「韓流☆ダイアリー」ブログ!

韓国ドラマ・韓国映画の
   感想を綴っています・・・

「ペーパー・ハウス・コリア」あらすじと感想、スリリングな密室劇

2022-09-06 | 韓ドラ は行、ふへ


韓国ドラマ「ペーパー・ハウス・コリア」あらすじと感想。
世界的に大ヒットしたスペインドラマを韓国風に大胆にリメイクした話題作。
南北統一を控えた朝鮮半島の共同経済区域という架空の舞台を設定し、南北統一後の朝鮮半島で使われる統一通貨を狙い、造幣局に侵入し、人質を取った8人の強盗団。
その大胆な犯罪計画を企てたのは、教授と呼ばれる謎の男ユ・ジテ。
彼が外から指示を送り、4兆ウォンを奪って風のように消えるはずでしたが、人質たちの反乱や強盗団メンバーたちの意見の相違や葛藤により計画遂行が困難になってきました・・・
強盗団は皆お揃いの赤いユニホームを着ていて、顔にはハフェタルという韓国の伝統的なお面をかぶっていますが、そのひょうきんなお面は韓国版ならではのアピールがプラスされ、とても良かったと思いました。
強盗団を率いる教授役にはユ・ジテさん、強盗団のリーダーには「イカゲーム」のパク・ヘスさん、同じく強盗団のキム・ジフンさんは長髪のイケメン過ぎる悪役なんですが、本作はなまり言葉が印象的でコミカルな演技がウケます。
また、除隊後の復帰作となったイ・ヒョヌ君がハッカー役で起用されていますが、ドラマ「太王四神記」や「善徳女王」などの子役のイメージは全然なく、ヒョヌ君も大人になったなぁ~と喜びを感じる本作でした。 本当に、しみじみと子役さんの成長を見守ってきたような感じです(笑)
若手の女性陣も大活躍で、ベテラン演技派の安定感のある演技と若手の緊張感あふれる人間ドラマがバランスよくドキドキ感を楽しませてくれます。

また、本作も韓国ドラマあるあるの予想どおり、外から指示を送る中心人物の教授(ユジテ)にすべて警察の情報が洩れてしまうようなお粗末な警察で、更にカーチェイスも犯人(教授)1台の車に、警察は何台もの車で追いかけますが、それでも素人にまかれるような最低な警察官の集まりで、警察は、この強奪計画を裏で操る犯罪者を止めることができるのか? ムカっとします(笑)
また、強盗団のメンバーは、本名の代わりに世界各国の都市名のコードネームで呼び合いますが
女性の一人ホンダン(チョン・ジョンソ)が日本の首都、東京(トウキョウ)を選びます。
彼女の選択にメンバーの一人が「なぜ?トウキョウなの?」と問いかけますが、彼女は「それは悪い事するからでしょう」とアッサリ答えます。
今更、ここで反日感情をむき出しにして何なの?、日本でも放送されること分かっているし、本作の強盗事件とは全く関係ない安易でいいかげんすぎるセリフに不愉快になりました。
ここにきて日本人にはジョークでは終わらない、残念すぎるドラマです。

