MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

歩き遍路 阿波 2巡目 2019 あとがき

2019年12月30日 | お遍路好き(発心・徳島)
今年中に阿波遍を書き残すことが出来て良かったです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

別格4番を予定していた日はやはり本降りの雨でした。
午前中の電車で徳島へと移動し、気になっていた日和佐を舞台の映画を見に行きました。

次の日は良い天気だったので阿波おどり会館と眉山へ。
眉山へは明日からお遍路を始めるというオランダからの女性と日本人の男性に会うことが出来ました。
どちらの方も初めての様子です。期待と不安に胸を躍らせているようでした。

きっと素敵な出会いが沢山あったと思います。
私も1巡目のほぼ歩き遍路以上に沢山の出会いがあり多くの学びがありました。
来年は土佐を計画しています。

無事に実現できるようにお仕事も頑張ります!
仕事に忙殺されるとなかなか進まないブログですが、お付き合いいただきありがとうございました。
土佐に行けたなら、また記録を残したいと思っています。

★2019年歩き遍路2巡目のスタートはこちらから
歩き遍路 00番札所 東林院 2巡目 ① 2019

★2018年歩き遍路プレリュードはこちらから
歩き遍路 撫養港~0番札所十輪寺 2018

電車でお接待していただいたお芋とお気に入りのすだちソーダを頂きました♪


阿波おどり会館と眉山


阿波踊りの編み笠がモチーフの休憩所


いつ見ても素敵です♪ 参加は勇気がなくて「みるあほお」です


眉山からの景色


眉山から焼山寺山が見えるようです!


焼山寺の宿坊で一緒だったO倉さんから勧められた阿波のお好み焼きを食べました。


ひょうたんクルーズに乗ってみました


川から見える眉山が最も美しいとの事


★歩き遍路の続き土佐はこちらから
歩き遍路 土佐 2巡目 2020 プレリュード

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歩き遍路 別格4番札所 ⑪ 2019 鯖を断つことは。。

2019年12月22日 | お遍路好き(発心・徳島)
鯖大師本坊

薬王寺から別格4番の鯖大師までは約20kmです。
次の24番札所に向かう遍路道沿いにあるので立寄りやすい場所にあります。
ルートは県道36号の川沿いを歩くルート、国道55号を進むルート、県道147号沿いの海側を歩くルートとあります。
宿の方には天気も良いし海沿いを歩くルート薦められました。
そのルートは予定をしていなかったので、すぐに取り出して見ることが出来るようにコンビニでコピーをしました。
コンビニから出てくるとタイミングよくタクミさんが現れました!
宿の人に海沿いの道を提案されたことを伝えると、やはり「自分で行きたい道を行きなさい」と言われます。

そしてクリームパンをお接待してくださいました!
申し訳ないです。。。でも嬉しかった。
お別れしてガツガツ進もうとすると「歩き遍路道分かる?」と聞かれます。
なんとなく「はい♪」と答えると、
それは違っていて跨線橋の左側に入る道を進むのが正解でした!

みなさん、間違えるのだそうです。。。
左側の道を通った方が近いし楽なのだそうです。
そして、その先には旧遍路道しるべがありました。
国道に出ると、海沿いの道を行くか国道にするか聞かれました。
海沿いにいくにはここから県道に入って行く事になります。
この時点で12時!20kmは平地でも単純計算で5時間。。納経所が閉まってしまう!!
海沿いを楽しんでいる場合ではなく。。
目的は鯖大師本坊に行く事なので国道を進むことにすると伝えると、その方が良いと思うと言ってもらえました。

タクミさんとはここでお別れし、ここから一人で進みます!!
単純計算では、のんびり歩いていては間に合いません。。ガツガツ進みました!
国道55号はいくつものトンネルを通過します。
途中いくつかの旧遍路もあったようですが、気が付かなかったり、通る余裕は無くとにかく別格4番を目指します!

