MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

伏見稲荷大社

2006年02月22日 | デザイン・建築好き
以前、所長が京都に行った時の写真を見せてもらい、是非行ってみたいと思った場所でした。鳥居が長く続く空間に身を置いてみたいと思いました。
そういった空間に興味を持ち始めたのは、芸術家のクリストが日本で成功させた「アンブレラ」に参加したからではないかと思うのです。それは日本の茨城とアメリカのカルフォルニアで3000もの巨大傘の花を咲かせるというものでした。
一つのモノを集めることにより空間や形が生まれる。伏見稲荷の鳥居にも同じような事を感じたのだと思います。
実際に行ってみてその異空間の魅力は何とも言えませんでした。
最初に続く大鳥居に感動、すると今度は小さな鳥居が現れ、行く手が左右に分かれます。なんて興味深い空間だろうと先に進むと右も左も着く先は同じと分かります。そこには本殿がありました。お参りして帰ろうとすると、まだ先があることを知ります。折角ですし、まだこの空間を堪能できるのであればと思い、先に進むことにしました。気が付くとそれは山登りになっていました。良い眺めとなった中腹当たりでしょうか、お休み処を挟んでまた左右に鳥居の道が分かれています。
右をいくか、左をいくか・・。所長曰く行く先は同じだそうです。右の道はいきなりまた登りの様子・・左は下りになっている、一見なだらかな道が続いている感じです。左に行きたいが、「苦あれば楽あり」私の人生は今のところずーっとこれでした。よし!右から行こう!!目指すところは、頂上の奥の院です。うっすら雪化粧した山に鳥居の朱が栄え、光が差せば鳥居の朱が美しく映えます。
やっとのおもいで頂上まで行きお参りをし、帰りは左ルート側から降りていきました。
その時思ったのですが、最初の本殿に向かう時に左右に分かれていた小さな鳥居はこれを模したものだったのではなかったかと思いました。
奥の院へ向かうルートを示す看板を写真におさめていたのですが、後々、その看板に「稲荷山海抜233m・境内地約27万坪・お山巡拝所要時間約2時間」とある事に気が付きました。20分の予定が2時間になってしまいましたが有意義な時を過ごせました。
また一つ、新しい空間を体感出来ました。
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清水寺

2006年02月17日 | デザイン・建築好き
修学旅行で行ったはず・・でも覚えていない場所です。
清水の舞台から・・・という言葉を聞く度に、私の記憶にあるあのお寺かしら?とずーっと気になっていました。その確認の為に行って参りました。
このお寺をはずした修学旅行なんて考えられませんよね・・それにしても微妙に記憶とは違っていました。修学旅行では訳も分からず色々なお寺、神社を見て回った為か記憶がめちゃくちゃになっているようです。改めて清水の舞台を満喫してきました。
私が想像していたのは、よく写真で見る舞台全体を鑑賞してから、いざ!舞台へ向かうのかと思っていたのです。拝観受付所を過ぎてすぐに所長から「ここが清水の舞台だよ」と言われたときには拍子抜けしました。実感が湧きませんでした。
清水の舞台は飛び降りたくなくても飛び降りそうになる勾配が付いていてビックリしました。水勾配でしょうか??
2005年の一文字「愛」という字が飾られていました。良い文字を見ることが出来て嬉しかったです。そして、順路に従い歩いていき、有名なショットを確認。素敵でしたぁ。改めて、清水寺だ!清水の舞台だ!と認識しました。
舞台を支える構造物に感激していると・・例の構造問題に話が聞こえてきました。
その時思い出した言葉があります。私が一緒に仕事をした構造設計の人の言葉です。「コンクリートは100年保つとかいうが、歴史は浅く、まだ、100年保ったというコンクリート造は無いんですよ。よっぽど木造の方が保っています。」
確かに・・私の父の実家も200年経っている木造です。今更ながら木造の強さも改めて認識しました。
写真は、清水の舞台から見る事の出来る三十の塔「子安塔」から撮りました。
この場所は順路途中に左に上がる路地があり、それを登り切ったところにあります。
清水全体が見渡せ、舞台も正面に見る事が出来ます。ちょっと珍しいアングルで新鮮に見えるのではないでしょうか?
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京都駅

