MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

歩き遍路 番外霊場 地蔵院 2巡目 ⑦ 2019 お勧めルート

2019年09月28日 | お遍路好き(発心・徳島)
番外霊場 地蔵院

おんやど松本屋さんを出発です!
出発する用意は出来たのですが先に出発される男性のお遍路さん二人組が女将さんと盛り上がっています。
何か共通する事があったようです。
少し待ってから1階へ降りていきました。

地蔵峠はやめた方が良いという方も居たので、女将さんに聞いてみると大丈夫とのこと
そして、挨拶をすると「お会いした事あったかしら?」と女将さん!

「え?!」

私はおんやど松本屋さんに泊った一部始終が実はデジャブだったのです。。
なので「私もあったことがある気がする」と言いたいところ「初めてです」と言いました。

時空を超えて既におんやど松本屋さんでもう泊っていたのか?
幽体離脱か?!ドッペルゲンガー?!
オカルトチックな話をする訳にもいかず(^^;)
自分勝手にデジャブと思うことがあっても相手からもそのように言われたことは無いので・・
お大師様のいたずらか?!動揺しました。

さて!出発です!女将さんも出て来てくださり、あの山の方向へずっと進めば地蔵峠だからと教えてくださいました。
また泊たいお宿です♪

地蔵峠の手前にはお遍路地図にも乗っている「地蔵院」という別格本山の番外霊場があると記されていました。
立ち寄れそうなら立ち寄ってみようと思い進みました。

鮎喰川の橋を渡って右折です。
分かれ道で少し迷い、人に聞きつつ進みます。
住宅地を1.5kmほどずっと進むと樹木で覆われている場所が見えてきました。
すこし登るとそこには大きな池があり、朝日できらきら光っていました。
親水公園のようになっていて散策路の周りには桜が咲いていました。
お散歩する地元の方々もいて気持ちの良いとても素敵な場所でした。
お寺はその池の前にありました。

想像よりも立派で広いお寺でした♪安産祈願にご利益があるお寺との事です。
私は無事に地蔵峠を越えられるようにお願いしました。
大師堂は建築中でした。現在はもう完成しているようです。
建築を生業としている私としては建築中の方が興味深い訳で。。ちらっと見えている現場を覗いてみました。
使用されている材料もとても美しく、魅せられました。
このお寺にはもう一つ注目スポットがあります。
古墳が境内の中にあるのです!飛鳥時代の特徴的な石室構造だそうです。
阿波の国の豪族のお墓で、本県で唯一の古墳とのこと。
はじめは築山かな?と思ったのですが、まさかの古墳でした!不動明王が祀られています。

納経も受けつているようだったので地蔵峠ルートを選んだ印にもなると思いお願いしました。
丁寧に対応していただき、お寺の焼き印の入った瓦せんべいをお接待していただきました。

地蔵峠ルートを選んで地蔵院をお参り出来て良かった♪

あの山の方へ向かっていきます


お寺の前にある地蔵院池


仁王門


境内の様子


何か変だと思ったら角がないのか。。


本堂


大師堂は改築中


ちょっと覗いてみました


築山では無くて古墳です!(穴不動古墳)

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歩き遍路 17番札所 2巡目 ⑥ 2019 すてきなお宿おんやど松本屋

2019年09月22日 | お遍路好き(発心・徳島)
17番札所 井戸寺

1巡目は「四国みち」の石標につられて違う方向へ進んでしまい地元のおじさんに連れて行ってもらいました。
今度はちゃんと地図を見ながら進みます。
おじさんに案内してもらった見覚えのある道に。
線路を渡り、ここの道を進めばあと少しでお寺というところで工事中!!
ワンブロック大回りしなくてはいけません。。この日は11km程度とはいえ、距離が長くなりました。
短すぎるからお大師様が道のりを長くしたのかな??

