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シリーズ平成の「変」財政改革を放棄、「骨抜き方針」2009の「変」

2009-06-25 | Weblog
シリーズ平成の「変」財政改革を放棄、「骨抜き方針」2009の「変」
 麻生内閣は、2010年予算に向けての予算編成を前にして、「骨太の方針」2009の取りまとめに入った。最大の争点は、11年度までに政府及び地方財政の基礎的収支を黒字化させること、そのための社会保障関係費の毎年2,200億円の抑制を含む歳出削減など、「骨太の方針」2006以降に示された財政健全化に向け、改革路線をどの程度維持出来るかである。
 6月9日、首相が議長を務める経済財政諮問会議で「骨太の方針」09の素案がまとめられた。その中で、「骨太の方針2006等を踏まえて歳出改革を継続する」としつつも、「現下の経済状況へ必要な対応を行う」としている。和戦両様とも見える曖昧な表現だが、「景気対策を最優先課題」とする麻生政権の意図は、財政健全化の先送りと見られている。
 事実、麻生政権が成立した昨年9月以来、3回の補正予算が採決されたが、合計で18兆6千億円強が公債で賄われており、国の債務を増加させている。更に、09年度予算では、歳入の約33兆3千億円が公債であり、30兆円の公債発行目標をあっさりと越えている。麻生政権9ヶ月で、国の債務が約52兆円積み上がった計算となるが、いずれ納税者が負担しなくてはならない。要するに、現政権においては、既に「財政健全化に向けての改革」は事実上放棄されていると言っても過言でない。「変」である。
 与党内の検討では、「歳出削減はもう限界に達している」、「これ以上の社会保障関係費の抑制は無理」など、歳出削減への抵抗は強い。国民の目からすると、歳出改革は、努力はされており、それなりに評価される面もあるが、枝葉の改革が多く、抜本的な改革からは程遠い。
 もはや「骨太の方針」は名ばかりであり、実体は「骨抜き方針」2009となる可能性が強い。(09.06.) (All Rights Reserved.)
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シリーズ平成の「変」財政改革を放棄、「骨抜き方針」2009の「変」

2009-06-25 | Weblog
シリーズ平成の「変」財政改革を放棄、「骨抜き方針」2009の「変」
 麻生内閣は、2010年予算に向けての予算編成を前にして、「骨太の方針」2009の取りまとめに入った。最大の争点は、11年度までに政府及び地方財政の基礎的収支を黒字化させること、そのための社会保障関係費の毎年2,200億円の抑制を含む歳出削減など、「骨太の方針」2006以降に示された財政健全化に向け、改革路線をどの程度維持出来るかである。
 6月9日、首相が議長を務める経済財政諮問会議で「骨太の方針」09の素案がまとめられた。その中で、「骨太の方針2006等を踏まえて歳出改革を継続する」としつつも、「現下の経済状況へ必要な対応を行う」としている。和戦両様とも見える曖昧な表現だが、「景気対策を最優先課題」とする麻生政権の意図は、財政健全化の先送りと見られている。
 事実、麻生政権が成立した昨年9月以来、3回の補正予算が採決されたが、合計で18兆6千億円強が公債で賄われており、国の債務を増加させている。更に、09年度予算では、歳入の約33兆3千億円が公債であり、30兆円の公債発行目標をあっさりと越えている。麻生政権9ヶ月で、国の債務が約52兆円積み上がった計算となるが、いずれ納税者が負担しなくてはならない。要するに、現政権においては、既に「財政健全化に向けての改革」は事実上放棄されていると言っても過言でない。「変」である。
 与党内の検討では、「歳出削減はもう限界に達している」、「これ以上の社会保障関係費の抑制は無理」など、歳出削減への抵抗は強い。国民の目からすると、歳出改革は、努力はされており、それなりに評価される面もあるが、枝葉の改革が多く、抜本的な改革からは程遠い。
 もはや「骨太の方針」は名ばかりであり、実体は「骨抜き方針」2009となる可能性が強い。(09.06.) (All Rights Reserved.)
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シリーズ平成の「変」財政改革を放棄、「骨抜き方針」2009の「変」