あらすじ(ネタバレあり)
1話
強盗事件では史上最高額を強盗するが、仲間の誰一人犠牲者を出さないで4兆ウォンを奪って風のように消えると言う教授。その中心人物の教授の指示通りに協力することになった8人の強盗団。
南北の統一造幣局に押し入り、局内を占拠し、人質をとりますが、警察は本気で彼らを襲撃してきます。彼女を救った教授を全面的に信頼しているトウキョウ(チョン・ジョンソ)は、犠牲者を出さないという教授の計画を潰すわけにはいかないのです。
そして、造幣局に強盗が入り、この事態を解決するために南北は協議をはじめ、警察は対策チームを作ることになりました。
そして統一を目前に控えた世界で唯一の分断国家のこの大事件は世界中の注目を集めます。
そこへ警察庁から危機交渉チーム長ソン・ウジン(キム・ユンジン)がやってきて、教授と交渉をはじめます。
音声の分析から教授は40代前半の男性でアクセントから韓国人だと判明しました。
そして、さっき相手の教授が強盗団が4人と言ったのはミスかしら?と危機交渉チーム長ソン・ウジンはふと思い、罠かもしれないと・・・
それなのに交渉はいらないと追い出される危機交渉チーム長ソン・ウジンです。
そんな時、危機交渉チーム長ソン・ウジンにメールが入ります・・・
なんと、その相手がカフェを経営しているこの事件の教授のパク・ソノだったのです。
教授はあらゆる予測をして計画を立てていたのです。
もちろん、ソン・ウジンも彼の計画の一つだったのです。
教授は彼女が外されたということは、主導権は北側にあると・・・
そして、交渉ではなく極秘に武力制圧が迫っていると・・・
ところが、人質も強盗団と同じ赤いユニホームを着て、偽の銃を持たされていて、お面をかぶっているため、敵味方が分からずに警察は中に侵入することが出来ません。また人質の中にアメリカ大使の娘もいたのです。そして、その様子が動画サイトで生配信されているのです。
結局、武力制圧できないから交渉を再開することになります。
そして、教授は強盗団にお金を盗むのではなく、本物の造幣機でお金を印刷すると言います。
これは犯罪史において革命となると・・・

2話
最初から立てこもる気で強盗団は紙幣を印刷し、教授の計画通り人質には不安を抱かせないために班分けして、炊事班と作業班に分け働かせています。中には地下倉庫で穴を掘っている者もいます。ところが、現場リーダーのベルリン(パク・ヘス)は「教授はいい人だが、世間知らずだ」とつぶやきます。
また一方で、警察側は強盗団の目的を捜査中ですが、韓国中の記者たちは目を光らせています。
危機交渉チーム長ソン・ウジンは我々も北と南で一緒になって団結すべきだと言います。
ただし、交渉における重要な決定や特殊部隊の投入、マスメディアの発表はすべて私がやりますと主張します。
チーム長ソン・ウジンは強盗団は余裕を失っていくので時間を稼ぎましょうといいますが、反対に時間を稼いでいるのは強盗団の方だったのです。
そんな時、人質の造幣局のチョ局長のスマートウォッチの発信を警察側が見つけます。
人質からだと分かりましたが、すぐに切れてしまいました。
今度はどうやって連絡を取り合うかが問題になってきましたが、どうにか方法がありそうです。
そして、28時間が過ぎた時、教授はまた危機交渉チーム長ソン・ウジンをサンドイッチを作ると言ってカフェに呼び出し、「何か悪いことでも?」と言って、探りを入れます・・・
そして、教授が人質がスマートウォッチで通報しようとしていることを現場リーダーのベルリン(パク・ヘス)に知らせます。

3話
人質の造幣局のチョ局長と経理担当で不倫相手のユン・ミソン(イ・ジュビン)の仲が暴露され最後にスマートウォッチを持っていたミソンを銃殺しろと現場リーダーのベルリンがデンバー(キム・ジフン)に指示します。 そして、2発の銃声が鳴り響きます。
人質たちは、危険な目に遭わせてシラを切るチョ局長を最低だと責め、人質たちの間に亀裂が生じます。
また、強盗団のデンバー(キム・ジフン)とトウキョウ(チョン・ジョンソ)はユン・ミソン(イ・ジュビン)を殺すふりをして、かくまっています。
現場リーダーのベルリンの勝手な独断によって、強盗団の中でも意見が対立するのです。
トウキョウ(チョン・ジョンソ)はベルリンをリーダーから降ろそうとするのです。
ところが、そんな時、また教授はチーム長ソン・ウジンを通して、天才ハッカーのリオ(イ・ヒョヌ)とナイロビ(チャン・ユンジュ)の面が割れたことの情報を得るのです。
そのことで、強盗団の中はバラバラになり、モスクワも息子のデンバー(キム・ジフン)が人質を殺したと勘違いし、予想だにしない展開に教授も頭を抱えます。
そんな中、造幣局の扉が開き、強盗団のモスクワが一人で降参した様子で出てきますが、息子の
デンバー(キム・ジフン)がそれを止めるのです。
ところが、その二人を止めるために後から仮面をかぶった数十人が外に出てきますが、その場で仲間割れをします。その後、警察側から撃ての命令が出ます。

