「韓流☆ダイアリー」ブログ!

韓国ドラマ・韓国映画の
   感想を綴っています・・・

韓国ドラマ「緑豆の花」あらすじと感想、過酷な運命の異母兄弟

2021-03-09 | 韓ドラ時代劇、な、は、ま、や、ら、わ行

韓国ドラマ「緑豆の花」あらすじと感想、最終回。
朝鮮時代後期、運命に翻弄されたペク家の異母兄弟。弟イヒョンを演じるのは時代劇での経験も豊富なユン・シユン。イヒョンは嫡子としてペク家に生まれ、日本に留学もするエリートで、常に異母兄を敬う心優しい青年です。ところが彼は討伐軍に微兵され、銃を持つことになります。静けさの中に意志の強さを秘め、繊細な感情表現した彼の目の演技は必見で、更に心清らかなゆえに後に心が壊れ闇に堕ちていく姿は切なすぎて胸が痛くなるほどです。
一方、兄イガンにはチョ・ジョンソクが抜擢。母はペク家の使用人で庶子であるが故に蔑まれ、ペク家の汚い仕事を担い民から恐れられる存在です。泥臭さと鋭い眼光の中にひた隠す優しさまで細やかに表現したチョ・ジョンソクは、その演技力で視聴者の心を魅了し、本作で「2019 SBS演技大賞」中編部門の最優秀演技賞を受賞。
とにかく、この二人のこれまでとは一味違う演技対決は見ごたえ充分です!
また、脇を固める実力派俳優たち、ハン・イェリやチェ・ムソンの演技も輝きます。
誇り高く、冷静な判断力とカリスマを持ち合わせた女商人ソン・ジャイン役にはグンちゃんのドラマ「スイッチ」に出演したハン・イェリが扮し、激動の時代に波乱万丈な人生を送るジャインの心理描写を緻密に表現したハン・イェリもまた、その優れた表現力が評価され、「2019 SBS演技大賞」中編ドラマ部門において優秀演技賞に輝きました。でも、賞を受賞しているわりには視聴率は伸びなかったドラマです。
また、はじめは冷徹なイガン(チョ・ジョンソク)を敵視していましたが、やがて彼に惹かれていくハン・イェリの恋心にも注目です。
また、物語の要である民を困窮から救う緑豆将軍チョン・ボンジュン役にチェ・ムソンが登場し、革命を志す東学のリーダーを熱く演じています。また、ユン・ギュンサンが特別出演を果たし、OSTにジュンスが参加したことも話題となった「緑豆の花」ですが、劇中の挿入歌で流れる「せや、せ~や」という曲は韓国では反日の歌らしいです。ジュンスのイガンとジャインの愛のテーマ曲はとても心に響きますが、現在の日韓関係をみると反日の歌は絶対に聴きたくないし不愉快ですよね。
本作は、近代化への過渡期を迎えた朝鮮王朝末期を舞台に、民衆のために闘った者たちの愛と絆を鮮烈に描いた時代劇ファンも納得する物語なんですが、後半から最終話までのドラマ半分が日本による朝鮮侵略が描かれているため、これを反日ドラマとみるか複雑な心境ですが、私は後半からテンションが下がり続け、義母兄弟愛はとても感動的に描かれていましたが、心から温かい気持ちで見ることができずにとても残念なドラマでした。日本人役の俳優さんも日本語が下手すぎて笑ってしまうシーンが多かったですが、ただ、チョ・ジョンソク、ユン・シユン、ハン・イェリ、3人の熱い演技は素晴らしかったです!

あらすじ(ネタバレあり)
19世紀末の朝鮮、地方の汚職役人たちは政治を顧みず、不正腐敗と自分の利益だけの収奪に明け暮れ、民の苦しみは絶えなかった。そんな中、悪徳役人ペク・マンドゥクの長男イガン(チョ・ジョンソク)は、使用人の母の庶子として産まれ、蔑まれながら父親の汚れ仕事を手伝い、民から恐れられています。
また、腹違いの本妻の弟イヒョン(ユン・シユン)は父親の期待を一身に背負い、日本留学を終えて科挙受験の準備中であった。父親のペク・マンドゥクは下級役人のため、自分の子供だけは立派に育てようとイヒョン(ユン・シユン)のためにいろいろ賄賂を使っています。
ところが、ある日、役人たちの暴政に怒った東学教徒の緑豆将軍ボンジュン(チェ・ムソン)は身分差のない平等な世の中を目指し農民運動を計画します。コブ(地方の名)で民乱(東学の乱)を起こした緑豆将軍ボンジュン(チェ・ムソン)はこのコブの官衛を撃破して邪悪で不当な輩の首を斬る、そして我々の熱い念頭を王様と朝鮮全土に知らしめる。民には米を汚職役人には死をと。叫ぶのです!
民乱が起きたためにイヒョン(ユン・シユン)は科拳の試験を受けずに父を助けにコブに帰ってきますが、緑豆将軍ボンジュンの勝利でペク家は落ちぶれます。
そして、緑豆将軍ボンジュンと同じ同志である農民軍のリーダーのゲナム、農民軍の指導者ヒオクの3人は「人即天を成し遂げる日までともに進もう」と固く誓い合います。



また一方でイヒョン(ユン・シユン)は父ペク・マンドゥクの策略によってイヒョン(ユン・シユン)の師匠である両班ソクジュの妹ミョンシムとの婚約が進んでいます。
両班であるソクジュ(チェ・ウォニョン)は妹ミョンシムとイヒョンの結婚をさけるためにイヒョンを郷兵として徴集させるのです。イヒョンはミョンシムに必ず戻ると約束します。父のペク・マンドゥクは兄のイガンに白山に行って郷兵として志願しろと言います。そこで弟イヒョンの面倒を見ろと・・・結局、何でもイヒョンのためなんです・・・ いつも父親の言いなりだった兄のイガンは今度こそ自分の道を進もうと心に決め、東学のリーダーである緑豆将軍ボンジュンの元へ向かいます。
同じペク家に産まれ境遇こそ大きく違う異母兄弟ですが、二人は互いを思いやり深い絆で結ばれていました。ところが命の恩人で東学の緑豆将軍ボンジュンに出会い、これまでの行いを改め民衆のために立ち上がる兄イガンは東学軍の義兵になり、弟イヒョンは兄の敵の兵士となって戦うのです。そして、弟イヒョンは戦場の非情さや裏切りなどにより人が変わったようになります・・・
世の中の平等と平和を願う志は同じであるにもかかわらず、敵として再会してしまった二人。

一方、日本との交易で急成長する商団を率いるジャイン(ハン・イェリ)は利益を追求して大商団を夢見ています。貧しい民に対し、日本との交易で急成長を遂げる商団の全州旅閣を仕切っている女行首のジャイン(ハン・イェリ)。イガン(チョ・ジョンソク)とは、はじめ敵対する関係でしたが、対立しながらも、お互いに助け合うようになり、やがて二人は惹かれあっていく関係になります。危ない仕事で何度となく命の危機にさらされますが、そのたびに熱い想いを深めていく二人の愛情に注目です。
また一方、イヒョン(ユン・シユン)とミョンシムの愛も苦難が立ちはだかる切なすぎる二人です。両班の娘ミョンシムに対して、たとえどんなに優秀で聡明な青年であっても、結局は下級役人の息子に過ぎないのです。その格差がやがてイヒョン(ユン・シユン)の心と運命を大きく変えるきっかけとなっていきます。 
動乱の時代に咲いた激しくも切ない2つの愛の行方にも注目したいドラマです!

東学軍と監営軍の激しい戦いが繰り広げられる中、全州の戦いで監営軍が大敗し、軍商をしていたジャインを心配する全州旅閣のチェ行首。ジャインは東学軍に捕まりそこでイガンと再会し、助かるのです。男勝りの行動力はその後もイガンに心配を与え続けます・・・
また、この戦いで勝利した緑豆将軍ボンジュンとイガンは嬉しいと思ったのに心は複雑です。それは戦いでたくさんの人々が亡くなったからです。イガンは将軍に東学の思想である「人即天とかいう世界が来ますか?」と聞きます。将軍は「道が開けたのだから、我々が行かなければ・・・」とイガンに話します。
そして、戦場から生きて戻った弟のイヒョンはミョンシムの両班の兄ソクジュに会いに行きますが、婚礼の日を延期しようとするソクジュを見て、裏切られていたことを確信します。
そして、再び没落したペク家を興すという弟イヒョンは兄のイガンを連れ戻すためにイガンが連れてきた仲間のポドゥリとボンゲを生け捕りにしようと密告します。怖いくらい冷酷な人間に変わってしまった弟イヒョン・・・ その後は自分を裏切った両班ソクジュの復讐を狙っていますが、イヒョンはソクジュに「ミョンシムとの婚礼を必ず見せてやる」と告げるのです。

後半、全州城の戦いで何人もの東学軍を殺して「鬼」と恐れられていた弟のイヒョンが自分の進む道を見失っていることに心を痛める兄のイガンです。兄は「お前の中にいる鬼を殺して、ペク・イヒョンで生きろ。鬼と自分で戦って勝て」と言い、「今度、鬼として出会ったら殺す」と弟を心配して去っていきます。

その後、観察司と緑豆将軍ボンジュンの間で改革案の和約が結ばれ東学は農民軍を解散することになります。
東学との締約に反対する招討使はイヒョンをを呼び出し、締約を結ぶ当日に緑豆将軍ボンジュンを暗殺するように命じます。更に招討使は王妃様に推挙して要職に就かせてやると言い、イヒョンに都である漢陽への道が用意されたのです。ところがそれは罠で自分も殺されることを知り兄のイガンが助けに来ます。そして、無事に朝鮮の朝廷と東学との和約が成立します。民は「緑豆将軍、万歳」と叫ぶのです!
イガンは、ジャインに「母を世話してくれてありがとう。俺はひどい男だ。もう一度ひどいことをしてもいいか?」と聞きます。「何度もひどい目に遭って慣れたわ、何?」と。「俺の嫁になれ。俺が旦那になる」と告白します。「ごめんなさい。ここまでよ。進む道が違うから。悪行を働いた父のことで分かったの。お互いの夢が遠く離れている」と言って涙ぐみます。
ふたりは広い野原でイガンがジャインのブランコを押しながら最後の愛を感じているのでしょうか・・・ 二人にとって、その愛を育むにはあまりにも厳しい過酷な時代でした。

その後、イヒョンはこれから自分の中の鬼と戦って勝ち、兄のイガンに従うと言います。イガンは弟イヒョンが多くの義兵を殺した仇だということを仲間に隠し、和約の条件の1つである執網所をイヒョンに任すのです。そして執網を補佐する執事はイガンの母が行うことになります。農民たちは新しく作られた執網所の改革に喜ぶのです。
ところが、ソクジュたち両班は「朝鮮は両班の国です」と両班を殴った者を処罰すように官衛で抗議の座り込みをはじめますが、そんな時ソクジュの妹ミョンシムが強制的に結婚させられたという知らせを受けて家に向かいます。後からイヒョンもソクジュの家に向かいますが、イヒョンはまた自分の心の中の悪鬼に勝てず、ソクジュの家にいるミョンシム以外の大勢の者を殺してしまい、姿を消します。



その後、清軍と日本軍が朝鮮に進軍し、日清戦争が勃発します。
緑豆将軍ボンジュンの前にまた新しい敵が現れました。日本が宮殿を侵犯し、清と戦争をはじめます。朝鮮にとっては緊張が高まる悲惨な状態です。ところが、都が攻撃され一刻を争う中、緑豆将軍ボンジュンは挙兵しないと頑固に言い続け、まったく聞く耳を持たないのです。

また、イガンは緑豆将軍ボンジュンの命令を全うして帰ってきますが、仲間たちはイガンに冷たい態度をとります。緑豆将軍ボンジュンはイガンに「事実を言え、鬼は誰だ?」と問い詰められ、「そうです、弟のイヒョンが鬼です」と白状します。イガンは破門になります。末端の軍人になり、遠くからお供するとつらい気持ちを伝えます。
その後、時期をみて挙兵しようと考えていた緑豆将軍ボンジュンはイガンを許し、ジャインが日本軍の軍糧米を集めていることや大都所とも秘密に連絡を取り合っていることが外に漏れないように助けるよう命じます。ジャインをを誤解してたイガンは喜び、結局二人は再会する運命だったようです。

また一方でイヒョンは朝鮮の明るい未来のために日本での先輩、日本公使館の武田陽介と協力することにします。そして勢いを増して清軍に勝ち続ける日本。武田は日本の勝利を喜び「次は大陸に進出し文明国家の光を伝播する。これがアジア最高の文明国の与えられた使命だ」と話し、日本の目的を知ったイヒョンは驚くのです。
そしてイガンとイヒョンはジャインの全州旅閣で再会します。短髪に洋装姿のイヒョンを見たイガンはいきなり平手打ちをします。むなしさと日本側についたイヒョンはすべての朝鮮人の敵となってしまったのです。兄は今度会ったときは必ず俺の手で殺すからと言って別れます。
その後、イヒョンはジャインが緑豆将軍ボンジュンの義兵に内緒で物資を流そうとしていたことをつかみます。
そして緑豆将軍ボンジュンの東学農民軍が再結成されたという噂を聞いた日本側は朝鮮の国王に会いに行き朝鮮と日本が連合して緑豆将軍ボンジュンを討伐するように詰め寄ります。
そして、朝鮮は東学農民軍の討伐のために挑戦軍指揮部も作ります。
更に緑豆将軍ボンジュンの東学農民軍はジャインと約束した物資がイヒョンに取られてしまい届かない状態です。武器もない東学農民軍に両班のソクジュたち、忠清道の義兵たちも加わります。
東学軍を全員抹殺するという日本軍の言葉にイヒョンは複雑な思いに駆られます。そして東学軍は武器がないために全員で総攻撃する作戦に出ますが、激しい戦いは東学軍の惨敗で、国王は首謀者だけを厳罰に処し、農民たちは元の生活に戻るように伝えます。ところが日本側は全員死刑にすべきだと主張します。
逃げ惑う東学軍を容赦なしに打ち殺していきますが、緑豆将軍ボンジュンたちやイガンは怪我をしながらも何とか逃げていきます。緑豆将軍ボンジュンはイガンのような人間がいる限り我々はいつか勝つと強く感じています。ところがその後、密告により将軍は捕まってしまいます。

そして全てにおいて日本に協力するイヒョンをみてジャインは「良心の呵責もないのですね」と悲しい気持ちになります。イヒョンの父ペクも鬼となって帰ってきた息子をほめて誰が何と言おうとこのまままっすぐ進めと調子のいいことを言います。
そして、母親に会ったイガンは自分の手で必ずイヒョンを手にかけると伝えます。またジャインに会ったイガンは緑豆将軍ボンジュンが死んでも義兵として戦い続け将軍の志を受け継いでいくと話します。
また捕虜となった両班のソクジュは日本の手先になったイヒョンに「お前にはこの地が朝鮮にみえるのか、国が亡びるときは必ず内から滅びるという、確かに両班が朝鮮を滅ぼしたが日本人に魂を売った輩が滅ぼした、まさにお前と私が元凶なのだ、そなたへの謝罪はあの世でしよう、私を殺せ」と言います。イヒョンは最後に鬼となりソクジュを銃で撃ちます。
また兄の遺体が家に戻った妹のミョンシムは悲しみに暮れるのです・・・

