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韓国ドラマ「LUCA(ルカ)」あらすじと感想、キム・レウォンとクローン人間

2022-09-29 | 韓ドラ や行・ら行


韓国ドラマ「LUCA:The Beginning」あらすじと感想、最終回。
特別な能力を持つ怪物ジオ(キム・レウォン)と、失踪した両親を探す強力班に所属する真の強い女性刑事グルム(イ・ダヒ)が力を合わせ巨大な組織の陰謀に立ち向かうアクションドラマ。
本格的なアクションシーンはもちろん、ジオ(キム・レウォン)とグルム(イ・ダヒ)の切ないラブストーリーの行方からも目が離せないスペクタクル追撃アクションドラマです!
ジオ(キム・レウォン)は「LUCAプロジェクト」によって誕生した超人的な力を持つ男ですが、
ジオが人間でありたいと心から願う思いと切実さはキム・レウォンさんの持つ神秘さに重なり、彼のむなしく疲れきった眼差しは切なさが倍増します。
そのジオ(キム・レウォン)を獣のような本能で追いかけるイ・ソン(キム・ソンオ)との戦いが何度もありますが、息の詰まるようなアクションは毎回ドキドキです。
でもしつこいくらいジオを追いかける悪役のイ・ソン(キム・ソンオ)なんですが、何でここまでと思うほど執拗に捕まえようとする意味が分かりません(笑)
まぁ~生きるために仕方ない事ですが、それでも悪役のイ・ソン(キム・ソンオ)には絶対死んでほしいと思うほど冷酷な追撃者で、本作でのキム・ソンオさんの存在感は大きかったです。
また、ヒロインのグルム(イ・ダヒ)の強烈なアクションシーンもカッコよくて、困難な状況の中でもたくましく積極的に生きていく女性を演じるイ・ダヒさんは驚くほどのカリスマ性を発揮していました。
本作は12話という比較的短いドラマでしたが、ジャンル的に好き嫌いが分かれるドラマだと思いました。私はキム・レウォンファンなので彼の常識の域を超えた姿を見ながら最後までドキドキ感を味わいながら視聴しましたが、今更、クローン人間の遺伝子操作をテーマにしたドラマ作品なんて?と、賛否両論、様々な意見がある作品だったと思います。
また、ラストがシーズン2を予感するようなハッキリしない終わり方で、とても気になりました。でも劇中、主演級の俳優さんが何人か殺されているので、シーズン2はほぼ不可能に近いものがありますね?! でも、韓国ドラマは死んだ人が実は生きていたなんて、嘘っぽいことがあるので、実現もありかも?! とはいえ・・・いまだにシーズン2の情報はありません(笑)

あらすじ(ネタバレあり)
1話
ジオ(キム・レウォン)は見知らぬ場所で目を覚ましますが、そこには争った跡が残っていて、周りには大勢の男たちが倒れています。
自分の体は傷だらけで、自分が何者か分からないジオ(キム・レウォン)はその場所から必死に逃げ出します。
1年後、その場所から遺体を発見した刑事のグルム(イ・ダヒ)は遺骨が誰なのか国立科学捜査研究院のオ教授を訪れます。
そんな中、刑事のグルム(イ・ダヒ)はチュアン警察の強力班に移動になります。
実は刑事のグルム(イ・ダヒ)は幼いころ失踪した両親の事件を辛抱強く、ずっと追いかけていたのです。
また一方で、記憶を失くしているジオ(キム・レウォン)はひっそりと廃棄物処理業者で働いています。
ある日、ヒューマンティック研究所に仕事で訪れたジオは他のところでは感じない背筋が寒くなるような雰囲気とイヤな匂いを感じるのです。
そして、そこでジオはグルム(イ・ダヒ)と出会います。
遺体を見つけたグルムは事件と関係がありそうなヒューマンティック研究所を訪れ、研究員から話を聞き出しますが、特に証拠を見つけられなかったのです。
その後、ジオ(キム・レウォン)は仕事でトラックを運転していましたが、犯人を追っていたグルム(イ・ダヒ)が別の車にはねられ心肺停止になります。
ところが、ジオは自分が持つ特殊な超人的な力でグルムを救うのです。
そして、ジオ(キム・レウォン)がグルム(イ・ダヒ)を電気ショックの素手で救助している姿がネットで流れ、ジオの友人ウォニ(アン・チャンファン)やヒューマンティック研究所の科学者リュ・ジュングォン(アン・ネサン)などが1年ぶりに現れたジオの姿を確認します。
同じ、「LUCAプロジェクト」の国家情報院の陰の実力者キム・チョルス(パク・ヒョックォン)は、科学者リュ・ジュングォン(アン・ネサン)に、こういう超能力者のジオをもう1つ作りましょうとけしかけ、「LUCAプロジェクト」を成功させて莫大な富を手に入れようと目論むのです。
キム・チョルス(パク・ヒョックォン)は工作員のイ・ソン(キム・ソンオ)にジオを人目に付かぬように連れてくるように指示を出します。
そして、工作員のイ・ソン(キム・ソンオ)はジオ(キム・レウォン)を建物の屋上に追い詰めます。

2話
イ・ソン(キム・ソンオ)は凶器を使ってジオを刺しますが、ジオが超能力を使おうとしたのでジオを屋上から突き落としますが、その時ジオの体から超人的な力が湧き出て、ジオが落下した周りの建物の窓ガラスは割れ、車なども横転するような現象が起こります。
ちょうど、グルム(イ・ダヒ)もジオを追っていたので、その現場に居合わせ、屋上から落下するジオを見ながら一緒に倒れてしまいます。
二人は病院に搬送されますが、ジオは重体で集中治療室に、グルムは軽い脳震盪で救急室で寝ていましたが、幼いころ父親が謎の男の子を連れてきた夢を見ます。その男の子は幼いジオだったのです。
また、グルムを心配したチーム長チェ・ジンファン(キム・サンホ)は彼女を見てホッとしますが、同僚のユチョルからジオの血液型が分からなくて、手術が出来ない状態だと聞かされるのです。更に、最後の目撃者となったグルムは屋上に男がいて、人が落ちたのに何か爆発のようなことが起きたと伝えます。
チーム長チェ・ジンファン(キム・サンホ)から、2、3日休めと強く言われたグルムはジオについて調べますが、産まれて10年後に出生届が提出されたことが分かり、届け出された住所を確認するとウィチョン市のウィチョン聖堂となっていました。
そのころ、病院の集中治療室にいるジオが急変しますが、医師の応急処置を受けている時、医療機器が放電して、ジオは劇的に生き返ったのです。
ところが、チーム長チェ・ジンファン(キム・サンホ)はジオの血液は人間の血ではないと聞いて混乱します。
また一方で、ヒューマンティック研究所の科学者リュ・ジュングォン(アン・ネサン)と国家情報院のキム・チョルス(パク・ヒョックォン)は、ジオが重体で病院にいることをイ・ソン(キム・ソンオ)から聞き、ジオを早く連れてくるように指示しますが、国家情報院のキム・チョルスたちは連れ去りに失敗し、ジオは病院から逃走します。

3話
工作員のイ・ソン(キム・ソンオ)たちに追われるジオ(キム・レウォン)は、そこにグルム(イ・ダヒ)も加わり乱闘になりますが、なぜがグルムが気になるジオは傷ついた彼女を助け、二人だけで逃げます。
それは、グルムが幼い時、両親がジオを連れてちょっと出かけてくると言いますが、それから両親は家に戻ってこなかったのです。1時間くらいで、すぐに戻ると言ったのに、夜中になっても帰ってこない両親を一人で泣きながら待っていた女の子だったのです。
ところがジオは何1つ記憶がないと言いますがグルムだけは覚えていて、ジオもそれが気になりだから助けたと言います。
グルムはジオにあんたが10歳のころ1日だけ私の家にいたことがあると言い、目から青い光を出していたと・・・ なぜ家に来て、両親とどこに行ったのか?私を一生苦しめていると・・・
その後、二人は過去にジオが暮らしていた施設ウィチョン聖堂のシスターのステラを訪ねます。
シスターのステラは目が見えません。グルムがシスターのステラにジオを覚えていますか?と尋ねると「覚えています、あの子がここに火をつけました、あの子の中に悪魔がいます、おまえは悪魔だ」と激しく責めますが、ジオは違うと怒り、シスターが僕を悪魔にしたんだと言って、ウィチョン聖堂を爆破するのです。
また一方で、工作員のイ・ソンがジオが女性刑事のグルムを守ろうとしたと国家情報院のキム・チョルス(パク・ヒョックォン)に報告するとグルムをすぐに調べますが、なんと父親ハ・ヨンジェはこの研究所の共同設立者で研究員であり、ジオを作り出した当事者だったのです。
そして、ジオと研究資料を盗んで妻と逃げたと言い、グルムをマークするように指示します。

4話
ジオはすごく辛くて死んでしまいたい時がある。
そう思ったときに急に体が熱くなり、目の前が青くなってビリビリと手が光り力が湧いてくるとグルムに話します。
グルムはジオに会いたがっているオ教授のところにジオを連れて行って、ジオが誰なのか調べてもらうためにジオを説得し、検査を受けさせます。
そうすれば、誰が超人的な能力を与えたのか、それとも勝手に生じたのかが分かり、ジオの正体がハッキリ明らかになると説得します。
ところが、検査中に過去の恐ろしかった恐怖が蘇りジオは病室から逃げ出してしまいます。
後を追いかけてきたグルムにジオは「これ以上知りたくない」そして、おまえだけが危険な人物ではなかった、両親を殺したのは私ではない、もう会うのはやめようとグルムを攻撃して消えてしまいます。
また、一人になってしまったジオは子供の頃施設で一緒だった友人ウォニ(アン・チャンファン)を訪ねますが、ウォニは昔ジオの超能力を使って盗みを働いていた悪い奴だったのです。
ジオは自分は誰だ?と聞きますが、施設に来た時から記憶がなかったと言います。
ところが、友人ウォニはジオが自分の家にいるとイ・ソン(キム・ソンオ)に知らせ、ジオを裏切ります。
再びイ・ソン(キム・ソンオ)たちと乱闘がはじまりますが、ジオの超能力が更に進化しているのが分かり、イ・ソンを驚かせます。
更にイ・ソンが乗っていた車を爆発させて、ジオは去っていきます。

5話
もし「ジオが暴走したら、たくさんの死者を出すかもしれない、危険だ」というオ教授は「ジオを絶対に捕まえろ、銃を使ってでも捕まえるんだ」とグルムに念を押します。
そんな時、ジオから電話がありグルムは銃を持って迎えに行きますが、疲れ切って気力を失くしているジオは「本当に一人になった」と言って、グルムを頼って来ました。それを見て何もできないグルムはジオを自分の家に連れて帰ります。
グルムはジオに科学者リュ・ジュングォン(アン・ネサン)があなたの記憶を取り戻す鍵で、あなたに関する全てを知っているらしいと教えます。
そんな中、大規模なサイバーテロが起こり、国立科学捜査研究院のサーバーもハッキングされ、研究資料や論文や更にジオの検査結果まで消えてしまったのです。
すべて裏でヒューマンティック研究所が絡んでいて、設立者ジョンア(チン・ギョン)の野望が明らかになり、ジオのような子供をたくさん作ってすべての富を手に入れようとするのです。
これに対し、キム・チョルス(パク・ヒョックォン)はジオを捕まえて、細胞を複製した後は、
殺すつもりですと伝えます。 続いて、ジオの存在を知っているオ教授を殺すようにイ・ソン(キム・ソンオ)に指示を出します。
心から慕っていたオ教授を亡くしたグルムはジオと同じように本当に一人ぼっちになってしまったのです。
ところが、今度はグルムが国立科学捜査研究院からの帰りに拉致されるのです。
それを知ったジオは友人ウォニのところに行き、イ・ソンに電話しろ、俺を売り飛ばせと言い、俺はもう逃げないと、こちらから攻撃を仕掛けます。
ジオはイ・ソンを呼び出し、グルムを助け、「自分が死なずに生きていたら、おまえのところに行く、記憶を失っても、それでも会いに行く」と約束して、グルムを気絶させてから、去っていきます。



6話
ジオはヒューマンティック研究所の建物に忍び込み、そこでイ・ソンと戦いますが、身体を強化する注射を打ったイ・ソンも、ジオと同じく強くなっていたのです。
イ・ソンの攻撃に負けたジオはヒューマンティック研究所のある部屋で目を覚ましますが、そばにヒューマンティック研究所の所長で科学者のリュ・ジュングォン(アン・ネサン)がいました。
更に、リュ・ジュングォンは「ジオ、私を覚えていないか?私はお前の父だ」と言って、ジオを抱きしめ、「私が唯一愛したのはジオお前だけだ、私の愛は変わらない」と言って涙を流します。そう言われて混乱するジオには父親の記憶すらありません。
更にお前を連れ去ったハ・ヨンジェの娘グルム(イ・ダヒ)に会っただろう?と質問しますが、すぐにハ・ヨンジェを殺したのはジオではないと言います。
ジオと一緒に食事をするリュ・ジュングォン(アン・ネサン)はジオの警戒心を取り除き、次に実験室にジオを移します。
実験の目的は強い電流をジオに送って強い細胞だけ複製して作られた受精卵をジョンアの聖堂の女性信徒たちに与え新しい新人類を誕生させるのがヒューマンティック研究所の目的でした。
完成した後はジオやリュ・ジュングォン(アン・ネサン)や研究員たちをすべて殺すようにジョンアはキム・チョルス(パク・ヒョックォン)に指示します。
そして、苦痛に耐えながらもジオの実験は最後まで終わり、ジオと同じクローン人間の受精卵を完成したリュ・ジュングォン(アン・ネサン)。
ジオは自分の思い違いに気づき、おまえは今日死ぬというリュ・ジュングォンに「自分は死なない、最後まで生きて、お前たちを全員殺す」と怒りをぶつけます。
ところが、リュ・ジュングォン(アン・ネサン)はジオに「生きろ、絶対に生きろ、逃げろ」と言って、最後にジオに強化剤を注射して助けます。
注射で目覚め、全てを知ったジオは怒りと共に大きな破壊力の力でヒューマンティック研究所を爆発します。

7話
また一方で、ジオをかくまっていたことが分かってしまったグルムはチーム長チェ・ジンファン(キム・サンホ)から事情聴取を受けます。
「お前は何者だ?両親を捜しているのか?」と質問されます。
チーム長チェ・ジンファンは自分の辛かった経験から、ご両親も犯人も見送って、今までの長い時間も見送れ・・・そうしないと苦しむぞと忠告します。
ところが、それでも、グルムは続けると・・・
その後、グルムはリュ・ジュングォン(アン・ネサン)を調べはじめます。
そして、一人でヒューマンティック研究所へ行きます。
その時、ジオの大きな破壊力の力で建物が爆発し、ジオの暴走を止めたのはグルムだったのです。ところが、そんな二人の前にまたイ・ソン(キム・ソンオ)が現れ、彼も身体に強化剤の注射を打ったことでジオと同じように強くなっていたのです。
この時、グルムは大怪我をしますが、ジオに「捕まらないで逃げて」と言います。そして、意識を失ったグルムを病院に連れて行くジオ。
ところが、ヒューマンティック研究所の事件の犯人は警察の刑事グルムで、今逃走中だと嘘のニュースが報道され、罠にかかった二人は病院から逃げ出します。
ジオはグルムに「あんたは殺人犯になっている、研究所の人を殺したのはあんただってニュースで流れていた」と教え、二人はジオの友人ウォニの家に行きます。
11人も人を殺したという濡れ衣を着せられたグルムにジオは全部忘れて全部捨てて逃げようと言いますが、グルムは私はいくらこの先がつらい真実でも、しっかり向き合うつもりだと強い意志を見せます。
そして、グルムは一番信頼しているチーム長チェ・ジンファン(キム・サンホ)に電話をかけますが、チーム長チェ・ジンファンはすぐに「グルムから電話があった」とキム・チョルス(パク・ヒョックォン)に電話します・・・ えぇ~この二人グルだったの・・・
グルムはチーム長チェ・ジンファンに裏切られたことを知ります・・・
グルムはまた騙されて罪が増え、警察から追われる身になり、ジオと二人で逃げるのです。

8話
ジオは友人のウォニに教えてもらったソウン牧場にグルムと二人でやってきます。
今までのことを忘れて平穏な日々を過ごし、3ヶ月が経ちました。
グルムはそろそろ帰らないとダメだと言いますが、ジオはそんなグルムを止めます。
ここで一緒に暮らそうと気持ちを伝えますが、グルムの心の中はどうしたらいいのか複雑でした。その後、二人に恋人同士のようなラブラブで幸せな暮らしが続きますが、そんな中、グルムが妊娠します。ジオは自分に似てほしくない、君みたいに可愛かったらそれでいいと言い、グルムはあなたは怪物じゃない、だから子供も絶対に怪物じゃないと言い切るのです。
そして、ジオは友人のウォニに偽の身分証明書を頼みます。
その後、グルムは無事に子供を出産するのです。

また一方で、ヒューマンティック研究所の受精卵実験は胎児があまりに強い力を持ち、母親の身体全体に電気が通るような感覚で気を失うこともあり、代理母が耐えられなくて死んでしまいます。ジオよりも能力がはるかに上だったのです。
その後、意見の対立でキム・チョルス(パク・ヒョックォン)はこの実験から外れ、イ・ソン(キム・ソンオ)にジオを捕まえてくるように指示を出します。
イ・ソンはグルムと産まれた子供を拉致します。

9話
グルムと子供がイ・ソンに拉致されますが、そこへ強力班チーム長チェ・ジンファン(キム・サンホ)が子供のおしめや服やおもちゃを持ってやってきます。グルムは警察官がこんなことをして?と言いながら、警察の誰を信じていいのか分からなくなったグルムです。
また、ジオはグルムと子供を連れ去られて、友人ウォニに会い、「グルムに出会い、子供が出来て、初めて生きる希望と勇気も出てきた」と素直な気持ちを打ち明けます。
ジオはイ・ソンと関係がある警察のチーム長チェ・ジンファンを捜して、グルムたちを助けようとしますが、友人ウォニも協力してくれることになります。

また、グルムの父ハ・ヨンジェは病気にならない人間を作ろうと研究に参加しますが、リュ・ジュングォン(アン・ネサン)は人類の進化という名目で危険なジオを作ったのです。
そして、キム・チョルス(パク・ヒョックォン)はグルムの父ハ・ヨンジェがジオを自由にしてあげようと連れ出したことと内部告発したことで殺害したのです。
同じ同僚のチョン室長は、たくさんのミスをしたキム・チョルスに奴隷のように扱っているイ・ソン(キム・ソンオ)たちを退職させて、キム・チョルスに辞職願を出すように言います。
更にチョン室長はジョンアと手を組み、女性二人は怖いくらいの野心をみせます。

