nabe語録-スペシャルティコーヒー専門ショップ サーカスコーヒー

京都北山にオープンしたスペシャルティコーヒーショップ「サーカスコーヒー」の熱い日常をご案内します!

「FW」とか「水洗式」ってなんですか?

2019年02月19日 05時02分00秒 | サステイナブルコーヒー
おはようございます!

今朝のサーカス家のコーヒーは

エチオピア モカイルガチェフェ FWです。



少し暖かい朝にぴったりの

まろやかな風味です。


この『FW」というのは

「フリーウォッシュ」と言われる

コーヒーの赤い実を収穫してからの

精製方法の名前です。

「水洗式:Wet Process」と呼ばれたりします。

文字通り

水を使う方法です。



コーヒーの赤い実を収穫して

果肉の部分をむきとると

このようにヌメヌメした

ミューシレージと言われる粘液質が残っています。







これを取る方法をコーヒーでいう

「精製」と言われたりします。

FWとは、水につけて酵素と微生物によって

ミューシレージ(ヌメヌメ)を分解させて

取り除く方法です。

世界各地の産地で色々な方法がありますが

コンクリートの水槽に入れたりして

その水につける時間も

産地によってそれぞれです。



先日行った東ティモールでは

24時間水につけておくようでした。

時間が短いとヌメヌメが取れないし

つけすぎると

好ましくない味わいが残ったりします。

その見極めが

難しいところでもあります。

水につけるので

その時点で

いい豆と悪い豆、例えば未成熟のコーヒー豆などが

取り除くことができるので

最終的に悪い豆が残る確率が低くなります。


精製方法も、

今は色々と国や農園で

創意工夫がされていて

水につけないで乾燥させる非水洗式や

機械的にヌメヌメを削りとる「ハニー式」

と言われる方法もあります。

サーカスコーヒーでは

エチオピアという同じ産地で

ウォッシュ(水洗式)とナチュラル(非水洗式)がありますので

飲み比べされると面白いと思います。

また、コスタリカは「ハニー」ですので

それもまた飲み比べされるといいですね。


今日はちょっと久々に

コーヒー屋さんらしい内容のブログでしたね笑