最終回、
怪我を負った仲間のポドゥリのために、両班のミョンシムの家に転がり込むイガン。
イガンはそこで弟のイヒョンがコブの群守として赴任することを知ります。
緑豆将軍をはじめ民乱の首謀者たちの絞首刑が執行され、同じころイガンが生きていたことを知った父とイヒョンの通報でイガンも捕まってしまいます。
父は捕まったイガンに「きれいさっぱり全てを諦めて、弟のために自決しろ。イヒョンは大物になるやつなのに兄を殺したと言わせたくない。最後に兄の役目を果たして逝け」と言います。
その後、イヒョンは監獄にいる兄のイガンに会って緑豆将軍ボンジュンの死を伝え、二人だけでしみじみと今までの話をします。
イヒョンは「緑豆将軍が私に言ったように日本に騙されたのか、それとも知っていて騙されたふりをしたのか」と心の中を打ち明け反省しているような様子をみせます。
するとイガンは「今更そう言うには、あまりにも遠くへ来たと思わないか」と答えます。すると
イヒョンは「切々と感じています」と眉をひそめるのです。
続いてイヒョンは兄に「明日押送されて処刑されます。今は敵だけど、それでも共に過ごしてくださりありがとうございました。最後の夜なのでみんなで食事でも楽しんでください」と包みを渡します。イガンは「1つだけ礼を言う、お前を殺さずに済んだ、だが誰かが奪いに来たら差し出せ、先に逝って居場所を作っておくから」、イヒョンは「その時は兄上と呼んでも?」と・・・
「鬼でなくペク・イヒョンなら、兄と呼べ、楽しみにしてる」と・・・
イヒョンが渡した包みの中は食べ物ではなく、監獄の鍵が入っていました。イガンと仲間たちは監獄から脱出します。
その後、家に向かったイヒョンは家族の前で、「父上、すみません、父上の願いをかなえられません、父上に差し上げる最後の贈り物です」と言って自分の頭に銃を撃ち倒れます。
息子の死に父は「イヒョン」と叫び絶叫し、母は「私の子に触らないで」と父親を押しのけます。
また、イガンが亡くなったと思っているジャインはイガンが現れ驚くのです。イガンはもう一度「俺の嫁になるか?」と言うとジャインは今度は嬉しそうに首を縦にふります。
1年後、婿の賭博で家が人手に渡り、父親のペクが家に火をつけ、ペク家は夜逃げをします。
イガンは緑豆将軍の志を受け継いで義兵活動を続け、新しく合流した義兵たちとも意気投合し、戦い続けるのです。 

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韓国ドラマ「ノクドゥ伝~花に降る月明り~」次世代ドリームカップル誕生

2021-02-03 | 韓ドラ時代劇、な、は、ま、や、ら、わ行


チャン・ドンユン&キム・ソヒョンの次世代ドリームカップルが誕生! 出会うはずがなかった2人に始まる運命の恋にトキメキが止まらない、王宮ロマンティックラブコメディ「ノクドゥ伝~花に降る月明り~」ドラマ紹介。
・チャン・ドンユンが大ブレイク!キム・ソヒョンとベストカップルに。
“次にブレイクする俳優”として業界内外から注目されてきたチャン・ドンユン。韓国版「ソロモンの偽証」「恋するステップ~キミと見つめた青い海~」など様々なジャンルの作品で主役級を演じてきた彼が、本作で時代劇の主演に初挑戦!
出自の秘密を知らずに育ち、文武に長けた頼もしい青年ノクドゥが、ある事情から女性だけが住む村で女性として生活する羽目に。難役を心配する声がある中、細マッチョな体でしなやかにアクションをこなし、ヒロインを守り戦うイケメンぶりと、「女性以上に美しい」と絶賛された美女姿を披露。真反対の2つの魅力で視聴者を魅了し、放送開始直後から人気が爆発! 放送終了後に開催された初ファンイベントはチケットが即完するなど、一気にスターの仲間入りを果たした。
対するヒロインは、繊細な演技で“時代劇の女神”と称される「仮面の王 イ・ソン」のキム・ソヒョン。トレードマークの長髪を切って男勝りな妓生見習いに扮し、これまでにない明るくおてんばなヒロインを演じ、「人生最高キャラクター」を更新したとファンを唸らせた。
ビジュアルだけでなくスター性と演技力も併せ持つ2人は、熱愛説が出るほどのケミストリーを見せ、2019年の「KBS演技大賞」でベストカップル賞に輝いた。





・演技大賞5冠&同時間帯視聴率1位!新たな王道ラブコメディが誕生
本作では「男装女子」ならぬ「女装男子」という新しいラブコメディに挑戦! 同居開始早々にノクドゥが男であることがドンジュにバレてしまうが、秘密の同居生活ならではのドキドキのハプニングや、反発しながらも次第に心惹かれ合っていく2人の可愛らしく初々しいやりとりは、笑いとトキメキがノンストップのまさに王道ラブコメディた。舞台が都に移ってから、いよいよ深まっていく2人の恋。しかし、ノクドゥの出自が徐々に明らかになると同時に、村が襲撃された事件の真相も王宮の秘密と権力争いにつながっていく……。
2人のロマンスに軸を置きつつも、実在した王・光海君のエピソードや王位をめぐる激しく切ない宮廷ドラマが加わり、先が読めないストーリー展開に一挙に引き込まれてしまう。胸キュン満載の新しい王道ラブコメディとしてはもちろんだが、歴史劇・人間ドラマを絶妙に組み合わせたドラマティックなロマンス時代劇としても十分に見ごたえある傑作が完成した。

・5urprise カン・テオ&チョン・ジュノら実力派キャストが大結集!
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「あなたはひどいです」で「MBC演技大賞」男性優秀賞にノミネートされるなど、人気を集める俳優カン・テオ。主人公ノクドゥの恋のライバルでヒロインを一途に想う“ヨセクナム”(料理をするセクシー男子)と思いきや、やがてノクドゥと王の運命を左右することになる重要人物を怪演。優しい笑顔の裏に本心を潜ます貴公子ユルムとしてカリスマ性溢れる演技を披露し、存在感を示した。
物語の要となる孤独な王・光海君を「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」のチョン・ジュノが熱演。王座を守るために、生まれたばかりの世子を密かに殺させたことから孤独な人生を歩むが、偶然ノクドゥと出会い互いの正体を知らないまま心を通わせていく。果たして真実に気づいたときに2人にどんな運命が待っているのか、予測不能の展開が作品を盛り上げる!
さらに「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」で注目された新鋭ソン・ゴニや「善徳女王」ユン・ユソン、「テバク」イ・ムンシクなど個性溢れる俳優陣が顔を揃えた。

・極上胸キュン時代劇ラブコメディを盛り上げる!豪華OSTにも注目
朝鮮第15代王・光海君の時代。離島で暮らす若者ノクドゥは、ある日何者かに襲われ、その刺客を追って本土へ渡るが、たどり着いたのはなんと“寡婦村”! 未亡人ばかりが暮らす村に女装して潜入し、歌も踊りも下手な妓生見習いのドンジュと暮らすことに。男だとバレないよう声色を変え奮闘するノクドゥが、女子会で周囲の逆鱗に触れたり、男性から熱烈なアプローチを受ける姿は爆笑必至!
しかし、美女のベールを被っていても、ドンジュの前ではイケメン度MAX。素直になれないドンジュに不意打ちキスやプレゼント作戦で猛アタック。何度突き放されても超ド直球に愛を伝え、時には命をかけてドンジュを守り抜く。ノクドゥが王宮に仕える凛々しい士官になってからも、眠れない夜の秘密のキスや月夜の花でのデートなど甘い名シーンが満載。恋心に正直で愛する人に積極的なノクドゥにときめくこと間違いなし。しかし、愛し合う2人の前に過去の真実が立ちはだかる。波乱万丈な恋と運命を歩むノクドゥが、極上の胸キュンと切なさをお届けするロマンティック時代劇ラブコメディは必見!
さらに、OSTには「太陽の末裔 Love Under The Sun」「椿の花咲く頃」など、大ヒットドラマを数多く手がけてきた“音楽監督の巨匠”ゲミが参加。さらに賞レース常連の”OSTの女王“GUMMYやB1A4のサンドゥル、SEVENTEENのウジら名だたるトップアーティストたちが参加し、数奇な運命を歩むノクドゥとドンジュのラブストーリーを盛り上げる。





【STORY】
文武に長けた青年チョン・ノクドゥは、離島で暮らしていたが、ある日何者かに襲撃される。真相を暴くため、刺客を追ってたどり着いたのは女だけが住める“寡婦村”だった! 未亡人になりすまし潜入したノクドゥは、そこで男勝りな妓生見習いトン・ドンジュと同じ部屋で暮らすことに。正体を知られないよう振る舞うも、ひょんな事で男だとバレてしまう。ドンジュは彼をすぐさま追い出そうとするが、やむなく同居生活を続けることに。何かと衝突する2人は、やがて互いに惹かれ合うようになる。ドンジュに想いを寄せるモテ男チャ・ユルムが現れ、不思議な三角関係も発生! しかし、ノクドゥと同じくドンジュにもある目的があり……。 (kstyle)










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韓国時代劇「ヘチ」番組紹介、チョン・イル除隊復帰作

2019-10-19 | 韓ドラ時代劇、な、は、ま、や、ら、わ行

民のための政治を行った名君とされる朝鮮王朝第21代王、英祖(ヨンジョ)、名はイ・グムの若き日を描きます。王になるはずではなかった王子イ・グムが、正義を追い求める3人の仲間、パク・ムンス、ヨジ、タルムンに支えられ、不正のない平等な世を目指す、不屈の道のりを描いた友情と信念のストーリーです。

タイトルになっている「ヘチ」とは“善と悪を裁く”とされる伝説上の生き物で、ドラマでは、政治や時勢に流されることなく、法と正義を守る司憲府(サホンブ:役人の違法行為を監督する官庁)の役人が通称「ヘチ」と呼ばれています。権力者たちの派閥抗争によって司憲府内にも不正がはびこり、公平な法の番人「ヘチ」も幻となりつつある世の中で、主人公の王子イ・グムが仲間たちと悪に立ち向かっていきます。

主役のイ・グムを演じるのは、イケメン実力派俳優のチョン・イルさん。除隊後、初のドラマ出演作です。NHKでは、2014年に放送した韓国ドラマ『太陽を抱く月』の陽明君(ヤンミョングン)役や、同年の『テレビでハングル講座』内のスキットコーナーで、彼の魅力に心を奪われた方も多いでしょう。
ヒロインのヨジ役は、モデルとしても活躍する美人女優コ・アラさん。映画デビューは、なんと2007年の日本、モンゴル合作の大作『蒼き狼 地果て海尽きるまで』の女性兵士クラン役。今回のドラマでも、男勝りな司憲府の一員ヨジを演じています。

ドラマにはほかにも、司憲府の役人を目指しながら役人登用試験に落ち続けている熱血漢パク・ムンス、町のごろつきながら貧しい市民を守るワイルドなタルムン、そして傍系の王族で王座に執着する不気味な王子イ・タンなど、気になるキャラクターが満載です。

民のための政治を行った名君とされる朝鮮王朝第21代王、英祖(ヨンジョ)、名はイ・グム。その若き日を描く。
王になるはずではなかった王子イ・グムが、正義を追い求める3人の仲間に支えられ、不正のない平等な世を目指す不屈の道のりを描いた友情と信念のストーリー。

「ヘチ」とは善と悪を裁く伝説上の生き物。政治や時勢に流されることなく、法と正義を守る司憲府(サホンブ)の役人は通称「ヘチ」と呼ばれる。
18世紀初頭。第19代王、粛宗(スクチョン)の次男イ・グムは聡明な青年だったが、母の身分が低かったために軽視され、自らも政治に関わらぬように生きてきた。母違いの兄イ・ユンが王位継承者の世子(セジャ)になっていたが、病弱で子どもがおらず、朝廷を牛耳る対立派閥の重臣たちは、代わりに素行の悪い傍系の王族、イ・タンを継承者にしようとたくらんでいた。そんななか、イ・タンの悪行を調査していた司憲府の役人が党争の餌食となって命を落とす。王座への不気味なまでの執着心をみせるイ・タンと、王族を利用して朝廷を掌握しようと画策する各派閥の重臣たち。イ・グムは、権力者が私利私欲のために正義をないがしろにする不公平な世を変えねばならぬと決心。志を同じくする熱血青年パク・ムンスと司憲府に仕える女性ヨジ、町のごろつきのタルムンとともに、万民のための公正な世を作り出すための長く険しい闘いに挑む。
※司憲府・・・役人の違法行為を監督する官庁。現在の検察のような組織。



~ 豆知識 ~
■ 第19代王、粛宗(スクチョン)の3人の王子:イ・ユン、イ・グム、イ・フォン第19代王、粛宗の3人の息子は異なる側室から生まれた。1人目のイ・ユンは、幼くして王位継承者の世子(セジャ)に定められたが、病弱で子どもに恵まれなかった。母は「朝鮮三大悪女」のひとり、禧嬪(ヒビン)張(チャン)氏。正室を呪った罪で死罪になった。2人目の延礽君(ヨニングン)ことイ・グムの母は、淑嬪(スクピン)崔(チェ)氏。宮廷の女官に水を運ぶ身分の低い使用人だったとされている。3人目の延齢君(ヨルリョングン)ことイ・フォンの母は榠嬪(ミョンビン)朴(パク)氏。イ・フォンが幼いときに亡くなった。
■ 王になれなかった世継ぎの昭顕世子(ソヒョンセジャ)と、ひ孫のイ・タン昭顕世子は第16代王、仁祖(インジョ)の長男で、王位継承者だった。隣国、清で8年を過ごして帰国後、わずか2か月で謎の病死を遂げた。死後のさまざまな状況から、清や西洋の文化を認める息子を快く思わぬ父王、仁祖が毒殺したという疑惑がある。代わりの王位継承者は、通常ならば昭顕世子の長男がなるはずだが、昭顕世子の弟(後の第17代王)が選ばれた。そして、昭顕世子の妃、愍懐嬪(ミンフェビン)姜(カン)氏は、仁祖を毒殺しようとした疑いで死罪にされた。さらに昭顕世子の3人の息子たちも流刑にされ、長男と次男は亡くなっている。このとき生き残った三男の孫が、ドラマに登場する密豊君(ミルプングン)ことイ・タンである。
■ 朝廷の派閥争い:老論(ノロン)派、少論(ソロン)派、南人(ナミン)派ドラマの舞台となる18世紀初頭は、老論派と少論派の二大派閥が朝廷の覇権を争っていた。数少ない南人派は、世子イ・ユンの母を支持していたが彼女が死罪となった後に多くが追放され、朝廷での力を失っていた。
 記事(NHK)




