錯してしまっており、オフサイドポジションから戻れないイサカに対しパスが出された事で終わってしまい3点目はならず。
同時にチームのペース事態も終焉を迎えてしまいます。

何とか反撃の流れを作った新潟ですが、残り少ない時間。
38分には右サイドに本間も逆から加わってパスワークを経て秋山がサイドチェンジ、手薄な左から堀米の縦パスが打ち込まれ、中央で受けた谷口が反転してシュート。
しかしブロックを掠めてゴール左へと外れてしまい。
その後40分に双方選手交代。
横浜FCはイサカ(先程の交錯の影響か)・長谷川竜→山下・松浦へと2枚替え。
新潟は本間を諦める選択を取り高木と共に、シマブク・カズヨシと伊藤涼太郎を投入します。

最終局面に入ったものの、敵陣でパスを繋ぐも攻めあぐむ新潟。
それに対しボールカットを目立たせたのち、ボールキープを重視して時計を進めていく横浜FC。
試合前の意気込み通りに勝利への、そして首位交代への進撃を止めず、とうとうアディショナルタイムへ。

そのATで中村拓海が足を攣らせてしまった事で、最後の交代を敢行する横浜FC。(中村拓・和田→武田・田部井)
新潟はセットプレー(右CK)から、クロスの跳ね返りを星が中央からダイレクトでシュートしましたが枠を捉えられず。
飲水タイム導入(+中村拓が倒れたシーン)で従来より長くなったATですが、有効な手立ては取れない新潟。
とうとうゴールを割る事は出来ず、試合終了の笛が鳴り響き。

前節に続き、シュート数・支配率で上回られながらも意地全開といった勝利を果たした横浜FC。
上位対決においての心構えを貫いたのは見事ですが、裏を返せば結果だけを求めたという姿勢でもあり。
その反動が今後現れるか否かが、順位争いのキーとなりそうです。

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DAZN観戦 2022年J2リーグ第23節 ベガルタ仙台vsモンテディオ山形

2022-06-27 16:02:37 | サッカー視聴記(2022年J2)

※前回の仙台の記事はこちら(15節・長崎戦、2-0)
※前回の山形の記事はこちら(20節・琉球戦、4-0)

<前節からの変更>

仙台=前節からは3人変更。GKがストイシッチ→杉本・センターバックの一角が吉野→若狭・左サイドバックが石原→内田と、ディフェンス面の建て直しという意図が伺える変更。3日前の天皇杯3回戦からはGK杉本・若狭の2人が継続してスタメン。なお、長期離脱していた蜂須賀が(天皇杯でのスタメン出場を経て)今季初めてベンチに入る。

山形=前節負傷交代したデラトーレ、アンダー代表帰りの半田と様々な要因を踏まえての変更。デラトーレ・山田康太→河合・半田と2人代えたうえで、チアゴ・アウベスを右サイドハーフからFWへ、川井を右SB→右SHへと流用。河合はボランチでは無く山田康と同じセカンドトップ、半田は本職の右SBへと入る。

スタメン

負けられないダービーマッチも、2巡目という事で今季2度目。

この「みちのくダービー」のみならず、過去2年間で秋田・岩手がJ2へ昇格してきた事で、ひしめき合う状態になりつつある東北県。
それを踏まえて山形側の呼びかけで「奥州合戦」という新たなダービーマッチが生まれた(?)のは周知の通りですが、仙台はその輪には加わらず。
長年J1の地位を保っていたプライドがそうさせたのか、ないしは「すぐにまたJ1に上がる腹積もりなので無意味」と判断したのか。
確かに自動昇格圏を狙う立場と同一リーグ内であっても格上感はありますが、果たして昇格を逃してしまったら今後どうするつもりなのか。
フロントの見解が気になる所……とまあ、外野の勝手な憶測の域なのですが。