また、チーム長チェ・ジンファンはグルムに両親を殺した犯人がジオなのに、なぜジオの居場所を教えないんだと聞きますが、チーム長チェ・ジンファンはグルムの子供の父親がジオだと知って衝撃を受けます。
そこへ窮地に立たされたキム・チョルス(パク・ヒョックォン)がグルムのところにやってきて
ジオはどこにいると言って脅迫します。
その時、キム・チョルスにジオから電話があります。
キム・チョルスはジオをジョンアの別荘に呼び、ジオは家族を助けるために暴走します。
別荘にはイ・ソン(キム・ソンオ)の仲間のユナもいて、ジオはどこにいる、どこにいると叫びますが、ジオとの戦いでユナは血を吐いて倒れ、後から駆け付けたイ・ソンに抱かれながら息を引き取ります。 イ・ソンの怒りは頂点に達し、今度はジノの目の前でウォニを傷つけ「お前の友達だから殺すんだ」と言って、ジオを苦しめます。

10話
「お前の大切な人を全員殺す」と怒り狂うイ・ソン(キム・ソンオ)は「あの女も娘も」と言ってジオと乱闘になります。
すぐにジオはウォニを救うために電気能力を使いますが、ウォニは今度はお前を売らなかったぞと言いながら息を引き取ります。
また一方で、キム・チョルス(パク・ヒョックォン)のところにいたグルムと子供が今度はジョンアと手を組んだチョン室長が奪っていきます。
ユナが死んだことで研究が進まず、仕方なくグルムとジオの子供を利用しようとします。
そして、ジョンアとリュ・ジュングォン(アン・ネサン)はグルムに私たちがジオの父親で母親だと説明し、グルムの子供の検査を要望します。
また、全てを失くしたキム・チョルス(パク・ヒョックォン)はイ・ソン(キム・ソンオ)の身体の力を何倍にもする薬を打ってジオを捕まえ、日本にジオを売る計画を立てます。

また一方、チーム長チェ・ジンファン(キム・サンホ)は部下のユチョルに自分の秘密がバレてしまい殺そうとしますが、最後まで悪になれずに後悔する彼にジオが駆けつけ「生かしたいのなら」と言って助けに入ります。部下のユチョルは生き返り、チーム長チェ・ジンファン(キム・サンホ)はそっと辞表を出して警察から出ていきます。
また、その後、ジオは教会にグルムを捜しに行きます。
その時、グルムが抱いていた子供に電流が流れ、グルムは子供を落としてしまいます。
部屋に入ってきたジオを見てグルムは狂ったように「出て行って、あっちに行って、なぜ私の両親を殺したの?」と言って泣き叫びます。
ジオは違う、違うと言いますが、今のグルムは頭が混乱していて、ジョンアとリュ・ジュングォン(アン・ネサン)の話の方を信じてしまっているようです。
グルムは「あなたはここで両親と暮らして」と言い、私は子供とここを出ていくと言いますがジオは「待っていろ、私が正しい本当の方向に戻すから」と強い態度を示します。

11話
教会ではジョンアの説教がはじまりますが、ある男性信徒が「嘘をつくな、全財産をすべて捧げたのにいつも同じような言葉ばかりで、あんたのようなインチキ宗教は殺してやる」と叫びながらジョンアに近づいて行きナイフを差し出します。
ところが、その場にいたジオが超能力をつかったために、その男は光と共に吹っ飛びます。
ジオの身体とその周りには電気がバチバチと走り、そんなジオにジョンアはひざまつきます。
同じようにその場にいた信徒たちはジオの存在を神のように崇め熱狂するのです。
それを、目の前で見ていたチーム長チェ・ジンファン(キム・サンホ)も銃を持って、教会に忍び込んでいました。一言、バカげていると・・・

また、同じころ、グルムは子供を背中におぶって、見張りの男たちと戦いながら教会からの脱出を図ります。そこへ、ジオが現れますが、グルムは「捕まえにきたの?助けに来たの?」と問いかけますが、ジオは子供を抱いて「戻ろう、外よりここが一番安全だ」とグルムに言い切るのです。君は何もしなくていい、私が私たちのために何でもするからと慰めます。
そして、リュ・ジュングォン(アン・ネサン)のそばでジオのつらい実験がまた始まります。
そんな中、グルムと一緒にいる子供に異変が起こります。
リュ・ジュングォン(アン・ネサン)は母親が分からないようだ、ジオと同じように記憶を失っているようだと言います・・・
その後、強くなって変身したイ・ソン(キム・ソンオ)がジオを倒しに教会にやってきます。
ジオはグルムと子供を逃がし、一人でイ・ソンと戦いますが、チーム長チェ・ジンファン(キム・サンホ)がグルムを助けに来ます。グルムを助けるために傷を負ったチェ・ジンファンは最後にグルムに両親を殺したのはジオではなくキム・チョルス(パク・ヒョックォン)だと教え、亡くなるのです。

12話(最終回)
ジョンアはジオがチョン室長にグルムを捜してほしいという態度に怒り、グルムを詐欺罪でもう一度刑務所に入れて、おまえの子供は売り飛ばしてやると声を荒げるのです。
ジオはそれがあなたの計画ですか?と怒りを抑えられなかったジオはジョンアの首を絞めてしまいます。 息子が怪物なら母親も怪物だなと示し、目から青い光を出します・・・
リュ・ジュングォン(アン・ネサン)はジオにおまえは誰か一人の子供じゃない、ここ数十年の間に進化を続けたすべての生物の子供だ、罪悪感を持つなと言い、グルムや子どのためにここを守って新しい人類を育てるしかないと忠告しますがジオは自分の望みがあなたの絶望に繋がらなければいいのですが?」とハッキリ答えます。
その後、ジオの細胞から作った子供たちが4週目になりました。リュ・ジュングォン(アン・ネサン)からお前が父親だと言われ、目標は1万人の子供をつくることだとも言われます。

また、グルムは信頼する警察のユチョルにどうしても解決することがあると言って子供を預けます。そして、ユチョルにキム・チョルス(パク・ヒョックォン)の追跡をお願いし、二人は再会して計画を立てるのです。
そして、ある建物でキム・チョルス(パク・ヒョックォン)を見つけだし、部屋に乗り込みますが、それをチョン室長の部下に見つかり、ジオが助けにきますが、すでに二人は移動していました。
グルムはチョン室長の部下に追いかけられ、子供を抱いて高い建物に逃げることになりました。
怪我をしているグルムは子供に泣かないで少しだけ待っていて、いい?しっかり隠れていて、あなたは怪物じゃないと切ない言葉をかけ子供を建物の上から手放しますが、子供はジオのように青い光を放って落下していきます。
そこにチョン室長の部下がやってきて、すぐにジオがやってきます。
ジオはグルムを助け、子供はどこだと聞きますが、分からない、遠くに送ったからと答えます。
ジオはもう大丈夫だ私たちの世界がつくれると話します。
グルムはあなたの目が本当に好きだった、クローン人間を作ること考え直してほしい、人は絶対に怒りから生まれてはいけないのよ、完璧じゃないあなたが好きだった、だからジオお願いだから戻ってきてと本心をぶつけます。
ジオはグルムに離れたのは君だから君が戻ってきれくれと言いますが、その瞬間、隣の建物から
キム・チョルス(パク・ヒョックォン)がジオに向かって銃を向けます。
それを見つけたグルムはジオの代わりに銃に撃たれ、ジオの胸の中であなたが戻ってくれたら嬉しいと言って息を引き取ります。
ジオの超能力を使っても生き返りませんでした・・・

その後、この建物の1階で、ある作業員が元気な赤ちゃんを見つけます。
また、リュ・ジュングォン(アン・ネサン)の実験室ではジオが作ったクローン人間の赤ちゃんたちが青い光を出しながら大勢並んでいます。
ジオは今日から一人で生きていくのは終わりのようだとつぶやき、新しい時代を切り開いたジオの堂々としている姿に恐ろしさを感じるラストでした。

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韓国ドラマ「優雅な母娘」あらすじと感想、女の執念・愛憎復讐劇

2021-07-17 | 韓ドラ や行・ら行



韓国ドラマ「優雅な母娘」あらすじと感想、最終回、相関図。女の執念を描くドロドロの愛憎復讐劇。
複雑に絡み合う宿命や歪んだ愛憎によって、絶対にありえない物語が展開するマクチャンドラマ。
本作もマクチャンドラマの醍醐味とも言える、財閥や出生の秘密や交通事故や復讐など絶対にありえない面白さが後半に進むにつれ、更にヒートアップしていきます。
また物語に負けない俳優たちの熱演も加わり、特に母親同士のバトル戦は残酷で、もの恐ろしいものがあります。一度観始めたらハマること間違いありません!
愛する家族を殺され、復讐に命を懸ける母親を演じるのは、上品なベテラン女優のチェ・ミョンギルさん。
敵の娘を誘拐し復讐の道具として育てますが、憎しみといつしか真の母親へと変わっていく葛藤の二面性を圧倒的な存在感で演じています。さすが大物女優と見せつける涙の演技は胸を打たれるほど圧巻です。マクチャンドラマには欠かせない女優さんですね。

その母親に復讐の道具として育てられた娘を演じるのは、チュ・サンウクさんとおしどり夫婦で有名な女優チャ・イェリョンさん。チュ・サンウクさんと共演した「華麗なる誘惑」以来の愛憎劇となる本作では複雑な生い立ちの女性を繊細に美しく熱演しています。一児のママとは思えないほど綺麗でエレガンスな女優さんですね。

またそんなチャ・イェリョンさんと愛と復讐の狭間で葛藤する御曹司役には、キム・フンスさんが扮し、彼の愛は復讐を止めることができるのでしょうか?それとも更なる憎しみを倍増するのでしょうか?
芸歴が長い俳優さんですが私は久しぶりに彼の演技を見て、複雑な心境を優しく演じるキム・フンスさんはこの御曹司役がピッタリだと思いました。まさに理想の男性像を演じていたと思います。
さらに、本作で女優デビューを果たしたチャ・イェリョンさんの妹役を演じたオ・チェイさんや、秘書役のイ・ヘウさんなど、若手の俳優さんたちの存在感も強い印象を残しています。
そして、本作の最強な悪女を演じるのはお馴染みのベテラン女優チ・スウォンさん。
強烈なキャラクターはビンタあり顔の水攻めあり罵倒ありと彼女の鋭い眼差しと身勝手極まりない態度は見ていて腹立たしいほどです。
本作はこのように若手俳優からベテラン俳優までドラマをことのほか盛り上げています。

はじめはお互いの正体に気づかない登場人物たちが真実を知るとき復讐はどこへ向かうのでしょうか?最後まで母娘の関係がどんな結末を迎えるのかドキドキハラハラの連続です。
韓国では最高視聴率22.8%を記録し、同時間帯視聴率1位に輝いた「優雅な母娘」、女の執念を描くドロドロの愛憎復讐劇ですが、意外と見やすいドラマで、良かったですよ!



あらすじ(ネタバレあり)
1~10
ミヨン(チェ・ミョンギル)はジェイグループ会長の娘ユンギョンと同じ日に同じ病院で出産します。しかし、担当医ウナ(チ・スウォン)は当直の日、お酒を飲み男とホテルにいたのです。ウナの不注意でユンギョンの子供が死亡。ウナは自分の父である院長に電話しますが「別の赤ちゃんと取り替えろ」と指示を受けます。ジェイグループの孫を死なせた責任から逃れるため、死んだのはミヨンの子供だと隠蔽。その時、病院のソル看護師も買収に負けてウナのいいなりに、また、ミヨンの夫の後輩のホン記者も昔からウナのことが好きだったのでウナの肩を持つのです。そして、ウナと結婚します。
また、開発中の特許技術をジェイグループのク会長に略奪され、その陰謀によりミヨン(チェ・ミョンギル)の夫が命を落とし、ミヨンは横領の罪の濡れ衣を着せられ刑務所に。
2年が経ち出所後、ミヨンが刑務所仲間だったミエと泊まっていた旅館が火事になり、そのミエの代わりにミヨンが死んだことになってしまったのです。
ミヨンは担当医だったウナの娘ユラを誘拐してカナダヘ向かいます。
その後、ミヨンはキャリー・チョンと名前を変え、自分の娘として育てたユジン(チャ・イェリョン)とともに復讐のために韓国に戻ってきます。
ミヨンは「ウナの娘ユジン(チャ・イェリョン)の手で両親に復讐する姿を見せてちょうだい」と、28年後、投資家として大成功して韓国に戻ってきます。そして美しく成長した娘のユジンも、復讐のための母の作品となって戻ってくるのです。
韓国では、ジェイグループの後継者ヘジュン(キム・フンス)とウナの娘セラ(オ・チェイ)の婚約が進んでいます。また、ウナと結婚したホン記者は議員になるほど出世していました。
ユジンは計画通りジェイグループの後継者ヘジュン(キム・フンス)に近づきますが、実は3年前に2人は偶然韓国で出会い、運命的な恋に落ちていたのです。
ユジンはジェニスという名前で、マーケティングでスカウトされたジェイグループにやってきます。そして、ヘジュン(キム・フンス)の前に現れるのです。そして、そこで、ジェニス(チャ・イェリョン)は実の母とは知らずにウナと再会しますが、母のウナは仕事を通してジェニスを生意気な娘だと嫌っています。
また、ジェニス(チャ・イェリョン)は知らないふりをしますが、ヘジュンは「僕はあなたを知っています」と言い、ジェニス(チャ・イェリョン)に対する愛情を抑えることができません。
また、母のキャリーもジェイグループにやってきてク・会長とソ・ウナ院長の前で「キャリー・チョンです」と不動産王の投資家として挨拶します。
こうやって、二人は敵陣へと乗り込んでいきます。

11~20
ある日、ジェイグループでは、ジェニス(チャ・イェリョン)を人質にある事件が起きます。その時助けに来たヘジュン(キム・フンス)は犯人のカン社長を説得中にジェニスと二人、屋上から転落してしまいます。
その後、特許を奪ったと言い張るカン社長とは共同開発を条件に謝罪して共生の道を提示した良心的な企業を作り上げていこうとします。
ジェイグループのク会長から次第に信用を得るようになるジェニス(チャ・イェリョン)ですが、ヘジュン(キム・フンス)には3年前に出会っていたことがバレ、ヘジュンはジェニスをずっと想い続けていたのです。ヘジュンの恋人セラから「彼を誘惑しないで」と叩かれ、セラの嫉妬心は次第にエスカレートしていきます。
また一方、母のキャリーは弁護士のデニー・チョン(イ・ヘウ)を養子にして、オ秘書も自分たちのそばに置きジェニス(チャ・イェリョン)を危険から守っていきます。
弁護士のデニーはジェニスのことを姉以上の感情で接していますが、これからのデニーの行動が気になります。

また、1日でも早く結婚したいセラの希望で結婚式の日取りが決まります。
あと3か月、ジェニス(チャ・イェリョン)はそれまでにヘジュンの心を取り戻すことが出来るのでしょうか?
またある日、ウナの診察室の机の上に飾ってあった姉のユラの写真がなくなり、ウナは不思議に思います。
防犯カメラから部屋に入ったジェニス(チャ・イェリョン)を怪しく思っているウナですが、本当はキャリーが盗んでいきました。
そのことでジェニス(チャ・イェリョン)は、セラに失踪した姉がいたことを知ります。ウナ夫婦は必死に姉のユラを捜し続けていますが、見つかるはずがありません。またそんな夫婦のユラ捜しを冷たい目で見ている妹のセラです。
ジェニスは母のキャリーに「私たちが先にユラを見つけて利用するの、最高の復讐になるわ」と話します。母のキャリーはドキドキでしょうね。

また一方、ク会長に「お前は罪のない人を殺した」と脅迫電話がかかってきますが、ウナの夫のホン議員にも同じような電話がかかってきます。二人は両家の未来がかかっているので、二人で電話の相手を捕まえることにします。
また、ホン議員は、ジェニス(チャ・イェリョン)を呼び出し失踪した娘ユラがカナダにいるかもしれないと話をしますが、余計な話を聞いてしまうことを恐れた母のキャリーは二人の元へ駆けつけます。

とうとう、ヘジュンを誘惑することに成功したジェニス(チャ・イェリョン)ですが、ヘジュンは「君が分からない、君の本当の姿が、何を隠して何を望んでいるのか、なぜ現れたのか、さっぱり分からない」とジェニスに対して迷いがあるようです。本当はお互いに愛し合っている二人なのに・・・ 母の復讐か、己の愛か、ジェニスの心も大きく揺れることに・・・

また、キャリーはヘジュンたちの結婚祝いとして農場をファッションパークにするための投資を約束します。その農場は昔キャリーと夫がハーブを育てていた農場で、久しぶりに訪れたキャリーは懐かしさから涙を流すのです。そして、農場にやって来たヘジュンをみて、なぜか夫のミョンホと重なるのです。

その後、「暴行と痴情スキャンダル、ジェイグループ墜落事件の真実」という投稿があり、これはヘジュンとジェニスを陥れたい誰かの仕業です。すべて知っている内部の者の可能性があります。セラの仕業に間違いありませんが確実な証拠がありません。
セラの母ウナは自分の娘が恋人ヘジュンのことで悩んでいる姿を見て「私の娘を泣かせる人間には血の涙を流させてやる」とジェニスのほほを叩きます。ところがジェニスは「今日、ぶたれた分は必ずお返しします」と冷静な顔で去っていきます。
お互いに本当の親子でウナが必死で探している娘がジェニスなのが切ないシーンでした。また母のキャリーは弁護士のデニーの手を取り「いつもジェニスを見守っていてね、あなたには感謝しているわ」とデニーのジェニスに対する愛を応援しています。
でもまさか、二人はジェニスが本当にヘジュンを愛しているとは知りません・・・



21~30
ヘジュンはとうとう婚約者のセラに「結婚を白紙に戻そう」と言います。「僕はジェニスが好きなんだ」とセラの前で婚約指輪を外します。セラは「私との結婚を破談にしてジェニスと幸せになれるとでも?」と唇を震わせながら苛立ちを隠せません。セラも我慢の限界です。
その後、両親たちが集まった会食会で、ヘジュンは「セラとは結婚しません」と真剣に皆に話します。
それぞれの親は破談の話を撤回するように強くヘジュンに説教しますが、ヘジュンは「それは出来ない」と、自分の結婚は自分で決めると言います。特にヘジュンの父親のク会長は「ジェイグループの息子である以上お前の結婚はビジネスだ」と言い、「別れないとジェニスが傷つくぞ」と忠告します。
そして、ウナの夫のホン議員はジェニスの家族などを調べはじめます。

また、ジェニスが閉所恐怖症だと知っているセラは自分の母親の病院のエレベーターに閉じ込めて嫌がらせをします。意識がないまま救急搬送されたジェニスですが、やっと目が覚めます。
デニーはヘジュンにウナとセラとク・会長が共謀したと教えます。そして、ヘジュンはセラが母親の病院に行った証拠を手に入れます。
また、ヘジュンの母も今までのヘジュンの事件がすべてセラの裏切りだったことを知り、大きなショックを受けます。そして、許せない母はうちの嫁には出来ないと強気です。
そして、セラたちは告訴の件に車載映像まで証拠が揃い、窮地に立ちます。セラの母ウナは娘セラのために最後の切り札を使うつもりです。ヘジュンはユンギョンの子供ではないと娘のために何でもする母ウナです。