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「100日の郎君様」あらすじと感想、ギョンスが世子様に

2019-07-21 | 韓ドラ時代劇、な、は、ま、や、ら、わ行
韓国ドラマ「100日の郎君様」あらすじと感想、最終回
2018年作品、全16話
歌手EXO、また俳優としても注目を浴びるギョンス(EXOのディオ)。
強い目力が印象的なギョンスが本作では結婚適齢期を過ぎた
庶民のホンシム(ナム・ジヒョン)と結婚する記憶を失った
世子様イ・ユルを演じます。
婚期を逃した男女は結婚するようにという無茶なお達しのせいで
結婚することになった二人ですが、この命令を出したのが、
なんと世子であるイ・ユルだったのが笑えます(笑)
そしてこの二人の結婚が二人の人生を大きく変えるきっかけと
なっていくことも注目の1つです。
マイ友さんから、このドラマのギョンス(EXOのディオ)の
演技が良いよ~と言われ楽しみに視聴しましたが、ホント!
世子である彼は最初は役立たずの夫でしたが、次第に妻の
ホンシムを夢中にさせる魅力的な「郎君様」を演じ、その高い
演技力とロマンチックなエピソードに胸キュンが
止まらなくなります(笑)
本作のギョンス(EXOのディオ)は初挑戦とは思えないほど
時代劇に溶け込んでいて本作「100日の郎君様」は、ハッキリ、
彼のためのドラマで代表作の1つになったと思います。
でも、その彼に今年入隊のニュースが流れ、ビックリするほど
残念な記事でした。いろいろな面で心残りの多いEXOディオだと
思いますが、入隊前に郎君様の大ヒット作を残すことができて
本当に良かったですね。



世子イ・ユル(ギョンスEXOのディオ)は宮廷内で強い権力をもつ
重臣キム・チャオンの娘ソヘ(ハン・ソヒ)と結婚しますが、
彼女に心を開こうとしません。そんな世子イ・ユルに愛されない
ことを悩み悔しがる妻ソヒ・・・
世子イ・ユルには昔、活発で賢い高官の娘ユン・イソに一目ぼれし
結婚を申し込んだ思い出があります。
ところが王座を狙っていたユルの父が重臣キム・チャオンと
結託して謀反を起こし、その罪を有力な高官であったユン・イソの
父に着せてイソの父は殺されイソもイソの兄も行方不明になります。
悲しい初恋はユルの心に大きな傷を残し、世子となったユルは
いつも孤独を抱えた笑顔を見せない青年になっていたのです。
政略結婚をさせられた正室を避けていることを家臣にとがめられ、
それが原因で干ばつが続くのだという周りの言葉に腹を立て
国中の独身者に結婚するよう命令を出すユル。
ある日、雨ごいに出かけたユルは悪役キム・チャオンの手下の刺客に
襲われ重傷を負いますが、ひとりの村人によって助けられます。
ところが目覚めたときユルは記憶を失っていたのです。

一方、高官の娘ユン・イソは「ホンシム」と名前を変え、養父と
一緒に庶民の娘として暮らしていましたが、世子イ・ユルが出した
命令のせいで役人から結婚するよう迫られ、とっさに私には婚約者
「ウォンドゥク」がいるとウソをついてしまいます。
役人は信じなかったのですが、その時「ウォンドゥク」を名乗る男が
現れるのです。それはなんと、ホンシムの養父が助けたユルだったの
です。(笑)こうして二人は幼い日の出来事に気付かず結婚生活が
始まりますが世子として育ったユルは学問や武術には優秀でしょうが
(笑)庶民の生活力はまるでダメで妻のホンシムはイライラ文句ばかり。
たしかに記憶がなくても中身は立派な世子様なので庶民の暮らしには
なじめず彼のほうが迷惑な話なんでしょうね。そんな彼に悪態を
つきながらこき使うホンシムですが、時折見せる「ウォンドゥク」の
賢い聡明さに「この人は何者?」と疑問を感じるのです。
またウォンドゥク(ギョンス、EXOのディオ)も物おじしない男勝りな
妻の言葉に逆らえず文句を言いながらも妻を喜ばせるために慣れない
労働を必死にこなしていくのですが、それは次第に芽生えていく妻への
愛情なんでしょうね(笑)これは一途で純粋な男の運命的な再会の
はじまりなんです!
こんな二人の新婚生活は爆笑の連続で思い切り笑わせてくれます。
ところが宮廷内では悪役キム・チャオンが「ユルが生きているのでは」
という噂を聞きつけ、自分が暗殺したはずのユルの遺体を
探し始めます。



後半、ホンシムは養父から「ウォンドゥク」が別人だと
聞かされます。
でも養父はどこの誰だか分からない人だと??
養父はホンシムが役人から尻たたきにあうより、また妾になるより
ましだと思いついたことなんでしょう。ところがホンシムは
「もしかしたら身分の高い人かもしれないし、家族が探して
いるかもしれないし、これは間違っている」と言います。
ホンシムは夫のウォンドゥクにあなたは本物ではないと
告げます・・・
ところが、すでにホンシムを愛し始めているウォンドゥクは
「この結婚は始めたのはおまえだが終わりは私が決める。私が
やめるまで、おまえは私の女でおまえの郎君だ!」覚えておけと
ホンシムに真剣に伝えます・・・二人はラブラブに・・・
ところが役人であるチョン・ジェユンが「ウォンドゥク」が
世子ユルだと気が付きますが、そこへ悪役キム・チャオンが現れ
ユルの前で「世子様、宮殿にお戻りを」と言ってひざまずき
敬意を表します。まったく自分が殺しておいてね・・・
また本作も宮廷の中で政治をするのは王様ではなく権力のある
重臣キム・チャオンであり、宮殿に戻ったユルもまた
キム・チャオンの言いなりになってしまいます。

ユルと離れ離れになったホンシムは兄のムヨンから「彼のことは
忘れろ。あいつは世子で私たちの父に剣を突き刺したキム・チャオン
の婿だ、あきらめろ」と説得します。
またホンシムも自分の実の兄ムヨンが悪役キム・チャオンの手下に
なって世子のユルを何度も殺そうとしたことに対しての申し訳なさと
悲しさで自分の本当の気持ちを殺しています。
ホンシムは兄のことを自分の過ちのように思っているのです。
きっとホンシムはこの叶うことのない愛を永遠に忘れないでしょう。
またユルも宮殿を出て何度もホンシムに会いに行く姿が切なくて
胸が締め付けられるようにやるせないです。
終盤、宮殿の中で日記を見つけたユルは自分を殺そうとした人物が
自分の義父のキム・チャオンであり、味方だと思っていた人物から
殺されそうになった真実を知ります。それはおぞましい秘密を
隠すために・・・そう、ユルの妻で自分の娘が他の男の子供を
妊娠したことを隠すために・・・
またこれも皮肉なことに子供の父親がホンシムの兄ムヨン
だったのです・・・
ユルは愛し合っている二人のために兄のムヨンと妻を宮殿の外へ
追い出しますがキム・チャオンによって兄は殺されます。



最終回、ユルは父である王様から「なぜキム・チャオンから
殺されそうになったのか?」と問われますが、ユルは父に
「僕が秘密の箱を開けたら、多くの人が傷つきました。
最後まで私と義父のキム・チャオン、二人で解決すべき問題です」
と言い、二人は戦場に向かいます。
きっとキム・チャオンは罠を張ってユルを待ち伏せするでしょう。
ところがユルは「二度と同じ手でやられる気はない」と言って
キム・チャオンはユルの味方の矢に打たれて死んでいきます。
またホンシムは身分が回復して両班の娘ユン・イソに戻りますが
相変わらず彼女らしい忙しい毎日を送っています。
イソは「ユルのために、昔のこの家を離れない」とユルを懐かしく
思っていますがユルもイソと同じ気持ちです・・・
その後ユルの日記に「あなたは今日、私と結婚した。人生は
二つの道がある。一つは奇跡ではないように生きる道、
もう一つの道は全てが奇跡だと思って生きる道。
あなたの朗君として生きていた100日は毎瞬間が奇跡だった」と
書かれてありました。
ユルの愛の告白が綴ってある日記をみて、今度は自分から
素直な気持ちになったイソ・・・
波乱万丈な人生でしたが、最後にお互いの気持ちを確かめ合い、
ハッピーエンドを迎えました。





今年2019年の5月30日に2PMの
ジュノ君が電撃入隊しました
そのあとも
6月10日にパク・ヒョンシク君
6月20日にB1A4のジニョン君
そして7月1日は、本作郎君様の
EXOディオ君が入隊しました。
皆さん優れた演技力を披露する
アイドルスターだけに
本当に惜しい入隊です!!
2年後の韓流はどのように
変化しているのでしょうか??





コメント (6)
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韓国ドラマ「六龍が飛ぶ」あらすじと感想、朝鮮建国のヒーローたち!

2017-12-16 | 韓ドラ時代劇、な、は、ま、や、ら、わ行

韓国ドラマ「六龍が飛ぶ」あらすじと感想、最終回
貴族が権力を独占する高麗末期。都では悪徳官僚インギョム率いる
都堂三人衆が政界を牛耳り、私腹を肥やしていました。
悪役の都堂三人衆、①インギョム、②キル・テミ、③インバンは
中盤まで登場シーンが多いので人物名をしっかり覚えておかないと
誰のことだか分からなくなります(笑)ご注意ください(笑)
そして理想の国家を夢見る6人の勇者が新しい朝鮮建国のために
立ち上がるという大胆な発想のエンターテイメント時代劇です。

高麗後期、咸州(ハムジュ)に暮らすバンウォン(ユ・アイン)は、武将の
父ソンゲ(チョン・ホジン)のような強い男になろうと夢見ていました。
ところがある日、悪役の都堂三人衆、①インギョムに服従する父の姿を
目撃してしまい、失望します。そんな中、成均館の官吏ドジョン
(キム・ミョンミン)はインギョム率いる都堂(トダン)三人衆の企みを
暴き、明との戦を阻止します。その姿に感銘を受けたバンウォン
(ユ・アイン)は、都に残って成均館に入学します。
そして6年後、民の税金が重く生活は悪化するばかりの腐敗した世の中を
なくし「新たな国を建設する」というドジョン(キム・ミョンミン)の
志を知ったバンウォン(ユ・アイン)はドジョンを探し始めます。
そしてドジョンのもとには重税に苦しむ村人を救いたいと願うプニ
(シン・セギョン)、武士として名を馳せようとする剣客ムヒュル
(ユン・ギュンサン)の姿もありました。
彼らはドジョン(キム・ミョンミン)の暗号と運命に導かれ、バンウォン
(ユ・アイン)の父ソンゲのいる咸州に集結します。
ドジョンはソンゲに「都堂三人衆を倒し高麗ではない新しい国を作り
ましょう。そして私が作る新しい国の王に私はあなたを選びました」と
告げます。ところが、父ソンゲは「私はできない。断る。」とキッパリ
言います。バンウォンは「父がはじめなければ、はじまらない」と思い
勝手に安辺策(東北面の防衛と民を守る策)に判を押してしまい、逆に
政治的な混乱が起きてしまいます。
きっと、バンウォン(ユ・アイン)は父ソンゲは民から正義の味方で
立派な将軍だと言われてますが、何事にも悩み苦しみすぎることを知って
いるので自分が動けば父も動くと思い判を押したのだと思います・・・





やがて父ソンゲが都堂に入りますが、悪役の都堂三人衆、①インギョム
が失脚します。そしてバンウォン(ユ・アイン)もドジョンの弟子となり
都堂三人衆を倒して新国家を築くという目標に向かいドジョンの周りには
花事団でスパイをしているヨニ(チョン・ユミ)をはじめ、たくさんの
同士たちが集まり、六龍6人の英雄たちが揃います。
相変わらず悪役の都堂三人衆、②キル・テミ、③インバンの汚い悪行は
更に続き、それぞれを演じている②パク・ヒョックゥンさんと
③チョン・ノミンさんの大きな威圧感と強面ぶりには圧倒されます。
特に、②キル・テミ役を演じたパク・ヒョックゥンさんのオカマチックな
お化粧や態度には驚きと称賛の声をかけてしまうほど印象が強く、中盤まで
個性的な悪役②キル・テミがドラマを引っ張っていったと思います。
とにかく今までにない面白い人物像だったと思いました。
パク・ヒョックゥンさんはドラマ「密会」で音大ピアノ科教授を演じ
ユ・アイン君と共演されていますね! でもこの変貌ぶりにはビックリ!

二人の悪行がドロドロとエスカレートしていく中、謀反事件の悪行がバレて
とうとうというかやっと③インバンが捕まります。
そして、タンセ(ピョン・ヨハン)が、②キル・テミと男の命を
かけた殺陣シーンを繰り広げお互いに素晴らしい剣術の腕前を演じて
くれました。このシーンは多くの戦いの中で最も印象に残る1つでしょう。
タンセ(ピョン・ヨハン)が高麗一のキル・テミを倒し、自分が
高麗一の剣士の座にのし上がった瞬間ですから・・・カッコよかった!! 

また、バンウォン(ユ・アイン)は権力を増すため東海甲族の首長の
娘ダギョン(後のウォンギョン王后)と政略結婚します。
えぇ~?!このときはいくら権力がほしいからと言ってもプニ
(シン・セギョン)を残して結婚するかなぁ??とアイン君にちょっと
がっかりしました~(笑)アイン君の結婚式をそっとそばで見守っている
シン・セギョンちゃんが切なかったです。

バンウォン(ユ・アイン)とプニ(シン・セギョン)は、幼いころ
出会い、のちに師匠となるドジョンのもとで再会します。
先にバンウォン(ユ・アイン)のほうが一目ぼれする胸ときめかす純粋な
ロマンスだったのですが、権力のために政略結婚をします。
結局バンウォンにとってプニはずっと同士であり一番信頼している
女性なのかなぁ?! 
バンウォンは民のために新しい国を作りたいと思っていることは事実
なんですが、男としてその国の権力を握りたいと願う野心も見え隠れし
この時代の理想と現実の狭間で苦悩し葛藤するアイン君の変化に注目!
また、プニ(シン・セギョン)も聡明で正義感あふれるやさしい心の
持ち主で民からの信頼も厚くリーダーとして「プニ大将」と呼ばれて
います。そんなプニをバンウォンがやさしい眼差しで見つめている時が
ありますが、そんな笑顔のアイン君に胸キュン必至ですよ。(笑)

また一方、プニの兄タンセ(ピョン・ヨハン)とヨニ(チョン・ユミ)も
幼いころ出会いますが、ヨニを守ってあげることができなかったタンセは
心に大きな傷を負います。そして死のうと崖から飛び降りるところを
武当派の教主に助けられ武術を学びます。
6年後、再会しますがヨニ(チョン・ユミ)はすでに新しい国を作るという
ドジョンに憧れ、師匠のために情報を得るため「花事団」に属しスパイ的な
活動をしています。タンセはヨニが花事団で危ない仕事をしていることを
知りやめるように叱りますが、ヨニもまたタンセが権力者の一人である
ペク・ユンを殺して都堂と政治勢力を混乱させた大物刺客であることを
言い返します。ヨニはこれが今生きている自分だから、止められない。
そして、もう、会いたくない・・・と言って去っていきます。
これ以上何も言えずただ涙するタンセ(ピョン・ヨハン)が切なくて
胸が痛くなります。昔何もできず無力だった自分が申し訳なくて、
心から謝りたいと思っているはずです。こんなに強くなっても近づく
ことができないふがいない自分に腹が立っていることでしょう・・・
また、この二人の涙のシーンで流れるジュンスの切ない歌声が
何倍もの悲しさとなって画面を映し出します・・・
またまた、今回のジュンスのバラード曲も最高だわぁぁ ♫
ピョン・ヨハン君はドラマ「ミセン・未生」のチャラ男的存在で
大ブレイクした俳優さんです。ミセン・未生での後半からは好感度が
アップした役柄でしたが、本作ではそれ以上に新たな魅力を発揮し
剣士としての生き方や迫力あるアクションなど、とても強い印象を
残してくれました。本当に素敵でカッコ良かったです!
たぶん、彼の深い愛と剣士としての鋭いカリスマ性は視聴者の
皆さんも感じている部分だと思います~(笑)
その後、タンセは将軍から「イ・バンジ」という名前をいただき、
ドジョンたちの護衛武士になります。





