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台風のあと

2019年08月18日 | 日記
お盆休みを直撃した台風が残したのは、



久しぶりの恵み。





きらきらと、



深々と、



小さいのか、大きいのか分からなくなる程見つめると、引き込まれるような気持になります。

自分が分不相応に大きいような、恥ずかしい感覚。

小さな世界といつもの世界の境界は足元にも広がっています。





見上げると、







一輪



香しさに



惹き込まれて、

そして逃げだしたくなるような。













夏おわり?

化学プラント

2019年08月16日 | 日記
毎日真空管アンプに電源を入れています。

素晴らしいアンプに出会えました。



嬉しい。



出会いの感動は形から。

剥き出しの配線、作っていいただいた方の本気がそのまま残っているような武骨な構造。結果として807送信管の艶めかしいカーブが際立っています。

アンプの熱量に支えられて演奏のテンションの高まりがそのままスピーカーから響いてくるみたいです。

真空管の光は最近妙に明るい月のようで、こんなに明るかったかと思う程。夜に灯を落としてみると、それはまさに「科学工場」そのもので化学反応を繰り返してエネルギーを発し続けています。

ムチっと筋肉質な芯のある低域は、超三結という回路と出力トランス、そして無垢板による振動を受け付けない基盤構造の相乗効果だと思います。そして、驚いたのは人の声。生々しく実体感があるまま飛んでくるのは厳選された個々の部品の総力。いいものは最初から良い。レベル調整や接点の確認ですぐにいい感じに鳴ってくれます。

ついひと月前には影も形もないものが、このように形になるという喜びの前には、期待のドキドキと先の見えない不安との混沌がありました。待つ先にこの景色があるというのは、幸せという他ありません。オーディオは音楽を愉しむ為のものですが、その為の大事な機械が本当に好きなモノだと、ここまで幸せになれるのだと。

大事につかいます。



自分も機器も暑さに気を付けてまずはたっぷりと電気を入れて、さらなる境地をこれから見せてもらいたいと思います。



次は何を聴こうかな。