2009-06-25 | Weblog
シリーズ平成の「変」財政改革を放棄、「骨抜き方針」2009の「変」
 麻生内閣は、2010年予算に向けての予算編成を前にして、「骨太の方針」2009の取りまとめに入った。最大の争点は、11年度までに政府及び地方財政の基礎的収支を黒字化させること、そのための社会保障関係費の毎年2,200億円の抑制を含む歳出削減など、「骨太の方針」2006以降に示された財政健全化に向け、改革路線をどの程度維持出来るかである。
 6月9日、首相が議長を務める経済財政諮問会議で「骨太の方針」09の素案がまとめられた。その中で、「骨太の方針2006等を踏まえて歳出改革を継続する」としつつも、「現下の経済状況へ必要な対応を行う」としている。和戦両様とも見える曖昧な表現だが、「景気対策を最優先課題」とする麻生政権の意図は、財政健全化の先送りと見られている。
 事実、麻生政権が成立した昨年9月以来、3回の補正予算が採決されたが、合計で18兆6千億円強が公債で賄われており、国の債務を増加させている。更に、09年度予算では、歳入の約33兆3千億円が公債であり、30兆円の公債発行目標をあっさりと越えている。麻生政権9ヶ月で、国の債務が約52兆円積み上がった計算となるが、いずれ納税者が負担しなくてはならない。要するに、現政権においては、既に「財政健全化に向けての改革」は事実上放棄されていると言っても過言でない。「変」である。
 与党内の検討では、「歳出削減はもう限界に達している」、「これ以上の社会保障関係費の抑制は無理」など、歳出削減への抵抗は強い。国民の目からすると、歳出改革は、努力はされており、それなりに評価される面もあるが、枝葉の改革が多く、抜本的な改革からは程遠い。
 もはや「骨太の方針」は名ばかりであり、実体は「骨抜き方針」2009となる可能性が強い。(09.06.) (All Rights Reserved.)
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シリーズ平成の「変」財政改革を放棄、「骨抜き方針」2009の「変」

2009-06-25 | Weblog
シリーズ平成の「変」財政改革を放棄、「骨抜き方針」2009の「変」
 麻生内閣は、2010年予算に向けての予算編成を前にして、「骨太の方針」2009の取りまとめに入った。最大の争点は、11年度までに政府及び地方財政の基礎的収支を黒字化させること、そのための社会保障関係費の毎年2,200億円の抑制を含む歳出削減など、「骨太の方針」2006以降に示された財政健全化に向け、改革路線をどの程度維持出来るかである。
 6月9日、首相が議長を務める経済財政諮問会議で「骨太の方針」09の素案がまとめられた。その中で、「骨太の方針2006等を踏まえて歳出改革を継続する」としつつも、「現下の経済状況へ必要な対応を行う」としている。和戦両様とも見える曖昧な表現だが、「景気対策を最優先課題」とする麻生政権の意図は、財政健全化の先送りと見られている。
 事実、麻生政権が成立した昨年9月以来、3回の補正予算が採決されたが、合計で18兆6千億円強が公債で賄われており、国の債務を増加させている。更に、09年度予算では、歳入の約33兆3千億円が公債であり、30兆円の公債発行目標をあっさりと越えている。麻生政権9ヶ月で、国の債務が約52兆円積み上がった計算となるが、いずれ納税者が負担しなくてはならない。要するに、現政権においては、既に「財政健全化に向けての改革」は事実上放棄されていると言っても過言でない。「変」である。
 与党内の検討では、「歳出削減はもう限界に達している」、「これ以上の社会保障関係費の抑制は無理」など、歳出削減への抵抗は強い。国民の目からすると、歳出改革は、努力はされており、それなりに評価される面もあるが、枝葉の改革が多く、抜本的な改革からは程遠い。
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シリーズ平成の「変」財政改革を放棄、「骨抜き方針」2009の「変」

2009-06-25 | Weblog
シリーズ平成の「変」財政改革を放棄、「骨抜き方針」2009の「変」
 麻生内閣は、2010年予算に向けての予算編成を前にして、「骨太の方針」2009の取りまとめに入った。最大の争点は、11年度までに政府及び地方財政の基礎的収支を黒字化させること、そのための社会保障関係費の毎年2,200億円の抑制を含む歳出削減など、「骨太の方針」2006以降に示された財政健全化に向け、改革路線をどの程度維持出来るかである。
 6月9日、首相が議長を務める経済財政諮問会議で「骨太の方針」09の素案がまとめられた。その中で、「骨太の方針2006等を踏まえて歳出改革を継続する」としつつも、「現下の経済状況へ必要な対応を行う」としている。和戦両様とも見える曖昧な表現だが、「景気対策を最優先課題」とする麻生政権の意図は、財政健全化の先送りと見られている。
 事実、麻生政権が成立した昨年9月以来、3回の補正予算が採決されたが、合計で18兆6千億円強が公債で賄われており、国の債務を増加させている。更に、09年度予算では、歳入の約33兆3千億円が公債であり、30兆円の公債発行目標をあっさりと越えている。麻生政権9ヶ月で、国の債務が約52兆円積み上がった計算となるが、いずれ納税者が負担しなくてはならない。要するに、現政権においては、既に「財政健全化に向けての改革」は事実上放棄されていると言っても過言でない。「変」である。
 与党内の検討では、「歳出削減はもう限界に達している」、「これ以上の社会保障関係費の抑制は無理」など、歳出削減への抵抗は強い。国民の目からすると、歳出改革は、努力はされており、それなりに評価される面もあるが、枝葉の改革が多く、抜本的な改革からは程遠い。
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シリーズ平成の「変」財政改革を放棄、「骨抜き方針」2009の「変」