後半、悪役の都堂三人衆、、①インギョムは罪人として故郷に送られ
②キル・テミ、③インバンは処刑されます。
その後、悪役②キル・テミには双子の兄弟キル・ソンミがいて一人二役で
パク・ヒョックゥンさんが再登場し、ドジョン(キム・ミョンミン)たち
と、また敵対する悪役を演じていきます。後半は影の組織ムミョンも
多く登場し、キル・ソンミやお寺のチョクリョンや花事団のチョヨンや
プニとタンセの母ヨンヒョンが関わっていることが分かります。
やっと悪の都堂三人衆がいなくなったわけですが、今度は高麗の将軍
チェ・ヨンとの戦いがはじまります。チェ・ヨンは強い王権にこだわり
ますが、今の高麗王は政治に興味がなく無能な王様です。結局その王権を
強めるということは王と結託しているチェ・ヨンの権力を強化する
ことになります。チェ・ヨンはどうにかして邪魔なソンゲ将軍を
失脚させようと、はじめから無理な戦いを命じるのです。
そのため、王とチェ・ヨンと敵対することになったソンゲ将軍たちを
助けるために息子のバンウォン(ユ・アイン)とプニ(シン・セギョン)は
兵士たちが血を流さない戦いをするために作戦を立て直し勝利します。

その後、次の王を誰にするかで、今回の戦いで勝利したソンゲ将軍と
チョ・ミンス将軍の間で誤解が生じますが、それを裏工作したのが
ドジョンの後輩で学識と才能があるハ・リュン(後にバンウォンを
王にする策士)でした。ハ・リュンの関心事は世の中を手に入れる
ための人間関係で、自分がどこにつくべきか探っている状態ですが
ハ・リュンはバンウォン(ユ・アイン)に「お前は私に似ている」と
じっと顔を見つめ人相を判断し、「お前は完璧な陽だ」と言います。
そして「今後お前は、仕える人でなく、従える人を探せ」と忠告します。

その後、チョ・ミンスがソンゲ一族を殺そうと罠を仕掛けますが失敗に
終わります。この世の中自分が仕掛けなければ自分が殺される時代です。
そしてソンゲが生き残った奇跡もいろいろな昔からの悪縁と小さな偶然が
重なり歴史を変えていくものなんだということが分かります。
ようやく自分たちの願いである民のための政治と計民授田(民の頭数で
土地を分け与えること)、田制計画に少しづつ近づいていく希望を
見つけたとき、ドジョン(キム・ミョンミン)たちは、偶然にも彼らが
知らない悪の勢力が他にもあることを知り危険を感じます。

その後、ソンゲと牧隠先生の二人の駆け引きが続きますが、高麗の官僚で
あるドジョンの師兄チョン・モンジュが間に入りお互いに意見を交換し、
ともに国政の運営を任されます。ソンゲたちはドジョンの昔の仲間だった
チョン・ジュンの土地改革に必要な資料を基に次の準備を急ぐのです。
ところが、改革をめぐってそれぞれの計画や行動に対し意見が分かれる
ドジョン(キム・ミョンミン)と師兄チョン・モンジュ、バンウォン
(ユ・アイン)たちです。また土地改革を邪魔する勢力に翻弄され、
官僚たちも反対する者や意見もバラバラで闇の組織も関わり改革への
問題点が多く重なり頭をかかえるドジョン(キム・ミョンミン)です。

また、プニはヨニ(チョン・ユミ)が計民授田が実現されると聞き初めて
いつか故郷に戻ると言ってくれたので、とても嬉しかったと思います。
ヨニと兄のイ・バンジは愛し合っています。3人で早く故郷に帰り
平凡に田畑を耕しながら幸せな生活ができるといいですね!
ところが、後半過ぎ悪の組織ムミョンに拉致されたと思っていたバンジと
プニの母ヨンヒャン(チョン・ミソン)が、実は自分から「子供たちとは
縁を切ります」と言って組織ムミョンに戻ったことが分かります・・・
しかし兄のバンジは信じられないと、母を見つけて聞いてみると言います。





バンウォン(ユ・アイン)はドジョンの師兄チョン・モンジュの行動が
怪しいとドジョンに談判しますがドジョンは、ソンゲと私、そして
モンジュは政治の理想を守りたいだけのその思いで1つになったの
だから私は信じて進むとバンウォンに言います。
その後、コクサン剣法最後の伝承者チョク・サグァン(ハン・イェり)や
定昌君(チョン・チャングン)、ムミョンという悪の組織の動きも
活発になり、バンウォン(ユ・アイン)は俺が必ず「ムミョン」を
探し出すと積極的な意欲をみせます。
その後、定昌君が高麗第34代王に就きますが、バンウォンは偶然ドジョンが
モンジュを説得している話を聞いてしまい、ドジョンが自身が夢見る国に
ついて語りながら「王は国の花に過ぎない。国の政治はこの地の学者や
儒者や官吏であるべきで、自分の実力を磨いて認められた士大夫です」
と主張。そして、すべての王族と親族がいかなる場合でも政治に
参加できなくすること。そうすれば、どんなわがままで横暴な振舞いも
防ぐことができる」と話すのです。
その瞬間、政治でたくさんの人を笑顔にすることが夢だったバンウォンは
大きな衝撃を受けます。師匠と思っていたドジョンが夢見る世界では
自分は何も出来ない存在になってしまうからです。
そしてバンウォンは王の擁立に加担したハ・リュンがまた流刑になり
会いに行きます。「生きて戻ってください。待っています。私が
あなたを従えます。従える人を捜すように言いましたよね。」と言います。
ハ・リュンは「今はとにかく礼儀正しく控えめに静かにしていろ。力を
つけるまで何もするでない」と伝えるのです。

そして、バンウォンは二人きりになったプニの前で涙を流しながら「もう
遊びは終わった。これからはお前と遊べそうにない。」と苦しい胸の内を
伝えます。続いてバンウォンはプニに「僕の名前を呼んでくれるか?」と
言い。プニは「バンウォン、バンウォン。イ・バンウォン」と呼んだ。
バンウォンは「いいな。でももう僕の名前を呼ぶな。何も言わずに」と言い、
プニが僕の名前を呼んだら、辛くなりそうだ。弱くなってしまいそうだから
と心の中で明かした。プニはバンウォンの心の変化に気づき「その理由は
説明しなくてもいいです。私は大丈夫です。大業が成功したら、王族に
なる方ですから、これからは敬語で話すべきです。これまで許して
くださったのも身に余ることでした。ありがとうございます。嬉しかった。
本当に友達みたいでした」と言い、「民が毎日喜びを感じられるような
王族になって良い政治をしてください」とお願いをします。
そしてバンウォンはプニのそばに近づいて、そっとやさしいキスをします。

また一方、ムミョンの組織の中で母ヨンヒャンがムグクという名前の
首長で重要な位置にいることが分かりました。
そして母は自分の子供のイ・バンジとプニがそばにいることを知ります。
プニは母ヨンヒャンと再会しますが、母は「組織ムミョンのために生きる
ことは私のため」、「プニも自分のために生きなさい」と伝え母を
捜さないでと言います。なんと、冷たい母なんでしょうか?きっと
二人を危険から守るための言葉なんでしょうねぇ・・・
ところが、バンウォンは組織ムミョンを利用しようとします。





師兄チョン・モンジュはドジョン(キム・ミョンミン)とソンゲが
新しい国を建てようとすることを防ぐためドジョンを島流しにし、
ソンゲの命を狙っています。特に王様はソンゲが生きていることが
常に恐怖になっているのです。心配する王を見守っていた王の女、
チョク・サグァン(ハン・イェリ)はソンゲを暗殺しようとします。
結局、モンジュは、はじめから二人をだますつもりで手を
組んだようです。
バンウォンは「建業やら、建国やら全部きれい事だ。血を呼ぶのは
当然だ。幻想だった。僕たちは理想にとらわれていた。
必ず勝ち抜く。このイ・バンウォンが・・・と叫びます!
そして、父と師匠を裏切ったチョン・モンジュを殺害します。
この日からバンウォンはモンジュを殺したという世間からの
非難を浴び続けます。
また、バンウォンは師匠であるドジョンから、はじめからこの大業に
自分の居場所がなかったことをハッキリ聞くのです・・・
苦しく悲しい言葉を聞かされたこの時のつらい体験がこれからの自分を
育てる糧にしていくことでしょう。バンウォンの進む道が民の幸せと
つながっていくのかわかりませんが、彼はそれを乗り越えられる
強い男です・・・これでまた歴史が大きく変わっていくのでしょう。
そして、バンウォンの父イ・ソンゲが朝鮮の初代王に就きます。

ところが多くの官僚が辞職し空席が多く、新しい国を反対する儒生たちも
離れて別のところで村を作って住んでいます。
すべてのものが納得するのは難しいことですが、国の柱となる彼ら官僚の
反対する行動は深刻な脅威となってくるでしょう。
そしてバンウォン(ユ・アイン)は「私のやり方で勢力を作ってみせます
私は死んでも自分が正しいようです。きっとこんな方法で自分の居場所を
見つけるのでしょう。」と言い、儒生たちが住む村に火をつけ追い出し
説得されるか、死ぬかを選ばせるのです。

その後、世子(王位後継者)には王様(ソンゲ)の末っ子宜安大君がなり
バンウォン(ユ・アイン)は開国功臣にもなれなかったのです。
また王様から世子の宜安大君を守るために、全ての権利を譲り受けた
ドジョンは、財政、人事権、軍権までも手に入れドジョンの世界を
作ってしまったのです。脅威となるバンウォン(ユ・アイン)の力を
弱めたいドジョンですが、プニもまたドジョンとバンウォンの間で
どっちについていくか迷っている状態です。それぞれ二人は自分たちの
信念に従い進むしかないのですが、二人に振り回されているプニは
出会ったころのように、同じ道を進む仲間に戻りたいはずです・・・





終盤、
バンウォン(ユ・アイン)は父である王様(ソンゲ)と師匠であった
ドジョン(キム・ミョンミン)との対立が一段と激しくなってきます。
そして、ドジョンは誰が王になっても簡単に制度を変えられない
密本を完成します。またバンウォンは明に送られますが明の皇帝に
気に入られるような手柄をたて、生きて朝鮮に戻ります。
この先もドジョンにとってはバンウォンとムミョンの組織が邪魔な
存在となっていき、バンウォンとドジョンの対立はますます激しくなって
いき、今度は明がドジョンを指名で押送しなさいと王様のソンゲ に
圧力をかけてきます。
ところが、バンウォンは明の力を借りてドジョンを失脚させようと
明に告げ口し明を自分の見方にします。正々堂々とした武士ではなく
卑怯者になってしまった自分に本当は後悔しているアイン君だと
思います。
先に進むしかない二人の対決ですが明はドジョンが財政、人事権、軍権
までもすべて手にしていることに恐怖を感じているのです。そのことを
知ったドジョンは「僕が負けた」と言い、結局ドジョンはすべての官職を
諦めることでバンウォンに立ち向っていきます。
その後、ドジョンは姿を消して対決姿勢を取ります。そしてバンウォンは
ドジョンが遼東征伐を計画し、明との戦争を起こそうとしていることに
気づきドジョンを探し出そうとします。王になるために勢力を大きくして
きたバンウォンと理想を夢見るドジョンはもう最後の対決だけが残って
います。
バンウォンはドジョンの勢力を攻撃し乱を起こします。そしてヨニを
おとりにイ・バンジを自分から遠ざけドジョンが逃げ込んだ成均館に
向かい、「チョン・ドジョン出てこい!」と叫びます!
ドジョンはバンウォンの前に姿を現し「疲れた、バンウォン」と言います。
「激しく生きるか。激しく死ぬか。私も同じ運命をたどることになったよ
モンジュ。」と心の中でつぶやきながらバンウォンの剣に刺されるのです。
結局、ドジョンはバンウォンの前で膝をついて息を引き取ります。

またヨニ(チョン・ユミ)もこの乱の中で死を迎えます。ヨニは自分を
助けに来たバンジに「早く行って!先生(ドジョン)を助けて」と叫んだが、
言うことを聞かないバンジを見兼ね、結局ヨニに向けられていた剣に自分の
首を当て、自ら命を絶ちます。結局ヨニは最後までドジョンを守って死んで
いったのです。バンジはまたヨニを助けることができなかったのです!
バンジは「必ず生きて帰る」と言ってキスをした二人でしたが、結ばれない
愛で終わってしまったことが悔しいほど、とても残念でした・・・
きっと、もっと早くにヨニを連れ去っていれば・・・と、きっと後悔して
いると思います。そして妹のプニからドジョンが死んだことを聞いた
バンジはプニから「民が勝つことは生きることなのよ」と聞かされ早く
逃げるように言います。また生き残ったムミョンの母も一緒に行こうと
声をかけます。そして、ムヒュルもまたヨニをおとりにしてヨニが死んだ
ことに心を痛めているはずです。

その後、父である初代王が譲位し次男の永安大君が王位に就きます。
王になりたくなかった次男の永安大君なので、これでバンウォンは
名実ともに国の実勢を握るのですが、そのために弟で世子(王の跡継ぎ)
であるバンソクをも殺します。結局血のつながった弟までも自分で
殺してしまうバンウォンに周りの者たちは彼の残酷さに恐れを感じて
います。そして常に自分の味方だったムヒュルとプニもバンウォンの
そばから離れることになり静かにそれを見送るバンウォンでした。
バンウォンは「僕は更にもっと強くなるだろう、そしてもっと寂しく
孤独になるだろう」と苦しげな表情を見せます。
やはり、この時代、「世の中の人々を笑顔にする政治」を求めることは
難しいことなんですね・・・






最終回、バンウォン(ユ・アイン)をめぐり、殺そうとする人々の戦いが
繰り広げられていきます。
ムヒュルはムミョンのキル・ソンミを殺した後、チョク・サグァン
(ハン・イェリ) とイ・バンジ(ピョン・ヨハン)が対決する場に
駆けつけます。そしてムヒュルの刀でチョク・サグァンは息を引き取ります。
チョク・サグァンは「優れた剣術を持っているのに人々を守ることが
できなかった」と自責の念に駆られますが、イ・バンジは
「君の過ちではない。この世の中が悪いんだ」とやさしく伝えます。

その後、プニは「土地、そして民の夢、それだけは忘れないでください。
そうすれば虫だけにはならないと思う。そうすればプニはどこかで笑う
ことができます。お元気で」という手紙を残してバンウォンのもとを
離れていきます。
それから2年後、バンウォンはついに朝鮮の3大王太宗大王になり、
非情な政治を繰り広げる王に王妃であるウォンギョン王后はひどく
腹を立て、そして涙を流すのです。

月日が流れ、
バンウォンは息子イ・ドを見ながらドジョン(キム・ミョンミン)、
プニなどを思い出すのです。バンウォンはイ・ドの護衛武士をしている
ムヒュル(ユン・ギュンサン)に息子のイ・ドは「僕ではなく、
恋しい人たちに似ている」と話します。(ムヒュルはイ・ドの護衛武士
として宮殿に戻ります。)

