MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

ほぼ歩き遍路 78番札所㉔ 2017

2018年12月28日 | お遍路好き(涅槃・香川)
78番札所 郷照寺

郷照寺は宇多津という駅の近くにあります。
この日はこの駅の近くに宿をとっていたので時間があれば郷照寺まで行きたいと思っていました。

駅の前で女性の方から話しかけられ、パンのお接待をうけました。
三角寺の方にお家のある方で仕事でこちらに来たのだとか。
仕事先の話で良かったら是非来てくださいねと言われたのですが、
お寺以外の土地勘が無くて分からず仕舞いでした。。。
なんとなく分かったように聞くのではなくて、分からないことはきちんと聞き直せばよかったと思いました。

これを機会に分からなかった事や聞き取れなかった事は繰り返し聞くようになりました。

まだ時間があったので郷照寺に向かって進みます。
途中大きなお寺があり、迷いました。「本妙寺」という日蓮大聖人のお寺だったようです。
郷照寺はその先の路地を右に曲がります。

少し雨が降ってきました。

境内からは瀬戸大橋が臨めます。
山門から少し坂をあがり、鐘楼堂、本堂、大師堂の順に高い場所にあり、立体的な配置でした。
本堂の屋根は二重になっていて特徴的です。東大寺など奈良時代に多いスタイルのようです。
向拝の天井は立体的な花天井になっていました。
とても華やかで美しかったです。
奥の高い場所に大師堂があり、弘法大師が42歳の頃に厄除け祈願をされた事から厄除けうたづ大師と呼ばれているようです。
大師堂の横には「万体観音洞」があり、入ってみると沢山の観音像がずらっと所狭しと祀ってありました。

この日は駅前のビジネスホテルを予約していました。チェックインカウンターは大混雑でした。
部屋に余裕が無いらしく家族で隣り合う部屋を希望しているお客様の部屋の調整に手間取っているようでした。
やっと私の番が来ると
「本日満室でして。。ご予約されたお部屋をお取りできませんで」とホテルの方。
スタッフの部屋とかになってしまうのかな??
「こちらのお部屋をご用意いたしました。金額は変わりませんので。。」とホテルの方。
申し訳ありませんと何度も謝られるので、どんな部屋に回されてしまうのだろうと
不安になりながら部屋に向かうとなんと2番目に広いであろうお部屋でした。。

お遍路効果かな??いやいや。。。二人でも持て余すお部屋でした。
ビジネスホテルとはいえ、初めての空間に少しはしゃいだ気持ちになりました。
二度と経験は無いかもしれない経験を楽しみました。
満室になるほどのホテルだったのに今は違う名前のホテルのようです。

二重屋根の本堂


本堂の美しい立体花天井


境内の様子


一番奥の高い場所に大師堂


大師堂横にある万体観音洞入り口


境内からは瀬戸大橋を臨めます


ホテルからも瀬戸大橋が見えました。


宇多津は入浜式製法の塩が有名な場所でした。
ブラタモリでの放送を見ていたのでここだったのだと思いました。
お塩も購入♪




今年中(2018)に88番札所までブログを進ませたかったのですが、なかなか難しいですね。
すでに高知まで進んでいますが、「小島よしお&狩野英孝のチャリお遍路」(隔週更新)という番組を楽しみにしています。
BSのBS12 トゥエルビで放送されています。
歩きも大変だけど自転車もなかなか大変そう。。。
日曜日の19時からです。ぜひチェックしてみてください。
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ほぼ歩き遍路 77番札所㉔ 2017

2018年12月26日 | お遍路好き(涅槃・香川)
77番札所 道隆寺

平坦なのどかな道を4kmほど進みます。
美しい観音様がずらっと並ぶ印象的なお寺でした。
255体祀られているそうです。

お参りをすませて納経所に行くとお接待で沢山の飴を頂きました。
心がほっこりしました。
納経所の近くに休憩できる場所があったので荷物の整理をしました。
この休憩のコーナーには沢山の言葉が飾られていて、
どれも心に響く言葉ばかりだったので写真に収めました。

写真を見て響いた言葉は

「大切なのは おもいやる こころ。」
「もっと 大切なのは 信じる こころ。」
「そして もっともっと 大切なのはゆるす こころ。」

信じるって実は難しい。。ゆるすってもっと難しいのかもって思いながら読みました。
そうなれたら素晴らしい。

そしてもう一つ

「つまずいたから」
「起きあがり方を覚えた。」
「人生の」
「一番の財産は」
「経験です」
「いい事も」
「悲しい事も。」

私のつまずきっぱなしの人生もこう考えられれば救われるな。。って思いました。

遍路道にもいくつもの心に響く俳句などの言葉吊るされているのですが、
本当に考えるきっかけになりました。
四国遍路をして良かったと思う事の一つです。

仁王門


綺麗に飾られていた手水舎


境内の様子


美しい観音様が美しく並んでいました。


鐘楼堂を撮利たかったのか。。鳩を撮りたかったのか。。。


納経所で飴を頂きました。


休憩所にあった言葉①


休憩所に会った言葉②
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ほぼ歩き遍路 76番札所㉔ 2017