無事に到着♪

仁王門の写真を撮っているとお参りを終えた自転車のお遍路さんが出てきました。
3巡目は自転車で、などど考えていたのでちょっと話しかけてみることに。

どのくらいで回れるのですか?と聞いたところ、だいたい3週間ぐらいとのこと。
一か月以内で回れるんですね♪
やっぱり焼山寺は大変でしたか?と聞いたところ、
電池2つ持ってきたのに電池切れで大変だったとか。。普通の自転車の方がよっぽど良かったという感想。
昔は走ることによって自動充電出来るタイプもあったと思うのですが、壊れやすいらしく今は無いらしいです。
→調べたところ、全く無いわけでもないようです。
自転車のお遍路で「電動アシスト自転車」の発想は無かった!
しかし、電池切れになるとバッテリーの重さもかかって来るわけで。。どちらが良いのか何とも言えませんね。
まだまだ先の話ですが参考になりました。

井戸寺と言えば井戸のあるお寺♪
お参りした後、ドキドキしながら覗き込みました!
見えた♪寿命が3年延びたかな??
前回後悔したお水。。なぜか今回も頂きませんでした。
井戸のあるお堂に何か緊張感のようなものを感じてしまって長居できませんでした。

納経所へ行き、ベンチで荷物を整理していると
老婦人に駅までの道を聞かれました。
以前に息子夫婦に車でお遍路に連れて来てもらったらしいのですが、次から次へでゆっくり出来なかったのだそうです。
電車を利用して自分でゆっくり少しづつお遍路をしてみるのだそう。
素敵な雰囲気のあるご婦人でした。
私もせっかくの2回目のお遍路マイペースで丁寧に巡ろうと思いました。
ご婦人を送り、14時には大丈夫とは言われていましたが、宿に入るには少し早いかなとベンチでゆっくりしていると。

「そのカバー良いですね」と声を掛けられました。
いっぽ一歩堂で購入したリュックカバーです。
今回の旅でやたらと褒められました。
白衣を着てもリュックをしょってしまうと「南無大師遍照金剛」の文字が見えなくなってなってしまうので利用していました。
この方は番外霊場をお遍路しているそうです。
後々、別格3番に向かう遍路道でまた出会う機会がありました。

井戸寺では色々なスタイルのお遍路さんとお話しできました。

15時を過ぎました。チェックインしても良いかな??
お寺のお隣にある「おんやど松本屋」さんに予約を入れていました。
1巡目も13番札所からスタートして確かに井戸寺までは元気だったのですが、
そこから徳島駅方面に行くときにヘトヘトになって疲れてしまった記憶があったのと
地蔵峠を越えたいと思っていたので、先に進んでも適当な宿が見つけられなかった事もあります。
電話をした時に13番札所からと伝えたところ、最初は近すぎると断られてしまいました。
予約を受けても早く着きすぎて、もっと先に行きたいからと当日キャンセルされることもあるらしくそれを危惧していました。
なので、絶対キャンセルしないという条件で予約を入れさせて頂きました。

めちゃめちゃ良いお宿でした♪
確かに一軒家の民宿かもしれませんが、内容は高級旅館でした!!
2階のお部屋に通され、部屋の一角に半畳の畳敷きがあり、そこに荷物を置いてくださいと言われました。
清潔好きな女将さんなんだと思いました。
しかし、この直後やらかしました(><)
お風呂を勧められて、後から来た人がすぐ入れるように早く入らないとと荷物をひっくり返したまま行ってしまったのです。
お風呂から戻るとお布団がひいてありました。。
散らかしている状況を見られてしまった!

清潔好きの人は許せない状態だっただろうな(・・;)

それにしても、この部屋。はじめてなのに来たことがある気がする。。
デジャブはよくあるのですが、最近はどこかのブログで見たかグーグルマップで見たのだろうと思うことにしています。
昨日とは一転してゆっくり出来ました。窓を通る風も心地良く、平和♪と感じました。
ここでゆっくり出来たことで本当に身体が回復しました。

噂の洗濯物のお接待もありました。
替えのないタオルマフラーと薄手のパーカーを洗って頂きました。
最小の荷物なだけに洗えるチャンスがあれば洗いたいのが実情なので。
お礼のお札を籠にいれて返却しました。

夕食は一階の居間で頂きます。
外は真っ暗でお寺の奉納石が見える感じでしたが、
お寺の境内を臨む部屋で宿坊よりも宿坊感がある素敵な景色であることを朝食時に知りました。
私の他にも2人の男性お遍路さんが泊まっていました。
お二人はお遍路で知り合ったそうですが、歩く速度などが一緒のようで仲間となったそうです。
次の日も一緒に出発されていました。

私の田舎のおばあちゃんの家と流れる空気が似ていてとても落ち着く宿でした。
だから来たことがあると思ったのかな?