ともかく、今季2度目のダービーのキックオフの笛が吹かれたその刹那。
ロングボール→富樫フリックからのボールを受けようとした仙台・中山に対する、山形・松本怜大の挨拶代わりと言わんばかりの反則で、仙台がエリアからすぐ手前という位置でのフリーキックを得。
そしてキッカー中島が直接シュート(壁を直撃)という波乱含みの幕開けとなりました。

この反則のシーンはじめ、ターゲットへのロングパス中心に仙台が組み立てを見せた立ち上がり。
一方山形のそれは最終ラインで繋ぐ姿勢を見せるも、仙台のプレッシングに対してどうするかという問いを押し付けられます。
前半6分、河合の左サイドでのドリブルから好機が生まれ、中央でこぼれた所をチアゴがシュート。(枠外)
続く8分には仙台のプレスをGK後藤のミドルフィードで脱出しますが、中盤で奪われてチャンスには繋がらず。

この対立軸がどんな展開になるかと思われましたが、仙台も続く9分には右サイドを名倉がドリブルして好機を生み出し。
真瀬のグラウンダーでのクロスはクリアされるも、最終ラインに戻したのち逆の左から攻撃し、エリア内左へのスルーパスに走り込んだ中山から再びクロス。
ブロックに当たるも中央へこぼれ、真瀬がゴール眼前で合わせるもGK後藤がセーブし、さらに名倉が詰めてシュートするもこれも後藤がセーブ。
決定機を逃してしまった仙台。
一方の山形も12分にはGK後藤ロングフィード→加藤大樹フリックという好機の作り方で、チアゴからエリア内へスルーパスが送られ、加藤大グラウンダーでクロス→河合ニアで合わせる(枠外)とフィニッシュに繋げ。
お互い長短の攻撃を見せ合うという、ダービーマッチに相応しい絵図となります。

となると、両チームの差異は形の面でしょうか。
放送席(解説=田村直也氏)で語られていた通り、仙台はサイドバックが、山形はサイドハーフが幅を取るという基本の形。
そのうえで攻め方もやはり違いがあり、仙台は降格したてという事もあり、選手一人一人の実力は上回りを見せ。
選手同士の距離感は近めで狭い局面で繋ぐのを厭わず、それにより山形のプレスを密集させたのちに、逆サイドのSBへと展開するという手法が実に有効でした。
山形サイドはプレスを掛けるものの、仙台の技術溢れる細かなパスワークを前に奪えず、展開されて後手に回るシーンが目立ち。

一方山形の前進もサイドが中心ですが、こちらのパスワークは距離感をある程度長くとったうえでの展開。
仙台の強度に対し、囲まれるようにプレスを受ければ個の力で不利になる、という対照的な思惑が働いていたでしょうか。

ともに何度か好機を作るも、仙台有利な風に見えていた序盤戦。
そんな仙台に陰りが見えたのが27分、山形が仙台の攻撃を切ったのち、中央で受けた加藤大がドリブルで進んだのち左へスルーパス。
ここはシュートに繋がらずも、31分にも左からの縦パスを中央でポストプレイした加藤大から好機を作り。
この加藤大の中央でのプレーを、フリーにしてしまっていたのが拙かった仙台。(マーク担当は右SBの真瀬だと思われるが、サイドに張ったまま)

上記の好機からは、最後は加藤大のシュートがブロックされて終わった山形。
しかし結果に繋がるのは早く、32分に右サイドでこぼれ球を拾おうとした半田が仙台・中山に引っ掛かって反則。(倒れたのは中山の方だっただけに遠目からでは納得のいかない判定に見える)
これで得たFKからキッカー國分がクロスを送ると、山形選手の動きに釣られてラインを下げる仙台を尻目に、完全フリーとなっていた野田がボレーシュート。
綺麗にゴール左上を捉え、セットプレーから山形が先制点を挙げました。
仙台にとって綻びは一部(右サイド)でしたが、そこから全体が崩れるような感じとなり。