2018年12月25日 | お遍路好き(涅槃・香川)
76番札所 金倉寺

善通寺から善通寺駅方面へ進む道は大きな商店街でした。
お上りさん気分になっている自分が居ました。
すっかり街中に違和感を感じる心理状態になっていました。

76番札所へ平地を約5km進みます。
変わったお地蔵さまのいるお寺でした。
「ぐち聞きわらべ」です。
頭をなでながら愚痴を言うと良いそうです。。。
この時の私は。。愚痴が思い浮かびませんでした。

鐘楼堂がとても印象深かったてす。
12本の太い柱で支えられていました。

金倉寺の大師堂には弘法大師と智証大師の二人の大師が祀られています。
また、乃木大将とも縁が深いお寺でこのお寺を仮住まいとしていたそうです。
私自身、子供の頃通った学校の前身は乃木大将の縁に因んだ名前の学校だったので、
乃木大将と所縁のある場所になんとなく親近感を感じます。
「妻返しの松」の逸話は少し寂しいと女側としては思ってしましました。

9月第1土・日曜日に行われる「円珍・乃木まつり」では乃木将軍の部屋・遺品公開され見学することが出来るようです。

仁王門


本堂(黄金に輝く大黒天像があります)


境内の様子


印象的だった鐘楼堂


ぐち聞きわらべ


久々のマネキンお遍路さんが♪






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ほぼ歩き遍路 75番札所㉔ 2017

2018年12月21日 | お遍路好き(涅槃・香川)
75番札所 善通寺

このお寺は観光で訪れた方も多いお寺だと思います。
のどかな住宅地を抜けこのお寺に近づくと賑やかさか増してきます。
丁度お祭りの時期だったからか、開いてはいませんでしたが出店もあり、
さらに賑やかな雰囲気がありました。

道を挟んで左右に山門があります。
知識がなかったので、本堂と大師堂が道を挟んで左右にあることを知りませんでした。
なんとなく出店に引かれて進むと正解だったようで、東院の金堂がありました。
とても広々とした境内で金堂の中には迫力のある本尊、薬師如来坐像を見ることが出来ます。
あまりの素晴らしさに一度お堂を出たにも関わらず、もう一度見たくて何度も入ってしまいました。
今でももう一度見たいと思う薬師如来様でした。
こちらの境内には迫力のある5重の塔や樹齢千数百年の大楠があり、印象的でした。

先ほどの反対側に大師堂があることが分かり、そちらへと向かいます。
御濠に石橋がかけてあり、そこを渡って誕生院とも呼ばれる西院へ。
夏の時期は御濠に蓮の花が美しく咲いているのだろうと想像しながら石橋を渡りました。

さて、こちらは空海さんが生まれた場所とされています。
71番札所で会ったおじさんの話からすれば別格18番札所「海岸寺」ということですが。。
仁王門をくぐると木造の回廊が続き、そこには空海さんが生まれ時の絵が飾られていました。
お参りをして御影堂から出てくると、前に会ったお遍路の方からここに行ったら絶対に「戒壇めぐり」を
した方が良いと薦められたことを思い出しました。

どこにあるんだろう?

お堂の中にお守りを売っているところがあったからそこで聞いてみようと足を運ぶ
とそこに案内がありました。
500円で入場できるようです。
「戒壇めぐり」の入口はというとその裏にありました。。
階段を下りて真っ暗な中を通ります。
左手を壁に添えて進みます。。どこかで教えてもらいました。
途中大師様の声を再現された声を聴くことが出来ます。
一年以上たった今でも耳に残っています。温かみのある優しい声でした。
かなり、長い戒壇めぐりでした。100mあるそうです。
光が見えたときはホッとしました。
この戒壇めぐりを通過すると空海さんが生まれたときに使った産湯の井戸や宝物館を
見学することが出来ます。

もっと時間をかけてゆっくり観たいお寺でした。
宿坊もあるようなので次の機会には利用してゆっくり見て回りたいです。

金堂(本尊の薬師如来坐像)


手水舎(龍の口から有難いお水が♪)


東院の境内の様子


東院にある五重塔


東院にある大楠


誕生院には石橋を渡って


御濠


御影堂


御影池(左右はお父さんとお母さん)


あれに見えるのが産湯井の建物


覗きました。。

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ほぼ歩き遍路 74番札所㉔ 2017

2018年12月12日 | お遍路好き(涅槃・香川)
74番札所 甲山寺

お寺の名前に「山」が付いていたので次も山登りがあるのかと思っていました。
ずっと平坦な麦畑を歩いていると小山が見えてきました。
山らしい山は近くないのであの山の上にあるのかな?と思って進みました。
お寺は山の上ではなく麓にありました。

山らしい形をした小山を背にそのお寺はありました。
本堂には檜の一木造り薬師如来像が祀られています。
境内は高低差があって立体的な配置でした。

曼荼羅寺と善通寺の間に寺を建立しようと弘法大師が探していると
この山の麓にこの土地を守ってきた翁が現れ、ここに寺を建立するように求めたそうです。
大師はすぐに毘沙門天像を彫り山の岩穴に安置したとのこと。
大師堂の横に不思議な空気を感じる岩の中に入り込むお堂がその毘沙門天尊でした。

山門に向かうと三角寺先生にまた会いました。
先生は77番まででお友達になった韓国からのお遍路さんと丸亀城を見学するそうです。
私は、できれば78番札所までが目標と言ってお別れしました。

お寺に向かう途中にあった麦畑 壁紙になるかな?と思って撮りました②


本堂


境内の様子


毘沙門天尊

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