2006年02月10日 | デザイン・建築好き
以前から見てみたいと思っていた京都駅を見て参りました。
原 広司氏の設計です。
この駅はコンペにより案を募集する形式でした。その頃から注目しており、本当にこんな凄い物が出来るのだろうか??と思えるほど未来的な感じでした。
実際見に行ってみて、その大きさに驚きました。考えていたスケールよりも数倍も大きかったのです。くまなく見る元気はうすれ・・話題になった大階段などを見た後、大空間をうみだしているの改札前の吹き抜けに臨むカフェでお茶をして帰りました。
写真はその大空間です。本当にすぐには把握出来ない位に大きく、銀河鉄道999を思い出してしまいました。
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京noランチ

2006年02月09日 | 食べ物好き
京料理もいいけどカレーもね。って事で選んだランチの場所は「ことばのはおと」さんです。京都にはいくつもの町家を改造したお店があるようです。
入ってみると私にとっては懐かしいニオイがしました。なんといいますか・・美大時代の懐かしさが漂っていました。お店の出入り口には個展のお知らせなどの葉書やポスターが貼られていたり、そういったアーティストさんの交流の場のようです。いくつもの作品が並べられ、個展も行われていました。私が行ったときは、実際に個展に出している陶磁の器とデザインされたランチョンマット、食べたいケーキをえらぶことが出来るというアイディア満載の個展が行われていました。
それもそのはず・・ガイドブックをよーく見るとオーナーの本職はデザイナーさんだそうです。発表の場を提供しているのですね。その日は個展の最終日ということもあって、激励に来たアーティストさん達でにぎわっていました。頑張っている彼らのいきいきした姿に私も元気をいただきました。
注文はココナッツカレーにしました。独自ブレンドでスパイスを駆使しているとのこと!そんな独特の本格カレーで美味しかったです。出来上がるまでには時間があり、本棚にある本でも読みながらゆっくり待ちました。
カッコつけすぎないほんわかな空間漂うお店でした。京都の日常にとけ込んでみたい時にお薦めのお店かもしれません。
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獅子岩

2006年02月08日 | デザイン・建築好き
写真は引続き花灯路に導かれ訪れたお寺「宝厳院」(ほうごんいん)にある獅子岩です。
このお寺はここ数年前に一般拝観を始められたそうです。夜の特別拝観は今回がはじめての試みだそうです。その為か、私のガイドブックには出ていませんでした・・導かれて良かったです。臨済宗大本山天龍寺の塔頭寺院のひとつだそうです。
紅葉の見事なお寺でその頃に偶然TVで見たお寺でした。それが分かったのは、この写真にある獅子岩を見た時でした。TVではアングルが悪かったのか・・リポーターの「この岩何に見えますか?」の問いに「獅子」と聞いてピンときませんでした。この夜は獅子に見えました!その番組で紹介していたのですが、江戸時代の京都の名所名園案内記・・当時のガイドブックでしょうか?『都林泉名勝図会』にも掲載されており、その書物にこの獅子岩が絵と共に紹介されていました。その図柄と私が目にした獅子岩はそっくりでした。不思議ですね・・時空を超えてといいますか、江戸時代の人と同じ物を同じ場所で見ている。時を超えて価値観の共有が出来る事をありがたく思いました。
このお寺の紅葉は本当に素晴らしいです。春も若葉が清々しいと思います。
私の訪ねた頃は紅葉も落ち初めていましたが、地面が紅葉の絨毯になっていいました。ライトアップに照らされ、さらに幻想的でした。もう一度、訪れたいお寺です。
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