ムヒュルはバンウォンにプニがいる島を知っていると言い、二人の再会を
取り持ち島に向かいます。しかしプニはバンウォンに会うともっと辛く
なると思い再会を拒みます。ところが一緒に島に来ていたイ・ドと
偶然出会い、幼いころを思い出したプニは「王様はお変わり
ありませんか?」とイ・ドを抱きしめながら涙を流します。
ところが、「ずいぶんではないか。」と言いながらバンウォンが
近づいてきます。二人は海辺を歩きながら、バンウォンは自分があげた
髪飾りを今もプニが付けていることが嬉しいようです。
「会いたかった。プニ大将」と言ってしばらくの間プニを愛しそうに
見つめています・・・
このシーンのユ・アイン君の切ない眼差しは胸キュンキュンで
最高にカッコいい王様でした・・・

それから数十年の歳月が流れ、久しぶりに都城に来たプニは、ハングルの
文字を見て驚きます。プニは師匠だったドジョンのお墓に行き、「おじさん、
バンウォンの息子が大きな事をやりました。」と言いながら目を閉じます。

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六龍が飛ぶ OST
(CD + DVD)
(SBS TVドラマ)
(韓国盤)
Loen Entertainment

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コメント (8)
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「花郎(ファラン)」あらすじと感想、剣士たちの青春時代劇

2017-11-16 | 韓ドラ時代劇、な、は、ま、や、ら、わ行

韓国ドラマ「花郎(ファラン)」あらすじと感想、最終回、全20話
1,500年前の新羅時代に美しい青年貴族たちを集め王の親衛隊
「花郎(ファラン)」を作り教育した物語です。
本作はまさに花のように美しい青年たちの愛と成長を若々しく
描いた青春時代劇です!
パク・ソジュン、パク・ヒョンシクを中心にSHINEEのミンホや
防弾少年団のV、ト・ジハンなど話題の若手イケメンスターが勢揃いし
韓国では放送前から大きな話題になったドラマですが、新羅版
「トキメキ成均館スキャンダル」とも言える笑いあり涙あり胸キュン
ありの彼らの青春ロマンスにドキドキハラハラ期待大です(笑)
特にアロ(Ara)を巡っての24代王サムメクジョン(パク・ヒョンシク)と
ソヌ(パク・ソジュン)の三角関係の激しい攻防戦は注目の1つです(笑)
また後半過ぎ、ソヌ(パク・ソジュン)の出生の秘密が明らかになり
ますます3人の関係が複雑に絡んでドラマに弾みが付きます!

24代王サムメクジョン(パク・ヒョンシク)は母のチソ太后(キム・ジス)
の命令で王宮から離れ顔を明かすことなく生きています。
またムミョン(パク・ソジュン)は親友のマンムン(イ・グァンス)が
王の顔を見たことで殺され、マンムンの妹アロ(Ara)を守るために
マンムンの本名“ソヌ”を名乗り生きて行こうと決意します。
そして、チソ太后(キム・ジス)が美しい貴公子を集めて王の親衛隊
「花郎(ファラン)」を創成すると宣言し、ソヌ(パク・ソジュン)は
親友の殺害の真相と復讐心から、またサムメクジョン(パク・ヒョンシク)
は母から王権を奪い取ろうと母に対抗するためにジディという偽名で花郎に
入ります。それが気に入らない母チソ太后(キム・ジス)にサムメクジョン
は「私が待つほどに強くなる母上ではないか。私は花郎(ファラン)で強く
なります母上。」と権力の虜になっている母に告げます・・・
また母チソ太后も一刻も早く花郎(ファラン)を王の親衛隊の花郎として
この世に広く知らせたいと願っています。それは時代劇ではよくある話
ですが、本作の新羅時代も多くの土地や私兵や権力を持っている神国の
大臣たちが多くいて一体誰が王なのか区別できない時代なんです。
その中でも反皇后派のバンリュ(ト・ジハン)の養父ヨンシルはチソ太后と
反対側の人物で養子にしたバンリュ(ト・ジハン)を王にしようと
画策するゆいつの悪役です。最高権力者で悪役の養父ヨンシル役の
キム・チャンワンさんは最近ドラマで悪役続きですね(笑)
養子にしたバンリュ(ト・ジハン)に王になる素質がないと知ると、
自分が王になろうとしますが、自分の方がずいぶんと歳だし必要な能力が
備わってないと思いますが・・・(笑)どうでしょうか?(笑)





また一方、父親の影響で医術の知識がある妹アロ(Ara)は突然現れた兄
ソヌ(パク・ソジュン)の存在に困惑しながら複雑な心境です。それは、
兄として接することができないくらい深く兄を愛してしまったのです。
ところが、ある日、アロ(Ara)はソヌ(パク・ソジュン)が本当の兄で
ないことを知ります。あぁ~~良かったですね!だって~兄を愛しすぎて
死にそうなくらい苦しんでいましたから・・・(笑)
ところが、そんな時チソ太后と花郎ジディ(パク・ヒョンシク)の
会話を聞いてしまいジディが王であることを知ります。
そして「おまえが王であることを知っている唯一の民だ。私にとって
一番特別な人だ」と言いますが王はきっと二人に秘密ができて嬉しい
のでは~(笑)また兄のソヌは「お前がなんと言おうと俺はお前の兄と
して生きる。そうしないとお前を守るためにおまえのそばにいられない
から」と言いますが、これって愛の告白ですよね~(笑)
やがて二人は周囲に隠れてこっそり愛し合うようになりますが、ジディ
(パク・ヒョンシク)もまたソヌ(パク・ソジュン)に「おまえの妹アロ
が好きだ!」と言いソヌに心を開くようになり、「花郎(ファラン)」に
終結した仲間たちも師である風月主の教えから連帯感が生まれはじめます。
だんだん強いつながりを見せてくる男の友情って素敵ですね!
ところが「花郎(ファラン)の中に王がいる」と書かれた文字が吊り
下げられます・・・そして、それを見た花郎たちがヒソヒソとざわめき
はじめます・・・

王である花郎ジディ(パク・ヒョンシク)の本心は「王になることを一番
恐れている王」であり、ソヌ(パク・ソジュン)にとっては親友を殺した
王を見つけるチャンスがやってきたことになります。
花郎の皆はソヌ(パク・ソジュン)が王だと思っていて、その後もソヌは
扶余で手柄を立て「百済のチャン太子を打ちのめした王」として、花郎の
中に王がいて民は喜び、この世が変わるだろうと期待されています。
ところがその王が本物でなければ民の失望が大きいのです。
そして「この世を変えられる本物の王になるつもりはないか?」と
チソ太后の兄であるフィギョン公から話を持ち掛けられます・・・
なんとフィギョン公がソヌ(パク・ソジュン)の実の父だったのです・・・
「お前は私の息子だ」と・・・なんとも衝撃的な出生の秘密・・・

後半過ぎ、アロを守るために王になろうとするソヌ(パク・ソジュン)と
サムメクジョン(パク・ヒョンシク)。
そしてバンリュ(ト・ジハン)に力がないと判断した養父ヨンシルは
自ら王になろうとします。ここから王座を巡るそれぞれの戦いが
はじまるのです。

最終回、サムメクジョン(パク・ヒョンシク)とソヌ(パク・ソジュン)は
最後まで王座を巡って戦いましたが、最終的な目的、方向性が一緒だった
のです。それは新しい神国を作るということです!
そして二人は協力して反逆者ヨンシルを捕えます。
その後サムメクジョン(パク・ヒョンシク)は王となり、ソヌ
(パク・ソジュン)が彼を補佐するようになりました。
チソ太后(キム・ジス)は長い間毒を盛られ息を引き取りますが
彼女は毒を盛られていることを知っていました・・・
それは守りたいものがあると女は強くなり、これが自分の置かれた
運命だと自覚してのことでしょうか・・・悲しいサガですね。
結局、アロの父であるアンジ公に対する愛憎からソヌとアロを
そばに置きながらも危険になると攻撃し悪女になりますが、
王座の重みを一番分かっている人だと思いました。
また一度握った権力の座をサムメクジョン(パク・ヒョンシク)に
実際に譲るのは一人の権力者としてたやすいことではないでしょう・・・
でも最後は息子であるサムメクジョンと和解したことは報われます。
そしてラストはソヌ(パク・ソジュン)とアロ(Ara)の
HappyEndで終了しました。





本作はイケメン揃いの花郎たちが、はじめはぶつかり合いながらも
次第に絆を深め成長していく過程が描かれていますが、最後は
男の友情を育み、回を重ねるごとに大人になっていく姿が爽やか
でした。
パク・ソジュン、パク・ヒョンシクの時代劇初挑戦も新鮮で
二人の華麗な剣士姿もウットリ魅了されますが、冷徹な性格の
バンリュ役のト・ジハンのイケメンぶりも惚れ惚れとします。
ふだんクールなバンリュが魅せるとびっきりの笑顔は最高です。
(笑)また、だいぶ年上のチソ太后(キム・ジス)を好きになる
SHINEEミンホの背伸びした恋が可愛かったです。決して報われる
恋ではありませんが、こんな風に年上に強く心惹かれる年頃
なんだなぁ~~という感じがすごく良かったです。
また花郎の中で一人死んでしまうハンソン役を防弾少年団のVが
演じていましたが、演技も時代劇も初めてのことでさぞかし
入念に準備されたことと思いますが、劇中悲しい兄弟愛を無理なく
切なく演じていたと思います。
とくかく、皆さん時代劇姿のハチマキがとても似合っていました。
イケメンは何を演じてもカッコいいし、劇中流れる挿入歌も物語を
盛り上げる効果があり素敵な曲ばかりでした・・・


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"花郎、これはもう一つの神話だ!"
パク・ソジュン、パク・ヒョンシク、
コ・アラ、SHINeeのミンホ、
防弾少年団のV主演の
ドラマ「花郎(ファラン) フォトブック」
[並行輸入品]
ウィズダムハウス

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韓国ドラマ
「花郎<ファラン>」
オリジナル・サウンドトラック
OST
ポニーキャニオン

◆パク・ソジュン主演。パク・ヒョンシク、ミンホ(SHINee)、
V(BTS)が共演する青春ロマンス時代劇「花郎<ファラン>」の
オリジナル・サウンドトラック!
◆BTSのV&JINが歌う「死んでも君だよ」をはじめ、
パク・ヒョンシクの「ここにいるよ」、
パク・ソジュンの「互いの涙になって」などキャスト陣が
参加した、ファンにはたまらない豪華ラインアップ!
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「麗 花萌ゆる8人の皇子たち」あらすじと感想、時を超えた恋

2017-08-10 | 韓ドラ時代劇、な、は、ま、や、ら、わ行

韓国ドラマ「麗 花萌ゆる8人の皇子たち」あらすじと感想、最終回
イ・ジュンギとIUのドリームカップルを中心に高麗時代の麗しき皇子8人の
ロマンスが美しい映像美とともに描かれている時代劇です。
最後まで目が離せない皇子たちの切ない恋に胸キュン必至ですが、
ヒロインと絡むワン・ソ(イ・ジュンギ)とワン・ウク(カン・ハヌル)
二人のセリフ「お前は私のもの」という言葉にドキドキハラハラ(笑)
美しい皇子から愛される女官役のIUちゃんが羨ましい限りです。
イケメン二人の切れ長の美しい瞳に見つめられたらクラクラしますよぉ~
私は二人のファンなので、それぞれの愛し方で大胆に迫る男の愛情表現に
毎回ウットリしながら見ていました~(笑)
特に今最も旬なカン・ハヌル君が良かったという韓流ファンが私の
周りでも多いですね~(笑)彼は目と口元がセクシーだわぁぁ~(笑)





本作は現代から高麗時代にタイムスリップしたヒロインが8人の麗しい
皇子たちと出会い恋や皇宮での皇位を巡る兄弟たちの骨肉の皇権争いに
巻き込まれていく物語です。
皇宮の中で、はじめは博学で心優しい第8皇子ワン・ウク(カン・ハヌル)
に心惹かれるヘ・ス(IU)。
第8皇子ワン・ウク(カン・ハヌル)は自分の一族を守るために政略結婚をし
常に自分を押し殺して生きてきましたが、明るいヘ・ス(IU)と出会い、
やがて二人は心惹かれあっていきます。
劇中二人が雪道を歩くシーンがありますが、ワン・ウク(カン・ハヌル)が
前を歩き、その後を遅れないように静かにそっと歩くヘ・ス(IU)たちの
微笑ましい姿が印象に残ります。
結婚している彼との許されない愛ですが、ここが一番幸せな時間だった
のでは・・・と、心にじーんと感じる必見のシーンです。
その後、ワン・ウク(カン・ハヌル)は病弱だった妻を亡くしますが、
妻から大きな愛を受け取っていながら自分はそれに答えてあげることが
出来なかったワン・ウク(カン・ハヌル)はこれまでのやすらぎや
感謝の想いが愛だったとはじめて気付きます・・・
また皇宮内の策略や企みに自分の妹のヨナ(カン・ハンナ)が絡んで
いたことを知り、結局家族を裏切ることができず愛するヘ・ス(IU)を
皇宮内の皇権争いから助けてあげることができなかったのです。
無力な自分を責めるワン・ウク(カン・ハヌル)はヘ・ス(IU)の
ために自分が変わり皇帝になると決心します。本当は皇位など望んでなく
ヘ・ス(IU)と静かなところで暮らしたいと願っていたはずです。
だんだん変貌していくワン・ウク(カン・ハヌル)にショックを
受けるヘ・ス(IU)ですが、ウクもまた次第に心を寄せ合うワン・ソ
(イ・ジュンギ)とヘ・ス(IU)の二人を見て嫉妬心がわいてきます。
激しくなる愛と権力の三角関係は最後まで目が離せませんよぉ~!



また一方、イ・ジュンギ演じる第4皇子ワン・ソは幼いころ母により
顔に傷を負い養子に出されます。
高麗では体に傷があることは皇位が遠のくことを意味し、息子を皇帝に
する野望を持つ母はワン・ソに偏見をもち邪険に扱います。
3人の子供の母ですが、こうも差別して育てる母の気持ちが理解しがたい
悪魔のような女です。孤独に成長したワン・ソ(イ・ジュンギ)は誰にも
心を開かない青年となりますが、そんな彼の前に明るく物おじしない
女官のヘ・ス(IU)が現れ惹かれていきます。
イ・ジュンギ君が演じる残忍さを醸し出す鋭いまなざしは、母の愛を
得られなかった悲しい皇子なんですが、寂しげな表情や泣き叫ぶ姿には
思わず胸が締め付けられる思いです。安定した演技力とカリスマあふれる
孤高の皇子を演じる彼にどっぷりのめり込んで行きそう・・・

そんな寂しいワン・ソ(イ・ジュンギ)にそっと手を差し伸べるヘ・ス
(IU)。明るい表情で何かとかかわってくるヘ・スに心を開くワン・ソ。
ヘ・スもまたワン・ウク(カン・ハヌル)に惹かれる一方でワン・ソの
孤独の中に隠された一途な愛に心動かされ彼のことが頭から離れなく
なります。そしてワン・ソ(イ・ジュンギ)の顔の傷を化粧で隠してあげ
仮面を取り外してあげます。これでワン・ソ(イ・ジュンギ)も皇帝に
なれる資格を得るのです。ところがヘ・ス(IU)はワン・ソ(イ・ジュンギ)
が高麗で最も残虐で狂気の王といわれた第4代皇帝(光宗)となる人物
だったことを知ります。仮面を取ったヘ・ス(IU)の大きな愛が高麗の
歴史を変えてしまうのでしょうか?