1巡目で迷子の私を案内してくれたおじさんと歩いた見覚えのある道(青い看板を左です♪)


線路を超えます


お寺へ600mも無い場所で工事中。人も通れませんでした。。


仁王門


境内の様子


本堂


大師堂


井戸のあるお堂


井戸が見えます!


おんやど松本屋さんは仁王門の左隣


素敵な玄関(ぼけの花が活けてありました)


2階のお部屋


夕食の二の膳!(前菜やデザートが華やかに盛り付けてありました♪)


食事を頂く居間からは境内を臨めます♡



1巡目ブログ ほぼ歩き遍路 17番札所④
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歩き遍路 16番札所 2巡目 ⑥ 2019 夜泣き地蔵のいるお寺

2019年09月19日 | お遍路好き(発心・徳島)
16番札所 観音寺

観音寺は町中、住宅街の中にあるお寺という印象です。

15番札所を出発していきなり迷子に!
10mほど戻って右に行くまでは良かったのですが、さらにお寺に沿って右に曲がって進めばよかったのですが、
なぜか緑の濃い方に進んでしまい。。。

1巡目でこんな道通ったかな??

不安になってグーグルで調べると完全に違う方向へ進んでいました。。
正しい方向に行けそうな道を見つけて進むと自転車をひいた地元の方らしい人が居たので聞くと
観音寺の方向を教えていただけました。
たまに間違えている人を見かけるそうです。。。

ドンマイ!

どうにか正しい道に戻りました。見覚えのある道です♪
国道を渡り、お寺へ向けて田畑の間を真っすぐ進みます。
この田畑から臨む焼山寺方向の山々が印象的です。
住宅街に入りさらに進み、角にお地蔵様の像がある十字路に出たら右に曲がるとその先にお寺の山門が見えます。
奉納石がお寺を取り囲んでいる様子も印象的なお寺です。

子供の夜泣きを止めてくれる地蔵尊があります。
子供の病気平癒、健康と成長を祈願するそうですが、夜に眠れない人にもご利益があるそうです。
ご利益があったお礼によだれかけが奉納するそうです。
ちなみに1巡目では気が付きませんでした、大師堂の右手にあります。

時間は12時半を過ぎていました。次のお寺までは3kmほどで最後のお寺です。
今日は余裕があるので門の横にあるベンチでお昼をとることにしました。
焼山寺で購入して結局食べて居なかったパンを頂きました。
パンにぱくついていると納経帳に印していただいた方が用事で駐車場の方に出てこられていました。
目が合ってしまい、えへ♡と会釈。
考えてみれば、町中のお寺でお昼を食べる人は珍しいのかもしれません。。。
調べていなかったので失敗です。
周辺にも食事のできるお店がありました。

一巡目では道に迷ってしまった17番札所井戸寺へ向かいます♪
今度は間違えないように行かなくては!!

空き地が花畑になっていました!


右に曲がるポイントのお地蔵様


本堂の向拝虹梁の上にある龍の拝飾の部分だけにポイントでカラフルでになっていて印象的でした。


大師堂と境内の様子


夜泣き地蔵


お昼(^^;)


手水舎の龍の彫刻が素敵でした


一巡目ブログ ほぼ歩き遍路 14番札所~16番札所④
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歩き遍路 15番札所 2巡目 ⑥ 2019 改修中でした。。

2019年09月17日 | お遍路好き(発心・徳島)
15番札所 国分寺

14番奥の院から抜けて15番札所への道へ行けるはずと恐る恐るその方向へ。
どうにかお遍路シールを見つけ石標を見つけ、ルートに戻りました。
次のお寺までは1kmもないのですが色々ありました。。
この日は動物との出会いが沢山で、柴犬がひょっこり顔をだしていて、

