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⑤松浪先生再び(第150回)松浪先生最終シーン

2020年09月29日 | 「はね駒」松浪先生のお言葉

松浪先生の最終出演シーン、途中までやってそれきりになりました。スッカリ後回しになってしまい、大いに反省m(__)m 

鶴次先生役の矢崎滋さんは、その前には「ときめきに死す」や「山河燃ゆ」にも出演し、その後もずっと活躍していましたが、近年は姿を見ることも無くなり、どうしているのかと思っていました。この作品が放送されたせいか、ネットニュースになっていました。もう引退していたんですね。矢崎滋、『白鶴まる』CMでおなじみの俳優が東北で送る“哀愁に満ちた余生”





 

数十年ぶりに再会した松浪先生と、同級生、中河、りんの家族たち。

なごやかに松浪先生を囲んで会食の最中に、りんの新聞社の同僚が家に訪れる。

(同僚)せっかくのお休みのところにすいませんが。至急の連絡で
(松)何か突発事件でも?
(同僚)編集長が当局からけん責処分をくらって、謹慎を命じられた、ヘタすればクビだ。
(り)じゃ、やっぱり あの論説で?

(同僚)もちろんそうだ、それで我々で合議のうえ、抗議書を持って社長の家に押しかけようということになった。それで一応小野寺さんにも連絡をということで。
(り)それはどうも、わざわざ有難うございました。

(同僚)合議に参加するしないは自由です。それでは急ぎますので、失礼。

源造が出てくる「どうするんだ?」
(り)松浪先生がせっかくいらしているのに、どうすればいい?
(源造)その判断は君自身でしなさい。君にとって今どちらが大事か、良く考えて行きなさい。


(り)先生をお招きしてきながら、本当に失礼なことですけど、あたしやっぱり社に参ります。先生、ほんとに申しわけありません。頭を下げる
(松)もうしばらくこれでお逢いできないですね。
(り)こんな自分勝手な私をどうか許してください。どうかお元気で。
(松)おりんさん、あなたの目はいまとても輝いています。
(り)先生
(松)自分の求める心を大切に、正直に誠実に生きて下さい。随分昔にも、これと同じような事を言った気がするな。ささ、急いでいってらっしゃい。編集長によろしく。


(り)皆さん、すいません。
(源)こっちのことは心配するな
そうよ、こっちは役者が揃っているわ。
(り)すいません、それじゃ 行かせて頂きます。
夫と目を合わせ、目配せするおりん。出てゆく。
(源)どうも失礼いたしました
会社で、抗議書に署名するおりん

おりんが出て行った後、小野寺と対峙する松浪


(松)あなたには、改めてお礼申し上げねばならない。
(源)お礼?何の事でしょうか。
(松)随分昔、仙台の頃の話しですが、私が病気で倒れた時にあなたが背負って家まで運んで下さった。
(源)ああ、あの時の事ですが、私はただ先生をお運びしただけです。
(松)あの時、朦朧とした意識の中で、あなたの大きく暖かい背中が、ひどく心強かったことを今も覚えています。
(源)そうですか、ただ大きいだけで。
(松)あなたのその大きな背の後ろに庇われた人は、きっとあの時の私のように、どんなにか心強いか。その人たちは幸せな人達です。


(源)そうでしょうか
(松)私がこんなことを申し上げるのは、筋違いかもしれません。おりんさんの幸せそうなようすを見ていると、本当に嬉しいんです。
(源)おりんは、幸せでしょうか?
(松)自由な伸びやかな心で、間違いのない判断を下せる人間に、不幸なものはおりません。あなたの心強い支えが、おりんさんを あのように成長させたのだと、思います。


(源)おりんの生き方の最初の道筋をつけて下さったのは先生です。
あのはね駒が、道を間違えることもなく、ああして心に正直に跳ねて来られたのも先生のおかげです。
(松)いえ、私は何も。
(源)先生、おりんは先生の事をお慕いしていました。そして・・
(小野寺の言葉を遮るように松浪)

