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NASA、火星環境に1年間住む人を募集中 報酬900万円で4人、孤立生活への忍耐力が必要

2024年04月19日 23時05分31秒 | 科学のはなし










NASA、火星環境に1年間住む人を募集中 報酬900万円で4人、孤立生活への忍耐力が必要

2/29(木) 22:00配信


よろず~ニュース
火星


 NASA(米航空宇宙局)が、火星のシミュレーション空間に1年間住む人々を募集し始めた。4月2日までに4人を募っており、テキサス州のジョンソン宇宙センターにある火星を模した1700平方フィート(158平方メートル)の居住空間「マーズ・デューン・アルファ」で生活することとなる。


【画像】まるで地球!? NASAが火星のパノラマ写真を公開 鮮やかな光景に


 火星の状態を正確に再現した空間で参加者はスペースウォークを体験するほか、身体的及び行動に関する健康をチェックされ、家族から離れた孤立生活への忍耐力が求められる。


 条件としては、30~55歳の米国人であること、生物学、物理学などの分野で修士課程を修了していることなどが挙げられている。参加者には、同空間で起きている間は1時間10ドル(約1500円)が支払われ、合計6万ドル(約900万円)ほどの報酬が見込めるという。


 NASAは「このアナログミッションは、可能な限り現実の火星に似せて行われます。資源の制限、孤立、設備故障、重い作業負荷といった環境ストレス要因も含まれることになります」と発表しており、「アナログ中のクルーらの主なアクティビティにはスペースウォーク、VRコミュニケーション、作物の生育、食事の準備、消費、運動、衛生活動、メンテナンス、個人の時間、科学的研究、睡眠が含まれる予定です」としている。


(BANG Media International/よろず~ニュース)




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「3つしかない」ノーベル賞科学者・山中伸弥が明らかにする、意外過ぎる「成功者」になるための裏ワザ

2024年04月18日 22時05分34秒 | 科学のはなし

山中 僕がいつも言っているのは、他の人と違うことをやろうと思ったら、3パターンしかないということです



「3つしかない」ノーベル賞科学者・山中伸弥が明らかにする、意外過ぎる「成功者」になるための裏ワザ
4/17(水) 7:04配信




現代ビジネス
Photo by gettyimages


 想像を絶する速度で進化を続けるAI。その存在は既存の価値観を破壊し、あらゆる分野に革命をもたらしている。人知を超えるその能力を前に、人類はどう立ち向かうべきなのか。


「3つしかない」ノーベル賞科学者・山中伸弥が明らかにする、意外過ぎる「成功者」になるための裏ワザ


 それぞれの分野の最先端を歩む“ノーベル賞科学者”山中伸弥と“史上最強棋士”羽生善治が人間とAIの本質を探る『人間の未来AIの未来』(山中伸弥・羽生善治著)より抜粋して、新時代の道標となる知見をお届けする。


 『人間の未来AIの未来』連載第22回


『【山中伸弥×羽生善治】「運命の出会がなくなる…」天才二人が予言する、「AI結婚」が蔓延るヤバすぎる未来』より続く


新しいことを思いつくのは不可能
Photo by gettyimages


 羽生 棋士をずっと続けてきて経験的に知ったことがいくつかあります。前例のない手が指され、それをきっかけに形勢が大きく有利に傾いたとき、その手を「新手」と言います。でも自分が「いい新手を思いついた!」ということがあっても、だいたい他の誰かがすでに思いついている、そう思ってほぼ間違いないんです。


 山中先生の場合は、非常に斬新な発想とアイデアで研究を進めてこられました。他人と違う発想をするためには、どういうことが大切だと思われますか。


 山中 これは芸術家もそうかもしれませんが、研究者は特に他の人と同じことをやっていてはいけない、面白くない、ということは誰からも言われるんです。でも、いざ他人と違うことをしようとすると、至難の業なんです。僕もまさに羽生さんが今言われたのと同じように、「これはすごいアイデアを思いついた!」と思っても、だいたい他の人がすでに考えていますね。


 とくに今、インターネットで誰もが情報を共有する時代です。インターネットが広まる前だと情報が共有されずに、その人しか知らないという特権をもとに、その人だけが考えつくアイデアもあったんですが、今はそれがもう、ほぼなくなっています。論文を発表したら、雑誌が発売される前にオンラインでリアルタイムに世界中に共有されますから。そうなってくると、人と違うことをするのは、もうほとんど不可能な状態になってきました。