あら♡可愛い♪とのぞくと・・・

10匹はいたんじゃないかな??の柴犬がずらっと並んでいました。
ブリーダーさんのお家だったのかな?
可愛い柴犬達でした(^^)v

そして前回も気になった「八祖大師」とある「岩船地蔵尊」がありました。
カラフルなお堂で記憶に残っていました。
八祖大師!10番札所の切幡寺で初めて知って、調べました。
第一祖 龍猛、第二祖 龍智、第三祖 金剛智、第四祖 不 空、第五祖 善無畏、第六祖 一行、第七祖 恵果、第八祖 空海。
空海までの八代に及ぶ祖師を祀っているようです。ここも関係があるのだろうとお参りしました。
日本語のお遍路地図には載っていませんが、英語版には出ていました。
色々分かってくると本当に興味深いです。

その先に地域のお店である「坂東商店」があります。
「すだちサイダー有ります」の張り紙が目に入りました。
今日は先を急がない。少し楽しもう♪
「すだちサイダーありますか?」と聞くとそれは瓶に入った既製品でした。。
貼り紙が手書きだったからか、想像は手づくりすだちサイダーで・・勝手な思い込みでした。
ともかく購入です(^^)v
店先で飲ませていただくことに。。これが、なかなかの美味しさで気に入りました♪
のんびりしていると目の前をパーマン風柄のにゃんこが通り過ぎ、しばし穏やかな時間を過ごしました。

前回、約2年前に改修中だったお寺です。今回は見られるかな??
門が見えるとまだ改修中と知りました。。ガッカリ。
二重屋根を持った特徴的な本堂で見てみたいと思っていました。
残念です。思い残し、またお遍路に来てしまうのかな??
お遍路のお寺と言えば真言宗だと思っていたのですが、こちらは曹洞宗とのこと。
このようなお寺も四国八十八か所にはいくつかあるそうです。
そして立派な枯池式庭園と築山式枯山水庭園があるようです。
納経所の横に入り口があって拝観料は納経所で払う様でした。
これまた、入り口にあった竹に活けられたお花に気をとられてそのようなお庭があることに気が付きませんでした。
案内の看板があったのに。
もう一つ思い残し。。。リベンジが必要なお寺となりました。

14番札奥の院からの遍路道(シールが無かったら行かなかったかも)


石標もあり、自信をもって進みます


分かれ道(広い道に進みそうですが左へ)


ワンコがのぞいていました


ワンコがいっぱいいました


八祖大師を祀る岩船地蔵尊


美味しかったすだちサイダー


パーマン柄のにゃんこと目が合いました


山門


境内の様子


本心礎の大きな石がありました


御朱印を記してくださった方と納経所のポスターのお坊さんが似ていました。住職かな?


一巡目ブログ ほぼ歩き遍路 14番札所~16番札所④
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歩き遍路 14番札所奥の院 2巡目 ⑥ 2019 生木地蔵尊

2019年09月09日 | お遍路好き(発心・徳島)


14番札所奥の院 慈眼寺

奥の院は14番札所のお隣で歩き遍路で通る場所にあります。
14番札所の階段を降りて左へ向かう遍路道をの先にあります。
前回の記憶はないのですが、多分通ったような。。。途中で普通の道に入ってしまったかな?
ここには木をくりぬいて作った「生木地蔵尊」があるという事で今回はきちんとお参りしました。

小さいながらも十一面観音が本尊の本堂と大師堂があり、その一角に生木地蔵のお堂がありました。
説明の立て札などもあり、読んでみると
通夜の修行大師が夢に現れて「本堂の桧に地蔵尊を勧請せよ、祈願する者には必ず一願をかなへしめん」とお告げがあって、
中喜八さんが四国巡礼中に彫刻したものとありました。

正直。生木??と思ったのです。

昭和29年9月に台風の被害で裂けて倒れてしまったそうで、
尊像は無事でその像がお堂に安置されているとのことでした。
拝みに近づくとその姿がはっきりと見えました。
思っていた以上に迫力があり、大きなものでした。そして優しいお顔。
急ぐばかりの遍路では出会えなかったと思いました。
是非、お隣の奥の院にも立ち寄ってみてほしいです。



参道の階段を降りる途中を左へ


ちょっと不安になりましたが、石標がありました。


本堂(なぜか写真が斜めに。。)


大師堂


生木地蔵尊が安置されているお堂




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