途中、阿波尾鶏を使った素敵なレストランを発見!外からトイレを利用できるようでお借りしました。
食べたかったけど。。その余裕は無く。。。
タクミさんからのクリームパンを頂きました♪

美味しかった♡

ガツガツ進んでいると前方にお遍路さんが現れます。軽快な鈴の音が聴こえます。
追いつきました!!
挨拶すると、なんと!別格3番近くの宿さかもとで一緒だったM田さんでした!!
やはり、今日は日和佐に宿をとっていて先に進む為に牟岐の駅を目指しているとの事でした。
私はその約5km先の鯖大師を目指していたので、お先にすみませんとお別れしました。

その後に現れた川を覘くとなんと錦鯉が!黒い鯉はよく見かけますが、錦鯉とは!驚きました。
それに驚いていると次にタクミさんが話していた山頭火が住んでいたという場所に気が付きました。
大きな碑が立っていました。「宿泊の長尾屋跡」とありました。

牟岐は大きな町でした。
ここから先に遍路道が浜辺など魅力的な旧遍路道がいくつかあったようです。
私はひたすら国道を進みました。途中お寺の大きな看板に惑わされて右の道に入ったのですが、
真っすぐ進めばよかったみたいで少し遠回りしてしまいました。。
看板は「800m先を右に曲がれ」という車向けの看板でした。
歩き遍路はその先にある福吉トンネルの右横にある遍路道を通ると良いようです。。

海に気をとられて気が付きませんでした。

すると、聞き覚えのある鈴の音が後ろから聞こえてきました!
M田さんです!
牟岐の駅に着いたところ電車が来るまでに1時間あると知り、
待っているよりも先に進むことを選んだとのことでした。
すぐそこに別格4番があるのに寄らずに電車に乗ったようです。

私は鯖大師へ!

小さな赤い欄干の橋を渡ると干支それぞれの守本尊の石仏が並んでいます。
中央には馬頭観音が祀られている護摩堂がありました。
その先に境内がありました。特に山門は無く石柱とその奥に仁王像がありました。
不動洞、護摩堂があり、入洞することが出来ますが16時までで私は間に合いませんでした。
気を取り直して本堂と大師堂へ
大師堂の前には鯖の石彫があり、鯖を三年間絶ってご祈念すると願い事がかなうという。
鯖は嫌いでは無いけど、それほど食べないので出来そうでもある。
しかし、宿で鯖が出たら食べないのもどうかな。。などど散々悩んで
来年に持ち越しとしました。

一国参りなので阿波は別格4番が最後になります。
来年の土佐はここからスタートする予定です。

さて日和佐の宿に戻ります!
電車の時間までには30ほどあります。
先ほどの守本尊をちゃんと見てみようと眺めているとそこにはタクミさんの姿が!
なんと!日和佐の宿まで送ってくださいました!!
その途中、私が見落とした歩き遍路道などを丁寧に説明してくださりました。

全然歩けてなかった。。。来年、この歩き遍路道をやり直そうかな。

宿に着くと泊まりたかったお部屋に通されました♪
素敵なお部屋で美しいバラまで活けてありました。ずーっと居たいお部屋でした!
出かけることをオーナーの奥様に伝えると帰ってきたときには雨戸が閉まっている事を伝えられました。
部屋からの景色や部屋の写真を撮りまくり、少し出かけるのを遅らせてのんびりしてみました。
薬王寺の温泉に入って、お気に入りの「ひわさ屋」で夕飯を食べるという計画をしていました。
ひわさ屋さんは大人気で予約なしでは入れない感じでした。。。
待っても良いかと聞くと空いたら連絡を下さるとの事でした。
いちど宿に戻って洗濯でもしておこうと洗濯し始めたのが失敗!

まもなくして席が空いたとの連絡。。。

洗濯を始めてしまったので少し遅れますと連絡をすると、また少しして何時になるかと電話がありました。
何時までですか?と聞くとラストオーダーが20時半とのこと!!
慌てました!!勝手にお酒の飲めるところだから23時ぐらいまではやっていると・・・。
洗濯をどうにか終わらせて慌てて向かいます!
すると、先ほど予約席だったカウンターに通されました。。。
予約はキャンセルだったのかな??

もったいない。。

その御影で入れたのだから良かったけど。。
お遍路中は禁酒にしていたのでご褒美の一杯となりました。

今回のお遍路も多くの方に出会い助けられました。
感謝!感謝です!!