2009-06-24 | Weblog
シリーズ平成の「変」財政改革を放棄、「骨抜き方針」2009の「変」
 麻生内閣は、2010年予算に向けての予算編成を前にして、「骨太の方針」2009の取りまとめに入った。最大の争点は、11年度までに政府及び地方財政の基礎的収支を黒字化させること、そのための社会保障関係費の毎年2,200億円の抑制を含む歳出削減など、「骨太の方針」2006以降に示された財政健全化に向け、改革路線をどの程度維持出来るかである。
 6月9日、首相が議長を務める経済財政諮問会議で「骨太の方針」09の素案がまとめられた。その中で、「骨太の方針2006等を踏まえて歳出改革を継続する」としつつも、「現下の経済状況へ必要な対応を行う」としている。和戦両様とも見える曖昧な表現だが、「景気対策を最優先課題」とする麻生政権の意図は、財政健全化の先送りと見られている。
 事実、麻生政権が成立した昨年9月以来、3回の補正予算が採決されたが、合計で18兆6千億円強が公債で賄われており、国の債務を増加させている。更に、09年度予算では、歳入の約33兆3千億円が公債であり、30兆円の公債発行目標をあっさりと越えている。麻生政権9ヶ月で、国の債務が約52兆円積み上がった計算となるが、いずれ納税者が負担しなくてはならない。要するに、現政権においては、既に「財政健全化に向けての改革」は事実上放棄されていると言っても過言でない。「変」である。
 与党内の検討では、「歳出削減はもう限界に達している」、「これ以上の社会保障関係費の抑制は無理」など、歳出削減への抵抗は強い。国民の目からすると、歳出改革は、努力はされており、それなりに評価される面もあるが、枝葉の改革が多く、抜本的な改革からは程遠い。
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2009-06-24 | Weblog
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 麻生内閣は、2010年予算に向けての予算編成を前にして、「骨太の方針」2009の取りまとめに入った。最大の争点は、11年度までに政府及び地方財政の基礎的収支を黒字化させること、そのための社会保障関係費の毎年2,200億円の抑制を含む歳出削減など、「骨太の方針」2006以降に示された財政健全化に向け、改革路線をどの程度維持出来るかである。
 6月9日、首相が議長を務める経済財政諮問会議で「骨太の方針」09の素案がまとめられた。その中で、「骨太の方針2006等を踏まえて歳出改革を継続する」としつつも、「現下の経済状況へ必要な対応を行う」としている。和戦両様とも見える曖昧な表現だが、「景気対策を最優先課題」とする麻生政権の意図は、財政健全化の先送りと見られている。
 事実、麻生政権が成立した昨年9月以来、3回の補正予算が採決されたが、合計で18兆6千億円強が公債で賄われており、国の債務を増加させている。更に、09年度予算では、歳入の約33兆3千億円が公債であり、30兆円の公債発行目標をあっさりと越えている。麻生政権9ヶ月で、国の債務が約52兆円積み上がった計算となるが、いずれ納税者が負担しなくてはならない。要するに、現政権においては、既に「財政健全化に向けての改革」は事実上放棄されていると言っても過言でない。「変」である。
 与党内の検討では、「歳出削減はもう限界に達している」、「これ以上の社会保障関係費の抑制は無理」など、歳出削減への抵抗は強い。国民の目からすると、歳出改革は、努力はされており、それなりに評価される面もあるが、枝葉の改革が多く、抜本的な改革からは程遠い。
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シリーズ平成の「変」財政改革を放棄、「骨抜き方針」2009の「変」

