MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

ほぼ歩き遍路 64番札所⑳ 2017

2018年10月31日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
64番札所 前神寺

予定では61番から64番は次の日の午前中にお参り予定だったので64番札所は明日にしようと最寄りの伊予氷見駅へ。
電車が来るまでにはまだ時間があったのでウロウロしているとお祭りの屋台の模型が駅の横に飾られていました。
10月ごろに西条一帯が盛り上がる西条まつりがある様です。屋台や神輿など150台が集まり、
その数は日本一と言われるそうです。
正月には帰れなくてもこのお祭りのためには帰るというお祭りとの事、いつか見に行ってみたいです。

模型の写真を撮っていると60番札所のバスでご一緒だった夫妻と再びご一緒になりました。
電車を待っている間色々なお話をして、同じ横浜市の方と知りました。Kさんに続き。。
やっぱり横浜に住む人はお遍路が好きなのかな??

「64番札所に行きますか?」と夫妻
「間に合いますかね??」と私
「ギリギリ大丈夫だと思うわよ」と夫妻

ダメもとで行きますか!!

ご夫妻と64番札所へ向かいます。
さっき着た場所です。。なぜか知っている私は夫妻を案内。
山門をくぐってから奥が深く、すぐにはたどり着きません。

他にもお参りに来ている人が居ました。
まずは本堂をお参りして。。。本堂はさらに奥のようです。
すると子供の声で
「おかあさん!先に納経してって!!」
ハッとしました。
ギリギリ間に合いそうだけど、ギリギリ間に合わないかもしれない。。
私も先に納経させていただきました。

本堂は本当に更に奥でした。
とても立派で大きな神社のような印象でした。
厳かな雰囲気です。
桜の時期にはピンクに染まるのだとか。印象が全く違うだろうなぁ。
本尊は阿弥陀如来さまです。
お寺の方がかたずけをしている横でお参りしました。
ギリギリは良くないですね。。。
無事にお参りを済ませ、このお寺の見どころでもある
「御滝不動尊」や一枚石に彫られた大師像をゆっくり拝見しながら参道を戻りました。

御滝不動尊は滝の中に不動尊が建てられていてなにやらラメのようにキラキラしているのです。
資料を見ると一円玉を投げ入れて、くっつくとご利益があるとの事。
丁度1円玉が一枚あったのでトライ!

くっつきました!!

お願いをしながら、ひょいと投げてみるとくっつきました。
つくとは思わなかったので驚きでした。
不思議です。

すっかり日が暮れてきました。
宿へと向かいます。


山門からさらに先にあります


境内の様子


御滝不動尊


一枚石大師像


駅にあった西条まつりの屋台模型








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ほぼ歩き遍路 63番札所⑳ 2017

2018年10月30日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
63番札所 吉祥寺

「次の札所は少し遠いよ」とおじさん。
私??近かったような?まぁ地元の人が言うのだからそうなのだろう。

バスから「63番札所」左の看板が見えるも通り過ぎ。。。
え?と思ったけどなにも言えず、おじさんが思っている
63番札所へ送っていただきました。。。

楽しかったし、ここまで充分すぎるお接待を受けたので、初めて納札を渡しました。
お接待を受けたときにこれをお礼に渡すのだそうです。
知ってはいたのですが、いつも突然で渡しそびれていました。
納札には名前や住所、年齢などを記入します。
おじさんは私の年齢を知ってびっくりしていました。。。
どちらかと言うと年齢より若く見えるかもしれません。
顔のつくりの問題かもしれませんが。。
仲良くなってきた人に年齢を言った途端に引かれたり、敬語になっちゃったりの経験は多数あり、
ある時から年齢は言わなくなりました。
今はそれなりだとは思うのですが。

「ありがとうございます!今度は観光でお宿に泊まりに行きます」と言ってお別れをいいました。
おじさんは「いいよいいよ、むりむり!」と言われていました。
確かに、戻ってから調べてみると高級旅館でした。
大広間があるので、大人数で何かお祝い事で温泉や食事を楽しんだりするのに良いところだと思いました。
この日も大広間に大人数の食事のが用意されていたのでそのような利用のされ方かあるのだと思います。
少人数でも泊れる部屋はあるようなのでいつか実現したいです。

