猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

フェノミナ

2014-07-26 13:48:40 | 日記
1984年のイタリア映画「フェノミナ」。
スイス北部の都チューリッヒ郊外。この都市では若い女性ばかりが狙われる
連続殺人事件が起きており、警察は高名な昆虫学者マクレガー教授(ドナルド・
プレザンス)に腐敗した被害者の頭部を見せ、意見を求める。頭部に集まって
いる蛆虫が、犯人を突き止める手がかりになると考えた教授は、事件解決に
向けて協力を約束する。
一方、市内の寄宿制女子学校に、有名な映画監督を父に持つ少女ジェニファー
(ジェニファー・コネリー)が転校してくる。彼女は昆虫と交信できる特異な
能力の持ち主だった。持病の夢遊病で真夜中に徘徊している最中、殺人
現場に遭遇したジェニファーは、ひょんなことからマクレガー教授と親しく
なり、自分の持つ能力を活かして、教授とともに事件の犯人を追うことになる。

ダリオ・アルジェント監督のこの映画はすごくおもしろくて、何回観たかわか
らない。物語がとてもよくできている。主人公のジェニファーは有名監督の
娘で、すごい美少女で、夢遊病ということもあって、皆に変な目で見られて
友達ができない。そんな時マクレガー教授(この人、「ハロウィン」シリーズの
ルーミス医師である)と知り合い、心を許せる間柄になる。教授が飼っている
頭のいいチンパンジーとも仲良くなる。だがそのことで、ジェニファーも
犯人に狙われることになってしまう。
ラストの方で犯人の顔を見た時、ゾッとした。さすがアルジェント監督、よく
ああいう顔を考えつくものである。 更にジェニファーがその後どんな目に
遭うか、これもまたゾッとする。最終的に事件は解決するが、なんとも後味の
悪い、恐ろしい結末である。
私はこの映画、アルジェント映画では「サスペリア2」の次に好きだ。
特筆すべきはジェニファー・コネリーの美少女ぶりだろう。今もきれいだが、
少女のころはあまりにも美しかった。



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コメント
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