2009-06-22 | Weblog
シリーズ平成の「変」財政改革を放棄、「骨抜き方針」2009の「変」
 麻生内閣は、2010年予算に向けての予算編成を前にして、「骨太の方針」2009の取りまとめに入った。最大の争点は、11年度までに政府及び地方財政の基礎的収支を黒字化させること、そのための社会保障関係費の毎年2,200億円の抑制を含む歳出削減など、「骨太の方針」2006以降に示された財政健全化に向け、改革路線をどの程度維持出来るかである。
 6月9日、首相が議長を務める経済財政諮問会議で「骨太の方針」09の素案がまとめられた。その中で、「骨太の方針2006等を踏まえて歳出改革を継続する」としつつも、「現下の経済状況へ必要な対応を行う」としている。和戦両様とも見える曖昧な表現だが、「景気対策を最優先課題」とする麻生政権の意図は、財政健全化の先送りと見られている。
 事実、麻生政権が成立した昨年9月以来、3回の補正予算が採決されたが、合計で18兆6千億円強が公債で賄われており、国の債務を増加させている。更に、09年度予算では、歳入の約33兆3千億円が公債であり、30兆円の公債発行目標をあっさりと越えている。麻生政権9ヶ月で、国の債務が約52兆円積み上がった計算となるが、いずれ納税者が負担しなくてはならない。要するに、現政権においては、既に「財政健全化に向けての改革」は事実上放棄されていると言っても過言でない。「変」である。
 与党内の検討では、「歳出削減はもう限界に達している」、「これ以上の社会保障関係費の抑制は無理」など、歳出削減への抵抗は強い。国民の目からすると、歳出改革は、努力はされており、それなりに評価される面もあるが、枝葉の改革が多く、抜本的な改革からは程遠い。
 もはや「骨太の方針」は名ばかりであり、実体は「骨抜き方針」2009となる可能性が強い。(09.06.) (All Rights Reserved.)
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シリーズ平成の「変」財政改革を放棄、「骨抜き方針」2009の「変」

2009-06-22 | Weblog
シリーズ平成の「変」財政改革を放棄、「骨抜き方針」2009の「変」
 麻生内閣は、2010年予算に向けての予算編成を前にして、「骨太の方針」2009の取りまとめに入った。最大の争点は、11年度までに政府及び地方財政の基礎的収支を黒字化させること、そのための社会保障関係費の毎年2,200億円の抑制を含む歳出削減など、「骨太の方針」2006以降に示された財政健全化に向け、改革路線をどの程度維持出来るかである。
 6月9日、首相が議長を務める経済財政諮問会議で「骨太の方針」09の素案がまとめられた。その中で、「骨太の方針2006等を踏まえて歳出改革を継続する」としつつも、「現下の経済状況へ必要な対応を行う」としている。和戦両様とも見える曖昧な表現だが、「景気対策を最優先課題」とする麻生政権の意図は、財政健全化の先送りと見られている。
 事実、麻生政権が成立した昨年9月以来、3回の補正予算が採決されたが、合計で18兆6千億円強が公債で賄われており、国の債務を増加させている。更に、09年度予算では、歳入の約33兆3千億円が公債であり、30兆円の公債発行目標をあっさりと越えている。麻生政権9ヶ月で、国の債務が約52兆円積み上がった計算となるが、いずれ納税者が負担しなくてはならない。要するに、現政権においては、既に「財政健全化に向けての改革」は事実上放棄されていると言っても過言でない。「変」である。
 与党内の検討では、「歳出削減はもう限界に達している」、「これ以上の社会保障関係費の抑制は無理」など、歳出削減への抵抗は強い。国民の目からすると、歳出改革は、努力はされており、それなりに評価される面もあるが、枝葉の改革が多く、抜本的な改革からは程遠い。
 もはや「骨太の方針」は名ばかりであり、実体は「骨抜き方針」2009となる可能性が強い。(09.06.) (All Rights Reserved.)
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2009-06-22 | Weblog
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 麻生内閣は、2010年予算に向けての予算編成を前にして、「骨太の方針」2009の取りまとめに入った。最大の争点は、11年度までに政府及び地方財政の基礎的収支を黒字化させること、そのための社会保障関係費の毎年2,200億円の抑制を含む歳出削減など、「骨太の方針」2006以降に示された財政健全化に向け、改革路線をどの程度維持出来るかである。
 6月9日、首相が議長を務める経済財政諮問会議で「骨太の方針」09の素案がまとめられた。その中で、「骨太の方針2006等を踏まえて歳出改革を継続する」としつつも、「現下の経済状況へ必要な対応を行う」としている。和戦両様とも見える曖昧な表現だが、「景気対策を最優先課題」とする麻生政権の意図は、財政健全化の先送りと見られている。
 事実、麻生政権が成立した昨年9月以来、3回の補正予算が採決されたが、合計で18兆6千億円強が公債で賄われており、国の債務を増加させている。更に、09年度予算では、歳入の約33兆3千億円が公債であり、30兆円の公債発行目標をあっさりと越えている。麻生政権9ヶ月で、国の債務が約52兆円積み上がった計算となるが、いずれ納税者が負担しなくてはならない。要するに、現政権においては、既に「財政健全化に向けての改革」は事実上放棄されていると言っても過言でない。「変」である。
 与党内の検討では、「歳出削減はもう限界に達している」、「これ以上の社会保障関係費の抑制は無理」など、歳出削減への抵抗は強い。国民の目からすると、歳出改革は、努力はされており、それなりに評価される面もあるが、枝葉の改革が多く、抜本的な改革からは程遠い。
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