スコアが動いたのも束の間、再びの仙台のキックオフからの攻撃で、ロングボールを受けた中山が山形・松本怜に反則を受けるという開始直後のデジャヴのようなシーンが。
ここは右サイドからのFKだった(クロスはGK後藤キャッチ)ものの、続く36分には氣田がボールカットして中央突破する所を、かわされた山﨑が後ろから倒してしまい反則・警告。
これで中央・エリアからすぐ手前という絶好の位置での直接FKとなり、キッカー中島の直接シュートが壁の左側を抜けてゴールを襲い。
しかしGK後藤が横っ飛びでセーブし、得たリードを寸での所で守る山形。

以降も同点にせんと押し続ける仙台でしたがモノに出来ず、終盤は逆にひっくり返されるように山形の好機が目立ち。
右サイドで川井に裏を取られる事数度となり、跳び出してヘッドでクリアしたり(43分)、グラウンダーでのクロスを横っ飛びでキャッチしたり(アディショナルタイム)とGK杉本が忙しく。
仙台にとってはストレスも溜まり易い状況だったようで、45分にはチアゴを倒して反則を取られたレアンドロ・デサバトが、異議を唱えたという事で警告を受けるシーンを作ってしまいます。
結局0-1で前半が終わり。

ハーフタイムに、そのデサバトに代えてフォギーニョを投入。
試合を落ち着かせ、勝っている(であろう)選手のクオリティを活かしたい仙台。

懸念された山形・加藤大に対する真瀬の対応も、後半3分には松本怜のスルーパスに対してしっかり対応。
8分の川井の右→左のサイドチェンジのパスにも、加藤大の前でクリアする真瀬という具合に、ある程度修正が見られ。
その代わり高目の位置取りが消えるトレードオフを強いられ、低い位置から真瀬がドリブルを仕掛けるシーンも見られましたが。

右サイドがそんな状況故に、逆の左サイドがカギという定番を描く仙台。
山形がカウンター気味に攻撃を仕掛けるシーンが続いた立ち上がりでしたが、11分に仙台がフォギーニョのボール奪取から左サイドを前進、内田が奥へ切り込んでクロス。
ファーサイドで名倉の落としを受けた真瀬がシュートしたもののGK後藤がセーブ、尚も左サイド奥で拾った内田から上がったクロスを富樫がヘディングシュート、しかし枠を捉えられず。
波状攻撃を掛けましたが、ゴールを奪えなかった仙台。

13分にパスを顔でブロックした山形・チアゴが出血し、治療というタイミングで仙台がさらに動き。
氣田・名倉→遠藤・加藤千尋へと2枚替え、両SHを一気に交換するという手を打ちました。

前半同様に狭い局面でパスを繋いで崩さんとする仙台ですが、中央を守る意識が強まった山形の姿勢から、その舞台はサイドが目立ち。
19分に敵陣左サイドで長くパスを繋ぎ、中島からの斜めの縦パスをエリア内で受けた加藤千が浮き球を出すと、富樫がトラップからのバイシクルでシュートを狙い。
しかしクリアにいった山形・松本怜の頭部を蹴るという絵図になり、反則・警告を受ける結果(さらに4枚目で次節出場停止)に終わってしまいました。
一方の山形も無傷では済まず。(21分に河合→山田康太へと交代)
その松本怜は気丈にプレーを続けるも、このシーンの影響か23分に再び倒れ込む事態となってしまいます。
担架(頭部固定用)が運ばれ、山形ベンチも山田拓巳の準備を進めていたものの、プレイ続行可能という結果に。
立ち上がった松本怜に対し、仙台サポーターからのブーイングが上がった(それを仙台選手が静止するシーンも見られた)事で、以降の試合絵図もそれ相応のものへと流れていきます。(このシーンに合わせ、仙台は富樫→皆川へと交代)

