笑子のフォト俳句ブログⅡ

写真と俳句で日々を紡ぎます

猪俣の百八燈(いのまたのひゃくはっとう)その1

2014-08-26 00:00:42 | 2014フォト俳句
指先を気にして子らの祭笛  笑子
ゆびさきをきにしてこらのまつりぶえ




私の住む町のお祭りを紹介します

猪俣の百八燈は、400年以上続く盆祭りの行事で、
8月15日に村のはずれの堂前山の尾根に築かれた百八基の塚に
火をともす幻想的な行事です
このお祭りのあとの花火は何度も撮っているのですが
この行事を撮影に伺ったのは嫁いで初めてのことです

お祭りが始まるのが18:30頃からということで
かなり離れた公民館に車を停め テクテクあるいていくと
ちょうど始まりの合図の太鼓の音が高らかに聞こえて
お祭りが始まったところでした



この行事は地元猪俣地区では、平安から鎌倉時代にかけて
武蔵国で勢力をはせた武蔵七党のひとつ猪俣党の
頭領:猪俣小平六範綱及びその一族の霊を
慰めるためと伝えられています。

範綱は猪俣党の宗家で、始祖:時範から数えて5代目の子孫にあたり、
小平六と称して剛勇無双とうたわれました。
早くから源氏に仕え、保元の乱、平治の乱で勇壮華麗な戦いで活躍し、
一ノ谷では源義経のもとで激闘の末、平家の猛将:越中前司盛俊を
討ち取り勇名をはせ、更に壇ノ浦に転戦して手柄を立てた人物です


(美里町のHPから引用しています)



行事は、猪俣地区内の満6歳から満18歳までの青少年が、
親方・次親方・後見・若衆組・子供組に分かれて行事の一切を取りしきり、
大人の介入がないのが特色です。
準備も、道こさえ・草刈り・塚築き・人別集めなどがあり、
いずれも親方の指示に従って子供たちが行います

私の息子の親友もこの地区の子で親方を務めたそうですよ




空が暗闇に変わった頃、いよいよ百八燈行事の本番が始まります。
猪俣氏の霊に拝礼後、笛・太鼓の拍子に合わせた提灯行列が
塚のある堂前山へと向かいます

この松明の迫力!素晴らしかったですね~!!



持ち手もかなり重そうでした

そしてなんといっても 熱いでしょう!!!

勇壮で息をのむほどにカッコ良かったです!!




この行事は
【昭和62年1月8日:国の重要無形民俗文化財に指定】されています

さぁ!一行はいよいよクライマックスの百八塚へ向かい歩きだしました!!
お祭りの続きはまた明日です(*^-^*)ノ~~

※このブログはコメント承認制を適用しています。
ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません

コメントのお返事は ご訪問にかえさせていただいてます(*;ω人)
ポチッと応援 宜しくお願いいたします(。uωu)


にほんブログ村 ポエムブログ 写真俳句へ   人気ブログランキングへ
 



コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする