タイに嵌って行く

　小雨が降ってた朝１０時頃用事が有り市内に出た、通り道で有る平和公園内を歩いていると、


　大勢の観光客の姿が有った。


　原爆資料館から原爆死没者慰霊碑と原爆ドームと人が歩いて行く、久し振りの散歩で有ったが、


　綺麗に整備されている。


　昔名物の鳩の姿は何処にも見当たらない、幼子を連れて良く餌を遣ったのを思いだす。


　平和の象徴と言われた鳩も糞害等で、今は嫌われ者になっている。


　そう言えばタイのブログにパタヤの事が書かれた記事が多い、彼女と知り合った頃は、パタヤに一緒に遊びに行っていた。


　彼女の従妹が住んでいて、彼女が小遣いを渡していたし、帰りに親の土産と言って海産物を買っていた。


　今はパタヤに行く事も無くなった、あの頃家を建てたいと言っていた彼女に、少し位なら資金を出しても良いと言ったら


　嬉しそうな顔をしていた、バンコクの暮しに嫌気を出ていたのだと言う、


　そうして数カ月後自分の金で家を建て出した、私としてはタイで彼女と一緒に住む気はなかったのだ。


　タイの田舎に興味が有った私は、タイに遊びに来た時、泊めて貰えば良いと思っただけだった。


　それが彼女との思惑の違いである、彼女は私が一緒になってくれると思っていたのだろう。


　それから段々と深みに嵌って行くのであるが、それが良かったか悪かったかは今の段階では判らない。


　何も私の責任逃れでは無いし、彼女が騙したと思って要る訳でも無い。

　
　人間の人生は思わぬ所で変わって行く物である。


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