また、ジェニスとヘジュンは「また現れてくれてありがとう、もう絶対にこの手を離さないよ」と二人はラブラブになりますが、それを見ていたデニーは本気で恋をしているみたいに見えるのでした。
デニーはジェニスに「セラが世界一嫌いな人は、ずっと失踪した姉だったが、今はジェニスらしい」と話します。 ところがその晩、セラは自殺を図ります。

ジェニスとデニーは「敵の娘に仕返しするのも楽じゃない、セラに罪はないのに・・・その家に生まれただけなのに厳しすぎる・・・ジェニスもセラもヘジュンも・・・罪を継がせた親たちは自分の罪を知ってるかしら、その罪が我が子に及ぶとも知らずに・・・復讐も大変、30年も準備したのに、早く終わらせてここから消えたい」と思っているジェニスの本音をミヨンはどう思っているのでしょうか。早く終わらせることはヘジュンを潰すことです。
そして、キャリーはヘジュンの3年前の女がジェシカだったことをヘジュンから聞きます。
ジェニスは復讐の邪魔になりそうで母に言えなかったと言います。母は信じていいの?と聞きます・・・

31~40
また、結婚させたい母のウナに対して絶対にセラを嫁に出来ないという母ユンギョンの間は険悪な状態になります。そして、ウナはヘジュンの父親がク会長ではないと公表すると脅すのです。
ウナは「破談になったら、ヘジュンに話すわ、あなたが結婚前に別の男とできた子供で彼が死んだせいで、ク会長が子供を育てる条件で社長の座を手にした、実の父親は前会長の秘書でしょう」と勝ち誇った態度で言います。弱みを持つヘジュンの母ユンギョンは泣き叫ぶだけしかできません。母親同士のバトル戦は残酷でもの恐ろしいものがあります。

また、ヘジュンと父親ク会長の間にも亀裂が入ります。結婚しないというヘジュンに後継者の座を捨てるという念書を書けという父。ヘジュンは「なぜ、父さんはそんなに僕を嫌うんだ、いつも僕よりお金や会社や自身の成功が大事で、僕を敵視してきた」と心の内を泣きながら暴露します。そして喧嘩した言葉の中に「30年も育ててやったのに、引き取ったのが間違いだった」という父の言葉が引っかかるヘジュンです

結婚を延期しましょうというヘジュンの母ユンギョン。ウナはヘジュンに「あなたはジェイグループの血筋じゃない、子供を取り替えた、両親は知らない、結婚が破談になったらこのことをユンギョンに話すつもりよ」と強迫されるヘジュンは真実を知ることになります。更にウナは「あなたが手にした地位も財産も半分は私が与えたもの、これからはあなたと私の秘密ね」と残酷な告白をします。
ヘジュンの様子がおかしいので彼を見張っていたデニーはヘジュンが遺伝子研究所に向かったことをキャリーに知らせます。ヘジュンがあの両親の実の子供ではない可能性が??
そして、ヘジュンは母と父との親子関係が不成立だと知らされます・・・
ヘジュンはどうしたらいいのか分からずに、自分を可愛がってくれた祖母のお墓を訪ねます。
そして、ヘジュンは母のために生きることを誓います。それはジェニスと別れることです・・・

ジェニスとヘジュンはお互いに今日が最後のデートをします。
ジェニスは今日、両親の娘として敵の息子に復讐をするために会いにいくのです。
ところがヘジュンの方から先に「君とは別れる、僕のことは忘れてくれ、ろくでなしだとののしって韓国を離れろ、僕は後継者として生きる」と冷たい言葉を放します。
この言葉に少し気持ちが楽になったジェニスは「一度も後悔しなかった、あなたを愛したこと、今夜は一緒にいたい」と、復讐へと向かっていきます。
翌朝、ヘジュンがいるホテルの部屋に警察が来て、ジェニスがヘジュンから性暴力を受けたと通報があり、緊急逮捕されます。
ところがジェニスは自分が犯した罪の重さに耐えきれず心と身体が病んでいきます。
その後、偶然街で再会するヘジュンとジェニス。ヘジュンは「何で僕を告訴したんだ」と言い、ジェニスは「復讐のため」と言います。
またヘジュンの母ユンギョンは息子がジェニスと別れ、セラと結婚すると言い、疑問に思います。ヘジュンはみんなが言う通り愛がなくても結婚生活は成り立つと母ユンギョンを抱きしめます。

キャリーとヘジュンの二人は散骨した北漢江の川で偶然出会い、その後食事をしますが、お互いに珍しいシナモンアレルギーだったことが分かります。
またヘジュンの母ユンギョンはなぜ息子が北漢江の川に誰の供養に行ったのか疑問になりウナと会いますが、二人の会話を聞いていたキャリーのオ秘書がヘジュンの父親がク会長ではないと知り、それをキャリーにも伝えます。

また一方、ジェイグループで新商品の生地に不良があり、消費者センターが調査をはじめ、セラが責任を問われることになります。
会社を救うために中国のワン会長の投資を受けることになりますが、条件としてワン会長が推薦する人物を本部長に就かせることでした。

41~50
新しい本部長にジェニスが就任し、秘書としてデニーもやってきます。
ワン会長、スポンサー、ジェニス、デニー、すべての正体を必ず暴いてやるとヘジュンは激しく対抗心を燃やします。
また一方、ジェイグループではデトックスの特許の盗用事件が起こり、ク会長がデトックスの技術を盗ませた証拠の録音をキャリーが持っていました。
セラが関わっていましたが、ウナは証拠があってもシラを切ってク会長とヘジュンに責任を取らせると言いますが、ユギョンはセラに責任を取らせると言い合っています。

また、ク会長は自分の実の子供のためにも絶対に会長の座を守り、自分の息子にジェイグループを継がせると決めています。ク会長に隠し子がいたのです。妻のユンギョンが知ったらどうなるのでしょうか?
一方、理事会では、「特許の盗用はヘジュンとセラ二人の仕業です」とク会長が皆の前で話します。そして、二人の懲戒処分を言い渡します。罪を子供たちになすりつけて相変わらず自分のことしか頭にない父親にヘジュンはがく然とします。
また、何も知らないジェニスも自分のために息子を捨てる父親がいるなんてひどすぎると感じています。
また一方、昔キャリーの出産後、すぐに病院から姿を消した同郷のソル看護師がいる施設を見つけ出したキャリーは、そのソル看護師をかくまっているウナに不信感を抱いています。
その後、認知症を患っているソル看護師はキャリーが面会すようになって言葉を話すようになりました。ある日ソル看護師は「ごめんなさい、悪いのは私ではない」と言い、悪いのはウナだと言うのです。
そして、その施設に寄付をしているキャリーとユンギョンが来ることを露骨に嫌がるウナはソル看護師を別の施設に移そうとします。

また、ジェニスとヘジュンはジェイグループが力を入れるファッションパークの仕事を一緒にすることになりますが、ジェニスはヘジュンの父親ク会長が本当の父親でないことを知り心を痛めます。お互いにまだ愛情を捨てきれない二人ですが、ヘジュンは「君のお母さんはどんな人?ジェイグループを乗っ取るのはお母さんの夢?お母さんの夢のために動いているの?何か恨みでもあるの?復讐のために僕に近づいたのか?」と静かな声でジェニスに尋ねます・・・

ある日ウナの夫のホン議員は「チャ・ミヨン」を知っていますか?とキャリーに訪ねます。ホン議員はキャリーをずっと調べていて「30年前にソウル刑務所にいましたよね、これは人を捜す過程で偶然知ったことです」と言います。キャリーはもしかして私を疑っているのかしら?私が誰なのかあなたの力で暴いてみなさいとホン議員を潰す準備をします。
ホン議員はキャリーとミヨンが同じ刑務所にいて仲が良かったことを聞き出します。30年経った今、キャリーが現れいろいろな事が起こるのは偶然じゃないとウナとホン議員が分かってきます。
そして、ホン議員はク会長に「キャリーに用心しろ、キャリーとミヨンは同じ刑務所にいて、姉妹のように親しかったようだ」と教えます。
その後、「ジェイグループと国会議員との癒着疑惑」という記事が広がります。
そして、ファッションパークは中断になります。
ヘジュンはデトックスとファッションパークもキャリーが投資するたびに不祥事が起こることが変だしおかしいと感じます。
キャリーはク会長に「私たちの縁はここまでです、整理しましょう、着手金の500億ウォンの返還を求めます」と伝えます。「ク会長の方が事業では私以上に冷酷なのでは」とも言い、出来なければ「あの土地を私の名義にして下さい」と言います。



51~60
ヘジュンはキャリーとジェニスが現れたのも同じ時期で二人ともカナダということも怪しく思い二人の関係を調べはじめます。ヘジュンはキャリーとジェニスのどちらかが黒幕だと思っています。
ジェニスの危険を察したキャリーは復讐を早く終わらせようとノラ社とララ皮膚科とジェイグループの三者会談を準備します。
そして、そのノラ社の会長はキャリーでした。デトックスの特許を奪ったのもキャリーなのかというク会長に生地の不良はジェイグループのミスで私は契約に従っただけですと言い、ク会長こそ詐欺の常習犯では?農場の土地の名義変更をして下さいと言います。
そして、キャリーはヘジュンを呼んで、黒幕は私だからこれからはジェニスではなく私を攻撃してと話します。ヘジュンはうちに何らかの恨みがあるのかと考えます。

その後、ホン議員がミヨンとミエの刑務所時代の写真を入手しミヨンがキャリーだと気づくのです。キャリーはチャ・ミヨンに戻ることにします。

また、自分の身の危険を察したソル看護師は夜中に施設を抜け出し、さまよっていたところをキャリーたちに助けられます。ソル看護師がいなくなった連絡を受けウナたちは大騒ぎです。
また、キャリーがミヨンかもしれないと思うウナはキャリーの家から歯ブラシを盗み、同じくヘジュンの歯ブラシと親子鑑定を依頼します。結果は親子関係が成立しキャリーがミヨンだったことをウナ夫婦は知り、ミヨンの子供がヘジュンとして生きているのですからウナ夫婦は大きな衝撃を受けます。そして、キャリーの弱みを見つけようと必死です。それは、ジェニスや秘書といった家族のような人が弱点になると考えるのです。ところがウナはもしかして、長女のユラを誘拐したのはミヨンではないかと疑うのです・・・
そのころ、キャリーはク会長から命を狙われるのですが、30年前は夫を殺されたけど私は甘くないとつぶやきます。
またヘジュンはク会長とウナ夫婦が話していたチャ・ミヨンについて昔のことを調べはじめます。そしてヘジュンはミヨンの夫がジェイグループの特許を奪われ交通事故で亡くなり、ミヨンの新生児だった息子も数日後に亡くなり、その時の担当医がウナだったことを知り驚きます。
またヘジュンとヘジュンの母ユンギョンはク会長に内緒で農場の名義変更書類をジェニスに渡し「どんな恨みか知らないがジェイグループが罪を犯したなら謝罪して償う」とジェニスに言います。キャリーは30年ぶりに農場を取り戻し、あの土地にハーブパークを作る夢があります。

その後、キャリーの元を訪れたウナは「あなたが私の娘を誘拐したんでしょ?最も有力な容疑者だわ、ユラはどこにいるの?」とすごい勢いで泣きわめくのですが、「私に聞かないで、あなたの娘に興味はない」とキャリーも大きな声を張り上げます。そして、「絶対に返さない」と心の中でつぶやきますがいろいろな面でジェニスを心配する母のキャリーです。
そして、すぐに、違法投薬のことを暴露してウナの皮膚科の差し押さえをするキャリーです。
ところが翌日キャリーの所にセラがやってきて、「姉のユラが現れないようにしてください、永遠に、姉が帰ってくるのが嫌なんです、正直死んでほしいです」と真剣な顔で訴えます。
そして、ジェニスも母のキャリーが今すぐにカナダにデニーと帰るようにせかされ、不審に思います。きっと母には秘密があると感じているジェニスです。

また、突然ウナの夫のホン議員がキャリーを訪ねてきます。「私が間違っていました。すみません、娘を失った後は地獄でした、もうここでやめてほしい、後悔しますよ」と言いますが、キャリーは「誘拐扱いしたら、30年前の罪を暴露します」と言い返します。

61~70
ジェニスは母の金庫の中から例のセラの姉のユラの写真を見つけます。母のキャリーは「ウナを苦しめたくてわざと持ってきた」と言います。

また一方でク会長の愛人のジャヨンが結婚するので息子のドリを引き取ってほしいと言います。
ク会長は息子の存在がバレたら無一文で追い出されることを心配しています。
そして、愛人のジャヨンと息子のドリが会社にやってきます。
ジャヨンはク会長の借名株の名義人で株を持っているジャヨンはキャリーに株を売ることになりますが、ク会長の関係も知られてしまいます。
愛人のジャヨンの存在に気付いたヘジュンはジャヨンに会いに行きます。ジャヨンは「私と会長の間に愛があったわけじゃないの、子供を産んだだけ、私は結婚するから息子のドリは父が育ててほしいのドリをよろしくね、赤の他人のあなたが息子として暮らしているのに実子のドリは籍に入れないのはおかしいわ、この言葉不愉快だった? ドリを連れて奥様に会いに行くわよ、ドリさえ引き取ってくれたら奥様に会うことはないから」と強気の愛人です。
ヘジュンは「父と相談して連絡します」と言いながらも頭の中は混乱しています。

また一方、ジェニスはウナの会話の中からユラを誘拐したのが母のキャリーだと聞いて、セラが言っていた30年前の母の罪はこのことなのか?と思ってしまいます。
ジェニスはデニーに一緒にユラを見つけて母の無実を晴らそうと言います。
そんな時、ウナの家では30年ぶりに失踪した娘のユラが見つかり夫婦は手を取り合って喜んでいますが、すべてキャリーが仕組んだ嘘で見つかったユラは別人です。
その偽物のユラを見て、母のウナも妹のセラもピンとくるものがないほど親しみがわいてこないのです。

また、ク会長宅では愛人のジャヨンが息子のドリを家の前に置いて飛行機に乗ってしまいます。ヘジュンは母のユンギョンに友達が事故で入院してこの子を預かることにしたんだと嘘を言います。

その後、株主総会の日にク会長が雇った者に拉致されたキャリーはやっとのことで逃げ切り総会に姿を現します。その会場にはジェニスが愛人の子供ドリを連れて行きク会長をパパと呼ぶのです。隠し子がいたことで大騒ぎになり、ク会長の解任が可決されました。

71~80
隠し子騒動で喧嘩になったク会長は妻のユンギョンのほほを叩きます。ショックを受けたユンギョンは家を飛び出しますが、母を捜しに行ったヘジュンは車にはねられてしまいます。
病院に搬送されたヘジュンは脳と肝臓も損傷して意識不明です。母のユンギョンは肝臓移植に備え組織検査を受けますがすべて不一致になり医者から実子ですか?と言われてしまいます。
ユンギョンは自分の子供だと証明するために親子鑑定をしますが、結果は成立しませんでした。ヘジュンが自分の子供でないことを知った母のユンギョン・・・
でも母のユンギョンには関係ない事です。自分の息子はヘジュンしかいません。
また、ヘジュンもその母の真剣な愛情を分かっているので、一生そばにいる決心をしているヘジュンです。
そして、このことで優しいヘジュンが一人で悩んでいたことに胸が張り裂けそうな母のユンギョンです。
その後、子供を取り替えたことをウナが白状しますが、ユンギョンの子供が死んだためにユンギョンの母親の前チョ会長に頼まれたと嘘を言います。でも、ユンギョンはウナの言うことは信じないとつぶやきます。

また一方、ジェニスはヘジュンが事故に遭ったのは自分のせいだと後ろめたい気持ちから号泣します。心優しいジェニスには愛するヘジュンに復讐は出来ないように見えます。
そして、ジェニスはジェイグループの会長にならないと母のキャリーに言います。意識不明の彼と争うのがイヤだと・・・ 会長になってもジェニスは幸せではないのです。
ジェニスは母のキャリーに「彼を愛してるの、私が好きなの、今も彼に会いに行きたい」そして、「これからは誰の指示も受けない、復讐をやめる」と母に正直な気持ちをぶつけます。

また一方、母のユンギョンは出産した当時の記録を手に入れ、ミヨンの子供が同じ病院で亡くなったことを知ります。親子鑑定をしたユンギョンはミヨンであるキャリーがヘジュンの実の母親であることを知り、更に子供が死んだのもウナのミスで子供を取り替えたのもウナだということをソル看護師からユンギョンは聞きます。でも絶対に息子のヘジュンは渡さないと声を震わせるのです。
その数日後、ソル看護師は息を引き取ります。
結局、キャリーは何も真実を聞けなかったのです。

またヘジュンを愛するジェニスと復讐を早く終えてカナダに帰ろうとする母キャリーの間に亀裂が生じ、お互いの信頼が薄れていきます。
その後、ジェニスは会長の職に就いて、ク会長から経営権を奪って復讐を終わらせるのでヘジュンが目覚めるまで韓国にいさせてと母のキャリーに頼みます。

また、キャリーはウナの家に送り込んだ偽者の姉ユラから「息子のヘジュンがユンギョンの子ではなく、子供を取り替えたことが公になったら大変だ」とウナたちが話していたと聞きます。
キャリーはソル看護師が言っていた秘密は子供が取り替えられたことなんだと感じ、もしかして、ヘジュンが私の子供なの?と衝撃を受けます。
そして、ヘジュンを見るたびに夫が浮かんだのは偶然じゃなかったことを知り、早く親子鑑定をしなければと気持ちが焦ります。
そして、検査結果でヘジュンがキャリーの子供だったことが分かり、キャリーは涙を流します。
キャリーは自分の本当の子供に復讐をするなんて何て惨いことをしてしまったのかと病院のベットで意識が戻らないヘジュンに「坊や」と言って泣き崩れます。ヘジュンの二人の母はお互いに気を使いながら、それぞれの愛し方でヘジュンを見守っていくのです。

また一方で家を競売にかけられたウナは絶対にこの家を出るのはイヤだと言い、キャリーの一番の弱点であるヘジュンを病院から連れ出し拉致し、お金を要求しようとします。
ミヨンとユンギョンにお金を用意するよう電話するウナ。
ところが、ウナの家にヘジュンを隠したため、拉致監禁で家にいたセラが現行犯で逮捕されます。目が覚めたヘジュンはやっと家に戻り、母のユンギョンと嬉しそうに抱き合います。
ヘジュンとジェニスの二人も仲直りして「死ぬまで僕のそばにいてくれ」と愛を誓い合うのです。
また一方で姉のユラが偽物だと知ったセラは出ていくというユラに「偽者だと知ったらママはまたユラを捜し始めるから、捜すなと置手紙を書くように言います。
泣き叫ぶ母のウナにセラは「私がユラでも出ていく、人を拉致するような両親と差し押さえの札だらけの家にいたくない」と言われ、気を遣うべきだったと落胆する母のウナです。
また、キャリーはやっと会えた息子のヘジュンをまた殺そうとしたウナを絶対に許せないのです。