4話
銃で撃たれたのがなんと造幣局のチョ局長だったのです。
警察側のチーム長ソン・ウジンも事の重大さに驚きを隠せません。そして、医師を送ることを教授に告げます。
医師4人が中に入りますが、教授は医師のフリをした北の危機交渉チーム員チャ・ムヒョク(キム・ソンオ)を捜査本部で見た顔だとベルリン(パク・ヘス)に伝えます。
また、警察側も4人が赤い服にお面をかぶって、人質になりすまし中に潜入することになります。



5話
北の一人が潜入に成功しますが、北の危機交渉チーム員チャ・ムヒョク(キム・ソンオ)は上司から作戦がもれ続けるのはおかしいと言われ、更に南のチーム長ソン・ウジンは内通者だと教えられます。潜入した部下と協力して解決するように指示がでて、部下に早く主犯の教授を見つけて始末しろと命令します。
そして、捜査本部に内通者がいると思われるために作戦は秘密裏に進め、12時間以内に強盗全員を射殺あるいは逮捕するという北側の計画を実行するのです。
その後、警察側が教授の重要な事実をつかんだことにより、教授の計画が崩れ始めるのと同時に北の潜入者は教授がトウキョウ(チョン・ジョンソ)だと勘違いします。
また、純粋でお人よしのデンバー(キム・ジフン)は造幣局内で人質になったユン・ミソン(イ・ジュビン)と恋仲になりますが、この先どのような展開になるのか一番気になるカップルで、デンバーの父モスクワ(イ・ウォンジョン)が知った時の驚きが恐怖です。

6話
チーム長ソン・ウジンは教授が外にいるのではと思い、防犯カメラに映っていた白い車の移動経路をもう一度調べはじめますが、違法の中古車販売サイトで見つけます。
それを知った教授は車が置いてある「ヒョンジェカーワールド」に急ぎますが、そこに警察がやってきます。身元が割れてしまいそうな教授は、その証拠の白い車に乗って逃走します。
警察側と交渉チーム長ソン・ウジンと教授の壮烈な追跡のカーチェイスがはじまりますが、またまたお粗末な警察のせいで教授は自分が奪った車を爆破して逃走するのです。なんで大勢の警察がいる中で、たった一人の犯人が捕まらないの?と、苛立ちを覚えるほどムカついてきます(笑)
また一方で、造幣局の中で銃声が聞こえてきます。
北の潜入者は「教授は中にいません」と北の交渉チーム員チャ・ムヒョク(キム・ソンオ)に知らせて、銃に撃たれます。
また、人質を支配するには恐怖を与えるのが一番かもと思ったトウキョウ(チョン・ジョンソ)はリーダーをベルリン(パク・ヘス)に戻すことにします。
また、人質たちは無事なのか?このままでは国民の怒りが収まらず、お互いに困ることになるので人質の安否確認のためにチーム長ソン・ウジンとカメラマンが中に入るように提案します。
教授は通貨を印刷していることと北の潜入者の殺害だけは漏れないように注意するように強盗団に伝えます。
彼女はカメラマンと一緒に中に入りますが、ベルリン(パク・ヘス)は素顔で出迎え、人質は1人ずつカメラの前に顔をだします。
すぐに警察側でベルリン(パク・ヘス)の素性が北のソン・ジュンホだと分かります。
また、交渉に有利に立っていたチーム長ソン・ウジンでしたが、死んだと思っていた北の潜入者が実は生きていたことが分かり、立場が反転します。
警察が武力制圧しようとしていたことが明らかになり、世論は警察に対する非難に変わり、結局、教授が気にしていた世論を味方につけた強盗団でした。そして、あと三日もすれば、印刷が終わり、外に抜け出せる喜びに湧いている彼らです。
また一方で、北の交渉チーム員チャ・ムヒョク(キム・ソンオ)は交渉チーム長ソン・ウジンに「パク・ソノ(教授)に出会ったのはいつ?」と問いかけます。
捜査本部のテントに来たことがあると言いますが、彼女は彼はいい人だと言い、その後パク・ソノ(教授)に電話して二人は仲良く飲み明かすのですが、ウジンは自分のポケットに紙幣の切れ端が入っているのに気が付き、現場に戻ります。
ウジンを心から愛してしまったことに今気付く、パク・ソノ(教授)でしたが・・・  
カフェに帰ると、北の交渉チーム員チャ・ムヒョク(キム・ソンオ)が待っていたのです。