独自のアイデアを生み出す方法
Photo by gettyimages


 羽生 そういった中で、独自のアイデア、発想というものは、どのようにして生まれるのでしょうか。


 山中 僕がいつも言っているのは、他の人と違うことをやろうと思ったら、3パターンしかないということです


 1つ目は、アインシュタインみたいに、もともと天才というパターンです。他の人は決して思いつかないことを思いつくことができたら、まさに王道ですよね。でも残念ながら、僕はそんなことは一回もありませんし、そんな天才に出会ったこともほとんどありません。これはわれわれ凡人には縁のないパターンです。


 2つ目は、他の人も考えているようなことだけれども、一応自分も思いついた。生命科学の場合は、その仮説を実験で確かめます。実験をしてみて、予想通りの結果が出た。それはそれで、それなりにうれしいんです。でも、そうしてやった実験で、予想通りの結果ではなく、まったく思いもかけなかった結果が返ってくることがあります。


ユニークな3つ目のパターン



 山中 そのときがチャンスです。僕たちはいくら必死に考えても、他人と違うユニークなことはなかなか思い浮かびません。けれども、自然はまだまだ未知のことでいっぱいですから、僕たちが実験という手段で自然に問いかけると、まったく意外な反応を示してくれることがあるんです。自然がちょっとヒントを返してくれる、というんでしょうか。


 実験をしてみて、予想していなかったことが起こったときに、それに食らいつけるかどうか。それが他の人と違うことをやる2つ目のチャンスですね。


 羽生 自分が予想しなかった結果や出来事が起こったときに、そこに深く疑問を持つというか、自分なりに原因を考えていくんですね。


 山中 そうです。期待していたものとは違った結果が出たときにがっかりして終わってしまうか、それを「これは面白い」と喜べるかどうか、ですね。


 3つ目は、自分も他人もみんな「これができたら素晴らしい」と考えているんだけれども、「無理だろう」とあきらめて、誰もやっていないことに敢えてチャレンジするというパターンです。この3つが、僕の考え得る、他の人と違う研究をするパターンです。僕は、1つ目はもうダメだとわかっているので、2つ目と3つ目に懸けてきました。


 羽生 なるほど。



「知識が邪魔することもある」二人の天才が語る、無知であることが武器になる「納得の理由」【山中伸弥×羽生善治】』
に続く



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危ない実験>最強生物「クマムシ」の遺伝子を人間の幹細胞に挿入する遺伝子実験を中国の軍事研究チームが実行 「スーパーソルジャー」開発へ

2024年04月18日 15時05分07秒 | 科学のはなし

最強生物「クマムシ」の遺伝子を人間の幹細胞に挿入する遺伝子実験を中国の軍事研究チームが実行 「スーパーソルジャー」開発へ

4・6・2023


 


最強生物「クマムシ」の遺伝子を人間の幹細胞に挿入する遺伝子実験を中国の軍事研究チームが実行、核攻撃の放射線に耐性を持つ「スーパーソルジャー」開発へ



 極度の高温や低温にも耐え、秒速825メートルで射出されても生き残ることが報告されているクマムシは、高線量の放射線にさらされても生き延びることができるとされています。

 中国の軍事医学研究者チームが、クマムシの遺伝子を人間の幹細胞に挿入し、放射線に対する耐性を大幅に増加させたことが報告されています。
 研究チームはこの実験の成功によって、核兵器による放射線に耐えることができる「スーパーソルジャー」の開発につながる可能性を提示しています。

 Chinese team behind extreme animal gene experiment says it may lead to super soldiers who survive nuclear fallout | South China Morning Post

(以下略、続きはソースでご確認ください) 


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初回分が即完売した世界初「一般人が買える量子コンピュータ」>すぐには役に立たず、誰が買うかもわからない」はなぜ開発できたか

2024年04月15日 21時03分37秒 | 科学のはなし
すぐには役に立たず、誰が買うかもわからない」初回分が即完売した世界初「一般人が買える量子コンピュータ」はなぜ開発できたか 

世界初の「買える量子コンピュータ」が深圳から生まれた理由

3/15/2023



筆者が勤務するスイッチサイエンスが日本総代理店をしている、量子コンピュータ企業のSpinQでは、世界でも珍しい、量産型の量子コンピュータを販売している。

そうした関係性があることから、筆者が担当している早稲田大学経営管理研究科(MBAコース)の「深圳の産業集積とハードウェアのマスイノベーション」という講座で、今年は初めての試みとして、共同創業者のDr.Fengと学生にディスカッションしてもらった。