81~90
ジェニスは母キャリーが急にヘジュンに対して態度を変えた変化を不思議に思います。
また母のキャリーはヘジュンとジェニスの幸せそうな二人をみて、この先二人を傷つけそうで怖いのです。その二人はこれからジェイグループを業界1位にすると言い、キャリーもそれに頷きます。
母のキャリーはこれ以上息子のヘジュンを傷つけたくないので、ジェニスとデニーに「復讐を終わりにする」と言います。ク会長は地位を失い、ウナも傷ついたし、親の罪のことで子供を巻き込みたくないと考えていますが一番は息子が生きていたことへの心の変化が大きいでしょう。

また、ヘジュンは母ユンギョンたちの夫婦喧嘩から自分に実母が生きていることを知り唖然とします。秘書に頼んでヘジュンは自分が産まれた病院の当時の出産者の名簿を手に入れ、自分の本当の母親がキャリーだと確信します。
母に会いに行ったヘジュンは「あなたが僕を産んでくれたお母さんですか」と言い、二人は身体を震わせながら抱き合います。母は「ごめんね、息子だと気付かずあなたにひどいことをした」と言う母に「産んでくれてありがとう」と伝えます・・・
そして、二人はもう一人の母ユンギョンとジェニスには知らせないで二人の秘密にしようと約束します。
そんな時、ウナの家ではユラが偽物だったと知り大騒ぎになります。ウナはもし偽者ならキャリーの仕業では?と悔しがるのです。

また一方、悪事を働き、離婚届けに判を押さないク会長は妻のユンギョンに家を追い出されます。でも妻のユンギョンは愛人の子供の面倒は優しく見ています。良いお母さんですね。

ヘジュンとヘジュンの母ユンギョンはジェニスが養女で両親は事故で亡くなったとキャリーから聞きます。ジェニスは何も知らずキャリーを本当の母親だと思っているので結婚に支障はないと話します。

また、ジェニスは母のキャリーがなぜウナの家に偽者のユラを送ったことを自分に隠すのか疑問をもちます。本物のユラを隠すためなのか?ママはユラの居場所を知ってるのでは?とわけが分からないジェニスです。
また、母のウナはジェニスが自分の娘のユラだと確信し親子鑑定を急ぎます。
親子鑑定の結果、ジェニスがユラだと判明しました。
ウナはキャリーの家に行き、ユラを連れ戻すつもりです。自分の娘を復讐の道具にしたことが絶対に許せないウナに「結婚する子供たちを不幸にしないで」とウナに土下座するキャリーです。
これから、どうやってウナの口を封じればいいのか焦っているキャリーです。
キャリーはウナの夫ホン議員と会い、「なぜ、ヘジュンのことを言わなかったの、生きていると知っていたら復讐などしなかった、すべての悪縁のはじまりはウナよ、ジェニスの人生をぶち壊すなとウナを説得して」と話します。
自分の娘なのに名前も呼べない母のウナ。おまけに娘のセラはジェニスにヘジュンを取られ憎んでいます。ジェニスが姉のユラだと知った時のセラの反応が怖い両親です。
そして、2週間後に結婚するヘジュンとジェニスを認めたウナはキャリーに式が終わったら二人の前から消えることを条件に念書を書かせます。

そんな時、セラが母ウナのドレッサーの中から姉ユラの親子鑑定の書類と念書を見つけてしまい、ジェニスが姉のユラでヘジュンの実の母がキャリーだと知ってしまいます。
セラはジェニスを呼び出し、「あなたがユラでキャリーは誘拐犯、ヘジュンはキャリーの息子よ、これが証拠よ、ママの部屋にあった」と親子鑑定の書類を見せます。
すべての真実を知ったジェニス。そして、結婚式の式場に現れた新婦は妹のセラでした・・・
セラは母のウナに「ユラの結婚式を台無しにされてつらい?お姉さんの幸せをぶち壊してごめんね」と言い、ウナの家では悲惨な親子喧嘩がはじまります。「こうなったのはママのせいよ、赤ん坊を取り替えなければ悲劇は起きなかった、今からでもキャリーとおば様に謝罪してよ」とセラは言います。



91~100
ジェニスは「ママが私を誘拐して復讐の道具に育てた・・・ママにとって私は1歳の時も今も敵の娘なのね、ママに仕返ししてやるわ、どう復讐するか見ててね」とつぶやき、ここからジェニスの復讐がはじまっていくのです。
ジェニスは母のキャリーに「これからはあなたへの復讐を支えに生きていくわ」と言って、家を出ていきます。そして、向かった先は実の両親の家でした。
ところが、妹のセラは一緒に暮らせない、出ていけ、と言い、ジェニスの休まる居場所はないのです。
ヘジュンはジェニスを迎えに行きますが、一緒にあなたの母親のキャリーに復讐できるの?と聞きます。ヘジュンは本当に母に復讐するつもりなんだろうかと悩みます。
また、キャリーはジェニスとウナから消えるように言われ、ユンギョンからも子供たちのためにカナダに帰った方がいいと言われます。
そんな時、ジェニスが、離婚合意書にヘジュンの判を押してほしいとやってきます。「彼を見るとあなたを思い出すの、一緒には暮らせない、実の息子に苦しめられるがいいわ」と言い、ジェニスは人が変わったように冷酷になります。

深くジェニスを傷つけたキャリーは自殺するつもりでしたが、ジェニスに助けられますが、彼女の体調の方が悪化し倒れてしまいます。
全てに疲れ切ったジェニスはヘジュンに旅行に行こうと誘います。
ジェニスは旅行先に母のキャリーを呼びますが、そのキャリーの目の前で無理心中を図り川に身を投げます。これがジェニスの復讐だったのでしょう・・・
二人は病院に搬送されますが、意識不明の状態で、それぞれの家族は罵り合っています。
二人は無事に意識が戻ります。キャリーはヘジュンを呼んで自分が保有するジェイグループの株をヘジュンとジェニスに譲渡します。そして、韓国を離れカナダに帰ると伝え、「何があってもジェニスのそばにいてあげて」と念を押します。

ところが検査結果でジェニスが肝硬変だと分かり移植手術が必要になりますが、実の両親は適合しませんでした。
移植は適合したキャリーの肝臓で手術をすることになりましたが、ジェニスにはウナの肝臓だと嘘をつきます。
ジェニスの手術は成功しました。ヘジュンは「これからは一緒に楽しい事だけ考えよう」と話し、ジェニスもその言葉に応えます。
ところが母のユンギョンは「自分の息子を殺そうとしたジェニスを絶対に嫁には出来ないと大反対し、離婚合意書を渡します。
退院し家に戻ったジェニスはまた妹セラの嫌がらせでドナーが母のウナではなく、キャリーだと知らされるのです。
病院に戻ったジェニスはキャリーに「あの女の一部を私の体に入れるなんて、すぐに取り出して元にもどしてよ」と泣き叫ぶのです。

また、再検査を受けたキャリーは手術した肝臓が悪化し最悪の場合は余命1年の宣告を受けます。子供たちのお荷物にはなれないとキャリーは一人病院を出ていきます。
そして、キャリーを心配する子供たち。

また、ヘジュンの家では、母のユンギョンが息子夫婦との同居を嫌がり、結婚を認めません。ジェニスは「申し訳ありません、どうか受け入れてください」と頭を下げるのです。これから二人で説得するしかありません・・・

ジェニスは「子供たちに二度と会うな」という念書を書かせたことや娘たちより自分が大事で利己的な母ウナに一度もママと呼ばずに家を出ていきます。
妹のセラは「ユラを連れ戻したら私が出ていく、私を大事にしないとね、後悔するわよ」と母をにらみつけます。

逃げ回るキャリーをやっと見つけ病院に戻したジェニスとヘジュン。
余命宣告されましたが治療すれば希望があるので二人で助けようとヘジュンが励ますのです。
それでも退院したいというキャリーに「治療を受けて生きながらえて私に償いなさい、私と一緒に死ぬか、それとも生きて借りを返すか」と言うジェニスに母は「治療を受ける代わりに嫁として義母ユンギョンに認めてもらいなさい、そうすれば治療を受ける」と言い、二度と来ないでと伝えます。
その後、キャリーの病室にウナの夫ホン議員が来て、「遅くなりました、ミョンホ先輩を裏切りミヨンさんをだまし、子供を取り替えたこと申し訳ありません、どうか許して下さい」と泣きながら謝罪します。そして、「私はミヨンさんを許します、どうか元気になってください」と言って、ユラのそばにいてくださいと・・・ キャリーはうなずきながらありがとうと喜ぶのです。

101、102、
義母ユンギョンはジェニスにウナと縁を切るなら嫁として認めると言います。ジェニスもウナも嫌いだけど、ウナの娘なのは最悪なのです。
ジェニスと縁を切ったウナは夫のホン議員とも離婚することになりました。ホン議員は財産は君に渡す、ただユラとセラの人生を妨害するなと言います。
家を出るというセラを追って事故に遭った母のウナは病院に搬送され手術を受けますが、脳に損傷が残り記憶喪失や認知症の症状が残りました。
妹セラは娘だと分かりますが、ユラのジェニスが病室に来ても、「私の娘はセラだけよ」と言ってユラのことは分かりませんでした。ジェニスは妹のセラに「私が姉でごめん、ママをよろしくね」とやさしく伝えます。
また、ウナはキャリーを見て「ごめんなさい、どうか許してください、私が悪かったです」とおびえた様子で謝ります。本当は謝罪したかったようです。そんなウナを見てキャリーも涙を流しながら「私も悪かった」とウナの1日も早い回復を祈ります。

103、最終回、
息子ヘジュンの株式証書を盗んで窃盗と詐欺の容疑で警察から指名手配中のク会長は息子のドリを連れて船で中国に渡ろうとしていましたが、逮捕されます。

母のウナは一日中セラを呼ぶため、セラは介護で疲れている様子ですが、そんなセラを元気づけているのがデニーです。そして、帰ってきた夫のホン議員と妻のウナとデニーと妹のセラは、4人で家族写真を撮ります。

キャリーの病状は悪化していますが、胸の内はヘジュンとジェニスと孫の顔を見ながら長生きしたいと思っています。
義母のユンギョンは二人の結婚式を早めに挙げましょうとキャリーを励ますのです。
そして、教会で家族だけの幸せな結婚式を挙げます。
その後、キャリーは静かに息を引き取ります。
2年後、ヘジュンとジェニス夫婦に男の子が誕生し、おばあちゃんになったユンギョンはとても嬉しそうです。ラストはそんな幸せそうな家族の姿が映し出され幕を閉じました・・・


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韓国ドラマ「優雅な一族」ドラマ紹介と人物相関図、イ・ジャンウ

2021-05-25 | 韓ドラ や行・ら行
韓国ドラマ「優雅な一族」、あらすじとドラマ紹介と人物相関図。
ミステリーラブロマンス「優雅な一族」。イ・ジャンウがヒロインを守る心優しい弁護士で新たな姿を披露するほか、イム・スヒャンが財閥令嬢を熱演。
「アイドゥ・アイドゥ~素敵な靴は恋のはじまり」で共演した2人が7年ぶりに主演俳優として再タッグを組むことでも話題を集めた。実力派女優ペ・ジョンオクが財閥一家の秘密を握る危機管理チームトップ役で存在感を発揮!
KNTVのあらすじ、ドラマ紹介、人物相関図。
大財閥MCグループの孫娘ソッキは家政婦に母を殺される。グループのトラブルを解決するTOPチームのジェグク(ぺ・ジョンオク)から言い含められ、ソッキは一人海外で生活することに。時は経ち15年後、成長したソッキ(イム・スヒャン)の元に名誉会長の祖父のワンピョ(チョン・グクファン)が危篤に陥ったという謎のメールが送られてくる。実はワンピョは後継者にソッキを指名した直後、交通事故に遭ったのだった。急ぎ韓国に帰国したソッキは、ひょんなことから弁護士のユンド(イ・ジャンウ)と出会う。母親殺しの真犯人は別にいると考えていたソッキは、メールを送ってきた人物を探すためユンドに遂行弁護士になるよう持ち掛ける。高慢なソッキに初めは反感を抱くユンドだったが、危なっかしい彼女が心配になり傍で見守ることに。そしてもう一つ、ユンドが弁護を引き受ける理由があった。実はユンドの実の母はソッキの母親殺しの濡れ衣を着せられ15年間服役中だった。真犯人がMCグループ内にいるのではと疑うユンドは、母の冤罪を晴らすため、忠誠を誓うふりをしてTOPチームに入ることに。こうしてMCグループに戻ったソッキとTOPチームの一員となったユンドだが、ソッキの父や義理の兄弟、そしてジェグクらが2人の前に立ちはだかる。果たしてソッキの母を殺した真犯人とは!?





第1話 15年ぶりの帰国
韓国有数の財閥MCグループのトップ、モ・チョリ会長の一人娘、モ・ソッキ。ソッキは、祖父であり、MCグループの名誉会長であるモ・ワンピョが危篤だと知り、15年ぶりにアメリカから帰国する。ソッキが帰国したという知らせを聞いたハン・ジェグク率いる危機管理チームTOPは、ソッキに韓国の土を踏ませまいと仁川空港で待ち伏せするが、既にソッキは金浦空港に降り立ち、祖父の入院する病院へ向かっているところだった。

第2話 10億ウォンの使い道
屋上でMCグループに抗議していた男性が警備員にとらえられ、護送用のバンに乗せられようとしていたその時、ソッキは社用車に乗り込み、バンに追突する。ソッキは「飲酒運転をしたうえ、逃亡しようとした」と主張し、10億ウォンを賠償金として請求するように男性に話す。一方、うだつの上がらない弁護士ホ・ユンドは精鋭中の精鋭が集まるMCグループの危機管理チームTOPに見習いとして採用される。

第3話 塀の中の財閥令嬢
大麻所持の容疑で検察に連行されるソッキ。ソッキが見合いの席で特捜部検事であるチュ・テヒョンを小バカにしたことが発端で仕組まれた事件だった。TOPも一度はソッキを釈放させるようチュ・テヒョン検事に働きかけるが、検察によるMCグループへの摘発を回避するためソッキが人質としてチュ・テヒョン検事に差し出され、拘置所送りに。その頃、ユンドはソッキの潔白を証明するために孤立無援の中、調査に乗り出す。

第4話 真の権力者
ユンドのおかげで大麻所持の容疑が晴れ、拘置所から釈放されたソッキはその足でワンピョが入院中の病院へ向かい、ユン弁護士と話し合う。ソッキがMCグループの筆頭株主になるためには多額の現金が必要であり、そのためには“ミルク魔女”と呼ばれる伝説の資本家を説得する必要があるというのだ。一方、ユンドはTOPに呼び出されるが指示に背き、ソッキを釈放するように動いたことでジェグクから解雇を言い渡され…。

第5話 殺人犯の息子
名誉会長夫人の30周忌に突如車椅子に乗って姿を現したワンピョ。ワンピョはモ一族のみならず、会社の首脳陣やTOPのメンバーが一堂に会した席でソッキをMC流通の代表理事に就任させ、株式を譲渡することを宣言する。また、ユンドはソッキから“イム・スン”という受刑者がどこの刑務所に収監されているか調べるように指示される。その名を聞き、動揺するユンド。イム・スンはユンドの実母だった。

第6話 祖父との別れ
MC流通の株主総会当日の朝、代表理事に選任予定だったソッキは自宅近くの検問所でアルコールが検知され、飲酒運転で警察署に連行される。署に駆けつけたユンドに、ソッキは自動醸造症候群という腸内でアルコールを生成してしまう珍しい病気を患っており、米国で治療を受けていたことを打ち明ける。その頃、ソッキの代表理事就任が絶望的になったという知らせを聞いたワンピョはショックのあまりに倒れてしまう。

第7話 正式採用
ワンピョが亡くなり、ソッキは相続した財産も経営権も、ジェグクらによって奪われてしまう。一方ユンドも、ソッキの専属から外され、正式にTOPの一員になる。意気消沈するソッキだったが、15年前の殺人事件の真相を協力して解明しようと誘うユンド。その頃、モ会長は次男のモ・ワンジュン常務に会社を継がせようとしていた。ジェグクは、財産を集めてワンジュンの地位を固めるために、モ家の人々に遺留分放棄をさせようと動きだす。

第8話 あなたは何者?
ユンドの身辺調査をしたジェグクに何者なのか問い詰められたユンドは、養子になる以前の記憶がないと話し、何とかその場を切り抜ける。同じ頃、“ニュースパッチ”の記者キム・ブギと部下のオ・グァンミは、ソッキとユンドの行動を探っていた。グァンミは、15年前の同級生とユンドが似ていることが気になる。一方ジェグクは、モ会長の愛人チェ・ナリを社会的に抹殺しようと、女優である彼女には致命的な秘密をブギにリークする。





第9話 3人目の母
ナリがモ家に現れる。女優として全てを奪われ行くところがないナリを、近くに置いて管理しておいたほうがいい、とジェグクに言われ、チョリもひとまず住まわせることに。ブギを巻き込み、ナリの架空の自伝出版を画策してジェグクを刺激したのはソッキだった。ナリと生活を共にさせることで、会長夫人のハ・ヨンソに揺さぶりをかけるためだった。一方TOPは、ワンジュンとの離婚を優位にするため、彼の妻ペク・スジンへの罠を仕掛けていた。

第10話 和解申請
ナリの過去の生活を、ユンドが暴いたと思ったソッキ。それをきっかけに、母親を救いたいユンドと真犯人を捕まえたいソッキとで口論になる。しかし、ジェグクとの会話で、ユンドの真意が分かったソッキは、和解しようと一つ一つ選んだ品をユンドに送る。反応がなくソワソワするソッキの元に荷物が届く。それは、ユンドからの楽しいサプライズだった。一方、ナリと息子のソジンは、ヨンソの指示で、ラオスで生活することになる。

第11話 1人の人間の歴史
ジェグクは、ワンジュンのある重大な秘密を握る。だが、変わらずワンジュンを後継者として推していく構えを見せる。一方、ブギが、15年間大事に保管していたアン・ジェリム殺人事件の重要な証拠をユンドらに提供する。しかし捜査記録がないため、事件の担当判事だったイ・ドンジュン判事を皆で協力して探すことになる。母を救うために大きく一歩踏み出したことを実感するユンド。一方、ワンジュンの秘密をソッキもつかんでいた。

第12話 思わぬ訪問者
ワンピョの側近でソッキの味方だったチョン・ユンジャ執事がユンドの家に現れる。ワンピョ亡きあとジェグクにモ家を追われ、行動を監視されているチョン執事だったが、ソッキのために、アン・ジェリム殺人事件の捜査記録を持ってきたのだった。一方ジェグクは、会長の意に反してワンジュンの地位を守ろうとする。そこでジェグクは、ワンジュンの秘密を逆手にとった、ユンドのアイデアによる奇抜な方法でMCグループのイメージアップを図る。

