闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

2018年鏡開き稽古&2016年度努力賞表彰

2018年01月14日 | 道場日記
2018年鏡開き稽古と2017年度努力賞の表彰が東神奈川道場にて行われました。

今年は寒さはあったものの、お天気にも恵まれ、午前の稽古も通常通り行われ、その後15時から木元道場の年間の最初の大切な行事が無事執り行われました。

鏡開き稽古も努力賞の発表も初めて参加された方もいらっしゃると思いますが、本当に新年改まり、心晴れ晴れとする行事だと思います。

普段一緒には、稽古が出来なくても、木元道場には努力している人がこんなにも沢山いるのだと各道場のお話を聞けると思えてきます。空手を通じて繋がっているのだと感じることができます。
各指導員の先生方も本当に一生懸命指導されていることもわかります。

さて、今年の文庫道場の受賞者は、一般部は宮本悠生くん、少年部は橋本那月さんが努力賞に選ばれました。
師範がおっしゃった通り、ひとの努力とは誰かと比べられるものではなく、それを人から評価するのはさらに難しいことだと思います。

センセーが説明した通り、今年はまた、本当に選出の難しい年でした。文庫道場ではいつしか少年部では、6年生の中から選考されることが定例となっていき(現在は全ての道場がそうなっています)、今回一般部で受賞したユウセイが6年生だった年もショウタ、ミズキ、ユウセイを筆頭に選考のとても難しい、ゴールデンエイジともいえる学年でした。その時はショウタが努力賞を受賞しましたが、中学に進むとユウセイとミズキがデットヒートを繰り広げます。二人とも部活をきちんとこなしながら、稽古にも通い、試合にも挑戦し、一般部や強化稽古にも出席するようになり、時には遠征をしたり、スタッフもかってでてくれたりと、部活を引退するまでお互いにに甲乙つけがたいほど、頑張ってくれてきました。今中3ですので、今日はなんと模試を終えてから受賞式に駆けつけてくれました。ユウセイはショウタが受賞した日にも、その後もずっと鏡開き稽古にも表彰式にもきてくれています。

少年部で受賞したナツキの学年も、今日来ていた、フウゴ、ユウトを始め、選考に値するほど頑張ってくれている6年生が何人もいます。こちらも文庫のゴールデンエイジです。そして、努力の種類も違えば、それぞれの努力の全てを私たちがわかっているわけではないかもしれません。
小さな体で頑張り続けて来たナツキ、何故か外部の大会では大きな選手と当たってしまうナツキ、試合前の緊張はいかばかりかと思いますが、泣きながらでも戦い続け、試合に挑戦し続け、「私はどんなことがあっても諦めない」とお手紙をくれたこともありました。先ほど名前の上がったミズキの妹で、その下に妹のサキ、生活のほとんどが空手に費やされているのではと心配するほど、お父さんもお母さんも稽古生で共に頑張ってくれています。

ユウセイが、空手を通じて沢山のものを得られたこと、センセーや「一般部に来いよ」と声をかけてくれた亡くなった木村指導員に大きな感謝の気持ちや影響を受けたこと、ナツキは、「近い将来アヤネ先輩と戦えるレベルになりたいです」と力強く話してくれました。
そして、まだ、中学生や小学生なのに関わらず、それらを後輩のみんなにも返していきたいと思ってくれていること、道場としてこんなにありがたく、素晴らしいことはないと思っています。

とにもかくにも、毎年言っていますが、努力賞とは、本当に素晴らしい光栄な賞であり、みーーーんなの努力があっての賞なのです。切磋琢磨あっての賞なのです。
受賞された皆様、本当におめでとうございます。
鏡開き稽古ならびに努力賞表彰を祝いに来てくださった皆さん、ありがとうございました。
引率のご家族の皆さんもありがとうございました。
木元師範、本当にありがとうございました。

師範が最後におっしゃった「見えないところで本当に努力しているかどうかは自分が一番よく知っている」この言葉がズキンときました。空手の稽古でも普段の生活でも本当にその通りですよね。
「それぞれの良いところに気づけているかどうか。全員に良いところが絶対にある」とも。

今年はみんなで、自分の良いところを探していこうじゃないですか。
今日、初稽古に来てくれたひとの中には、年明けインフルエンザにかかっていた子もいました。
スタートに遅いということはありません。
まだまだ、稽古待っています。
押忍
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稽古の写真は、鏡開き稽古の写真ではなく、文庫道場の本日の通常稽古の写真です。鏡開き稽古や表彰の素敵な写真は、フォトコレの方からお願いします。