28分には右サイドでロングボールを合わせにいった山形・川井が、仙台・内田と頭部同士で激突してしまい倒れ込み、仙台の反則に。(両者とも無事)
31分には山形がカウンター攻撃を展開し、右サイドからのチアゴのアーリークロスに加藤大が走り込むと、クリアにいった仙台・若狭がボールを抑えたGK杉本と交錯。
その結果こぼれたボールを山田康が拾う決定機となった所、フォギーニョが後ろから山田康を倒してしまう(あるいはGK杉本が山田康を引っ掛ける?)という防ぎ方をした仙台。(反則は無し)
痛む若狭を尻目に、PKでは無いかと抗議する山形サイドという珍妙な絵図となり。
そして続行不可能となってしまった若狭が担架で運ばれ、吉野が投入された仙台。

ダービーマッチ特有の空気を吸い込んだ結果といえばそれまでですが、反撃の機運を高めたい仙台としては歓迎するものでは無く。
36分に山形が右CKから松本怜がヘディングシュートを放ち、内田がそれをブロックして何とか防いだ仙台。
直後に國分→藤田へと山形が交代し、このまま逃げ切るかどうかという流れも漂い始め。

しかしピンチの後にチャンスあり、という格言の通りにここから仙台が反撃。
37分に左サイドからクロス攻勢、遠藤の2度目のクロスに中山が合わせヘディングシュート。(枠外)
39分には中央から前進し中島がシュート(GK後藤キャッチ)とフィニッシュシーンを作り、迎えた40分。
山形のパスの乱れをカットしたフォギーニョから攻撃、エリア内右でキープする中山からサイドチェンジが渡ったのち、遠藤のクロスをニアで収めたフォギーニョを経由して再度遠藤のクロス。
中央で皆川がボレーシュートで合わせ、GK後藤はこれもセーブするも、跳ね返りが皆川に当たりこぼれた所を中山が詰めてネットを揺らし。
波状攻撃をついに結実させました。

同点に追い付き、勢いに乗って逆転せんと攻めにいく仙台。
しかし直後の41分にはカウンターを受け山形が決定機、チアゴの中央突破からのラストパスをエリア内右で受けた川井がシュートし、仙台・キムテヒョンがブロック。
冷水を浴びせられた事で、まだどちらに転ぶか判らず。

その通りにオープン気味となる中、フィニッシュへの道筋を得たのは山形。(道中に川井・半田→新垣・山田拓へと交代)
43分には川井が右サイドからアーリークロス、中央でバウンドした所をファーサイドで加藤大が跳び込みヘディングシュート。(GK杉本キャッチ)
ATに突入するという所で得た右サイドからのFK、そこからの二次攻撃でボールを繋ぎ、藤田のロビングから山田康がヘディングシュート。(GK杉本セーブ)
ヘディングでゴールを狙う流れとなった山形ですが、山﨑の反則(ハンド?)でそれを失ってしまい、以降切り替わるように仙台の攻勢へ移り変わり。

右サイドでパスを繋いだのちに加藤千がクロスを上げる仙台、中山の折り返しを中央でトラップした皆川、既に退いた富樫のようなバイシクルで撃ちにいき。
しかし山形・山﨑に引っ張られて撃てずに終わり(反則無し)、何とかフォギーニョのシュートに繋げるもブロックされ。
エリア内での反則に見えるチャージで防がれた事で、(最後のCKがクリアされたのち)試合終了の笛が鳴った瞬間、ブーイングが再度生まれる事となり。
結局ダービー第2ラウンドは、1-1の引き分けに終わりました。

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TV観戦 天皇杯 JFA第102回全日本サッカー選手権大会3回戦 ガンバ大阪vs大分トリニータ

2022-06-24 16:47:30 | サッカー視聴記(2022年その他)