中盤以降も皇宮では皇位と愛を守るために壮絶な戦いが起こり、そのたびに
ヘ・ス(IU)は何度も危険な目に合います。そしてそれをそっと見守り
ながら解決するのがワン・ソ(イ・ジュンギ)とワン・ウク(カン・ハヌル)
の二人で、その中で繰り広げられる切ない三角関係はやるせないほど胸が
しめつけられます。つらい二人の皇子・・・
その後、初代皇帝は亡くなる前にヘ・ス(IU)を呼び、皇位を継ぐ
第一皇子ワン・ムを連れてくるように命じます。「高麗の命はお前に
かかっている。だれも信じるな。これもお前がここに来た理由だろ」と
言います。皇帝はチェ・ジモンやヘ・ス(IU)二人のことを違う世界の
者と察していたようです・・・
ところが皇帝を狙っている第3皇子ワン・ヨが皇宮を襲撃しますが、
ワン・ウク(カン・ハヌル)の罠にハマり失敗に終わります。
結局最後はワン・ソ(イ・ジュンギ)がワン・ヨを刀で切り付け崖から
落ちるのですが、この時ワン・ソはわざと急所を外します。
やっぱり兄弟を殺すことはできないのですね。
やがてワン・ムが第2皇帝に就き、2年が経ちヘ・スは尚宮になりました。
ところが生きていた第3皇子ワン・ヨが第2皇帝ワン・ムを襲撃し、今度は
ワン・ヨが新しい第3皇帝に就きます。ワン・ヨは邪魔な10代皇子ワン・ウン
(EXOベクヒョン)夫婦を逆賊として襲撃しますが、第3皇帝になった
ワン・ヨの弓に撃たれたワン・ウン(EXOベクヒョン)は最後はワン・ソ
(イ・ジュンギ)に刀で切ってほしいと頼み妻と一緒に息を引きとります。
やんちゃで無邪気な性格の10代皇子ワン・ウン(EXOベクヒョン)は、
はじめヘ・ス(IU)に恋をしますが、政略結婚した大将軍の娘スンドクを
最後まで気遣いました。1人の女性を愛したのは結局ワン・ウンだけです。
EXOベクヒョン君の少年のような純粋な愛に心打たれる迫真の臨終シーン
でした。

終盤、この事件がきっかけで、自分を信じてくれなかったヘ・ス(IU)に
別れを告げたワン・ソ(イ・ジュンギ)は皇位のために兄弟が殺しあうなら
自分が皇帝になってそれを阻止することを誓います。
別れを決意したワン・ソ(イ・ジュンギ)でしたが、やはりつのる想いは
どんどん強くなり二人は自然に結ばれることになります。
きっと別れるほど愛の重さと同じく心を占める割合も大きくなるのでしょう。
きっとヘ・ス(IU)は「お前と一緒なら皇位はいらない」と言って
くれると思ったでしょうね。でもヘ・ス(IU)は「あなたは皇帝に
なります。必ず。でも決してご兄弟を討ってはなりません。約束して
ください。」と告げます。
そして弟を殺した第3皇帝ワン・ヨは半狂乱になり、そのすきをついて
ワン・ソ(イ・ジュンギ)は第13皇子ペガ(ナム・ジュヒョク)と反乱を
起こしワン・ソが皇位に就きます。

高麗の第4代皇帝・光宗(クァンジョン)になったワン・ソにヘ・スは
絶対に血の君主にさせないと心に誓い自分が力になろうと心に決めます。
ところが皇位継承に疑問を抱くものが多く、その者たちを殺そうとする
ワン・ソ(イ・ジュンギ)。
常にそばにいた大将軍のパク・スギョンは、もううんざりで皇宮に嫌気が
差したと去っていき、ペガ(ナム・ジュヒョク)は私に兄でなく主君として
接する。弟のジョンは人殺しとしか見てくれないし、母親でさえ私を
盗人呼ばわりする。やはり、皇帝の座は恐ろしく寂しいところだったのです。
そして、皇宮と安定した皇帝を守るために仕方なく黄州ファンボ家のヨナ
(ウクの妹)を皇后として迎えますが、ワン・ソ(イ・ジュンギ)の心の
中はいつまでもヘ・ス(IU)を想う愛でいっぱいになっています。



終盤過ぎ、ヘ・ス(IU)に仕えていた女官チェリョンがヘ・スたちを
裏切っていたことが分かり、すべてがワン・ウク(カン・ハヌル)の
策略だったことが分かり、ワン・ソ(イ・ジュンギ)は絶対に許さないと
激怒します。
そしてワン・ソとの後継ぎがほしいという妻ヨナ(ウクの妹)に「ならば
ウクと一族を捨てられるか。そして皇后として生きろ。」と言います。

最終回、昔ヘ・ス(IU)とワン・ウク(カン・ハヌル)が婚姻の約束を
していたことを知ったワン・ソ(イ・ジュンギ)は心に大きな傷を
負います。ソにとってはウクのことで自分をどん底まで落としたヘ・スが
許せず、「お前には二度と会わぬ」、「ヘ・スが自分を捨てた」と
寂しくつぶやくワン・ソ(イ・ジュンギ)・・・
そして、皇宮を出るために第14皇子ワン・ジョンと結婚するヘ・ス(IU)。
ワン・ジョンはへ・スとの結婚を理由に、彼女が皇宮から出ることを
手伝いましたが、その後、ヘ・スがワン・ソ(イ・ジュンギ) の子供を
妊娠していたという事実を知ります。
ヘ・スは自身の健康状態が悪いことを知りながらも最後まで子供を
あきらめないで出産にのぞみます。
自身の最後を予感したヘ・スは、出産前から何度も続けてワン・ソ
(イ・ジュンギ)に手紙を書きましたが、ヘ・スがジョンと夫婦に
なったと誤解したワン・ソは、彼女の手紙を開けもしなかったのです。
結局、ヘ・スが死んですべての事実を知ったワン・ソは声を殺して
泣くしかなかったのです。

ヘ・ス(IU)を忘れることができないワン・ソ(イ・ジュンギ)は、
ある日、皇宮を歩いていて可愛い女の子とぶつかります。
その子はヘ・ス(IU)が命をかけて生んだ娘です。
そして子供は絶対に皇宮に送らないでほしいというヘ・スの言葉を
ジョンが代わりに伝えます。

その後、皇宮の周りの空に雨雲が集中し、ヘ・スだったハジン(IU)は
現実の世界に戻り夢から覚めます。
ずっと同じ夢を見ていたハジン(IU)は、ある日博物館で光宗の肖像画を
見て自分が過ごしていた高麗時代が夢ではなかったことに気が付きます。



美しい映像美と劇中流れる挿入歌が周囲と
調和していてとても綺麗なドラマでした。
また、たくさんの若いイケメンスターが
勢揃いして超~お得なドラマでしたが、
ラスト、二人がハッピーエンドで終わらない事が
とても残念でした。これでいいのかなぁ??
という感じの結末でした・・・
ふつうはイ・ジュンギ君が現実の世界に来るとか
IUちゃんが高麗に戻るとか、今までのドラマだと
そういう感じが多かったですけどね~~(笑)
まぁ~、イ・ジュンギ君は現実の世界に一度も
行ってないので、IUちゃんが行くしかないけど・・・
もし行っても側室になるしかないので、
これでいいのかなぁ??
IUちゃんも高麗に行って納得のいくような
仕事もしていないので、あっちに行った意味が
あるのかなぁ~?結局すべて夢でした~~
ということで終わりました(笑)
後半から盛り上がったのにラストがちょっと
おさまりが悪くて残念!
最後はビシッと決めてほしかった~~(笑)

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 ↓(kstyle)の記事から
血の君主と呼ばれる4代皇帝光宗となるワン・ソ(イ・ジュンギ) の
皇権と愛を守るための凄絶な戦い、その中で繰り広げられる切ない
三角関係がドラマの基本的なあらすじだった。

イ・ジュンギが演じるワン・ソにストーリーが集中し、興味深い展開を
見せた。もちろん、視聴者たちによってヘス(IU) とワン・ソの恋と
葛藤が説得力に欠け、登場人物の感情が理解できない展開だという
指摘もあったが、基本的に一度観始めるとずっと観てしまう没入感は
あった。

また、ワン・ソを演じるイ・ジュンギの吸引力の高い感情演技は
毎回話題になった。時代劇不敗の神話を持つイ・ジュンギは、恋と
皇権力に目が眩み、毎回冷たく変わっていくワン・ソの感情を完璧に
表現し、視聴者をワン・ソにハマらせた。
序盤のまとまりのない雰囲気の中でも、イ・ジュンギの演技を見る
楽しさがあると、視聴者たちをテレビの前に釘付けにさせた。
IUもやや未熟な演技で批判を受けたが、中盤以降は成熟した姿で
演技力論争を払拭した。
ドラマに対する低い評価まで加えられ非難を浴びていたIUも、
このドラマを通じて、新しい作品でさらに成長した姿を見られる
だろうという期待を抱かせた。

「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」は同時間帯視聴率1位で
終了した。序盤の低い視聴率にもかかわらず、高い話題性を誇った
このドラマは、若い視聴者たちを引きつけた人気ドラマであったことは
間違いない。悲しい雰囲気が漂う結末に対する残念な気持ち、
主人公のストーリーが繊細に取り扱われなかったという指摘が
あったが、3ヶ月間お茶の間を泣かせたり笑わせたりしたドラマで
あることは変わりない事実であり、その中でイ・ジュンギとIUは
自身の役目を果たし、次回作を期待させる。







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韓国ドラマ「華政(ファジョン)」悲劇の王女貞明公主、あらすじと感想!

2016-05-14 | 韓ドラ時代劇、な、は、ま、や、ら、わ行

韓国ドラマ「華政(ファジョン)」あらすじと感想、最終回!
朝鮮14代王・宣祖が崩御。血族の争いをなくす新しい時代を開く王になり
妹弟たちを守ると誓い側室との間に生まれた光海君(チャ・スンウォン)
が即位しますが、王室の陰謀に巻き込まれ王・宣祖と仁穆王后の間に
生まれた嫡流の弟の永昌大君が島流しにあい、母の仁穆大妃は娘の命まで
奪われることを恐れ貞明公主(イ・ヨニ)を宮殿から追い出します。
ところが、悲しいことに二人の子供が亡くなった知らせを受ける母・・・
その母の仁穆大妃は慶運宮(現在の徳寿宮)に幽閉され、「いつか
同じように光海の子供の座を奪って血の涙を流させてやる」と、
屈辱に耐える日々を送るのです。
そう言えば、チャ・スンウォンさんの作品に「血の涙」という時代劇
映画がありましたね! チソンさんと共演された・・・

そして宮殿から逃げ出した貞明公主(イ・ヨニ)は一人船で逃げますが
途中嵐にあい奴隷船に拾われ長崎へ。
そこで奴隷として長崎の硫黄鉱山に労働者として売られ、ファイという名で
男のふりをして過酷な日々を生き抜いていました。数年後、朝鮮通信使が
やってくることを知ったファイは、祖国に戻るきっかけをつかもうと江戸に
向かい、ある密命で倭国に来ていたホン・ジュウォン(ソ・ガンジュン)と
出会います。
またホン・ジュウォン(ソ・ガンジュン)は幼い頃に貞明公主(イ・ヨニ)を
守れなかった後悔を胸に抱きつつ、光海君が設立した「火器都監」で働いて
います。ファイ(イ・ヨニ)は硫黄の闇取引を手助けし、ジュウォンと共に
朝鮮に帰国。ついに家族の仇である光海君(チャ・スンウォン)と対面
することになります。

そして本作は、貞明公主(イ・ヨニ)が長崎の硫黄鉱山で火薬製造を学び、
朝鮮に戻って「火器都監」で活躍するというフィクションを織り交ぜ、
光海君(チャ・スンウォン)と仁祖(キム・ジェウォン)の時代を壮大な
スケールで描いています。
時代劇も得意な重厚なカリスマで王を演じるチャ・スンウォンと初の悪役に
意欲的に挑んだキム・ジェウォンの豪華光海VS仁祖の熾烈な闘いに注目です!

前半の物語を引っ張っていく光海君(チャ・スンウォン)は「火器都監」で
火薬と武器の製造を進め、独立した国家を目指す軍師として強烈なオーラを
放つ一方、先王である父が王に仕えていた者に毒殺されたことを後で知り
弟の大君と妹の姫も殺してしまった罪に胸を痛めます。
光海君(チャ・スンウォン)の言葉に「この国には、王座の上に立つ
者たちがいる」と王を動かし弟妹を殺し先王の毒殺を考えた奴らがいる
ことに王宮では信じる者がいない孤独な王という宿命を悲しく勇敢に
演じています。
時に冷酷な決断を下す自身の立場に苦悩する王の姿やまた冒頭、貞明公主
(イ・ヨニ)を温かい眼差しで見つめる兄としての温かい素顔など王様と
しての光海君の多面性を繊細に表現し、俳優としてのチャ・スンウォンさん
に心をすっかり引き付けられます。そしてあの大きな体のチャさんの目から
流れる涙がなんとも切ないのが不思議です。。。(笑)
いつも半端でないオーラに もう~ウットリです!

またそんな光海君(チャ・スンウォン)の王座を奪おうと画策する仁祖を
演じたのは、「ファン・ジニ」から約10年ぶりに時代劇に復帰した
キム・ジェウォンさん。穏やかな微笑と好青年のイメージを捨て去り、
屈辱感と悲しみに満ちた悪役を大胆に演じて大変身した姿を見せて
くれました。王座を手にした仁祖(キム・ジェウォン)が内乱や清の侵略と
いった苦難に見舞われ、しだいに変わっていく姿も見どころの1つですが
私は登場シーンから卑劣で野望の大きい憎らしいほどのキム・ジェウォンの
演技力にビックリしました。きっとファンの方の驚きは2倍だと思います!