(松)そして今、おりんさんが誰よりどんなに愛しているのかも、私にはよくわかります。あなた方は本当にいいご夫婦です。

(先生、頷きながら)
(松)お二人にお会いしただけでも、私は日本に帰ってきた甲斐があったと、そう思っています。二人が末永く幸せでありますように、私はお祈り申し上げています。


(源)先生・・
感無量のようすの小野寺に、穏やかに頷く松浪先生



 

憧れの松浪先生と、数十年ぶりに再会したというのに、会社の騒動でその場を抜けるおりん。もう右も左もわからない娘ではない、今は会社に必要不可欠な人になった、母親になり、社会人としても成長した今の立場を、松浪先生に見せていました。

先生の出番はこれで終了。その後、父母や祖父は福島の二本松に帰り、珈琲店を開きました。おりんは、仕事と家庭、二つを両立させるべく、相変わらずはね駒のように 元気に駆けて行きました。

このドラマが始った当初は、まだ子供じみたおりんが、何か起きると聞き分けなくギャーギャー騒ぐ声が、ほんとに嫌で💦 放送当時の昔見ていた時はどう思っていたのかどうか、さっぱり思い出せないけど、この歳になると若い女の金切り声は、脳天に刺さってイラ~っとするのよ。(-_-;) どうか静かにして、大騒ぎしないで!と言いたくなるの。

以前、母が朝ドラを見て、近ごろの朝ドラはギャーギャー煩い!とこぼしていた事を思い出す。その時はふ~ん?、としか感じなかった私だけど、アカンわ。私も同じように感じるようになった。煩くて聞き分けの無かった子供のおりんちゃんが、色々なことを経験して成長して、金切り声を出さなくなったのはホッとしました。大人になったね。

松浪先生は信仰のために生き、いつも清らかな青年の心を持ち続け、生徒たちを愛し、教育の為に心を尽くす姿は、ただただ美しかった。ジュリーさまの持つ清潔感と、夢を見るような瞳は無垢で穢れが無く「東北のキリスト」と言われた人物の高潔な姿を表して、この役にはまり役だと思いました。最後まで素敵な憧れの先生でいてくれて有難う・・

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生きていればなんとかなる

2020年09月29日 | TV・ラジオ・CM・映画

朝晩が涼しくなり、猛暑に耐えた花が、イキイキと元気になってきました。暑さには強い、お気に入りのカラジウムと日日草の枝垂れるタイプのハンギングと、下段の紫色の花は春から植えているペチュニア。こんなイメージにと思い、寄せ植えをしても、なかなか思い描いたようにならないのが、ガーデニングの難しいところ。

今年は赤くて小さい花が咲く、ルコウソウも一緒に這わせてみました。



録画しておいた「半沢直樹」の最終回を見ました。最後まで暑っ苦しい、顔をくっつけてのツバが飛ぶ、強烈な変顔の芝居ばっかりで、7年前は気にならなかったのに、それはパワハラと思う場面もいっぱい。企業のコンプライアンスは変わったけれど、最後の戦いで悪人は成敗されて、やっぱりカタルシスが!

その中で心に残った台詞は、いつも笑顔でお気楽すぎる妻の台詞『直樹、今までよく頑張ったね。ありがとう。お疲れ様。ていう気持ちでいればとりあえず少しは気が楽になるでしょ。仕事なんかなくなったって生きてればなんとかなる。生きていれば、なんとかね』

「生きてればなんとかなる」ネットでも話題になっていました。番組を見ていた皆が、やっぱり同じことを感じたに違いない。そうだよ、死んでしまったら終わりだよ~(-_-;) 何が彼を彼女たちを、駆り立てたのか全くサッパリわからないけど、人並み以上の容姿と豊かな才能に恵まれた、誰もが羨む憧れの対象の人たち。一般人には遠い彼と彼女たちに言いたい、生きてればもっといい事があるのに!!ほんとに哀しく切なくなる・・

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