7話~最終回の配信は、まだ未定のようですが、年内には公開されるようです。
シーズン2も更に緊張感あふれる人間ドラマに期待が高まります。





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韓国ドラマ「ペントハウス3」あらすじと感想、ついに完結のシーズン3

2021-12-19 | 韓ドラ は行、ふへ

韓国ドラマ「ペントハウス3」あらすじと感想、最終回。
韓国で社会現象を巻き起こした「ペントハウス」の最終章がついに完結!
ヘラパレスの裕福な住人とその子供たちが通うエリート校で繰り広げられる物語は不倫や過去の因縁や殺人など権力争いが複雑に絡まり合う最強のドロドロサスペンス劇です。
1と2を視聴したら、もちろん3が気になるストーリー展開ですが、欲望と復讐心に燃える予想不可能なありえない展開にちょっと疲れてしまうのも3の特徴です(笑)
バカバカしいほどのストーリー展開や誰が敵で誰が味方か分からないストーリー展開、また人の死の節度に欠けている演出など、ダラダラと引っ張っていく設定にいい加減にしてほしいと感じてしまいます。
韓国でも3は視聴率がだんだん下がっていき、多くの視聴者が離れて行ったようです。

本作はあきれるくらい図々しく悪事を働いて生きている、ダンテとソジンが腹立たしく、更に二人の悪事がパワーアップするのが特徴のシーズン3で、やはりダンテとソジンの強烈な悪行は健在!
でも・・・このように辛口コメントを書いていますが、でも、終わってみるとちょっと寂しい気分でもあります(笑)
結局、夢中になって視聴していました・・・

また、親たちのクセ者たちに負けないほど子供たちの演技も光っていますが、特にジェニ役のチン・ジヒやウンビョル役のチェ・イェビン、またソクフン役のキム・ヨンデの活躍が目立っていた本作です。
また劇中、ソクフン役のキム・ヨンデと恋人のロナの切ない別れのシーンに流れるジュンスのOSTのバラード曲がより一層悲しさを増して胸が熱くなります。やっぱり、ジュンスのバラード曲は最高ですねぇ~~(^^♪♬ ウットリ♫

また本作は特別出演の俳優さんがとても多く、中でも久しぶりにソ・ジソクさんが登場された時は嬉しかったです。彼の代表作のドラマ「19歳の純情」や「グロリア」など大好きな作品でした。

あらすじ(ネタバレあり)

ヘラパレスの悪の面々は豪華な生活から一転して刑務所で服役生活を送ることになりますが、それでも反省の色が全く見られないのです。
逆に拘置所の中の権力者に頭を下げる姿には爆笑ですが、そんな中、スリョン(イ・ジア)がチョンア財団を買収することになります。

また一方、ローガン・リーの帰国の飛行機から同行していた謎の男ペク・ジュンギ(オン・ジュワン)の過去が明らかになります。
アメリカにいたローガン・リーはペク・ジュンギ(オン・ジュワン)を捜していて、やっと会うことができました。ペク・ジュンギ(オン・ジュワン)を精神病院から出してあげたのがローガン・リーです。
チュ・ダンテ(オム・ギジュン)の写真を見たペク・ジュンギはダンテを「ミスターペク」と叫び、「こいつは殺人犯です。僕の両親を殺し、全財産を奪って逃げた男です」と声を荒げます。するとローガン・リーは「ミスターペクは今、韓国にいます。チュ・ダンテさん、あなたの名前で…」と付け加え衝撃を与えます。「なぜ僕の名前で?」と言い、怒りの感情を示すのです。