第13話 甘い誘惑
ジェグクの差し金により、ユンドは横領の罪で逮捕される。そしてジェグクはソッキに、15年前の事件の再審請求を止めるよう警告する。さらにユンドの父ホ・ジャンスの所に現れたジェグクは、ユンドを説得して再審を諦めさせろと脅迫する。ジャンスはジェグクの要求を気丈に突っぱねたのだが、息子が心配のあまり一人でむせび泣くのだった。一方ユンドは面会に来たソッキに、自分を逮捕したチュ検事正を味方につけるように言う。

第14話 突然の逮捕
ジェグクが逮捕される。チュ検事正の仕業だと見抜くジェグク。モ会長はすぐにTOPのユンチーム長を呼び、15年前の事件を葬るためにもジェグクの逮捕は好機だからと、TOPを刷新するよう告げる。しかしジェグクに忠実なユンチーム長は、ジェグク釈放に向けて動きだす。ジェグクは、チュ検事正を利用したソッキたちが15年前の事件の再審請求をするだろうと伝え、チュ検事正自らに自分を釈放させるよう、ユンチーム長に指示する。

第15話 大逆転
モ会長が急性脳出血で倒れ、意識不明になる。そんな中、ジェグクはワンジュンの会長就任を早めようとする。ワンジュンへの承継に反対していた父が突然倒れたことを不審がるソッキ。その頃、ユンドにチュ・テヒョン検事が接触してくる。父を陥れたジェグクの逮捕に燃えるチュ検事と、ユンドとソッキは手を組むことにする。早速チュ検事経由で事件の検視報告書を手に入れたユンド。その死亡推定時刻から、ユンドの母のアリバイが成立する。

第16話(最終話)運命の日
ジェグクらTOPのメンバーはワンジュンの会長就任に向けて、意識不明のモ会長の株のワンジュンへの譲渡を進めていた。一方、ソッキ、ユンド、ブギらは殺人事件の真犯人を特定しようと、疑わしい3人に事件当日の話を聞いて探りを入れることにする。その役目を担ったソッキは3人それぞれと話すが、そのうちの2人は殺人をしていないと言う。同じ頃、ユンドの所をワンスが訪れ、2人+は酒を酌み交わす。そして、会長就任式当日がやってくる。(kntv)より







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「ロマンスは別冊付録」年下男子のラブコメディ、あらすじと感想

2021-05-10 | 韓ドラ や行・ら行

韓国ドラマ「ロマンスは別冊付録」あらすじと感想、最終回。
本作は出版社を舞台にイ・ジョンソクが作家で出版社の最年少編集長チャ・ウンホ役を演じ、イ・ナヨンが結婚や出産などでキャリアを絶たれたバツイチ女性カン・ダニ役を演じ、ファン待望のラブコメに初挑戦したイ・ジョンソクの年上女性(イ・ナヨン)との恋物語です。
彼は以前から、イ・ナヨンの大ファンでウォンビンとの熱愛報道が出たとき、「全てを失った」と言って大きなショックを受けたようです(笑)今回、憧れの女性との共演は彼にとって成功だったのでしょうか?(笑)  私はリアルなお二人の演技は少しも違和感なく、とても良かったと思いました。
また、イ・ナヨンは大スターのウォンビンと結婚してママになり、本作は約9年ぶりのドラマ復帰です。私にとってイ・ナヨンは韓流初期のヨン様のドラマ「愛の群像」でヨン様の妹役を演じた美人女学生の印象が強く心に残っています。この時は清純で綺麗な女優さんだと感じました。その彼女は本作で、イ・ジョンソクをドキドキさせる口うるさいヌナ(年上女性)を演じていますが、いまだに衰えない美貌と演技力は抜群で、特にコミカル演技は爆笑でウケますよ。一方、イ・ジョンソクが年上の彼女に翻弄され、思い通りに進まない恋にイライラし不器用で可愛い年下男子を演じ、劇中ヌナ~ヌナ~と叫びながらも本作の年の差LOVEは胸キュン度も高く期待できます(笑)欲を言えば彼のコメディ演技に物足りなさがあり、もっと崩れた姿も見たかったです。また、舞台となっている出版社の内部の仕事や人間関係もリアルで思わず共感してしまうエピソードなどがたっぷり描かれていて思いっきり楽しめるラブコメドラマです。

あらすじ(ネタバレあり)
①②③④⑤突然夫の浮気でバツイチになり家もお金もすべて失った37歳のダニ(イ・ナヨン)は結婚前の経歴を生かして再就職を試みますが50回目の面接さえも落ちてしまいます。生きていくために手段を選んでいられないダニ(イ・ナヨン)は、弟同然のキョル出版社編集長ウンホ(イ・ジョンソク)の家に家政婦のふりをして密かに入り込み、映画パラサイトのような生活を送っています(笑)。そこでウンホの会社キョル出版社の業務支援チームの新入社員採用広告をみて応募しますが、なんと合格! ダニは自分の力で新たな人生を切り開きフィリピンに留学している娘ジェヒのためにもお金を稼がないとなりません。
ウンホは合格したダニに「会社では赤の他人だ、知っているふりもするな、助けてもらおうと思うな」と大好きなダニに心にないことを言ってしまうのです。
なんとか社会復帰できたものの出版業界でアシスタントとしてゼロからのスタートは慣れない雑用仕事に四苦八苦するダニ。そんなダニを見て結局放っておけないウンホは影でこっそりサポートします。そしてついにバレてしまった居候もダニの切実な状況を知り、部屋を1つ用意してあげるウンホですが、お姉さん気取りのダニに説教されながらも、ただの弟にしか見てもらえないことにもどかしさを感じるウンホです。

また社会復帰をするもクールで聡明な上司のコ理事を見て社内での上下関係を思い知るのです。10人入ったら3年で一人だけ残ると言った先輩の言葉を実感するダニは契約職や新入社員のアイデアを奪って上司たちが生き残っていくことを知ります。ウンホはあれくらいどうってことないよと言い、アイデアが1つ採択されたからって能力が証明されるわけでもないから、とにかくこれからもいろいろなことが起こるがこの会社で生き残るために頑張れと教えます。ダニは意地悪なコ理事からの指示にも負けず、新刊のアイデアを発表しソン代理(チョン・ユジン)と仕事を進めていきます。でもそんなダニが自分の家にいることがとても嬉しいウンホなのです。

⑥⑦⑧⑨⑩一方、キャリアウーマンのソン代理(チョン・ユジン)が片想いの相手がウンホ(イ・ジョンソク)です。仕事仲間ですが、酔った勢いでウンホの家に押しかけたり、自分の両親のお店に連れて行って紹介したり、何かとアタックを続けていますが、そんな時恋敵のダニ(イ・ナヨン)が配属されウザい存在になります。
また、そんなダニの前に酔っ払いからダニを助けてくれたチ・ソジュン(ウィ・ハジュン)が現れます。お互いの名前も知らずに仲良くなった二人ですが、ソジュンはダニが気になって仕方ありません。また同じころ、ウンホは本の挿絵画家のチ・ソジュンと本の出版のことで、もめ事がありお互いに良い印象がありません。そんなウンホとダニが同居していることを知ったソジュンはウンホに敵対心が燃えていきます。そしてさっそくソジュンはダニにデートを申し込むのです(笑)
ダニもソジュンのことが少し気になるようです。
ここから、ダニを巡ってウンホVSソジュンの三角関係の恋の火花がバチバチ、嫉妬の炎がメラメラと燃え上がるのです(笑)
ソジュンはもっとダニのことを知りたいので3か月だけ付き合ってみませんか?と話し、本の挿絵画家であるソジュンはダニがいるキョル出版社と契約をします。
その話をウンホに聞かせますがウンホはムカつき、ウンホは大ピンチになります(笑)
そして降りはじめた雪をウンホと二人で庭で眺めていたダニは昔ウンホが話した言葉で月が綺麗だという言葉はあなたを愛していますと同じ意味があることを思い出します。月が綺麗だと言うウンホを見て、もしかして私のこと好きなの・・・と、やっとウンホの気持ちに気付くダニでした(笑)お互いに動揺する二人ですが、ダニは「私のこと好きじゃないよね?何でもない方がお互いに楽でしょ?」と言うダニに「違うよ、これでいいか?」とダニの気持ちを楽にするためにそう答えます。
その後、ウンホが会社を休み3日間連絡が取れずに心配するダニ。その時ウンホはカピョンにいるある作家の身体の傷の手当てをしながら涙を流します。そこへ出版社代表のジェミン(キム・テウ)もやってきて「ウンホがそばにいるから安心して寝ていらっしゃるんだ」とウンホを慰めます。ウンホにはある作家との秘密がありました・・・
3日後、家に帰ったウンホはダニに「ずっと好きだった」と愛を告白します「でも無理やり押し付けるつもりはない、姉さんは今まで通りにやりたいことだけして、ソジュンと付き合いたければ付き合えばいいよ」といいますが、「でも時々抑えきれない日がある」と言って突然ダニにキスをします。





⑪⑫⑬⑭⑮思わぬキスのハプニングとウンホの積極的な態度に気が動転し、どうしたらいいのか分からない年上のダニ。ウンホは「僕と恋愛できない理由は何?」と聞くとダニは1つずつ例を挙げながら説明しますが、ダニはこの世で唯一頼れる人だから「恋人になって別れるようなことをしたくない」と答えます。でもウンホにはそんなダニの言葉が自分を好きだと言っているように思えるのです。ダニは挿絵画家のソジュンに前のような友達でいましょうと伝え、弟分だったウンホと少しずつ距離を縮めていきます。
一方職場では朗読会直前に担当のソ・チーム長の家族が事故に遭い大問題が生じてしまいますが、ウンホは一緒に準備したダニに進行するように言います。できないというダニにウンホは以前いた広告会社でイベントはたくさん経験しただろう、その時のようにすればいいと勇気づけます。
今の職場で初めて役に立ち大成功を収めたダニでしたが、その後ダニの履歴書の学歴詐称が分かり、ウンホはコ理事からダニを契約解除するように言われ、すべての望みを失うような絶望感を味わい、ウンホは難しい決断を迫られることになりました。
ウンホはダニの履歴書を持って、いろいろな職場を探し回りますが、7年ものキャリア断絶が理由で迎えてくれる企業はありませんでした。力になれなくてごめんというウンホです。
職場の仲間たちにも高学歴と高いキャリアだったことのすべてが分かってしまい、その微妙な雰囲気を感じとったダニは自ら退職願いを提出します。
そして、会社を去りバス停で泣いているダニを抱きしめるウンホです。
翌日ウンホは会社を休んで二人でラブラブな1日を過ごします。このラブラブなシーン、夫のウォンビンはどんな気持ちで見ているのかなぁぁ~?! とても自然な甘いお二人でした(笑)
そして、退職願を提出したダニになんと、コ理事から連絡があり新しい就職先を見つけるのですが、そこは経営難の小さな出版会社で、毎日こき使われる忙しい会社でした(笑)

またある日、ダニはウンホの家の大掃除をしていると突然姿を消し世間で注目されている作家カン・ビョンジュンの原稿と日記が入ったダンボール箱を見つけます。そしてダニはカン・ビョンジュン作家に息子がいたことを知ります。
ダニはカン・ビョンジュン作家の日記を通じて、ウンホがカン・ビョンジュン作家のために隠し通してきた事実を知ります。カン・ビョンジュン作家はアルツハイマーで、息子のようなウンホに頼ってきたのです。自殺を図ろうとするカン・ビョンジュン作家は「記憶を失った老人になりたくない、作家として生きてきたから、作家として死にたい、私の最後は病気ではなく、失踪にしてほしい」そして「私の遺書、絶筆宣言」という最後の文章を書き、ウンホに託します。カン・ビョンジュン作家に頼まれて面倒を見てきたウンホ。誰にも話せないカン・ビョンジュン作家との約束を抱えてウンホが一人で耐えてきた時間を考えてダニは胸を痛め涙を流します。そしてつらいことがあるたびに、そばで見守ってくれたウンホのように、ダニも「よく頑張った」とウンホに声を掛けてあげます。二人の深まっていく愛は本物ですね・・・

そんな時カン・ビョンジュン作家の未完成作品として知られている小説「英雄たち」が会社に送られてきます。差出人はパク・ジョンフンで連絡先は不明です。
会社に投稿された小説「英雄たち」を検討していたソン代理(チョン・ユジン)は、編集長のウンホに伝えます。ウンホは、なぜ「パク・ジョンフン」という人物がカン・ビョンジュン作家の模作を世に出したがるのか気になるのです。ところがそんな中、ソン代理はソジュンの家で破かれた小説「英雄たち」の一部があったことを思い出します。ソン代理は、そのことを伝えに急いでウンホの家に行きます。カン・ビョンジュン作家の日記の中に「息子が訪ねてきた」という文章が気になっていたダニは、ソン代理の話を聞いて小説「英雄たち」を書いたのがソジュンで、ソジュンがカン・ビョンジュン作家の息子だということを確信します。全ての秘密を知ったウンホは、ソジュンと会います。

また一方、ダニの退職後、社内公募展で満場一致によりダニのアイデアが選ばれます。ブラインド審査だったため、優勝を取り消すこともできず、どうすればいいかと聞いてくる代表のジェミンに、コ理事はいつものようにクールに会社の人事規定に「特別採用」もありますと助言します。また、ダニは今勤めている会社の他人の翻訳をそのまま使い本を出版しようとする社長のやり方に耐えきれず辞表を提出します。そしてダニをスカウトするため、キョル出版社の代表のジェミンはマーケティングチームの特別採用をダニに伝え、ダニは学力や経歴ではなく公募展受賞の実力で再び復帰することになりました。

最終回
ウンホはソジュンに「英雄たち」の原稿を渡します。続けてカン・ビョンジュン作家のファンだと主張するソジュンに「単純にファンだからといって長編小説は書けない。ずっと気になっていた。カン・ビョンジュン作家の最後の小説がなぜ4月23日というタイトルなのか。日記に書かれた息子とは誰なのか、不思議だらけだった、息子と4月23日とあなたの誕生日、理由をご存じですよね、答えてください、僕が話せるのはここまでです」と話します。続けて「ここに真実が詰まっている先生が書いた日記があるので確認してください」と言って日記を渡します。父親が認知症だったと知ったソジュンは「僕を捜さないんじゃなくて、思い出せなかったのか・・・」と涙を流します。父は息子が訪ねてきた日に、これは絶対には忘れてはならない、「4月23日、私の息子、チ・ソジュン・・・」そして、最後の小説「青い夜」というタイトルを消して4月23日と書き直します。
ソジュンは、ウンホのおかげで父であるカン・ビョンジュン作家の最後に立ち会うことができました。ソジュンは「証明したかった。父さんが僕の存在を知った後も僕を捜さないのが、息子の僕を認めたくないからだと思っていた。だから「英雄たち」を書いて認められたかった。あなたが僕を認めなくても、僕は作家の血を引いたあなたの息子だと。僕にはこれを書くことが、父を呼ぶ唯一の方法だった」と心の内を明かします。
ウンホは「でも、結局こうなったじゃないか。「英雄たち」を書いたから、こうして先生の最後に会えたじゃないか、きっとあなたをずっと待っていたはずです、4月23日が証拠です」と慰めます。ソジュンも「感謝します、おかげで答えがでました、父を支えてくれたおかげで・・・ありがとうございます」とウンホに頭を下げてお礼を言います。
そんなソジュンを心配するソン代理は「英雄たちを何度も読んだけど読むたびにハマる」と言って励ますのです。
そして、ウンホとダニも会社内の食事会の後に皆の前で恋人宣言をし、「ロマンスは別冊付録」は、happyendで幕を閉じました。








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「夕食一緒に食べませんか」あらすじと感想、大人のラブコメ

2021-03-29 | 韓ドラ や行・ら行

韓国ドラマ「夕食一緒に食べませんか?」あらすじと感想、最終回。
名前も職業も知らないまま出会ったワケアリの男女が、夕食を共にするディナーメートとして親しくなり、食事を通じて愛を育む大人のロマンチックなラブストーリーです。
主人公の精神科医にドラマ「プレーヤー」のソン・スンホンさんが扮し、完璧に見えて時にひょうきんな一面を見せる医師役をコミカルに演じていて笑えます。最近、スンホンさんの「秋の童話」を再視聴しましたが、いくつになっても色あせないセクシーさとルックスは今も変わらないですね。やっぱり、スンホンさん好きだなぁぁ~(笑)本作はただカッコいいだけでなく手慣れた手つきで料理を作るスンホンさんのパフォーマンスにも注目で、なんというか、シンプルに良かったです(笑)
ヒロインには前作の「愛の不時着」が日本でも大きな話題となったソ・ジヘさんが、これまでになく弾けた演技でキュートさを披露。でもこんな羽目を外したソ・ジヘさん、はじめて見ました(笑)
ところが、食事することで距離を縮める二人の前に、それぞれ元恋人が現れたことでラブストーリーは複雑化し四角関係に発展しますがそれぞれ4人の人間模様がたっぷり堪能できます。
そのソ・ジヘさんの元恋人役に時代劇「新米史官ク・ヘリョン」で、さりげなく優しく、またクールな史官役が素敵だったイ・ジフンさんが登場します。本作の現代劇は茶髪ですが、後半から表情が何ともミステリアスな謎めいた人物の複雑な心の感情を彼らしく演じていました。イ・ジフンさんは同姓同名の歌手で俳優のイ・ジフンさんもいて非常に紛らわしいお名前ですね。
そのイ・ジフンさんと絡む謎のキエヌと名乗るホームレスとの背景に、もう1つの物語があり波乱を呼ぶ謎の人物の正体にも注目です。
また、本作を盛り上げる「愛の不時着」、「プレーヤー」など、いろいろな番組の出演者たちによる豪華カメオ出演も随所に盛り込まれている楽しいドラマです。