<G大阪スタメン> 4-2-3-1
GK 加藤
RSB 柳澤 CB 佐藤瑶大 CB 昌子 LSB 福岡
DH 齊藤 DH チュセジョン
RSH 中村 CH 倉田 LSH ウェリントン・シウバ
FW 山見
<大分スタメン> 3-4-2-1
GK 西川
RCB 伊東 CCB 坂 LCB 小出
RWB 増山 DH 保田 DH 弓場 LWB 屋敷
IH 中川 IH 宇津元
FW 呉屋

2回戦で全てのアマチュアチーム(とJ3クラブ)が姿を消す事となった、今年の天皇杯。
後は、J2のクラブがどこまで下克上を起こし続けるのか、といった所が見所となるでしょうか。

そんな中で組まれた3回戦は、監督の古巣対決が重要なファクターを占め。
大宮・相馬直樹監督が鹿島と、群馬・大槻毅監督が浦和と対戦という、偶然にしては出来過ぎというカードが組まれ。
そして大分の本拠地である昭和電工ドーム大分では、ガンバの監督を務める片野坂知宏氏が、前年まで6年間指揮を執ったクラブ(大分)と相対する事となりました。

J1とJ2の違いはあれど、ガンバ・大分ともにスタメンはほぼ完全ターンオーバー。
ガンバが山見、大分が(アクシデントで前半から途中出場の)坂が直近のリーグ戦から起用という程度の継続性で、「恩師に恩返しを……」と意気込んでいた大分のレギュラーメンバーも肩透かしを喰らっていないかどうか。(なおTV中継では正GKの高木がインタビューを受けていたが、結局ベンチ外に)
早々の前半1分に大分が先制攻撃、スローインからのこぼれ球を宇津元が左サイドからシュートを放ちその意気込みを表し、心配は杞憂のようでしたが。

その後はガンバが攻撃権を支配しますが、中々フォーメーションの判別が難しいビルドアップの形を採り。
本来センターバックの福岡が左サイドバックのようでしたが、その福岡が中央に絞っての3枚の最終ラインの形。
そして柳澤が「右肩上がり」宜しく高目に位置するため、3バックかも知れないという疑念も浮かぶような布陣でした。
結局この形は、リードを許した後は見られなくなるのですが。

前から来る大分に対し、裏に抜ける倉田へのロングパスで好機を作らんとするも、オフサイドを量産するなどで実らないガンバ。
13分には左サイドを前進し、チュセジョンの浮き球のスルーパスに走り込んだ山見が奥からカットインでエリア内を突かんとするも、これも実らずに奪われ。
するとその直後に坂のロングパスで一気にひっくり返す大分、左サイド奥で宇津元が反則気味にボールを受け、その勢いでカットイン。
一方宇津元のショルダーチャージを受けたガンバ・佐藤瑶は追走して阻まんとするも、結果は宇津元を後ろから倒した事に拠る反則・PK献上というものになってしまいます。
「なんで自分だけ反則に……」という感情が噴出しかねない佐藤瑶ですが、宇津元の方は正当なチャージといえるものなので仕方無い。
得たPKは呉屋が蹴り、ゴール右へのシュートにGK加藤も反応しましたが届かず、大分が先制点を挙げます。

ビハインドとなったガンバ、以降ボールポゼッションを高めて反撃に出る……と思われましたが、自陣でのボールロストを頻発させ危機を招いてしまい。
16分には中央でボールカットした弓場が、そのまま前進からミドルシュートを放つも枠外に。
20分にもミスから増山に右サイドで拾われる(エリア内の中川に送るも撃てず)など、動揺が顕著といった絵図に。

何とかその流れを終わらせボール支配するガンバですが、今度は「ボールを持たされる展開」を押し付けられる事となり。
序盤の左右非対称の形を改め、オーソドックスな最終ラインから、中盤以前の選手の頻繁なポジションチェンジで打開を図らんとします。
しかし崩れない大分の陣形、結局パスの出し所が見つからないという結果に終わり。
すると打開のために倉田が降りてボールを受け、そこから何とかするという流れへと移り変わり。
何とか数的優位で支配したのち、サイドへのミドルパスを中心としてアタッキングサードを突くも、これもフィニッシュを齎す事は無く。