またヒロインのファイこと貞明公主を演じるのは、清楚なイメージで
透明感抜群のイ・ヨニさんが扮し、前半は「火器都監」で硫黄職人として
頭角を現す男勝りなファイを弾けるように元気いっぱい演じています。
復讐に燃えるシリアスな姿はもちろんコミカルな演技もキュートで
クスッと笑ってしまうシーンもむしろ微笑ましく愛嬌があります~(笑)
本作は「火器都監」の仲間たちの会話が楽しく爆笑でした!
またイ・ヨニさんは中盤からは王女としての気品あふれる美しさと強さを
表現し視聴者をもう一度引き付けます。
また貞明公主(イ・ヨニ)をめぐる三角関係の切ないラブストーリーも
必見です。

少年の頃、貞明公主の婿候補に選ばれたホン・ジュウォン(ソ・ガンジュン)
とカン・イヌ(ハン・ジュワン)は、朝廷の陰謀から彼女を守れず死なせて
しまったという後悔を胸に抱えていました。親友の2人はファイとして
生きてきた貞明公主に再会します。
ジュウォン役を演じるのは、「ずる賢いバツイチの恋」、「家族なのに
どうして」でブレイクしたソ・ガンジュン。恋に奥手でシャイな一面や
愛する人を守り抜く男らしさなど、多彩な魅力で視聴者の心をつかんで
離しません・・・大人になった10年後の登場シーンはもう~ドキっとする
イケメンオーラでギラギラ輝いています。ソ・ガンジュン君目的の視聴
だったのでもう~大満足! メロメロです。。。 (笑)

一方、イヌ役は、「王(ワン)家の家族たち」、「朝鮮ガンマン」で
注目を浴びた実力派俳優ハン・ジュワン。本作でも安定した演技力を発揮し、
貞明公主(イ・ヨニ)の片思いに苦しむイヌの隠れた野心を巧みに表現
しています。このイヌ役のハン・ジュワンの届かぬ愛も切なくて仕方ない
のですが、イヌは父親との確執も極めて過酷な人生で胸が痛くなります。
それでも、やっぱりソ・ガンジュンを応援するファンが多いでしょうね!
でもハン・ジュワンの演技力は素晴らしいです。。。





◎江戸の風景をリアルに描き出すため、韓国時代劇としては異例の
 日本ロケを敢行。朝鮮通信史として倭国に向かったホン・ジュウォンが
 ファイ(貞明公主)と運命の再会を果たすシーンは、東京の撮影所や
 桜満開の京都・東映太秦映画村などで撮影されました。
 ジュウォン役のソ・ガンジュンは日本語の台詞や和装にも挑戦。

やがて、男のふりをして成長した貞明公主(イ・ヨニ)は祖国に戻る
きっかけをつかもうと江戸に向かい、ある密命で江戸に来ていた
ジュウォン(ソ・ガンジュン)と出会い朝鮮に戻ることができました。
ジュウォンは男装している貞明公主(イ・ヨニ)に気が付かないまま
子供のころ「姫様をお守りします」という言葉どおりにファイを助けて
くれましたが、ファイ(イ・ヨニ)は再び目の前に現れたジュウォン
に心から感謝しているはずです・・・
そして朝鮮に戻る船の上で「私は帰ってきました母上、失ったすべてを
取り戻すために」と堅い決意を胸を刻む貞明公主(イ・ヨニ)です。

ところがファイ(イ・ヨニ)はジュウォン(ソ・ガンジュン)の家で
イヌ(ハン・ジュワン)と出会い、女であることがバレてしまいます。
ジュウォンは「お前が男でなく女だというのか?」と目を丸くして
驚くジュウォンがとても面白かったです~(笑)
女だと分かってしまったファイ(イ・ヨニ)ですが、光海君
(チャ・スンウォン)の火器都監でファイという名前で働くことに
なります。焼取法の技術を知っていたファイは光海君(チャ・スンウォン)
にとって必要な人物だったのです。ファイにとっては一時兄だった王
ですが、これからは憎き兄の大切なものを一つずつ奪っていくチャンス
が生まれました。
ところが、王宮では明への派兵をめぐり光海(チャ・スンウォン)と
官僚たちが争いを繰り広げていて火器都監をつぶそうとする官僚たちの
罠にファイ(イ・ヨニ)が巻き込まれてしまいます。
その後、火器都監で起きた火災の真犯人が捕まり、事件の収拾がつくと
光海は自身の前で堂々とした姿を見せたファイのことが気になり彼女を
呼びお茶をご馳走しますが、慣れた手つきでお茶を入れるファイに「なぜ
王宮の礼儀作法を知っているのか?お前はいったい誰だ?」と言い
ファイに刀を突きつけます・・・

ファイは自分の正体がバレるのを恐れますが、今度は自分の母である
仁穆大妃(シン・ウンジョン)が罠にはまり反逆罪という重罪が決まる日
ファイは何かを決心したようにジュウォン(ソ・ガンジュン)に女性の服を
持ってきて欲しいとお願いします。そして自分の名前はファイではないとし、
貞明公主だと明かします。そしてファイは母を助けるために女性の姿で
光海君の元を訪れます。光海君はファイの姿に衝撃を受けますがファイは
「私が根強く生き残った貞明です」と打ち明けます。
そして母の濡れ衣と官僚たちの悪事を告げ、「この悪事、母の次は光海君
の番です」と告げます。光海君は貞明公主(イ・ヨニ)の話を聞きながら
驚きの心とは反対に静かに涙を流し、そのときジュウォンも貞明との子供の
ころの過去を振り返りながら目頭を熱くします。
またファイが貞明公主だと分かった ジュウォンとイヌの親友二人の
三角関係はここから複雑に絡んでいきます。

そして母である仁穆大妃(シン・ウンジョン)が釈放になり、やっと母娘の
再会を果たします。
その後、光海を殺すと決めたホ・ギュン(アン・ネサン)が火器都監に爆薬を
仕掛けますが、その爆発事故をファイが体を張って救います。
母は「早く光海から離れて宮から出て行きなさい」と娘を心配しますが、
なぜか、ファイは兄光海のそばに残ると言います。
貞明は光海に「殿下を許したわけではありません。たぶんその日は最後まで
来ないと思います。でも、そうだとしても、火器都監に残りたいです。
今この国に必要な君王は殿下。その隣で自分にできることをやります」と
強く自分の考えを伝えます。

また、光海からファイへの愛を後押しされたジュウォンはファイに買って
あげた白い腕輪を渡します。ファイがその腕輪をつけているの見てやっと
二人の気持ちを確認するジュウォン・・・
またそのころ光海に仕えているキム・ゲシ(キム・ヨジン)はファイが
姫だということを知り、光海に内緒でファイを毒殺しようとしています。
そして皆の前で光海君はファイが貞明公主だったことを知らせます。





後半、明が朝鮮の派兵を要請してきたことで王宮内が騒がしくなって
いるころ、光海君の甥である綾陽君(キム・ジェウォン)が突然宮殿に
現れます。そして王宮の前で光海君の暴政と明への派兵を訴えます。
そしてその言葉を聞いた民衆たちは明の軍が攻めてくると騒ぎ出し
派兵しない光海君を責めるのです。結局すべて悪役のカン・ジュソンが
仕組んだことですが、火器都監爆発事件の時ホ・ギュン(アン・ネサン)
だけ死刑にしてカン・ジュソンは自分の味方にしようとした光海君の
読みが甘かったようです!
仕方なく光海君は反対していた明への派兵を決定します。

明への派兵にはみんなの反対を押し切って貞明公主(イ・ヨニ)も
火器都監の仲間と一緒に戦いにいきます。ところが戦場で明の
将軍から朝鮮の兵を先陣に送り出すという明の作戦に怒った光海君は
王命だと言って陣地から朝鮮軍を退却させようとします。
でもそうなれば光海君の王の座まで危うくなってしまいます・・・
ところが貞明公主(イ・ヨニ)は兵を守るための王命なら私たちも
王を守らなければいけないと言って戦う作戦を立てるのです。
ところがはじめの戦いでは勝利を手にしますが、すぐに窮地に
追い込まれてしまいます。ジュウォンは、火器都監の職人たちと貞明を
守ろうと先にみんなを安全な場所に避難させるために自分はここに残って
時間を稼ぐと言います。
そして一人残しては行かないと言う貞明(イ・ヨニ)に切ないキスをする
ジュウォンでしたが、彼は運悪く敵の捕虜になってしまいます。

光海君(チャ・スンウォン)もジュウォンが帰ってこないことに落胆し
不安を感じます。
明が戦いに敗れ光海君の立場も厳しくなり、貞明公主(イ・ヨニ)は
光海君と捕虜になった愛するジュウォン(ソ・ガンジュン)を守るために
財と権力のあるカン・ジュソンの息子イヌとの結婚を選択します・・・
ところが光海君は貞明公主のためにこれからは人間になると言って
この結婚を許しませんでした。
そんな時、ジャギョンの助けで捕虜になっていたジュウォンが光海君の
元に帰ってきます。

また、同じころ、狂ったように王の座を欲しがっている綾陽君
(キム・ジェウォン)の反政に気づいた光海君はそれを止めなかった
のです。皆の安全のため自ら王宮を出て行った光海君のおかげで簡単に
王座を奪った綾陽君は光海君を捕らえることを命じ、流罪の刑を言い
渡します。最後まで「この美しい朝鮮が守られますように・・・」と
願う光海君でしたが、16代王になった仁祖(キム・ジェウォン)は光海君
とは反対の道へと進み貞明(イ・ヨニ)と民衆を苦しめていきます。

貞明(イ・ヨニ)は仁祖(キム・ジェウォン)にいつもそばで操っている
悪のキム・ジャジョムとヨジョン退けるようにいいます・・・
またそんな時、王宮では貞明(イ・ヨニ)とジュウォン(ソ・ガンジュン)
の婚礼の話が広がります。 二人は嬉しそうですがジュウォンは前に
切れてしまった白い腕輪と同じものを探してきて、「2度とこの腕輪が
切れないようにします。私が一生を尽くして姫様をお守りしても
いいですか?」と告白しそっと抱きしめます・・・
とても素敵なシーンで、流れる挿入歌も一段と際立っています。
ところが二人の婚礼の日、平安道に左遷されたイ・グァルがクーデターを
起こし軍を率いて攻めよってきました。
王である仁祖は民を捨て重臣たちと都を捨てて逃げて行きます。
でもそんな最悪の中、貞明とジュウォンは元火器都監で質素ですが
仲間たちと温かい結婚式を挙げます。

その後、王宮を手に入れたイ・グァルは残った重臣たちや火器都監の
者たちを捕らえ、ジュウォンに貞明を連れてくるように要求します。
その後、貞明とジュウォンはイ・グァルと反乱軍の戦いに必死になって
抵抗し奮闘するのです。
2人はやっと全面戦争を防ぐことに成功し、イ・グァルは一緒に反乱を
企てた反乱軍によって殺されます。
そして乱が終わり、王宮を捨てて逃げた仁祖がまた戻ってきます。
貞明と大妃(シン・ウンジョン)は、民を捨てて自分の命を守るために
王宮を離れた仁祖に冷たい視線で挨拶をします・・・






数年が経ち、貞明(イ・ヨニ)は3人の男の子に恵まれます。
仁祖の長男の昭顕世子(ペク・ソンヒョン)、二男の鳳林大君(イ・ミノ)も
大きくなり、それぞれ家族を心配する賢く優しい青年に成長しました。
世の中は反乱が起き、朝鮮の捕虜たちを朝廷の一部が結託して、敵に
送り返しているという時代、仁祖の長男昭顕世子(ペク・ソンヒョン)が
中心となって「たった一人でもこの国の民の命を渡しはしない」と
捕虜たちを貞明と一緒に悪のカン・ジュソンから内密に救っています。

のちに後金が国の名前を清とし、朝鮮に明とのすべての関係を断ち切り
清と関係を結ぶように勅書が届きます。
ところが清との盟約を仁祖が拒否したため清の軍隊が朝鮮を侵略して
きます。この清が襲って来ることに悪のカン・ジュソンは鳳林大君
(イ・ミノ)を巻き込み、また悪のキム・ジャジョムも自分が生き残る
ために必死になっています。
この戦いで敗退した朝鮮は死んだ者、捕らえられた者の数は見当も
つかないほど多く朝鮮一帯は皆全焼して跡形も残っていません。
そして昭顕世子(ペク・ソンヒョン)は清が国境を越えてたことを
王宮に知らせなかったキム・ジャジョムとこの清の戦乱を利用した
カン・ジュソン、そして不義なる重臣たちを絶対に許すことは
できないと強く心に誓います。
清との戦いで完全に敗北した仁祖は仕方なく清と関係を結びますが
昭顕世子(ペク・ソンヒョン)と鳳林大君(イ・ミノ)は朝鮮の地を
去ることになります。
その後、悪のキム・ジャジョムとカン・ジュソンが手を組む
ことになり、また富と権力で朝廷を動かし王座の上に立つことに
なるのでしょう・・・

8年後、昭顕世子(ペク・ソンヒョン)と鳳林大君(イ・ミノ)が朝鮮に
戻ってきますが父の仁祖は床に伏していました。
父の仁祖は力のある昭顕世子に王座を取られることにビクビクと恐れて
います。それを見ているジャジョムと昭容趙氏(キム・ミンソ)は医師を
使って昭顕世子(ペク・ソンヒョン)の暗殺を企てます。
側室になった昭容趙氏(キム・ミンソ)は男の子を産み自分の子供を
跡継ぎにしようと企んでいます。
昭顕世子が亡くなり貞明(イ・ヨニ)は仁祖(キム・ジェウォン)に
会いに行きます。「間違った選択を元に戻す機会がまだ残っている」と
話し、鳳林大君(イ・ミノ)を王に立ててほしいと仁祖に懇願します。
そして心を入れ変えた仁祖は、王宮に戻って「鳳林大君(イ・ミノ)を
王に立てることとする」と宣言します。

そして死を予感した仁祖は最期を前にして貞明(イ・ヨニ)を呼びます。
「これまで姫が憎かった。今も憎い。でも、死を前にして考えてみたら
憎かったのは余自身であることを知った。余が間違ったことをして、
余自身を憎むことができないから、姫を憎んでいた」と涙を流しながら
貞明に伝えます。貞明もまた「そんなことない。今まで申し訳なかった。
王座の重さがわからず、殿下を責めてばかりでした・・・」と心から
許し合うのです。

一方、窮地に追い込まれた悪のカン・ジュソンは清に助けを求め、王位に
就いたばかりの17代王孝宗(イ・ミノ)の退位を要求します。
ところがイヌ(ハン・ジュワン)は朝鮮を自分のものにしようと揺さぶる父
カン・ジュソンと対決し父とは反対に王を守るために奮闘します。






最終回、
捕らえられたジャジョム(チョ・ミンギ)に会いに行った貞明(イ・ヨニ)は
ジャジョムの提案で朝鮮を清から救うことができました。
最後は貞明の味方に就いてくれたジャジョム・・・
そして事がうまく進まないカン・ジュソンは王に攻撃に出ますが、
その場所でジュウォン(ソ・ガンジュン)を銃で狙う父カン・ジュソンを
見たイヌは大声で、「父上やめてください。ジュウォン逃げろ」と
叫びますが、それをかばったイヌは父の銃弾に倒れます。
自分の息子を撃ち捕らえられた父カン・ジュソンは悔恨の念に捉えられ
悲しい涙を流すのです。そしてカン・ジュソンはジャジョムに裏切られた
ことを知ります。
そしてイヌは愛する貞明とジュウォンが見守る中静かに息を引き取ります。

王権を強化した17代王孝宗(イ・ミノ)は力はただ国と万人のために
使われるものだと宣言します。
ところがいままで権力を追求してきたキム・ジャジョム(チョ・ミンギ)と
カン・ジュソン(チョ・ソンハ)は最後まで自分たちの考えを変えることは
なく、「これからもまた同じように権力をかざす者が表れるだろう」と・・・
しかし、そうしながらも民衆のために生きてきた貞明公主の生き方が
勝ったことを認め、二人は処刑されます。

そして貞明とジュウォンが望むような民衆のための新しい朝鮮が
誕生しました・・・

貞明は公主ではなく旧火器都監の職人としての道を選び夫のジュウォンと
同じ人生を歩んでいきます。
きっと、貞明公主は兄である光海君(チャ・スンウォン)に今の朝鮮と
自分の姿を見てほしかったと思います・・・
私も最後にチャ・スンウォンさんに登場してほしかったです・・・

また貞明公主は宣祖、光海君、仁祖、孝宗、顕宗、粛宗と6人の王の時代を
生き抜き、3歳年下の夫、ホン・ジュウォンとの間に7男1女の子供を
もうけたそうです。








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「ホジュン」〜伝説の心医〜あの名医が再び甦る!あらすじと感想!