あらすじ(ネタバレあり)
精神科医のヘギョン(ソン・スンホン)は患者と一緒に食事をすることで患者の心を癒やすフードセラピストとして有名です。ある日患者との食事中に、お店で恋人と喧嘩するドヒ(ソ・ジへ)と遭遇。恋人から「一緒に食事するのが嫌になった」と言われ、プライドが傷ついたドヒは自ら別れを告げます。全てを見ていたヘギョン(ソン・スンホン)の患者はドヒを助けてあげてほしいと頼みます。戸惑いつつもドヒの様子が気になったヘギョンは彼女に「夕食、一緒に食べませんか?」と声をかけ、二人は夕食を共にします。
その後も二人は再会をして夕食を一緒に食べながら、お互いの昔の恋人が復縁を迫ってきた話で盛り上がります。ドヒ(ソ・ジヘ)の前には大学時代の元恋人のジェヒョク(イ・ジフン)がヨリを戻そうと留学先から戻ってきて、ドヒと一緒に仕事がしたいとドヒの制作会社2NBOXにやっ
てきます。
またヘギョン(ソン・スンホン)の初恋相手のノウル(ソン・ナウン)も自分から去っていったのにヘギョンへの想いが再燃し、彼のそばにいるドヒに嫉妬心を抱くようになります。
その後、ヘギョン(ソン・スンホン)の存在に徐々に親しみを覚えていくドヒ。一方のヘギョンも、初恋の相手ノウルに振られた傷から恋愛に関心がありませんでしたが次第にドヒ(ソ・ジヘ)に惹かれていきます。
ある夜、それぞれ元恋人の誘いから逃れるように街をさまよっていたドヒ(ソ・ジヘ)とヘギョン(ソン・スンホン)はバッタリ再会します。この出会いは偶然ではなく運命だと言うヘギョン(ソン・スンホン)。二人はお互いに線を越えないプライベートには一切タッチしないルールで一緒に食事をするだけの「ディナーメート」になろうと提案し、友達になる2人でした。お互いに職業をしらない二人は2NBOXのドヒが今回の番組制作に精神科医のヘギョン(ソン・スンホン)を出演させたいのですが、その本人が目の前にいることを知りません(笑)
一方、約束をすっぽかされたノウル(ソン・ナウン)とジェヒョク(イ・ジフン)は、元恋人を取り戻そうと必死です。(笑)ここから激しい四角関係に発展していきます。
そんな、ジェヒョクはドヒの会社にノウルを連れて行き、強引に番組制作を進めようとします。自分は一緒にやらないと突っぱねていたドヒでしたが、ノウルに会ってから考えが変わり一緒に番組を作ることにします。そんなある日、ノウルの母親借金疑惑浮上という詐欺問題が報道され世間を騒がせます。ところが、代表のアヨンはこの仕事を反対しますが、ドヒは「逃げることは一番無責任な部分です、最後まで一緒に作りましょう」とノウルを助けるのです。ノウルは番組成功のためにヘギョンに2NBOXの番組出演を頼みますがきっぱり断るヘギョンでした。
また、ドヒ(ソ・ジヘ)とノウルが一緒に仕事をすることになりましたが、ノウルの元カレがヘギョン(ソン・スンホン)だと知ったドヒは自分の心の中を整理するためにもヘギョンとの「ディナーメート」を解消しようと言い出し、仕方なく離れていきます。
そんな時、元カレのジェヒョク(イ・ジフン)がヘギョン(ソン・スンホン)の医院を訪れ、白々しくドヒとの恋愛について相談をします。僕たちはまだ愛し合っていると・・・そしてヘギョンはついに、名前も知らなかったディナーメートが、2N BOXのウ・ドヒPDだと知り、今回の番組制作にドヒと元カレのジェヒョクと元カノのノウルがコンテンツを一緒にやることを知ります。



また一方、ドヒの家の近くのコンビニで出くわすホームレスのキエヌ。観察力に優れドヒにいつも鋭い言葉を投げかけますが、そのキエヌが綺麗なスーツ姿になって、ヘギョンの医院を訪ねてきます。なんとキエヌは5年間消息なしだったヘギョンの先輩医師だったのです。そしてヘギョンに「チョン・ジェヒョク(イ・ジフン)には気を付けろ、危ない人間だということだけ知っておけ」、「また、会うことになる」と言って、それだけを伝えて去っていきます。
ヘギョンはドヒのことが心配になりますが、そんな時後輩のゴヌから元カノのノウルが仕事中に怪我をしたと電話があります。急いで病院に駆けつけるとノウルのベットのそばにドヒがいて二人は再会します。病院に駆けつけてくれたヘギョンに対し今度はノウルからヘギョンに「結婚しよう」と言いますが、ヘギョンは「怒りも未練も何もない、ごめん」と自分の正直な心を伝えます。
その後、ドヒの会社を訪れたヘギョンはドヒに「僕が出演します、ウ・ドヒPDさん」と真剣な顔で伝えます。そして、「会いたかったです。だから、こうして駆け付けました」と愛を告白します。二人は付き合うことになり、生番組の仕事も一緒にすることになりますが、何かと元カレのジェヒョクと元カノのノウルが二人の邪魔をします。そして、元カレのジェヒョクがいまだにドヒの写真を持っていることにムカつくスンホンさんが爆笑でした(笑)
ヘギョンは改めてドヒに「愛しています。この言葉を言ってなかった。だから、何があっても、僕を信じてください」と言って二人は愛を確認します。
また同じころ、ホームレスのキエヌとドヒの会社の代表アヨンも良い仲になり、コンビニ前で4人がバッタリ出会います(笑)そしてキエヌはヘギョン(ソン・スンホン)に「実はチョン・ジェヒョク(イ・ジフン)は僕の患者だった、幼少期の深刻な愛情の欠乏により執着と強迫がとても強く特にドヒに対する執着が強かった」と話します。
そんなある日、ドヒの家の近くのコンビニでキエヌを見かけたジェヒョクは驚きのあまり身を隠すのです。
そのキエヌとドヒの会社の代表であるアヨンはラブラブになりますが、すぐに一緒に暮らそうというアヨンにキエヌは「もつれた糸を解きほぐし、複雑な事態を片付けてから行きます。必ず行きます」と手を取って気持ちを伝えます。
そして、キエヌとジェヒョクの過去が明らかになります。
キエヌは記者だったジェヒョクが報道した間違った記事で患者を殺した医者になり家族は韓国を去ることになったのです。「今からお前の口から正しい記事を報道するように」と言いますがジェヒョクは「先生ダメです、すみません、僕が家から捨てられて認められないこと、先生も僕の事情知ってますよね、」と言います。「お前が本当に悪かったと思うならお前がもう一度正せ」と言い、謝罪する機会を与えます。
ところがその日、ドヒが家に帰ると何者かに部屋を荒らされていて侵入者がいる気配を感じますが、それはなんとジェヒョクだったのです。ドヒの身の危険を察知したヘギョン(ソン・スンホン)がすぐにやって来ますが、ドヒはジェヒョクがいることを隠し、ヘギョンに母だったと嘘を言って帰らせます。正気でないジェヒョクを追い返し、病院に行くように諭しますが、彼はヘギョン(ソン・スンホン)の病院に行き博士の治療を受けたいと言います。
診察をするうちにあの日ジェヒョクがドヒの家にいたことをドヒが隠していたことを知り、カッとなったヘギョンはジェヒョクを殴ってしまうのですが、そこにドヒが現れ、ヘギョンが目を離したすきにジェヒョクを連れていきます。そしてドヒは辛くてどうすることも出来ず、ヘギョンに別れを告げます。ヘギョン(ソン・スンホン)は病んでいるジェヒョクを先輩であるキエヌに任せます。

その後、「愛してる、世界で一番大切な息子、ヘギョンへ」と手紙を残し、親らしいことを何1つしなかったヘギョンの母で作家のムンジョンが亡くなります。呆然とするヘギョンの前にドヒが現れ、ヘギョンはドヒの前で泣き崩れ、そんな彼をドヒが抱きしめます。二人はお母さんのお墓の前で手を取り合って愛を誓うのです。

終盤、ドヒの家の近くで奇妙な様子のジェヒョクと出くわすヘギョン(ソン・スンホン)とドヒ。ヘギョンはジェヒョクに話しかけますが、突然ジェヒョクは車道に飛び出し車にひかれそうになりますが、それをかばってヘギョンが車にひかれてしまいます。病院に搬送されたヘギョンは手術後目が覚め、一方ジェヒョクは軽傷ですみました。見舞いにやって来たジェヒョクの父の相変わらず冷たい態度についにジェヒョクは親子の縁を切るのです。そしてジェヒョクは何年ものあいだ後悔と不安だった自分の心の病を治す決心をします。

最終回、
事故に遭ったヘギョン(ソン・スンホン)の看病を通して、二人の愛はさらに深くなり、順調に交際を続けるドヒとヘギョン。そして二人はドヒの母にあいさつに行きます。
一方アヨンは、キエヌことキム・ヒョヌ医師から完全に振られてしまいますが、いつまでも待っていると伝えます。そのキム・ヒョヌ医師は、地方でジェヒョクの治療をしているのです。
そして元カノのノウルと仕事仲間のゴヌは2人で新しくファッション関係の仕事をはじめることになります。
1年後、小さな喧嘩をしながらも相変わらず仲の良いヘギョンとドヒ。
地方で穏やかな日々を送り治療を終えたジェヒョクとキム・ヒョヌ医師がソウルへ戻ってきます。
キム・ヒョヌ医師はアヨンと再会を果たし責任を取ることになり、二人は幸せな楽しい結婚式を挙げます。
また、ヘギョンも「俺と毎日、夕食を一緒に食べよう、もういい加減に俺のところに来い」とプロポーズをしてhappyendで幕を閉じました。







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「浪漫ドクターキム・サブ2」あらすじと感想、キムサブ待望の続編

2020-08-24 | 韓ドラ や行・ら行

韓国ドラマ「浪漫ドクターキム・サブ2」あらすじと感想、最終回。2020年作品、全16話。
型破りな伝説の天才外科医と若き医師たちが活躍する医療ドラマの続編がパワーアップして帰ってきました。強い信念で患者たちを救う伝説の外科医は前作同様ベテランのハン・ソッキュが続投。
キムサブは一般外科、胸部外科、神経外科3つの専門分野で神の手を持つと呼ばれる天才医師ですが、出世には目もくれず片田舎のトルダム病院で働いている変わり者として有名な医師。本作でも厳しくも心温かい師匠(師父サブ)として圧倒的な存在感を見せています。さすがに貫禄十分のハン・ソッキュ演じるキムサブは期待を裏切らない痛快な感動作です!また「キムサブ1」の最終回では元恋人役のキム・ヘスさんの登場にドキッとしましたが、本作では絡みがあるのか気になるところです(笑)また一方キムサブ(ハン・ソッキュ)の下で働くことになる新米医師たちに抜擢されたのは若手を代表する実力俳優、ウジン(アン・ヒョソプ)とウンジェ(イ・ソンギョン)が新たに加わります。ウジンとウンジェはそれぞれ優秀な腕を持ちながらも複雑な事情を抱え悩み葛藤する姿を熱演。キムサブと出会ったことでそれぞれが一人前の医師として成長し、人間として多くのことを学んでいきます。
二人は学生時代からライバルであり、また友達以上の関係でもあり、トルダム病院で再会した二人のロマンスの行方も気になる1つです。またトルダム病院の脇を固めるスタッフも重要でリアルな人間模様と心揺さぶるエピソードも満載で特に現場を仕切るオ看護師長の普段は冷静ですがキレると怖い正義感が強い女優チン・ギョンさんのキャラは見ていてスカッとします(笑)また前作でデビューを飾ったヤン・セジョンが入隊前最後となる特別出演で終盤トルダム病院に現れますが、その目的は・・・成長したヤン・セジョンの姿にも注目です!本作もキムサブと対立関係にあったコサン大学側のト理事長(チェ・ジノ)はキムサブを追い出すためにパク教授をトルダム病院に送り込みます。窮地に陥るトルダム病院のスタップたち。それに追い打ちをかけるようにキムサブはかつて手術を受けた手首にある不調が起きているのを感じています・・・「シーズン2」も目が離せない感動のドラマです!

あらすじ(ネタバレあり)
パク教授(キム・ジュホン)がコサン大学病院でライブ手術を行っている最中、突然患者の容態が悪化します。その手術を見ていたキムサブは適切な処置を指示したメモをそばにいたウンジュ(イ・ソンギョン)に届けるように頼みます。パク教授(キム・ジュホン)はメモを渡したのがキムサブだったと知り、パク教授は数年前に起きたある交通事故を思い出します。
そんな中、メモを届けに行ったウンジェは手術恐怖症を克服できずトルダム病院へ派遣されるのです。またウジン(アン・ヒョソプ)も、前の病院で内部告発したせいで居場所を失いトルダム病院へやって来ます。親の借金返済に追われているウジンは、キムサブに自分をいくらで雇えるかと詰め寄りますが、キムサブに追い出されそうになったウジンは1週間でキムサブの考えを変えてみせると強く断言します。そんな中、国防長官が交通事故に遭いトルダム病院へ運ばれてきます。
そして手術室に入ったウンジェ(イ・ソンギョン)は、また気分が悪くなり患者を残してその場から逃げ出してしまうのです。何としても国防長官を助けたいキムサブは、見事な手術で窮地を乗り越えます。一方、コサン大学財団の理事長に就任したト理事長(チェ・ジノ)は、パク教授(キム・ジュホン)を長官の主治医に任命し、キムサブがいるトルダム病院へ送ります。理事長に就任したト理事長(チェ・ジノ)は3年前からキムサブを逆恨みし、いつか自分の怒りを晴らすためにキムサブを陥れようと画策しています。ここでまた二人の因縁が再燃しそうな雰囲気です。ト理事長(チェ・ジノ)の指示により、国防長官の手術を行うためにトルダム病院を訪れたパク教授とスタッフたち。そんな中、長官の容体が急変し心停止になりますが、キムサブは開胸し直接手を入れて心臓マッサージを行います。そのかいあって再び鼓動し始めた国防長官。
ところが記者たちを連れてきたパク教授は主治医が変更になったという会見を開き、自分が2次手術を執刀すると発表します。2次手術を行ったパク教授は、自分のスタッフのヤン・ホジュン医師のミスで失敗に終わりますが、ト理事長(チェ・ジノ)の陰謀により国防長官の息子の手術がうまくいかなかったのは1次手術を行ったキムサブの責任だとして告訴すると言いだすのです。
一方、2次手術の映像をミスしたヤン・ホジュン医師から手に入れたウンジェ(イ・ソンギョン)。そのおかげでキムサブの疑いは晴れます。こうしてウンジェとウジンはキム・サブの元で医師として新たな道を歩きはじめるのです。ところがそんな中、トルダム病院にまで取り立てにやって来たチンピラに脅されるウジン(アン・ヒョソプ)。そんなウジンをキムサブやウンジェは心配しています。



一方、コサン財団の理事会で、トルダム病院のヨ院長を解任することが決まります。手を回しているト理事長はある莫大な新事業の計画があり、トルダム病院からキムサブを追い出そうとし新しい院長にパク教授を送り込むのです。
トルダム病院のオ看護師長たちは苦労してやっとここまで軌道にのってきたのに今院長を代える身勝手な振る舞いにひどく腹を立てます。ところが本当はガンを患っているヨ院長は「いずれ私はここを去る人間だから気にするな」とキムサブに言い静かに去っていきます。一方、金曜日のトルダム病院は外国人や無理心中を図った父とその娘、風邪薬の飲みすぎで重体となった男児など大勢の急患でごった返していたところへ、暴力団同士の対立に巻き込まれて銃で撃たれた新米のシン刑事と、胸を刺されたヤクザのボスのスチョルが運ばれてきます。
そして警察とヤクザで腕のいいキムサブの取り合いでまた大騒ぎに(笑)助かる見込みのない患者の手術で時間を無駄にしたくないと言うパク教授を無視し、キムサブはシン刑事の手術を行います。そしてヤクザのボスの処置はキムサブのおかげでやっと手術に自信がついたウンジェ(イ・ソンギョン)に任せることに。パク教授の助けもあり無事に2人の手術が終わります。一方、男児の父親に暴力を振るわれていた母親は夫への仕返しに刃物を手に取りますが、それを止めに入ったウンジェは首を傷つけてしまいます。
加害者の夫に事情を聞いたパク教授は、穏便に済ませようと提案しますがキムサブは反対します。ところが事を穏便に済ませたパク教授でした。そして再び妻が夫のクビを切りつける事件が起きます。警察に連絡しなかったパク教授を激怒するキムサブでしたが、今度は殺人罪に問われた若い無期懲役囚が末期がんで搬送されてきます。その患者が助かるのは移植しかありません・・・殺人犯に娘の臓器を提供するドナーの家族の心の葛藤と苦しむ姿に胸が痛くなります。ここのシーンは重みのあるストーリーでここだけで1つドラマが作れるくらい心にグッと響くものがありました。そんな中、トルダム病院まで取り立てに来たチンピラがみんなの前でウジンにお金を貸していることを暴露し病院内で騒ぎ立てるのです。



3年前に手首を怪我し無理を続けたため、手根管症候群を患っているキムサブがいきなり姿を消し病院の会議にも参加しなかったのです。ウジンたち皆が心配する中、院長に就任したパク教授は会議でトルダム病院のシステムを変える第一歩として、外傷の急患数を減らすと提案します。
そして、その代わりに本院から自分のVIP患者を呼び寄せ、手術を行うことを伝えます一方、夜になって連絡がついたキムサブは、バスでトルダム病院へ向かっていましたが、急に飛び出してきた女性を避けようとしたバスが道路下に転落してしまいます。偶然そこを通りかかったパク教授は11年前の夜、自分が同じような事故に遭い、自分は生きるために逃げ、キムサブは救うためにその場に残ったことを思い出します・・・ 
ところがそこに駆け付けたウジンとウンジェと鉢合わせしたパク教授は今度は逃げることができません・・・またその現場で衝突するキムサブとパク教授・・・そして次々と患者がトルダム病院に搬送されてきます。そして意識のない妊婦が帝王切開で赤ちゃんを出産し赤ちゃんが産声を上げたときは私もうれしくて涙がでました。母親にも赤ちゃんの声が届いたのでしょう、自発呼吸が戻ってきました。本当に感動のシーンでした。
やっとトルダム病院に落ち着きが戻ってきたとき、パク教授は今まで自分が逃げていたのはあの夜の事故からではなくキムサブからだったと今気づくのです。キムサブは「あの日の事故はあんたのせいでもあんたの責任でもない、大惨事の恐怖の中生きるために逃げたからと言って誰もあんたを非難できない、してもならない、だからいい加減あのバスから出るんだ」とやさしくパク教授の肩をたたくキムサブです。
しかしそんなキムサブは体調が悪いにもかかわらず無理をして、とうとう倒れてしまいます。発見したウジンは処置を施しますが、「今日は1日ゆっくり休むように」と心配でキムサブを怒鳴るオ師長の大きな声が病院中に響き渡ります~(笑)
またそんな中、ウジンが内部告発した先輩のヒョンジュンがトルダム病院を訪れ、いい病院を紹介するという名目でウジンに近寄ってきます。
また一方、トルダム病院の麻酔専門医のナム・ドイルがパク教授から契約解除通知書を受け取ります。その後、汎発性腹膜炎の患者が搬送され、ウジンが執刀しますが前の手術の医療ミスを見つけます。胆管が傷つけられていますが、患者はそれを知りません。
しかし執刀医はまさかの人物で・・・医療ミスを犯したのはウンジェの兄だと分かります。ウジンは、パク教授に選択を迫られるのです。そんな中、パク教授はVIP患者の手術に専念するため、急患を受け入れない方針をとり本院の看護師たちが電話で急患を拒否し始めます。それに気付いたキムサブは新たにホットラインを開設し、急患を受け入れ始めます。
契約解除を言い渡された麻酔専門医のドイルも、キムサブに元気づけられ再度手術室へ入ることに。また一方、ウジンはヤン・ホジュン医師と先輩のヒョンジュンの策略によりヤクザからキムサブに手を出すと脅され仕方なく他の病院に移ることになります。ウジンはキムサブに「生きていくのがつらすぎて何度もあきらめようと思った、でもあきらめなかったからキムサブに会えました。短い時間でしたがありがとうございました、先生」と目に涙をいっぱい溜めて別れの挨拶をします。
でも皆は給料がいいソウルの病院に行くと言うウジンに対してあの借金取りのせいだと思っています。キムサブはヒョンジュンを説得し彼も反省し、ウジンにキムサブの元で学ぶように言って去っていきます。またペ・ムンジョン医師とウンジェの計らいでヤクザたちも手を引きました。本当に良かったです!
そんな中、パク教授はVIP患者である大切なクライアントのセジングループのカン・イクジュンの手術を強行します。しかし麻酔科のシム教授の予想どおり患者は手術中に死亡します。一方、末期の肺がん患者が運ばれてきますが、それはヨ院長でした。蘇生処置拒否をしているにもかかわらずキムサブは助けてしまいます。
終盤、術中死の調査のため、ト理事長の息子インボム(ヤン・セジョン)がトルダム病院を訪れます。インボムもトルダム病院でキムサブに教わった1人です。そんな中、トルダム病院側が捜査団の調査を受けることになりますが先に手を回していたト理事長の「トルダム病院を閉める」というシナリオどおりに事は進んでいきます。しかし実はパク教授が、VIP患者にWPWの危険性を説明していたということが明らかになり同意書にもサインがあり調査は打ち切りになるのです。
キムサブはパク教授に「患者の死を利用すること、それはないだろう、隠すべきではない書類を隠し、守るべき仲間を見捨て、このトルダム病院に手を付けて、一体何を手に入れたい!」とキムサブはきつく問い詰めます。パク教授は「キムサブの失脚、すべて叩きのめしたかった」と怒声を張り上げます。すべて自分の劣等感と嫉妬からくる執着なんですね・・・