ジリ貧のようなガンバを尻目に、大分は直接フリーキックからゴールを狙い。
33分には宇津元がガンバ・中村に反則を受けて中央やや右からのFK、遠目の位置ながらもキッカー増山が直接シュート、無回転で狙ったもののゴール上へと外れ。
37分にはエリアライン寸前で縦パスを受けた屋敷がガンバ・チュセジョンに倒され、またもPKかという疑惑も上がる程の絶好の位置でのFKとなり。
これを入念な位置取りからキッカーには3人が立ち、中川が狙ったものの、壁の右外に居た倉田にブロックされ実りません。

シュートゼロの時間が長くなったガンバ、何とか大分の間隙を突きたい状況。
それが見られたのが42分、コーナーキックからの二次攻撃で、倉田のロビングがエリア内左でバウンドして空中戦に。
しかし大分はその近くに居たのが身長の低い中川だったため、競りにいかずに隙を作ってしまい、シウバの落としを佐藤瑶が拾い混戦になりかけます。
GK西川が抑えたものの、自ら危機を招きかねない場面を作ってしまった大分。
その後はそれを誤魔化すかのように攻勢に移り、アディショナルタイムに弓場がエリア内からシュートを放つ(ブロック)など見せ場を作るも、追加点は奪えずに終わり。

大分の1点リードで折り返し、後半を迎え。
ボールは握っていたものの、急所を突くパスが出る事は稀といった感じの前半であったガンバ。
解決するにはターゲット役が不可欠といった結論を出したか、早くもパトリック投入に踏み切った片野坂監督。(シウバと交代、山見が左サイドハーフへ移る)

幕開けは浮き球の競り合いで、ここでもチュセジョンに対し競らなかった中川が反則を取られ。
左サイド遠目からのFK、キッカー山見の対角線のロビングをパトリックが折り返しにいくシーンを作り(シュートは撃てず)、その脅威を見せ付け。

その後大分がセットプレーから増山がヘディングシュートを放つ好機(後半3分)を作ったのち、スコアが動いたのが4分。
ガンバの自陣右サイドでのスローイン、パトリックのフリックで流れたボールを倉田がダイレクトでサイドを変える浮き球を送り。
受けた山見がドリブルでDFを剥がしてエリア内を突き、前に出るGK西川に対し、嘲笑うかのようなループシュートで仕留めて同点ゴール。
前年のこの試合のような救世主ぶりを発揮した山見。

パトリックの存在の大きさで、他選手もスムーズにパスを受けられるようになった印象の後半のガンバ。
10分には再び縦パスを受けたのは山見、入れ替わったのちまだ自陣からという位置でしたがロングシュートを狙い。
前掛かりの大分の隙を突いたものの、必死に戻ったGK西川にセーブされて2点目はなりません。

その前掛かりな大分、格下の立場にあってはモチベーションを保つにはリードが不可欠という思惑からか。
7分にはボールの奪い合いののち、拾った保田が前進からグラウンダーでミドルシュートを放ちましたがゴール左へと外れ。
テンションを上げて攻め上がる大分に対し、ガンバは15分に再度ベンチが動き、倉田・チュセジョン→南野・奥野へと2枚替え。
格上らしく、ベンチを含めての総合力を見せ付ける立ち振る舞いでしょうか。

両者の姿勢がぶつかり合う事で、また湿度の高さが必至となる環境の昭和電工ドーム大分という要素もあり、次第に大分の息切れが目立ち。
それでもベンチは動きを見せずと、やはりチームの総合力では苦しさが露わになるもので。
20分に最終ラインで繋ぐガンバ、昌子のミドルパスを南野が落とし、収めたパトリックが右へ展開。
受けた柳澤がエリア右角付近からシュート、ブロックに阻まれるも右CKに。
ここでもキッカー山見のクロスから、中央で収めた昌子がシュート、これもブロックで何とか防ぐ大分。
しかしその二次攻撃は防ぎきれず、左サイドからの福岡のクロスをパトリックがファーサイドで合わせ、ヘディングシュートがGK西川の左を破り。
目論見通りにパトリックの存在感で逆転を果たしたガンバ。

