大空を見上げて

日頃感じていること

父の涙

2010-06-01 | Weblog
  新聞やTVにて毎日のようにいろいろな事件をみてイヤな気分になる。
相変わらず「振込め詐欺」も多く、被害金額も何億との事に驚いてしまう。
お金持ちでもない年配者が老後の為と少し貯めたお金を騙して持っていってしまう。
一部犯人の若者グループ達が逮捕されたが、パチンコ等遊興費に使ったと言っていた。
そんなお金で遊んでも面白くないと思うが、やはり最近の日本の教育及び親に問題があるのではないかと思う。
今日のニュースで、子供が万引きしたらいくらまで許せるかの母親達へのインタビューで、500円とか1000円と応えていたのには、エッ?と驚き情けなくなった。
警備をやっている知人から聞いたが、60歳以上の年配者の万引きが40%、社会的にも地位がある社会人が10%、あとの50%は子供と学生や主婦だそうだ。
 
私は子供の頃(小5)親の財布からお金を盗んだ事がある。
そのお金で模型飛行機買い、又余ったお金で友達数人にも買ってあげた。
その夜父に呼ばれ正座させられ、お金の事を聞かれたが「知らない」と言って通した。
父は黙って私の顔を見ていたが、父の目には涙が見えた。
私はすごい衝撃を受け「ごめんなさい!」何度も謝った。
何発も凄い力でお尻を叩かれたその痛さと、涙しながらの愛の鞭を今でも忘れない。
 最後に父は「誰も見てなくてもに死んだかあちゃんが天国でいつも見てる!」
 「かあちゃんを悲しませてはいけない!」と言われた事を今でも思い出す。
 
この時の父の愛の涙は子供だった私の心にも強烈に残った。
お蔭様で現在まで真直ぐ空を見上げながらの人生に感謝している。
これからも信仰と武士道で正道を歩み天国の父母に恥かしくない生き方をしたいと常に思っている。

6/3日の今日、千葉東霊園の我が家のお墓参りに行き綺麗に墓掃除して「ありがとう!」と言いながら清清しい気持ちで写真を撮ってきた。

     
コメント (4)
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