長くなりました。

拘りを持たなければ、先にこの64番のお寺をお参りして63番に戻れば良いのですが、
拘りで63番に戻ることにしました。
拘り=煩悩=苦しみ
この図が見事に見えてきます。

63番札所に戻ると、遊仙寺で一緒になったKさんとまた会いました。
「早いね!」とKさん。理由を伝えました。
 60番札所をお参りした時に山道を見てここをKさんや皆さんが登ってくるのだと思い羨ましかった事、
 私もチャレンジすればよかったと思った事なども伝えました。
「今度は是非チャレンジしてくださいね!」とKさん。
いつか今回歩いていないところを歩いてみようとこの時、考えました。

Kさんとお別れしてお参りしました。

このお寺は唯一毘沙聞天が本尊のお寺だそうです。
立派な山門をくぐり境内に入ります。
境内には「くぐり吉祥天女」や「成就石」などがあります。
前者はあらゆる貧困を取り除き大富貴をもたらすそうで、この像の下をくぐるとご利益があるのだとか。
くぐりました!
後者は、少し難しく、本堂前から目隠しをして石の前まで進み、
願い事を唱えながら金剛杖をこの石の穴に通す事が出来れば願いが叶うのだそうです。
これは、、目隠しの時点で少々一人では難かったので諦めました。

ここまで接待され過ぎた。。と落ち込むも、
納経所で「よかったらぞうぞと」どら焼きのお接待。。

楽をし過ぎていたのでもらう資格は無いと断りたい気持ちでした。
自分が親切にする事はあっても親切にされたことは無いと思っていた残念な私だったので、
余りある親切に戸惑いがありました。
ありがたくいただき、この日の夕食にさせていただきました。
美味しかった♡

61番から64番は次の日に行く予定だったので今日はここまでにする事にして駅へ向かいました。

山門をくぐった時の風景


境内の様子


手水舎の龍 迫力がありました


くぐり吉祥天女とお迎え大師


成就石


お接待で頂いたどら焼き しっとりふかふかで美味しかったです。










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ほぼ歩き遍路 62番札所⑳ 2017

2018年10月29日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
62番札所 宝寿寺

まもなくしてすぐに話題の62番札所へ。

石柱門正面にいきなりプレハブの建物。。。どうも話題の納経所のようです。
先入観があるのでつい様子を伺いチラ見してしまいます。
右手に本堂と大師堂が並んでいます。
もともとはプレハブの建物の奥に本堂があり、今の本堂は元大師堂だったようです。

光明皇后をかたどった十一面観音が祀られているお寺でこれを拝観することはできませんが、
安産観音像があります。独特な雰囲気をもつ像で印象的でした。

さて、納経所へ向かいます。
怖い対応をされるのかな?
投げやりな対応をされるのかな??
などと思いながら納経帳を差し出すと可もなく不可もなく。
迫力のある文字で印してくださりました。

納経の時間だけなら、お遍路さん的には合わせれば良いだけで目くじら立てなくて良いかと思いましたが、
それだけではなく色々な問題があるようでした。

納経をすませ、おじさんの元に戻りました。
記念写真を撮ってくださるというのでお願いしました。
旅の思い出におじさんも撮られていただきました。
ここでお別れかと思ったら、次の札所まで送ってくださるとのこと。。
もう充分だったのでお断りをしようと思ったのですが、
おじさんの勢いと自分ももう少しおじさんと話したかった事もあり、お言葉に甘えました。


現在、納経は61番札所の香園寺で受け付けてくださるそうですが、「宝寿寺」の名前は無いそうです。
私が「ほぼ歩き遍路」にしたきっかけをくださった家田荘子さんのブログによれば、ご本尊は宝寿寺の本堂になく、
61番札所の第二駐車場にあるとのこと。。。
複雑な気持ちです。
62番のお寺には柵のような門扉でガッチリ閉められている様子を載せているブログもありました。
何にこだわるかでお遍路の仕方も人それぞれになるのだと思います。

境内の様子


少し困り顔に見えてしまう安産観音像





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ほぼ歩き遍路 61番札所⑳ 2017

2018年10月26日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
61番札所 香園寺

素敵で流行りの古民家カフェのような歓喜庵で
まずは温泉を頂き用意していただいた蕎麦をカウンターで頂いていていると
厨房の方からおじさんが出てきて私に話しかけてきました。