勢いで国道を真っすぐ行きそうですが、左の側道へ!(道標シールもありました)


その先には文化財の道標があります♪


海岸線を進みたい場合は再び国道に出た先を左の県道へ。私は国道を選びました。


噂のトンネル用の発光タスキポイント


空でした。。(逆打ちのお遍路さんが居なと戻らないですね)


トレイルラン?のお遍路さん


御手洗をお借りしました。こだわりの阿波尾鶏のレストランodori


川もきれいでしたが、美しい鯉が!


看板もあって気になっていた出羽島が見えます。


お寺への遍路道はトンネル横にありました。


護摩堂の横には十二支それぞれの守本尊様が並びます


境内入り口


入洞は16時まで


右に本堂、左は大師堂


3年鯖断ち祈願!


般若心経塔(写経が納められているそうです)


お世話になったタクミさん!旧遍路道、道標を説明してくださっています。


旧道標と遍路道


本日のお宿日和佐


泊まりたかった素敵なお部屋


素敵な薔薇も活けてありました


壁の素晴らしい左官はオーナーの作品だそうです!


気が付けば玄関横にも!!


ひわさ屋はお城の麓にあります


ご褒美の一杯♪美味しかった♡



来年は別格4番からスタート予定です!
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歩き遍路 23番札所 2巡目 ⑪ 2019 猿との遭遇♪

2019年12月07日 | お遍路好き(発心・徳島)
23番札所 薬王寺

朝食に口のとんがったひらきが出ました。ひらきと言えばアジな私は宿の人に聞きました。
カマスだそうです。はじめて食べます♪
一巡目の高知で「ウツボ」を食べた時はショックでしたが、美味しくて♪その後も見つけては食べています。
カマスももう一度食べてみたいお味で美味しかったです。
内臓を含むお魚はなかなか上手に食べられないのですが(^^;)
開きになっているとそれなりに上手に食べられるので美味しく戴くことが出来ました。
チェックアウトの時に飴などのお菓子と徳島と言えば金時芋の焼き芋をお接待していただきました♪

今日のお昼にしょう♪

この日は本当は薬王寺までにして、日和佐の町を観光しようと考えていました。
しかしながら、次の日が雨の予報だったので次の日に予定してた別格4番の鯖大師まで行くことにしました。
前日、午前11時ごろに宿へ荷物を置きに行っても良いかメールをしたところ、OKの返事をもらいました。
日和佐の宿までは約13km私の足で3時間半ぐらいの計算です。

前日にタクミさんから教えていただいた事を念頭に歩き始めました。
海に佇む銅像を横目に進みます。(この地域の政治家さんの銅像のようです)
鶴林寺麓の休憩場であったお遍路さんが泊まると言っていた「樹園」が見えました。
ここまでは体力的に私は無理だったな。。などと考えて歩いていると、お遍路さんが私を抜かして行きます。
「おはようございます」と挨拶すると、私の名前を呼んで確認されました。。
ん??なんで私の名前を?よくよく見ると昨日お世話になったタクミさんでした!!

お遍路さんなんだ!

ここから日和佐まで一緒に歩かせていただきました!
しかも詳しい解説付きです!覚えきれないほど色々お話ししていただきました。
昔の道標はもちろん事、石仏像、動植物についてもです。

この辺りは6月頃になるとアカテガニ産卵のために海へ大移動するそうです。
自然の神秘♪見てみたいです。
そんな私に、アカテガニではありませんが、磯ガニさんが写真に目線を送ってくれました。
スナガニかな??
そして、今のところ通れそうにない旧遍路道という場所も教えてくださいました。
タクミさんの案内で歩き遍路道をどんどん進みます。
途中「俳句の小径」という入選された作品が並んでいました。
遍路道に吊るされている道標札に「人生即遍路」という言葉を度々見て気になっていたのですが、
これが山頭火の言葉であることも知りました。
山頭火はこの地に縁のある方で、この先に住んでいた場所があることも教えていただきました。
海がきらきら光っているのが見える場所があり、知らない間にけっこう登っていたのだと思いました。
すると、道にみどり色の大きな・・う〇〇がいくつも落ちていました。
「これは猿だな」とタクミさん。
あたりを見渡すと十頭以上はいたと思います。
「良かったね、一緒で」とタクミさん。
女性一人だとナメテ襲ってくるのだそうです。。。
「だから杖が大事なんだよ」とタクミさん。

確かに。。この杖は色々な意味で心の支えにもなってくれる!