最終話、
末期の肺がんであるヨ院長は延命治療を拒否していたため、キムサブたちはヨ院長の意思を尊重することにします。一方ペ・ムンジョン医師の父である闇金業者の会長がトルダム病院を訪れます。ウジンは両親がお金を借りた業者の会長がムンジョン医師の父だと知り頭が混乱します。

また一方、ウンジェは本院から戻ってくるように連絡があり、キムサブに相談します。彼は「人生とは他人との比較ではなく自分自身の選択の問題だ、お前はどこでもやっていける、自分自身を疑うな」と話します。そしてウジンは「良かったな、おめでとう」と言い、二人は気まずくなります。ウンジェは本院で大きな手術3本だけ手伝って帰ってくるとウジンに伝え、二人はお互いの愛を確認します。
そんな中、先輩たちの協力もあり、ウジンはキムサブの病名を見つけ出します。キムサブの病名は多発性硬化症でした。そして、キムサブは約束どおり手術を受けることになります。キムサブはパク教授に「手術後3週間の間、私は執刀できない。
その間、自分に代わって執刀をしてほしい」とお願いします。パク教授は拒絶しますが、キムサブは「同じ医師として、一度だけ考えてほしい」と言います。そしてトルダム病院を潰そうとしているト理事長と役員たちが病院にやってきます。
キムサブの病気を理由に追い出すつもりですが、キムサブはトルダム医療財団設立の許可証を見せて「巨大財団から毎年サポートを受け経営は干渉されない。これがまさに新会長が残した遺言である」とキッパリと言い切ります。ト理事長は予想外の出来事に衝撃を受け激しい怒りで激怒します。
一方、トルダム病院のスタッフたちは、いつものように忙しく救急患者に集中し、その中にはパク教授の姿もあります。ウンジェもやっと救急医療で忙しいトルダム病院に到着します。「浪漫ドクターキム・サブ」はシーズン1に続き、シーズン2も大成功で終わりました。韓国ではシーズン3の制作に関心が高まっているようです!





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韓国ドラマ「幽霊を捕まえろ」あらすじと感想、連続殺人犯を追って

2020-08-21 | 韓ドラ や行・ら行


韓国ドラマ「幽霊を捕まえろ」あらすじと感想、最終回。
人々が毎日利用する市民の身近な交通機関である地下鉄はスリや痴漢や盗撮など、様々な犯罪に脅かされています。その空間を守る地下鉄警察隊の班長ジソク(キム・ソノ)と新米警察官リョン(ムン・グニョン)が繰り広げるラブコメドタバタ捜査劇!
少々暴走気味の情熱あふれる新米警察官ユ・リョンを演じるのは、4年ぶりにドラマ復帰となる女優ムン・グニョン。地下鉄内で行方不明になった妹を捜すため地下鉄警察隊に志願したユ・リョンは、ソウルにある地下鉄駅全部の構内図を完璧にインプットする能力を持っている女性です。この驚くべき空間認識能力で盗撮や窃盗など地下鉄にまつわる様々な事件を解決に導いていくのですが、素顔に近いムン・グニョンさん、もう33歳なんですね。役柄が警察官のせいか地味目の女性を演じ大人の女優としての華やかさは感じられなかったですが子役のころから演技力は高い女優さんなので安心して視聴できます。
またそんなユ・リョンとタッグを組むのは原則第一で慎重派の地下鉄警察隊の班長ジソクを演じるキム・ソノさん。鉄道警察隊の班長である彼は、ユ・リョンに振り回されつつもピンチの時は必ず駆けつける頼もしい存在。悪縁から始まった2人は「地下鉄の幽霊」と呼ばれる連続殺人犯を捕まえるため協力し合い、徐々に絆を深めていきます。
果たして連続殺人犯の「地下鉄の幽霊」の正体は? そして2人のロマンスの行方は?と気になるところですが、今回キム・ソノさんを調べたところ、ドラマ「100日の朗君様」や「キム課長」に出演されていました。私の中では覚えがなくて・・・彼はムン・グニョンさんと歳も近いですが、とても若く見えますね。本作の主演抜擢はさぞかし嬉しかったことでしょう。本作で認知症の母を優しく包み込む優しい息子役は人間味があふれ、爽やかな笑顔も素敵な俳優さんです。また彼女と時にぶつかりながらもそっと見守る彼のやさしさに思わず胸キュンします。
物語が進むにつれ、その心配が徐々に恋に発展しそうなところが大注目で、ベテラン女優ムン・グニョンさんと今注目を集めているキム・ソノさんの共演は見ていて好感が持てます。そして本作も捨てがたい惜しい2番手役に広域捜査隊に所属する刑事ウヒョク役のキ・ドフンさんがユ・リョン(ムン・グニョン)に恋をします。数年前に妹を捜すユ・リョンの力になれなかったことに今も罪悪感を持っていて彼女の手助けをしますが、なかなか気になるイケメンさんでクールさの中に1つ真の通ったところがあり、恋のライバルであるキム・ソノさんに負けない押しがあります(笑)25歳の彼はキム・ソナさんのドラマ「ロマンスは必然に」でカフェのバリスタ店員を演じていましたが本作のほうが存在感が大きく強い印象を残しています!二人の男優さんに注目です!



あらすじ(ネタバレあり)
正義感の強い鉄道警察隊の班長ジソク(キム・ソノ)は日々の犯罪や事故から市民の安全を守っています。そんなある日、鉄道警察隊の活躍を市民にアピールするため地下鉄内で一大記念行事を開催。ところがその場で、女性初の警察庁の長官の財布がバッタ団という窃盗集団に盗まれ警察庁の面目は丸つぶれ。
さらにその時、地下鉄の車両から謎の女性の遺体が発見され、その場にいた記者たちが大騒ぎになります。また一方、地下鉄内で失踪した双子の妹を捜すためにすべての地下鉄の駅の構内図をインプットしているリョン(ムン・グニョン)は鉄道警察隊を志願し、班長ジソク(キム・ソノ)の班に配属されます。何事にも慎重な班長ジソク(キム・ソノ)に対し妹の失踪が「地下鉄の幽霊」と呼ばれる連続殺人犯と関係があると確信しているリョン(ムン・グニョン)は犯人が人目を避け遺体を運べる通路はトンネルだと思い絶対に捕まえてやると単独で暴走し、そこは出入り禁止区域だと地下鉄警察隊の仲間たちから叱られるのです。そこでリョン(ムン・グニョン)は「トンネル内部設計図」を見つけ出します。
また市民の身近な移動手段である地下鉄、そこを守る鉄道警察隊が「地下鉄の幽霊」と呼ばれる連続殺人鬼を捕まえるため事件を解決していきますが、リョン(ムン・グニョン)の地下鉄内の認識力は事件解決に大いに役立っています。そしてやっとジソク(キム・ソノ)とリョン(ムン・グニョン)が気が合ってきたころ、リョンが妹を拉致した犯人を逃がしてしまい、ジソクにも迷惑ばかりかけていることもあり「パートナーを変えてほしい」と要求しますが、ジソクは相棒のリョンからその言葉を聞き寂しい気持ちになります・・・
また一方妹が失踪した日、リョン(ムン・グニョン)は彼とのデートに妹を連れて行きます。彼は「一人で来ないなら別れよう。なぜ俺が頭の足りない妹に会う?」と薄情な言葉を言われ振られてしまいます。その日リョンは妹に「あんたが消えればいいのに・・・」と言って、妹を地下鉄の電車の中に置き去りにして自分だけ電車から降りてしまうリョンでした。すぐに「何てことしたんだろう、ユ・ジンごめんなさい」となりふり構わず捜し始めますが妹は消えてしまうのです。そしてそんなリョンに広域捜査隊の班長ハ・マリはあの日「妹のことが重荷だったんでしょ、まさか、あなたが・・・」と心の中を見抜かれてしまうリョンでした。



リョンは設計図にない地下鉄の通路を見つけキム刑事(キ・ドフン)に話します。キム刑事はワンスリ駅と3号線がつながっていることを確認し、幽霊がトンネルに遺体を移した可能性が高くなり、広域隊に捜査要請をしようと話し、「きっと妹さんは見つかるよ」と励ますのです。(その秘密のトンネルとは30年前、3号線とワンスリ駅を結ぶ計画でしたが、政権交代で変更された時はもう完成していて、多額の資金を注いでしまったから隠蔽されたのです)
キム刑事とリョンは秘密のトンネルの捜査に二人だけでいきますが、そこで被害者の盗撮写真や盗まれたお財布が大量に見つかりますが、妹ユ・ジンのお財布は見つかりませんでした。
このトンネルが犯人のアジトだったようで、所持品を盗み標的を選んでいたようです。そう!地下鉄の幽霊はスリだったことが分かります。広域捜査隊の班長ハ・マリはリョンに期間未定の捜査員として広域隊に来るように言います。ところがジソクは自分に内緒でトンネルに入ったことや広域隊に行くことになり、今まで騙されていたことに腹を立て感情をあらわにします。
ところが広域捜査隊に勤務になったリョンはそこでハ・マリに敵対心を見せたことで、彼女から地下鉄の電車内に妹を置き去りにした映像を見せられます。広域捜査隊の仲間たちもリョンを酷い姉だと責め居場所を失いそうですが、それでもいろいろな捜査の中で地下鉄の幽霊がバッタ団の中にいることをつかみます。
またジソクも画像を見てそのリョンの妹の事実を知りますがそれでもリョンをかばい愛情を示すのです。ここから二人の距離は急接近していきます。その後、地下鉄の幽霊のバッタ団の3人が仁川港に集まったという知らせを受けた広域捜査隊が仁川港に向かい2人を逮捕しますが、本当の犯人は逃げた隊長のハン・テウンでした。アジトにあったDNAとハン・テウンが一致しますが、名前のハン・テウンは偽名なので手がかりがつかめません。
その後彼が地下鉄駅に現れるという情報をつかみ、ジソクは必死に追いかけ取り押さえます。そして犯人はリョンに「お前の妹は生きている」と伝えます。ところがすぐに警察から脱走する犯人。
そして犯人の名前がキム・イジュンだと分かりますが、なんと犯人キム・イジュンは自分の10歳になる娘セロムを精神障害があるホームレスのキム・チョルジンに地下鉄のホームから線路に押され殺されたことがありました。そのセロムの死はリョンの妹ユ・ジンのせいだったのです。
それは、キム・チョルジンが妹ユ・ジンを押して、妹がセロムを押して線路に落ちたのです。
そしてその時の映像には全員その場でただ傍観していただけの連続殺人の被害者たちの映像も映っていました。犯人のキム・イジュンは「被害者は俺だ」というメッセージを残して逃走します。すべては娘の復讐のためだったのですね・・・また一方、妹のユ・ジンは犯人キム・イジュンの母が亡くなったセロムのかわりと妹のユ・ジンを息子から守るために一緒に暮らしていました。

最終回、
犯人のキム・イジュンはリョンと妹のユ・ジンを殺すために後を追っていますが、あるホテルの屋上でリョンと犯人と犯人の母とジソクたちが接近し争いの場になりますが、その時息子キム・イジュンの悪行に失望した母は屋上から身を投げます。
悲劇的な事件が起こりみんなが衝撃を受けている瞬間、妹のユ・ジンが現れユ・ジンは倒れた母のチェ・ギョンヒを見て嗚咽するのです。そのユ・ジンを殺そうとする犯人キム・イジュンを止めるためにジソクは犯人に銃を撃ちます。その衝撃を受けてまたユ・ジンが消えてしまいリョンはまた妹を逃してしまうのです。
やっとユ・ジンを探しあてたジソク。ジソクは「姉さんがユ・ジンを捨てたという事実を知ってるよ。でも姉さんはその後、いつもユ・ジンを待っていたんだ。姉さんの気持ちを一度だけ聞いてほしい」とやさしく頼みます。ジソクの説得に心を開いたユ・ジン。
彼女は過去に姉のリョンが教えてくれた「家に帰る地図」を思い出しリョンがいる家に帰ることができました。そして、ジソクはリョンにユ・ジンの名前と電話番号が書かれているネックレスをプレゼントします。
ジソクの愛の告白を受け入れたリョン。これから幸せな恋愛がスタートすることでしょう!










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「ロマンスは必然に」あらすじと感想、先にキスからしましょうか?

2020-01-24 | 韓ドラ や行・ら行

韓国ドラマ「ロマンスは必然に」先にキスからしましょうか?
あらすじと感想、最終回。
大人の女性たちから圧倒的な支持を得た大人のためのラブストーリー。
計画的なロマンスはやがて必然に、そして二人の出会いは運命の愛と
変わっていきます。
主演カップルを脂の乗った二大キャストでカム・ウソンさんと
キム・ソナさんがしっとりと魅力的な人物を演じています。
カム・ウソンさんはドラマ「私の人生の春の日」から、4年ぶりの
ドラマ復帰ですが、「私の人生の春の日」も私のお勧めの
ドラマ作品です。
本作では元売れっ子コピーライターで今は落ち目のバツイチ広告マンを
演じ、気難しさゆえに孤独を愛し独身生活を送っていますが、強引な
キム・ソナさんと出会って次第に変わっていきます。
またその変化していく過程が丁寧に描かれているドラマで
彼の微妙な大人のツンデレも微笑ましくチャーミングです(笑)
また本作のヒロインで心に傷を負った客室乗務員スンジン役には
日本でも「ラブコメの女王」として高い人気を誇る
キム・ソナさんが登場。
彼女はどんなジャンルの作品でも魅力的なキャラクターを作り上げ
ヒットに導いてきましたが、私は前作のドラマでキム・ヒソンさんと
共演した「彼女の品格」の悪女役が今でもとても強く印象に
残っています。「彼女の品格」もお勧めのドラマの1つですが、
そんなキム・ソナさんが本作でも大胆でもあり、またもろい
心の持ち主であるスンジン役の二面性を見事に演じ、誰よりも
魅力的なヒロインを作り上げています。
このベテラン俳優二人による大人のラブロマンスは視聴者の心に
グッと突き刺さる説得力があり、共感を呼びます。



あらすじ(ネタバレあり)
バツイチで借金を抱えているスンジン(キム・ソナ)は
お見合いの相手ムハン(カム・ウソン)がお金持ちだと知り
積極的に近づいていきますが、まるで脈がなさそう・・・
実はムハン(カム・ウソン)にとって、スンジンは昔から
知っている女性だったのです。
ところがある日のデートで二人は一晩なにもなく過ごすのですが
二人の気持ちが近づき始めると次々とお互いの過去の関係が
表面化し、スンジンの元夫ギョンス(オ・ジホ)が二人の関係が
気に入らず、まわりをうろつき始めます。そんなギョンスの
振る舞いに嫉妬の炎を燃やす再婚相手の妻ジミン(パク・シヨン)、
二人の夫婦関係は本作の中で絶妙なバランス感を見せてくれます。
本作は主演二人のほかにオ・ジホさん、パク・シヨンさん、
キム・ソンスさん、ハン・ゴウンさんなど、豪華なキャスティングに
韓流ファンはワクワクしますよ(笑)
またムハンの方も別れた妻と渡米して長い間会っていなかった
娘のイドゥンが突然ムハンの前に現れ、何かと問題を起こすのです。
更にムハンの元妻まで帰国し二人の恋愛は一筋縄では進まない
バツイチ同士の厳しい道のりが待っています・・・(笑)
この元妻役のハン・ゴウンさんの綺麗で堂々とした元妻の貫禄が
嫌味がなく、とても良かったです。
その後、長い間のストレスで眠れないというスンジンのために
一緒のベットで眠ることを提案するムハンです。
ところが、ムハンはスンジンが計画的に近づいてきたという
本心を知ってしまいますが、それでもムハンは「一緒に住もう、
結婚しよう」と言います。
なぜ? 何かわけがありそうですが、ムハンは「君のことを
深く愛したいと思う」と真剣に告げます・・・
ところがその時すでにムハンはステージ4の末期がんに
侵されていたのです・・・
何も知らないスンジン(キム・ソナ)ですが、家族の後押しで
結婚式を挙げムハン(カム・ウソン)の部屋で二人の新生活が
始まります。
そんな時スンジンの元夫ギョンス(オ・ジホ)からムハンは
スンジンが自分ことを深く愛していることを聞きます。
それに対し、スンジンはムハンから「俺は死ぬんだ。余命1か月だと
病院から言われた。君と一緒なら死ぬのも怖くないと思った」と
衝撃的な言葉を聞かされます・・・