四国別格八番 十夜ヶ橋の話やこの当時話題になっていた62番札所の事、お遍路であった事などを色々話しをしました。

印象的だったのは、
私が「お遍路は一周だけいいのかと思っていたら何周もするものなのですね」といい、
私が「確かに嵌ってしまうかもしれない気持ちがわかります。」というと

おじさん「嵌っちゃだめだよ!!嵌って何度も周るということは、働いていないという事だからね!!」

ちょっと語気が強かったような。。思いが伝わりました。
確かにその通りだ!
リタイアした人が何周も周るなら別だろうけど、
まだまだ社会の歯車として働くことが出来るうちは働くべきと思い直しました。

この先の遍路中ずっとこのことを考えながら歩きました。

さて。。。このままおじさんと話し続ける事も難しい。
おじさんだって仕事があるよね。。。
カウンターの中にいるという事はこの宿の人ですねよね??

まだ、バスが来るまで2時間ある。。待っていないで歩いて戻ろう!
そう決めたことをおじさんに伝えると、
おじさん「次はどこに行くの??」
私は「次は61番札所です。。」
おじさん「送って行ってあげるよ」
私??

最初にお風呂とお蕎麦をお願いしたお店の女将?女性に
「なんか、さっきのおじさんが送って行ってくださると言ってくれて。。」と伝えると
「おじさんじゃないわよ。。ここの会長よ」と言っていたと思います。
とにかく偉い人だと分かった瞬間でした。

お風呂とお蕎麦のお代を払って外に出て、おじさんに言われた場所に向かうとなんと!
立派なマイクロバスでした。。。

いや、本当ですか?と思いました。

どうも、どちらにしても迎えにいく予定があった。
62番札所がどのような状況か様子を見たかった。
私を気に入ってくれた。という理由だったようです。

61番札所に到着です!
ちょっと異様でした。。大きなマイクロバスからお遍路さんが一人。。。
そして、遊仙寺宿坊で一緒だった皆さんに次々と会ってしまいました(^^;)
おじさんが待っていると思うとゆっくり見てきてと言われてもちょっと急いでしまったので写真がほとんどありません。

このお寺は用明天皇の病気平穏を祈願して聖徳太子創建したお寺だそうです。
ここまでほとんどが木造のお寺らしいお寺で、コンクリートだとしてもお寺らしい形をしていました。
ここのお寺は近代的で大きく驚きました。
本堂は左右の外階段から2階へ向かいます。
本堂には煌びやかな大日如来様が祀られています。
安産祈願として子安大使像があります。
身重の婦人を見つけた大師が栴檀のお香を焚いて祈祷すると元気な男の子を無事に出産したという伝説があるそうです。

本堂も大きいですが、境内もとても広いお寺でした。

さて!おじさんも気になる62番札所へ向かいます。

お蕎麦 美味しかったです♪


本堂に祀られている大日如来様(美しく煌びやかでした)



*今年は本当に災害が多く心を痛めています。
 お遍路道も通行出来ない場所が多くあるようです。
 無理せずう回路をとってくださいとのニュースを見ました。
 まさに今、お遍路中の方、これから向かう方、気を付けてお遍路を続けてください。
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ほぼ歩き遍路 60番札所⑳ 2017

2018年10月10日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
60番札所 横峰寺

国分寺を出発し、約2km先の伊予桜井駅を目指します。
途中あと5分後に電車が来ることがわかりました。
これを逃すとそうとう待つことになるので出来れば乗りたいところでした。

早足!早足!! あと2分! あと1分!!

間に合わないか思いましたが、間に合いました♪
足強くなったかな??

電車に乗り込むと見た覚えのある人がいました。。
宿坊で一緒だった完璧歩き遍路さんだと思っていた人が電車に。。。
まさか私が乗り込んでくるとは思っていなかったようで驚いていました。
やっぱり、このほぼ歩き遍路の中途半端な呪縛に囚われている。
確か玉之江駅で下車していました。
「60番行くならこの駅だよ」と私に声をかけてくださいました。
ほぼ歩き遍路の同士?!
今思えば、ここから山を登る計画にすれば良かったと思いました。
私はというと伊予西条駅からバスに乗り途中で専用バスに乗り換えてお寺に向かいました。