その先には三体の石仏が立つ場所がありました。
タクミさんの話によるとこの先に本物(実際にこの場所にあったという)があると教えてくださいました。
それはその先のキャンプ場そばにありました。
峠にあったのですが、県道をつくる時に今の場所に移設されたのだそうです。

教えてもらわなければただ通り過ぎただけだったと思います。

次々と歩き遍路道を進みましたが、自分独りでちゃんと歩けたかは不明です。。。
しばらく進むと薬王寺が見えてきました!
四国八十八か所、阿波最後のお寺です!!
足取りも軽くなったところで「うみがめ」こちらの案内がありました。

そういえば、うみがめを見たかったんだった!!

タクミさんにうみがめを見て進むことを伝えると
「あなたの行きたい道をいきなさい」と言われました。
この道は遍路道から外れるようです。
ウミガメカレッタの裏にあるプールを覘き2年ぶりの再会です♪
さて、お寺に向けて再出発!
その前に前日に荷物を置かせていただくお願いをしていた今夜の宿に向かいます。
途中、道路工事現場の人に「お遍路さんの道は違うよね?」と言われるしまつ。。。
正直に「海亀を見に寄りました」と伝えました。
そういうと工事現場の人は苦笑いでなるほどと言った様子でした。

宿は橋を渡る手前にあります。
時間を見ると予定よりも1時間も早く着いてしましました。。
やはり人と一緒に歩くと早いんですね!!
宿の前に立つと宿の方と思われるご夫妻と小さな男の子が現れます。
「宿の方ですか?」と聞くとそうらしく、二代目とお子さんは三代目と紹介されました。
「予定より早く着いてしまったのですが、荷物を置かせていただいて良いですか?」と尋ねると、
それにしても早いですね~と言われながら中に案内されました。
中に入るとオーナーが海外のお遍路さんの対応をされていました。
オーナーのご主人はフランスの方のようでした。
流暢な日本語でこの先の遍路道を提案してくださいました。

いよいよ薬王寺へ!

賑わう境内をゆっくりと拝観しました。
そして前回は気が付かずにいた霊水を頂きに本堂の横を進みます。
「肺大師」とあります。平等寺と同じように祠の下よりお水が流れていました。
今回は頂きました♪美味しかった!
随求の鐘なるものがあり、厄災消除を願い自分の歳の数だけ真言を唱えながら叩くのですが、
なかなか、数が増えてきて恥ずかしかったりもしました。。ちゃんと叩きました(^^)v
同じようなもので無病延命が得られる石臼もあるようでした。。
これは気が付きませんでした。。

薬王寺を象徴する存在の瑜祇塔にも足を運びましたが、1巡目でお参りしたこともあり、戒壇めぐりは諦めました。
約20km先の鯖大師まで向かいたかったので先を急いでいました。

美くしい田井ノ浜からの景色


スナガニさん?が目線をくれました


歩き遍路道(俳句の小径入り口)


俳句の小径で共感した作品


ずっと気になっていた道標は山頭火の言葉でした


海が美しいです♡知らない間に登っていました。


お判りになるだろうか??猿です!(中央の下あたり)


峠にあった本物の三仏像(今は恵比寿浜のキャンプ場横)本にはお不動さまとお地蔵さまと御太師様とあったそうです。
不動明王と役行者と地蔵尊の可能性も。


三仏像があった峠の場所には地蔵菩薩2体と不動明王


賢そうなワンコとの出会い


美しい港


オオルリにも出会いました


薬王寺が見えてきました


絵になっていたトップの松は台風の塩害で枯れてしまったとのこと。それでも素晴らしい景観


海亀さんにご挨拶


端午の節句が近いから?亀幟が気持ち良く泳いでいました


美波町観光協会の「街中にぎわい施設さくら庵」では雛人形が飾られていました。中間的な4月ですね。


歳の数だけ杵をつく無病延命が得られる石臼は男厄除け坂の手前にあります


霊水は本堂の横奥にあります


霊水の湧く肺大師


本堂


大師堂


境内の様子


1巡目ブログ ほぼ歩き遍路 23番札所⑦
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