ムハンが初めてスンジンに会ったとき、彼女は泣いていた。
2回目の時も、そして1年、2年、3年後もいつも泣いていた。
そして10年の歳月が流れ、まるで止まったかのように
彼女がムハンの前に現れたのです。
10年前にスンジンの娘がアポロン製菓のお菓子を食べ窒息死で
亡くなったのですが、アポロン製菓の会長はそれをもみ消したのです。
その時ムハンは広告と事件は関係ないと言い、裁判での証言を
断りました。
そして今は自分が作った広告が独り歩きして人の命を奪い、人生を
台無しにしたのを見て今更だけど自分ができることをして
生きたいと思うようになったのです。
そうして償いのつもりが、スンジンを心から愛してしまったのです。
更に今回の裁判の再審では証人として出廷するつもりです。
そして、とうとうスンジンはムハンが10年前の裁判で証言を
断った人物だったことを知ってしまいます。
この時の二人には許す、許さないという矛盾する気持ちの対立の
葛藤が大きく広がって、つらいだけの毎日だと思います。
スンジンにとっては復讐と言っても愛してしまったムハンが
亡くなった後で今の自分に後悔するのはつらいはず、今恨んでいると
しても、やはり今自分のできることをしたいと思うでしょうね。
スンジンは「私のそばで生きてほしい」とムハンに言い、ムハンは
はじめて心から「君を愛している」と告げます。
また、スンジンの元夫ギョンス(オ・ジホ)もムハンの正体を
知りますが、スンジンは「全部知っても愛しているから
別れられない」とギョンスに言います。
腹を立てたギョンスはスンジンの頬をたたき、「だったらお菓子を
買って与えた母(祖母)を許せ」と荒々しい顔つきで怒りますが
元夫のギョンスはムハンよりスンジンに今は腹が立つと言うのです。
このシーンのギョンスの怒らずにはいられない心の心情が痛いほど
伝わってくる場面で、オ・ジホさんの落胆するやるせない演技が
素晴らしかったです。
最終回、新薬治療を続けているムハンは50歳の誕生日を迎え、
スンジンはムハンを驚かすためにサプライズプレゼントを
用意し、大勢の友人たちとパーティーを開きました。
スンジンは「今日は彼の誕生日。もしかしたら
最後になるかもしれない。私たちは今日を懸命に生きている。
彼の死と私の人生を抱いて」と心の中でつぶやくのです。
翌朝、スンジンはベットの中で「グッドモーニング」と
呼びかけますが、返事がなく不安で涙を流しますが、
少したって、「グッドモーニング」と前向きに答えるムハンを
見て安心します。
二人の「グッドモーニング」が1日でも長く続きますように・・・









コメント (4)
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韓国ドラマ「浪漫ドクターキム・サブ」あらすじと感想、ヤン・セジョン

2019-11-08 | 韓ドラ や行・ら行
韓国ドラマ「浪漫ドクターキム・サブ」あらすじと感想、最終回
地方にあるトルダム病院を舞台に「神の手」を持つ天才外科医と
いわれるキム・サブを中心に正義と患者たちのために立ち上がる
医師たちの姿をリアルに描いたメディカルヒューマンドラマです。
また若手医師たちの恋愛も絡んでいてロマンスの行方も
注目の1つです。
主人公のキム・サブを演じるのは名優ハン・ソッキュ。
若い後輩医師たちを叱咤激励しながら命の大切さと真摯に向き合う
医師ハン・ソッキュの姿に感動します。
このキム・サブは彼ならではの独自の表現力でベテラン俳優の
演技が光ります。
また本作で共演後、ヒロインのソ・ヒョンジンとドラマ「愛の温度」で
再共演し男性主人公を演じた今を輝く若手注目株のヤン・セジョンの
新人医師役も要チェックです! まだ初々しさが残るフレッシュな
ヤン・セジョンが見られます。
韓国では大ヒットし、第2弾がはじまりそうですが、ハン・ソッキュ
はじめクセのある脇役陣はそのまま出演してほしいですね!
あらすじ(ネタバレあり)
子供の頃、病院のある理不尽な経緯で父を亡くしたドンジュ(ユ・ヨンソク)
はその時病院に怒りをぶつける自分を助けてくれた医師の言葉で外科医を
志します。数年後、インターンとなったドンジュは配属先のコサン
大学病院で先輩医師のソジョン(ソ・ヒョンジン)に出会い
惹かれていきます。
そんな矢先、彼女は同乗していた恋人が交通事故で他界し、その後
病院から彼女は姿を消します。



それから5年後、成功を夢見て野心的な医師となったドンジュは
ある手術に失敗し、地方のトルダム病院に左遷されることになります。
ところがそこで好きだったソジョンと再会を果たすのですが、
それも束の間、彼女は恋人を失った過去の心の傷からドンジュの
目の前で自殺を図ります。動揺するドンジュの前にある医師が現れ
緊急手術を行うことに。ところがその人物こそが子供の頃にドンジュを
助けたキム・サブ(ハン・ソッキュ)だったのです。
そしてキム・サブの無駄のない完璧な手術をみて、ドンジュは自分の
実力の無さを見せつけられるのです。
ドンジュはこのトルダム病院に残ることを決めます。
またソジョン(ソ・ヒョンジン)も尊敬する恩師であるキム・サブから、
こんな精神的に弱く自殺未遂するような者は医者として失格だと
言われ悲しみますが、頑張り屋の彼女は努力し復活するのです!
ドンジュとソジョンはトルダム病院で再会しますが、ソジョンは
重いトラウマに苦しんでいたのですね。
心の傷を抱えた二人のロマンスもちょっぴり強引な年下男子に
思わず胸キュン(笑)彼の愛が真面目な彼女の凍った心を溶かす
ことができるでしょうか?年下男子頑張れと応援したくなります!
そしてトルダム病院はキム・サブ中心に次々と様々な患者が
運ばれてきて毎日が忙しく過ぎていきます。



本院であるコサン大学病院のト院長とトルダム病院のキム・サブは
因縁の仲で、実力のあるキム・サブを常に敵視しています。
ある日、財団理事長のシン会長はキム・サブの医師としての腕を
信頼するようになり自分の心臓手術を依頼します。
ところが、コサン大学病院のト院長はそれを邪魔し自分の病院の
外科科長と息子のインボム(ヤン・セジョン)を一緒に送り込みます。
キム・サブにシン会長の手術をさせないようにするト院長の策略です。
その後も本院から監査と精神科医が来て追い込まれるキム・サブと
ソジョン。またト院長は今度はドンジュを味方につけるために破格の
条件を提案してきます。まったくやることが汚い男です。
おまけにキム・サブのトルダム病院を閉鎖しようと企んでいます。
そんなことに負けないキム・サブはシン会長の人工心臓手術を
引き受けます。
シン会長も「キム・サブが執刀医なら、もし死んでも悔いはない」
と覚悟を決めています。



医者もまた実力よりもコネが優位なところ。
命を扱う病院でさえ権力に物を言わせるありさまです。
そして院長の息子は絶対的な存在なのです。
ところがキム・サブとトルダム病院はト院長の息子であるインボム
(ヤン・セジョン)を一人の人間として扱います。
最初は戸惑ったインボムです。それは父親のコネが通じないから。
でも初めて自分を振り返ることができ、結局自分はコネがないと
たいしたことのない人間だと気づいたのです。
そして当分のあいだはコネのないところで生きたいと父に言った
インボムの姿には感動しました。一番成長したのはインボムかな?

また、どうしてキム・サブがコサン大学病院を追われ
トルダム病院にいるのでしょうか?
彼は14年前に代理手術をしたスタップの罪を一人で被って
コサン大学病院を出ていったのです。その時はそれが自分の
責任だと思ったのでしょう・・・

終盤過ぎ、最終回、
人工心臓手術を成功させた祝賀会にキム・サブとスタッフたちが
のり込んでいきます。キム・サブはト院長に「いままで、お前が
犯した罪を知らないふりして生きてきたが、それも限界だ。まず
14年前の代理手術の件から正してやる」と、そして「おとなしく
黙って院長の座から降りろ」と怒鳴ります。
二人は殴り合いの喧嘩になりキム・サブは腕首を怪我しますが
ラストはドンジュやソジョンをはじめインボムまでがトルダム病院で
信頼と正義の本物の医師の道を歩んでいくのです。
キム・サブが言った通りの「浪漫」に向かって、これから
もっともっと彼らは前に進んでいくことでしょう。
キム・サブにとっても視聴者にとっても満足のいくラストだったと
思います。
その後、キム・サブを訪ねて昔の恋人が登場しますが、なんと
ベテラン女優のキム・ヘスさんでした・・・
これは驚きですが、ロマンチックで特別なラストを用意して
くれましたね! 本当に素晴らしいドラマでした!





コメント (2)
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韓国ドラマ「リターン」あらすじと感想、本格サスペンスドラマ

2019-10-11 | 韓ドラ や行・ら行


韓国ドラマ「リターン」あらすじと感想、最終回
2018年作品、全17話
上流社会の御曹司4人が絡む謎めいた殺人事件。
思わぬ展開から目が離せなくなる本格サスペンスドラマで
韓国で高視聴率を記録しました。
また、途中後半から主役の弁護士ジャヘを演じるコ・ヒョンジョンさんが
降板するという前代未聞の事態にドラマの今後の見通しが心配
されたようですが、次の後任者パク・ジニさんに代わっても同時間帯
視聴率1位をキープしたようです。
パク・ジニさんは当時第二子を妊娠中だったとは思えないやり手の
弁護士を演じ、素晴らしい女優魂は絶賛です。さすが!
とにかく、終始飽きることのないストーリー展開で後半パク・ジニさんに
変わったあたりから思わぬ展開に物語が進み予想だにしなかった
事態にちょっと驚きました。
また、もう一人の主演俳優に2年ぶりのドラマ復帰となるイ・ジヌクさん。
二人の女優演じる敏腕弁護士と共に難事件を解決していく熱血刑事に
扮し破天荒な雰囲気ですが最後まで熱い演技で魅了してくれます。
甘いマスクは相変わらずイケメンでナイスガイ!素敵でした!
でも本作はイ・ジヌクさんが絡むラブストーリーがなかったのが
残念でした。最近の傾向として恋愛が1つもないドラマが多くなって
きましたね・・・

そして、本作で見事な悪役を演じた御曹司4人の狂気じみたヤバイ
怖すぎる怪演にも注目です。
連続殺人事件の容疑者として浮上する上流階級の御曹司4人。
シン・ソンロクさんが頭脳明晰で極悪非道な男、パク・ギウンさんは
普段は妻ナラと子供ダルレの良き夫ですが、裏で不倫を
している反省の欠片もない男、ポン・テギュさんはすぐにキレて
暴力的になるクセがあり、ユン・ジョンフンさんは真実に背を向け
薬に逃げる男を演じています。
4人は子供のころからの友人でありながら、自分が一番大事で
自身に害がおよぶと簡単に裏切りあうような仲です。
本作はストーリが抜群に面白く、この4人の御曹司の不気味な
それでいて奇妙な魅力のある演技にビビりながらも大いに
期待できるドラマです。



あらすじ(ネタバレあり)
過去の事件の真相を暴くテレビの法廷番組「リターン」の進行役を
務める人気弁護士ジャヘ(コ・ヒョンジョン、パク・ジニ)。
刑事のヨン(イ・ジヌク)はジャヘの番組で自分が担当した事件を
スキャンダラスに扱われたことに腹を立てます。
また一方、現在は財閥の御曹司イノ(パク・ギウン)と結婚して
専業主婦となった元弁護士のナラ(チョン・ウンチェ)は最近同じ
タウンハウスに引っ越してきた謎の女性ミジョン(ハン・ウンジョン)
と親しくなりますが、実はミジョンは夫イノの不倫相手でわざと
ナラに近づいてきたのです。
ある晩イノはミジョンに「妻と子供に近づくな」と車の中で
言い争いますが、その1週間後、ミジョンはスーツケースに入った
遺体として路上で発見されます。
事件の担当となった刑事ヨン(イ・ジヌク)はイノ(パク・ギウン)を
殺人容疑で逮捕しますが、そんなヨン(イ・ジヌク)の前にジャヘが
イノの弁護士として現れますが、お互いに決定的な証拠を
見つけられずにいます。そしてジャヘはイノの妻ナラに弁護士に
戻るように言います。
ジャヘはイノに信頼関係が勝敗を決めるすべてだと言い、すべて
正直に話すようにイノに言った後、自分はミジョンを殺してないし
最後に二人で行ったペントハウスは自分だけでなく、御曹司4人と
ミジョンの5人で利用している部屋だと話します。
そして、イノの妻ナラは殺されたミジョンが御曹司の一人テソクの
運転手をしていた娘で、イノが二十歳のころ付き合っていて、最近
復縁したことを御曹司の一人ジュニから聞きます・・・
ナラはきっと夫の殺人容疑より昔の彼女との不倫を絶対に許せないと
私は思いました。
はじめにミジョンの遺体は御曹司の一人ハクボクの車のトランクの
中にあり、ハクボク、テソク、ジュニの御曹司3人はテソクの会社の
採石場にミジョンを埋めましたが、その遺体が路上で見つかったのです。
でも、誰がミジョンを殺してトランクに入れたのでしょうか?謎です?
そして精神的に病んでいるジュニはすべてを警察に話して自首すると
言いますが、そんなジュニをハクボクとテソクが車ごと崖から
突き落としますが見つかった遺体はジュニではなかったのです。
誰がすり替えてしまったのか?これも謎でミステリーな展開が続きます。
その後も連続殺人事件が続き弁護士のジャヘは刑事のヨン(イ・ジヌク)
とともにこの殺人事件を暴くために協力して捜査をはじめるのですが、
過去の事件や複雑な人間関係もからみ合い、事態は思わぬ方向に
走り出します。
そして、その真相を突き詰めていくと、19年前に起きたある事件が
明るみになります。
その事件とは19年前、テインの海岸道路で車が一人の少女チョン・ソミ
をはねてしまいます。その車にはイノ、テソク、ハクボク、ジュニと
御曹司4人が乗っていましたが、怖くなった4人は少女チョン・ソミを
海に投げ捨ててしまいます。ところが警察は少女の溺死を交通事故と
発表し、この時グルになったのが担当刑事のハスクと監察医の
コ先生、嘘の証言をしたミジョンだったのです。そして、この3人が
殺され連続殺人事件として捜査が始まりますが、悪の御曹司4人に
疑いがかかるように事件は進んでいきます。
毎回、新たな謎が発見されると共に心理戦が繰り広げられ、一体誰が
犯人なのか混乱させるストーリー展開がドキドキです。
でも一番の驚きがこの殺された少女チョン・ソミの母親が
弁護士のジャヘで、この時運転していたイノの代りに刑務所に
入ったのが、ヨン刑事の後輩ドンベの兄テ・ミニョンだったのです。
(御曹司4人は年齢的に少年法で罪にならないため、権力とお金で
代わりにミニョンが罪をかぶることになります)
そして、お互いに御曹司4人に恨みがあるジャヘと妹の性暴行事件で
恨みがある医者のキム・ジョンス、刑事のドンベが連続殺人事件に
絡んでいたのです。恐ろしい復讐鬼はジャヘだったのです。
刑事のヨンはまさかジャヘがと動揺しますが、自分の過去の過ちを
告白し「もうやめてほしい」とジャヘに真剣に伝えます。
その後「ヨム・ミジョン、アン・ハスク、コ・ソクスン、殺害容疑で
逮捕します」と言ってジャヘに手錠をかけますが、確実な証拠が
ないままジャヘは釈放されます。これも計算されたジャヘの
筋書きだったのでしょうか?
ジャヘはヨンに「自分の仕事をして、私を法廷に立たせればいい。
お願いだから」と言いますが、これもジャヘの計画の1つなので
しょうね。法の抜け道を知っているジャヘの仕返しなんです。
そしてジャヘはナラを自分の弁護士に任命するのです。
ところがナラはジャヘが19年前殺された少女の母親チョン・イネだと
知り弁護はできないと言います。ジャヘは「この事件の真相を
知りたくない?なぜ、私が19年もかけてこの事件を仕組んだのか、
そしてなぜ4人を殺さずにいるのか?」と言います。
悩み苦痛の時間を悪の御曹司にリターンさせ、権力とお金を持った
者には寛大で甘く、持っていない者には何の力にもなってくれない
法律の抜け穴を指摘し、弁護士であるジャヘの目線を通して社会の
不条理と闇を訴えるのですが、今の韓国の格差社会そのものを
見ているようなドラマです。



また、本作を視聴しながらコ・ヒョンジョンがなぜ後半から
降板することになったのか?疑問でしたが?彼女が制作側との
葛藤や対立などが原因だと言ってますが彼女が演じた弁護士ジャヘが
後半から弁護士としての特権を悪人(御曹司4人)と同じような手段で
使い、悪には悪を報いるような仕返しをしていく意外などんでん返しに
弁護士としての抵抗があったのでは?と思ってしまいました・・・?
降板の理由が知りたいですが、私は後半から主演が代わりましたが
この後半からのどんでん返しする犯人のストーリー展開がまた本作の
醍醐味と言えると思いました。

また、悪4人の御曹司は友人でありながらもお互いを裏切り、
殺し合いまでするような4人4色の最強の悪は、ドラマの緊張感と
クオリティを高め、ドラマを盛り上げていました。
特にシン・ソンロクさんの目力の怪演は主人公も圧倒する強い
存在感で本当にムカムカしました(笑)
結局、仲間割れをすることがジャヘの復讐だったのでしょう。


最終回
ジュニはテソク、ハクボム、イノを別荘に呼びます。ジュニは二人の
自白を録音して刑事のヨン(イ・ジヌク)に渡すことを約束します。
しかし、取っ組み合いの喧嘩がはじまり、最後にジュニがハクボムを
殺してしまいます。
その後、ジャへは今までの「ローマ数字殺人事件」の真実を明かす
「リターンショー」を生放送で行うと予告します。
ジャヘは「私は殺人犯です。しかし20分後、法は私を殺人犯として
断罪することができません。では「リターンショー」をはじめます。
生放送を通じてジャへは過去、9歳の少女殺人事件と関連した少年たちの
犯罪を暴露し交通事故後、まだ生きている子供を海に投げたことを
放送します。また、権力とお金を使って犯罪に対する処罰を
受けなかったテソク、ハクボム、イノ、ジュニがしてきた今までの
悪行も暴露します。
ジャへは自身が3人を殺したと告白しながらも「3人を殺したのに法的な
証拠がなくて、殺人犯として処罰を受けることはない。法に詳しい私が、
法の盲点を利用したのだ」と伝えます。
「知識がなく貧乏な人たちには障壁が高すぎ、法に詳しく金持ちに
とっては寛大な法。「リターンショー」の視聴者陪審員の方々に聞きたい。
今、あなたは法制度によって完全に保護されていますか?」と聞いた・・・
その後、放送を終えジャへは海に向かった。
彼女の体にはローマ数字が刻まれていた。
4瓶あった薬物ロクロニウムの最後の1瓶は、ジャへが自ら自殺するのに
使い、ジャヘは海に飛び込むのです。
刑事のヨンが海に向かいますが、すでにジャへが死んだ後でした。
ヨンは「最後の犠牲者はあなただったのか」と寂しく悲しむのです。
海に飛び込んだジャへは娘のソミと会い、ソミをギュッと
抱きしめるのです。 









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