バスの駐車場から登るのかと思いきや下り坂でした!
これは楽あれば苦ありパターンだ!苦手なパターン。。。
バスの出発まで1時間ぐらいありました。
専用バスは帰りのバスとの兼ね合いなど考慮して時間を決めてくれているようでした。

坂を下っていくと色々なブログで見かけた景色が見えてきました。
本堂、大師堂とお参りして納経所は階段の下でした。
降りていくと山門が見えました。
そちらに行ってみると歩き遍路さんが登ってくる遍路道が見えました。
みんなここから上がってくるんだな。
山門抜けて見える景色はこんな感じなんだなと疑似体験。
やっぱり、頑張ってみればよかったかな?
バスの時間が迫ってきて思いを残したまま戻りました。

またもやギリギリです!最悪歩いて降りよう。
あと2分、あと1分。。登坂です!!
あ~バスが待ってる!もう一息!
当たり前ですが皆さんお待ちでした。。。
平謝りです。でも皆さんお遍路さん??寛大な心で迎えてくださいました。
以前、バスツアーで5分前には戻らないとうるさいおじさんのいるツアーに
集合5分前にバスに戻ったにもかかわらず遅い!という目で見られたので
それ以来、知らない人とのバスツアーは苦手になりました。
しかも、ガミガミ言っていたおじさんチームもどこかで遅れてきて、
「集合時間丁度だからセーフセーフ」などどいっていたりして。
そーいうものですよねと呆れてしまいました。トラウマです。

話が反れてしまいました。

専用バスを降りると側溝に犬が死んでいるかのように寝ていました。
カメラに収めようと思いましたが、本当に死んでる??と思い辞めました。
駅までのバスが来るのにもう少し時間があるので散策していると
先ほど死んでいるかと思った犬と同じ種類の犬がうろついていて、
やっぱり寝ているだけだったかな?と思いました。
それにしても息もしてないように動いていなかったなと考え事をしながら
ウロウロしていると、「温泉」「そば」の幟を見つけました。
なんとなく門構えは寂れている感じでやっているようには見えない。
高級な宿か違うかのどちらかといった印象でした。

丁度お昼時、温泉も入れたら入りたい。
バス停で待っている間中考えて、予定では15時のバスに乗れればよかったはず
行ってみようと思い立ちました。
バス仲間の皆さんに「ちょっとここの温泉に入ってから帰ります!」と言ってお別れしました。
急に言い出したので驚いていたかもしれません。

門をくぐってもまだ営業している雰囲気はありませんでした。
どちらかというと車でアクセスする前提の宿という印象です。
さらに奥に進むと玄関が見えました。
恐る恐る開けて
「ごめんくださ~い」と少し大きめな声で。。
何度か大きな声で呼ぶと奥から女性の方が出てきました。
「温泉に入りたいんですけど。。あと何か食べることはできますか?」と私
「予約が無いとお食事は出来なくてお蕎麦ぐらいになってしまうんですよ。」と女性。
「お蕎麦で十分です!」と私♪

店内は思った以上に素敵で流行りの古民家カフェのようでした。
まずは温泉を頂くことに!
少し黄土色をした濁り湯でした。
とても温まりリラックスが出来て幸せな気分です。
浴室内全体が木で作らていて清潔な感じがします。
室内に木のオブジェやコケ玉の盆栽が飾られていたのも印象的でした。
高級感があります!!
来てよかった♪
そして団体客の昼食を用意していたのか忙しくしている厨房にお願いしてお蕎麦を用意していただきました。

この温泉宿は歓喜庵というお宿です。
次は観光で泊りに来たいと思う宿でした。

そして、、、出会いが待っていました(^^)v 

次のブログでお話しします。

高野山でのバス専用道路を思い出すバス道路でした。


バス停からお寺までは下り坂です


バスアクセスはこのようにお寺が現れます


大師堂の方向


5月には鐘楼の後ろの緑がシャクナゲの花で彩られるようです。


お遍路さんはこの遍路道を登ってきます。


山門


バス停に居たワンコ。死んでるように寝ていたのは親犬かも


温泉とお蕎麦を頂いた歓喜庵の門(少し勇気が必要でした)


歓喜庵の玄関


入り口には大きな鉄の窯がありました。冬は暖がとれるようです。


凝ったインテリアが廊下に飾られていました。












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