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[火垂るの墓]の旧病棟、解体へ

2015年07月05日 | 紀行(建築・桜)

野坂昭如さんの小説、映画化もされた「火垂るの墓」に登場した西宮回生病院が、立て直しの為 取り壊しと聞き、最後の姿を見てきました。

昨日が最後の見学会でしたが、残念ながら用事で行けず、今日 外観のみ観てきた。私のように惜しむ人たちが、次々に訪れて写真を撮っていた。 前の庭はすでに、何もない。赤いコーンが目立つだけで寂しさがつのります。 新聞記事の写真はかなり、白っぽく写っているが、正面の病院の事務棟は淡いピンク色です。

今は事務棟だけですが、元はこんな姿だったそうな。

アニメに描かれた回生病院は、昔の面影そのままです。

昭和60年頃までは、赤いとんがり屋根のこんなお城のような姿だったらしい。耐震性に問題があるそうですが、せめて正面玄関の形状のみでも 残せないものかと残念です。

場所は毎年お花見に行く、阪神電車の香露園駅から夙川沿い。海はすぐそこです。

    

この帰りに、ブックオフに寄ったら「火垂るの墓」のコミック版が売っていて、立ち読み。兄と妹のあまりに過酷で悲惨な短い生涯に、声もない・・。いや、黙っていちゃいけない。あのような戦争を決っして繰り返さないと願います。

 

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