みとして、共同創業者のDr.Fengと学生にディスカッションしてもらった。


SpinQ共同創業者 Dr.Fengの講義

SpinQは118万円という価格で、2量子ビットの量子コンピュータ「Gemini-mini」を量産し、教育機関や研究機関に販売している。NMR(磁気共鳴)という方式で、冷却もメンテナンスも不要なので、多くの研究者にとって「初めての量子コンピュータ」になっている。

量子コンピュータは、0と1で計算する現在のコンピュータ(電子計算機)に対して、0でも1でもある量子状態を使って計算するコンピュータだ。現在はまだ計算も遅く、エラーも多く、複雑な計算も実行できないが、さまざまな方面で技術開発が行われていて、2030年頃には実際に役立つ計算が可能(電子計算機では解けない問題が解ける)なレベルになると言われている。

Gemini-Miniの2Qbitという性能は、大抵の人間が暗算したほうが早くて正確だ。人間や他のコンピュータよりも早い計算はできないので、実用性という点では価値がない。NMR量子コンピュータの開発には、量子力学だけでなくて電磁波、材料、電子回路など、様々な分野のスキルを統合する必要がある。そうしたタレントあふれる研究者チームに加えて、量産するためには量産設計などの仕事も発生する。そうした大きなチームを率いて、役に立たないとわかっていて、誰が買うかもわからないものを作るのは、役立つものを作るよりも難しい。

深圳でないと作れないプロダクトとは?

「量産型・一般向けの量子コンピュータ」という唯一のプロダクト。しかもそのプロダクトは、技術的にもすごいが、よりすごいのは実用的な価値はなく、マーケットが予測できない中、どうやって企画を通して市場に出したのか?という視点だ。

Dr.Fengはその問いに「深圳だから」と回答した。深圳は前例のないチャレンジに対して投資家の理解や意欲が高い。そして発売後、深圳の新しく開設されたGezhi Academy(先生を育成する師範学校、中学から一貫教育を行う)では、何十台もSpinQを購入して、学内に「量子コンピュータ室」を作ったという。



講義で紹介された「量子コンピュータ室」
「低性能の量子コンピュータであっても、目の前で触ってみたい」というニーズは実際にあったのだ。筆者たちが日本で販売を始めたところ、初回入荷分は1週間たたずに完売し、その後も仕入れを繰り返している。深圳に限らず、日本でも市場はあった。
ビジネス的なリスクを取ったSpinQ
SpinQの量産型・一般向けの量子コンピュータは、技術的なブレークスルーというよりも、経営面でリスクをとったこと、市場がそれに応えたことといった、企画やマーケティング、経営面のブレークスルーである側面が強い。
Dr.Fengの講演、質疑応答が終わったあとも、中国からの留学生も交えて、翌日以降の講義を含めて数日に渡ってディスカッションが続き、出た結論は「こういう冒険的なプロジェクトを止める力が、深圳は弱い」というものだった。
中国で、優秀な大学や人材が集まる場所はとにかく北京、次いで上海だ。深圳の名声も高まっているが、国内では「山師、一発屋が集まる場所」としての評価が定着している。
中国で優れた大学の多くは北京にあり、研究開発型ベンチャーもたいていは北京にある。中国でも量子コンピュータ企業が多く誕生しているが、ほとんどは北京の会社だ。深圳にあるのはSpinQだけで、Dr.Fengに確認しても「未だにそうだ」と言っていた。

深圳と北京の違いとは?
学ばないことの強さ

R&DをResearch & Developmentというように、リサーチと開発は表裏一体だ。一方でR&Dだけでは、SpinQのような製品は生まれない。もちろん学ぶほうが効率的だし、間違いは減る。だがリスクテイクするために必要なのは、愚かさ、向こう見ずさだ。

SpinQの共同創業者Dr.Fengは34歳。責任者として製品をつくる人としては若い。SpinQは量子コンピュータ研究の大家もコミットしているが、平均年齢は若く、チャレンジしても失うもののない会社だ。


その環境は学ぶ相手がいないという意味ではマイナスだが、チャレンジを止める人がいないという点ではプラスだ。筆者は中国のトップ大学である精華大学や、その投資集団であるTusStarにも友人が多いが、彼らエリートはインテルやGoogleといった世界トップ企業を熱心に学び、同じフィールドで「中国のインテル」「中国のGoogle」、あるいはさらに優れた企業をつくろうとする。


そしてしばしば、実際に本家並、さらには本家を超えるような企業を作ってしまう。論文数や引用数などに現れる中国の研究開発力は、AIなどの分野では先行するアメリカを追い抜く勢いだ。北京にはどの分野にも優秀な人や大家がたくさんいて、学ぶには事欠かない。

だが、そうした研究開発からは「量産型・一般向けの量子コンピュータ」のようなリスキーな製品は生まれない。

アメリカのシリコンバレーは、前例のないスタートアップを多く生んでいる。そうしたスタートアップの多くは、「先人から学ばず、常識の枠の外に出た」ことが成功につながっている。また、新しいことを始めるスタートアップの多くが、アメリカに移民してきた、既存社会のエリートネットワークの外側の人々であることも事実だ。


学ばないことは、そうした強さを生む。

リスクの面から考えると、SpinQでいま働いている量子コンピュータの専門家たちは、会社が失敗しても次の職探しには困らないだろう。出資している投資会社からしても、いくつもある一発屋狙いの一つだ。つまり、リスクの大きい事業はしているが、全体的なリスクはコントロールされている。深圳でわざわざ北京と同じような会社を作るよりは、SpinQのように新しい方向性を打ち出すことは、別な意味でのリスクマネジメントとも言える。



https://finders.me/articles.php?id=3609
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「ノーベル賞受賞者28人を輩出しても『次が見えない』…日本の名門工業大、医大が驚きの統合」

2024年04月10日 10時05分17秒 | 科学のはなし
「ノーベル賞受賞者28人を輩出しても『次が見えない』…日本の名門工業大、医大が驚きの統合」(2) (msn.com) 

ノーベル賞受賞までに要した平均研究期間は約22年だ。このため、ノーベル賞の減少傾向は過去20年あまりの科学技術政策の失敗を意味するのではないかという指摘が出ている。日本の研究者が特に問題視しているのは日本政府の「選択と集中」政策だ。「失われた30年」の間、すぐに成果が出る分野にのみ投資するようになり、この副作用という見方だ。




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10月に東京工業大学と統合する東京都文京区の東京医科歯科大学キャンパス。


© 中央日報 提供
統合のメリットについて、両大学とも研究分野の拡大や研究費、研究人員の拡大を挙げている。両大は既に、感染症の原因微生物を特定する手法の開発や、アルツハイマー病の治療法確立などの共同研究に着手した。


名門大の自発的な統合や政府主導のファンド創設の背景には、日本の研究力低下への危機感がある。文科省の科学技術・学術政策研究所が発表した「科学技術指標2023」によると、国際的に注目される日本の研究者の論文は年を追うごとに減っている。被引用数が上位10%に入る論文の数は、1999~2001年は世界4位だったが、2019~2021年は13位に低下した。2019~2021年の韓国(10位)より低く、中国は10位から1位に躍り出た。


ノーベル賞受賞者も減少傾向にある。1949年に湯川秀樹が最初にノーベル物理学賞を受賞した後、日本では計28人の受賞者を輩出した。そのうち自然科学分野が25人と圧倒的に多く、特に2010年代は11人に上った。


ところが2020年代はノーベル物理学賞を受賞した真鍋淑郎氏以外に受賞者は出ていない。2022年、2023年に2年連続で受賞者がゼロとなると、日本メディアでは「先細るノーベル賞人材」「日本の研究力 深刻な長期低落に歯止めを」といった報道が相次いだ。


ノーベル賞受賞までに要した平均研究期間は約22年だ。このため、ノーベル賞の減少傾向は過去20年あまりの科学技術政策の失敗を意味するのではないかという指摘が出ている。日本の研究者が特に問題視しているのは日本政府の「選択と集中」政策だ。「失われた30年」の間、すぐに成果が出る分野にのみ投資するようになり、この副作用という見方だ。2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典・東工大栄誉教授は最近開かれたセミナーで「日本の科学技術政策は、短期的な経済効率がすべてにおいて優先されるようになってしまった」と嘆いた。


東京科学大の出帆は日本の研究力復活に寄与するか。東工大の益一哉総長は3日の入学式で、新入生たちに英語で祝辞を述べた。東京科学大は英語を学内の「第2公用語」とする予定だ。入学式を終えた新入生の関野和広さんは「医科歯科大と統合してどんなことができるのかというワクワク感がある」と述べ、「日本の将来の発展のために頑張ります」と語った。


日本の4月は門出の時だ。研究力の復活と再び跳躍する日を夢見る日本の大学と科学界は、靴紐を再び結んで走り出そうとしている。







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