W A K I の気ままなトンボの目

自分流の勝手な生き方ですが、何か気付いたことを書いてみます。
コメントはタイトルをクリックしてどうぞ。

思い起こすあの時代 「不死鳥の少年H生き延びた」

2013年08月24日 | TOWN

 いま全国で上映中の「少年H」を見てきた。原作はグラフィックデザイナーで「河童が覗いたシリーズ・・・」で有名な妹尾河童さん。自らの神戸で空襲にあった体験を見事な小説に仕上げている。神戸の街が空襲にやられた様を克明に活写し、映画は当時の家並みが見事に再現されて空襲の場面はセットを実際に燃やして行われたというだけあってすさましい迫力でWakiの体験とオーバーラップして共感を呼ぶ。父は洋服の仕立屋で母は敬虔なクリスチャン妹とのつましやかな4人家族、戦争が始まって軍事色一色になっていく周囲の状況や当時中学生だったHのことが時代背景とともに進行する。なおこの原本の目次にはおことわりとしてこの本には総ルビに近いほど漢字にルビをふりました。大人の人には煩わしいでしょうが・・・・僕はルビのおかげで漢字を覚え本を読むことができました。ぜひ少年少女にも読んでほしいという思いです・・・・ー妹尾河童ー とある。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする