川ちゃん農園だより 樹齢700年といわれる黄大銀杏と坂東十番札所岩殿観音本堂

農家の遊休土地をお借りしてはじめたものです。カメラも趣味ですので四季の移り変わりを記録して行きたいと思います。
  

浅側頭動脈・中大脳動脈吻合術<エッセイ風>

2018-02-15 18:10:10 | エッセイ風
 去年の2月13日(月)大学病院で頭皮血管と中大脳動脈との吻合術<いわゆるバイパス手術>を行って1年が経ちました。今は順調に回復して元気そのものです・・、
 2年前、喜寿の健康維持のため、市民病院で人間ドッグ・脳ドッグを行いました、結果は首より下の部分は特に問題はなかったのですが、予想してなかった首より上の部分に変化がありました。
 左内頚動脈閉塞であると検査結果がありました。血管に閉塞あり、つまり詰まっているということです。
自覚症状もなく突然のことで驚きました。
 
 市民病院の先生に紹介状を書いていただき、大学病院を訪ねました。
 市民病院からの紹介であり、脳外科の専門医の先生が親切丁寧に対応していただいた。

 そこでの話し合いで脳梗塞になってヨイヨイや言語障害になったりして家族の迷惑になってもいけないと判断して、自覚症状はないが次の決心をいたしました。
 脳梗塞の前兆には、脳の主動脈と呼ばれる太い動脈が閉塞しながらもある程度他の血管から血流が流れている(側副血行という、)ため、症状が軽く済むことがあります。しかしこのうちの何割かは、放置しておけば脳梗塞の発生の危険が高いことが予想されます。このような方には脳へ流れている血流を増やすため、脳の血管にバイパスを作って血流を良くするために手術を行なうことで脳梗塞の「再発や出現を予防できると先生からのお話がありました。
 
 検査入院、その前年12月4日~6日、カテーテル検査で腿から頸動脈まで探って調べました。 

 当日2月13日のバイパス吻合手術は全身麻酔、耳の前から上がっていく頭の皮膚を栄養としている浅側頭動脈(頭皮血管)という血管をはがします、開頭により詰まっている血管の末梢である中大動脈という脳の血管を露出し、先ほどはがした頭皮血管と中大脳動脈と吻合(つなぎ)ます。
 これにより脳に不足していた血液は浅側頭動脈<頭皮血管、>から供給されるようになります。

 朝8時30分には集中治療室に入り晩の5時ごろには大手術は終わった。
 家族と顔を合わせる、にっこりした安堵の笑顔をみた。
 
 その翌14日は血管の吻合の結果をMRI検査でみる、結果はイイ、良好でした。
 12日間の入院生活ののち退院となる・・
 非常に貴重な体験をして命を長らえる、ヨイヨイ予防につながりました。
 現在でも月に一度は執刀した先生の病院に通院、先生に元気な姿を見せに・・血液サラサラになる薬をもらいに通ってます。
 <いわどの山荘主人>
 
 <白鳥飛来地から見る富士山、1/24 9:40>