2014-12-02 | 韓ドラ時代劇、な、は、ま、や、ら、わ行

あらすじと感想、最終回、
韓国ドラマ「ホジュン」〜伝説の心医〜 キム・ジュヒョク主演。
今もドラマ史に残る名作「ホジュン~宮廷医官への道」から14年ぶりに
新しく甦った伝説の名医ホジュンです!
自らの努力で厳しい身分制度の壁に打ち勝ち、王の主治医にまで上り詰めた
実在の名医ホジュンの一代記をドラマチックに描いた時代劇です。
主人公を演じるのは、「プラハの恋人」、「テロワール」、「武神」、
日本でもおなじみのキム・ジュヒョクさんが新しいホジュン像を演じています。
キム・ジュヒョクさんって、日本でファンミをするくらい人気があるんですね!
テレながら歌♪とか披露されるのかしら・・・シャイな感じがしますけど・・・

前作でチョン・グァンリョルさんが演じたホジュンが最高視聴率64.2%を記録
したこともあり、キム・ジュヒョクさんはとてもやりにくかったとおもいます。
きっと、プレッシャーも大きかったことでしょうねぇ~。
本作のホジュンは奴隷の母親から生まれ尊敬する父親のようになりたいと勉学に
励みますが、本妻や兄から理不尽な仕打ちを受け、やがて自分の身分と
このような世の中に嫌気がさし心に傷を負ったまま成長します。
荒れた生活を送り1度は自暴自棄になりますが、運命の師となる医師ウィテ
(ペク・ユンシク)と出会い医術の道に目覚めます。
また医師ウィテもジュンの誠実な人柄と努力を高く評価し厳しく時には温かく
指導しながらジュンの成長を見守っていきます。
そしてジュンは最後まで師となる医師ウィテの教えを守り素晴らしい医師に
なっていきますが、息子のドジ(ナムグン・ミン)は反対にジュンを恨んで
いるばかりです。早く心を入れ替えて真の医者になってほしいと思います。
ところが、終盤近くドジの母親(敵対していた情がない母親)が重い病気になり、
「師への恩返しです」と言って母親をジュンが助けてあげます。
その母親もやっと今までの自分の行いを反省し、
母は「人を憎むことは愚かなこと・・・」
  「結局、自分が傷つくことになる・・・」とドジに告げます。
このあたりからだんだんとドジの心に変化が出始め今までの行いを反省し、
心を改める態度に変わっていきそうな気がするのですが・・・?
ドジの野心は母親以上に強かったのです・・・
そして二人で王様に使える時期もありますが、ジュンの波乱万丈な人生は
最後まで続き、終盤山奥の流刑地に流罪になるジュンは罪人だからと
村人たちの診察を断りますが、患者たちの訴えに負けて結局診察をする
ことになります。どんな場所でも最後まで真の医者としての信念を
貫くホジュンでした。


また一方、謀反の濡れ衣を着せられた父と逃亡中にジュンと出会い、やがて
両班の身分を捨てジュンと結婚する娘ダヒ(パク・ウンビン)。
物静かですが心の中には強い信念をもった素敵な女性を演じている
パク・ウンビンさんですが、なんと子役出身の女優さんなんですね~!
制作発表会では「妻ダヒとして一生懸命に夫のホジュンを支えます」と
コメントしていましたがまだ22歳の若手俳優さんです。
子役時代には、『階伯(ケベク)』『王の女』『善徳女王』『明成皇后』など
様々な時代劇に出演されていましたが、本作で初の成人役に挑戦です。
演技力もあり若いのにホジュンの妻役が健気で心がけや態度が立派でした。
本当にひたむきに耐えている姿は妻の鏡です。
また一度流産という悲しい出来事を経験するダヒですが、嬉しいことにまた
妊娠し男の子が誕生します。 本当に良かったです!
父親のジュンに似て勉強熱心な子供に成長しますが、医師としての仕事が
忙しく家庭を顧みない父親を見てだんだん心が離れていくのです。
父親を理解するには時間がかかりますが、そんな夫と息子を見守る妻ダヒの
精神的な苦労はまた、あれこれと続くのです。

 ↓写真は善徳女王のパク・ウンビンさん。




そして本作で一番視聴者が共感できたのが、悪役を演じたユ・ドジ役の
ナムグン・ミンさんだと思います。
医師ウィテ(ペク・ユンシク)の息子で、内医院の医官になる夢を持つ野心家で
自分の信念と欲のない父親ウィテを嫌っています。
また父親からの信頼や愛するイェジン(パク・ジニ)の心を奪ったホジュンに
嫉妬しいろいろ邪魔をするドジは終始ホジュンを威圧しながら緊張感を維持し
ドラマを引っ張っていく人物として力を尽くしました。
いつもホジュンの陰になってしまうドジは視聴者から同情心を受けますが
ホジュンよりイケメンのナムグン・ミンさんが悪役に見えないのが不思議です。
(笑)屈折してどんどん加速していきますが、魅力的な悪役でした~(笑)
ホント~本作の貢献度は大きかったと思います。
彼自身も「自身を犠牲にしながら人を助けるホ・ジュンという人物より、自身の
成功と目標のために努力するユ・ドジの方が、より現実的ではありませんか?」
とコメントしていましたが、なるほど・・・ドジの方が人間味があったかな~?
それにホジュンのキム・ジュヒョクさんは、なんか煮え切らない主人公で
視聴者が見ていてスカッと胸がすくようなシーンがなかったですよねぇ。
これって長編ドラマには絶対に必要な部分だと思いますが・・・(笑)

そして終盤、ジュンに助けられたドジもジュンの前でひざまずき、これまでの
ことをわびて涙を流すのです・・・
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もっと知りたい!
韓国歴史ドラマvol.1 (MOOK21)
共同通信社

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劇中、
ドジは母親からイェジン(パク・ジニ)が恵民署にいるという話を聞き
イェジンを連れ戻すと。
ドジはイェジンに「君を連れてくると母に話した。医女でも個人の家で暮らす
こともできる。内医院の産室庁に君の働き先もお願いしておいた」
「君がどうしても医女でいたいというなら、止めはしない。だから、君も
僕のお願いを聞いてほしい」と告げるドジ。
ところがイェジンはドジのお願いをきっぱりと断り「恵民署は私が自ら進んで
入った場所だから私の心配はやめてほしい。帰ってほしい」と答えるイェジン。
ドジはイェジンに「ホ・ジュンのためなのか? 医女になったのも、恵民署に
こだわっているのも、全部あいつのためなのか?」と
また「君が僕の意志に従うはずがないだろう。そうしたことは一度も
なかった。それでも未練がましく、毎回期待し、断られることを繰り返した」
と自分のむなしい気持ちを訴え怒りをぶつけるドジです。
ドジにとってはホジュンのためにイェジンが傷つきながら生きていくことが
耐えられないのでしょうね。切ないドジです。



そして、ちょっと気になるイケメン従事官イ・ジョンミョンを演じた
イ・サンウさん似のソン・ジェヒさん。(笑)
彼は真っ直ぐで正直な従事官イ・ジョンミョンとしての品格を守ろうとして
濡れ衣を着せられ毒殺刑に処されます。

イェジン(パク・ジニ)をずっと見守っていた彼もドジと同じように
ホ・ジュンだけを見ているイェジン(パク・ジニ)に想いを寄せ、
届かない切ない愛が視聴者の心を揺さぶります~(涙)。。。
「少しだけ私に心を開いてくれないか?」と愛を告白する彼の熱い想いを
叶えてあげたかったです。 私はとてもお似合の二人だったと思います。
彼は独特の持ち味と雰囲気があって存在感がある役柄だったと思いましたが、
ちょっと~かわいそうな亡くなり方をします・・・
まったく、時代劇は濡れ衣が多くてイライラします!

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笑韓でいきましょう
高 信太郎
悟空出版

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ラスト最終回、ネタバレ。(kstyle)より ↓
ホ・ジュンは最後の瞬間まで民のための医術を繰り広げる過程で体が
弱くなり、命を引き取った。
「ホジュン~伝説の心医~」の最終回では、ホ・ジュンが故郷である山陰
(サンウム、山清の旧地名)に戻り、貧しい民たちの治療に専念するシーンが
描かれた。
ホ・ジュンは民たちの安危を気遣うばかりで、自身の体は気にしなかった。
年老いたホ・ジュンは残りの人生を故郷で送りたいと思った。
しかし山陰の人々は飢えと疫病で苦しんでいた。
ホ・ジュンは郷里の地方長官を訪ねて倉庫に積まれている穀物を配ってほしい
と求めた。しかし腐敗した官吏はホ・ジュンの願いを断った。
食料不足が深刻である中、ホ・ジュンは自身が食べる分まで患者に配った。
限りのない治療の末、ホ・ジュンの体はどんどん弱くなり、結局疫病に
かかってしまった。しかしホ・ジュンは自身のもとに残っている最後の
治療薬も疫病を患っている少女に渡した。
一生博愛精神を実践してきたホ・ジュンは、それに相応しい最後を迎えた。

「ホジュン~伝説の心医~」は期待より懸念が多かった作品だ。
毎日ドラマ(月~金に放送されるドラマ)として放送される時代劇が姿を消して
久しいため、視聴者がそれに適応することができるか疑問だった。
またホジュンシリーズはすでに数回ドラマ化されたため、食傷した素材として
取り扱われた。さらに1999年に放送されたチョン・グァンリョルの
「ホジュン~宮廷医官への道」が今も人々の脳裏に深く刻印された状態だった。

視聴率も順調ではなかった。5~6%台の一桁に止まりながら苦戦を強いられ
たのだ。しかしドラマは徐々に独自の色を帯び始めた。キム・ジュヒョクの
ホ・ジュンには、チョン・グァンリョルのホ・ジュンとは違う深みがあったし、
興味深い展開で固定視聴層が流入し始めた。中盤からは二桁視聴率に進入した。
何より俳優キム・ジュヒョクの熱演が欠かせない。「ホジュン~伝説の心医~」
は彼にとって個人的にも特別な意味がある作品だ。キム・ジュヒョクの父で
あるタレントの故キム・ムセンは1975年に放送された時代劇「執念」で主人公の
ホ・ジュンを演じた。
蛙の子は蛙なのか。キム・ジュヒョクも父に劣らない熱演で好評を受けた。
キム・ジュヒョクは優しい心を持っているが誰よりも強靭なホ・ジュン役に
ぴったりだった。優しい目と意地が伺える彼の印象は、ホ・ジュンのための
顔だった。チョン・グァンリョルのホ・ジュンが強靭なカリスマ性だとすれば、
キム・ジュヒョクのホ・ジュンは穏やかなカリスマ性だった。
(kstyle)





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韓国ドラマ「武士ペク・ドンス」イ・サンの時代に活躍した伝説の刺客!

2013-06-05 | 韓ドラ時代劇、な、は、ま、や、ら、わ行

韓国ドラマ「武士ペク・ドンス」チ・チャンウク、ユ・スンホ、
主演二人の美剣士対決に注目!
物語は朝鮮王朝時代実在したイ・サン(正祖)の護衛武官で、
朝鮮最高の侠客ペク・ドンスに
スポットを当てたドラマで数々の逆境を乗り越え剣客から
国王イ・サンを護衛する最高の
武人へと成長する風雲児ペク・ドンスら護衛武官と
イ・サン暗殺を狙う闇の刺客集団
「黒紗燭籠(フクサチョロン)」の対決を描く
アクション時代劇です!
また、ドンスの師キム・グァンテク役の
チョン・グァンリョル(「朱蒙チュモン」)と
ヨ・ウン(ユ・スンホ)の師チョン役の
チェ・ミンス(「太王四神記」)など
演技派カリスマ俳優の対決も迫力があり両者の
熱演が物語を一層盛り上げています!

フレッシュなキャスティングが大好評で話題になりましたが、
特にドンスとは盟友で
ありながら、その正体は刺客集団「黒紗燭籠(フクサチョロン)」の
メンバーであり
後にドンスの生涯のライバルとなるヨ・ウンを
演じたユ・スンホ君のクールで冷血な
刺客に注目です!
そして、剣に魅せられた二人の若者がたどる壮絶な結末とは・・・??




ペク・ドンス(チ・チャンウク)
無実の罪により処刑された忠臣ペク・サグェンの息子。
手足に障害を持って生まれたが、困難を乗り越え、
王の護衛隊「壮勇衛」に選ばれる。
"剣仙"グァンテクの弟子となり、武術を体得、
朝鮮最高の剣士に成長する。
のちに、正祖の護衛武官となり、ライバルのウンと対立することに。
偶然出会ったジソンに一途な恋心を抱き、彼女を守ることを誓う。




ヨ・ウン(ユ・スンホ)
人を殺めてしまう不吉な相、"殺星"を持って生まれ、
父からも疎まれて育つ。
幼い頃から剣の魅力に取りつかれ、闇の刺客集団「黒紗燭籠」の頭目、
天〈チョン〉との出会いにより、彼のもとで刺客となる道を選ぶ。
天〈チョン〉の指示により「壮勇衛」に入りこみ、
ドンスの良きライバルとなるが、
のちに「黒紗燭籠」に戻り、ドンスと対立。友情と運命の狭間で葛藤する。




キム・グァンテク(チョン・グァンリョル)
優れた剣の腕を持ち、朝鮮の武芸を高めた誉れにより、
英祖から"剣仙"の称号を
与えられた。
思悼世子に仕えたが、地位や名誉に欲がなく、
武術を極めることに生涯を捧げる。
盟友サグェンの落とし子ドンスの命を守るため、
左手を失った後、東洋三国の武芸を
網羅した教範「武芸新譜」を書き上げる。
のちにドンスの師匠となり、武術を伝授する。

天〈チョン〉(チェ・ミンス)
清と繋がる闇の刺客集団「黒紗燭籠」の頭目。
"剣仙"として名を轟かせるグァンテクと
互角の武術を持つ唯一の人物。
思悼世子の暗殺を目論む老論派のホン・デジュの
思惑にはまることはなく、刺客
としての独自の美学を貫く。"殺星"の相を持ち、
孤独に生きていた少年ウンを見出し、
「黒紗燭籠」の跡継ぎとして育てていく。
本名はワン・ヨン。

ユ・ジソン(シン・ヒョンビン)
考宗が残した「北伐之計」(清を征伐するための策が
記された秘密の兵法書)を守り
続ける家系に生まれた娘。
「北伐之計」を守ろうとする父の判断により、
背中に「北伐之計」が刺青され、
誰にも知られぬよう心を閉ざして生きている。
考宗の盟約により思悼世子の許嫁という
運命を背負うが、聡明で美しく、ドンスとウンの2人から
愛されるようになる。

ジンジュ(ユン・ソイ)
盗賊集団を率いる父ジンギのもと、明るく真っ直ぐに育つ。
少女時代のある期間、一緒に過ごしたドンスに恋心を抱き、
将来結婚すると心に決める。
男だろうと負けずに立ち向かう腕力と正義感の持ち主で、
怖い者知らず。
のちにドンスと再会し、一途に愛するように。
実の母親が地〈チ〉/カオクと知り、
恋しさと捨てられた悲しみで心が揺れる。






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