しかし諦めを許されない大分、直後にはロングボールを呉屋がフリックにいき、こぼれ球を拾った屋敷が抜け出す絶好機に。
これをGK加藤が判断良くエリア外に跳び出してクリアと、油断禁物というシーンが描かれます。
26分にはGK西川から組み立てる大分、右サイドの展開から伊東がドリブルで持ち込んでエリア内右からクロス、ファーサイドで屋敷が折り返し。
しかしガンバがこれを防いで直接カウンターに持ち込み、またも山見がドリブルで長距離を持ち運ぶと、今度は中村への横パスを選択。
エリア内で受けた中村ですがGK西川の跳び出しを受け、こぼれ球を南野がシュートするも、枠を捉えられず。
今度は大分の攻勢をしっかりカウンターに結び付けたガンバでしたが、止めを刺す事は出来ませんでした。
直後の27分に、好機を作ってきた山見を退かせる選択を採るガンバ。(坂本と交代)
すると大分はようやく動き、増山・屋敷→野嶽・藤本へと2枚替え。

リードしているもののその差は1点、というプレッシャーからか、スローインの際にガンバ・柳沢が警告を受ける一幕も見られ。(33分)
楽になりたいのは一目瞭然でしたが、35分にその好機が訪れ再度カウンターに持ち込み。
中村が中央をドリブルで運んでスルーパス、抜け出したパトリックがGK西川を左にかわしシュート。
ゴールを揺らして3点目……とはならず、オフサイドの判定に阻まれる事となりました。

運動量は落ちたものの、依然勝利への意欲は衰えない大分。
37分には再び伊東の居る右サイドから攻撃、エリア内右を突いた野嶽のグラウンダーのクロスを宇津元がファーで受け、シュートを放つもガンバ・柳澤がブロック。
前半はあまり目立たなかった伊東がここに来て前線で絡むという具合に、疲労したチームを建て直さんという振る舞いを見せます。
直後に再度ベンチが動き、宇津元・呉屋→佐藤丈晟・梅崎へと交代。(藤本が右ウイングバック→FWへシフト)
ガンバも40分に中村→高尾へ交代し、42分には大分も再び交代。(弓場→エドゥアルド・ネット)
共に交代カードを使いきり、終盤の攻防へ。

最後の力を振り絞るかのように、サイドを突いて積極的にクロスを上げていく大分。
しかしその脆さが露呈し、止めを刺される事となり。
43分にガンバのロングボールをクリアミス、パトリックに渡ってしまいそのままGKと一対一に。
再びGK西川を左へとかわすパトリック、防がんとした西川に引っ掛かる形となって倒れると、主審の笛が鳴り響き。
当然ながら反則となりPK献上という事態を招いてしまいます。
蹴るのはパトリックで、豪快にゴール左上へと突き刺して追加点を齎し。
ようやく2点差となり、これで安心といったガンバ。

以降、右SHに入っていた高尾が最終ライン(右CB)に下がり、5バックのシステムで逃げ切りを図るガンバ。
ATにはまたもカウンターに持ち込み、坂本が中央を長距離ドリブルで疾走。
そしてエリア内からシュートを放ちますが、GK西川にセーブされてしまい4点目はならず。

それでも無事に逃げ切りを果たし、ガンバが4回戦進出を決める事となりました。
しかしリーグ戦では残留争いが現実味を帯びている状況のガンバ。(15位)
4回戦は1月も間を置かずに開催(7月13日)と、そろそろ「勝ち続けるも地獄・負けるも地獄」という、トーナメントの苦しさを味わう時期に入ってくるでしょうか。

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