ところが、韓国に戻ったローガン・リーとペク・ジュンギ(オン・ジュワン)ですが、車の爆破事件はダンテ(オム・ギジュン)が仕組んだものでした。
ローガン・リーの生死はまだ分かりませんが、刑務所にいるダンテ(オム・ギジュン)、ギュジン(ポン・テギュ)、ユンチョル(ユン・ジョンフン)、この3人も誰を信じていいのか分からず、特に自分の都合で行動するダンテとギュジンの根っからの悪人には反省の色はなく、姑息な手を使って出所を企てます。
そのダンテはナ・エギョ殺人事件の真犯人に亡くなったローガン・リーを仕立て、自分は刑務所から出てきました。
同じく、ソジン(キム・ソヨン)もナ・エギョ殺人事件の真犯人が分かり、現在精神的治療が必要なため刑務所から出てきます。
ところが、ダンテがすでに動き出し、ソジンの家の名義も財団もダンテのものにします。


スリョンは「もうすでに法に正しい規則などない」と分かり、証拠を偽造してユニ(ユジン)を刑務所から出してあげます。そして、娘のロナが危険だから母親のユニが守ってあげなさいと言います。
スリョンとユニはソジンと手を組み同じ復習相手であるダンテを一緒に殺しましょうと誘いますが、ソジンは自分がダンテを殺すと言って覚悟を決めています。
そして、ソジンは証拠の写真でローガン・リーを殺して無罪判決にしたダンテを脅し始め、一緒に仕事をすることになります。お互いに信用しているわけではありませんが偽装夫婦を装う二人です。
その後、ソジンは義妹の不倫を脅し義母からビルを返してもらいますが、チョンア財団はスリョンの名義なのでダメだと言われて激怒するのです。

そんな中、スリョンの前に殺されたローガン・リーの兄だという人物が現れ、ローガン・リーを殺したのはお前か?と責めます。
また、意外な人物が登場して物語が面白くなりそうな雰囲気ですが、ローガン・リーと一緒に韓国にやってきたペク・ジュンギ(オン・ジュワン)をスリョンとダンテが捜し始めます。

また一方で、ダンテをはじめ、ギュジン、ユンチョルも出所し、ジェニの父親ドンピルも加わって、またチョンス地区再開発の計画を立て直し、一儲けしようと考えています。
そして、いつも計画担当だったユンチョルが人が変わったように悪になり、クズはクズのように生きていくと宣言するのです。

また一方で、相変わらず兄ソクフンとロナの関係に嫉妬する妹ソッキョンは父のダンテにどうしてもソウル大声楽科に進学したいとお願いします。
入試当日、ソッキョンはジェニにあなたの父親は殺人者だと言われ動揺したジェニは試験に失格し、ソジンの娘ウンビョルやロナもダンテの罠にハマってしまい、「合格は私だけかしら」と喜ぶソッキョンです。



また、ダンテに対する復讐心を抱き、それぞれが本格的な動きに乗り出した中、スリョンはペク・ジュンギ(オン・ジュワン)がダンテに銃を撃とうとする現場を目撃し、それを阻止します。そして、スリョンはローガンが死んだとき何していたの?と聞きます。
ペク・ジュンギ(オン・ジュワン)は「僕がチュ・ダンテです。あいつは僕の目の前で両親を殺し金庫の中から全財産を持って行った男です」そして「僕の姿になってあなたと結婚したのです」と衝撃的な真実を話します。
そのペク・ジュンギ(オン・ジュワン)は自らダンテの前に現れ、ダンテの家に押しかけて数日泊まることになります。
そしてヘラパレスの悪の面々4人たちの前でヒョンと呼び兄のように慕うのです。
ダンテは皆の前で昔の貧しかったころの話をするジュンギに「あの時、死ななかったことを後悔させてやる」と悔しがるのです。

また、ジェニは両親に「まだ、どれだけ秘密があるの?ママは垢すりでパパは殺人犯、後何回驚けばいいの」と泣き叫びます。
母のマリは「ダンテの首をへし折ってやる」と激しい剣幕ですが、父のドンピルは「俺がやる、あいつがあの女を殺した証拠を絶対に見つけてやる」と悔しそうに言います。
そんな中、スリョンはソッキョンに対する校内暴力に関する委員会を父兄と子供たちで行いますが、彼女は反省が見られない言葉でまたジェニを傷つけたために高校の退学を言い渡されます。

また一方でユニはローガン・リーからソラの遺産100億ドルをあずかってほしいと彼の金庫の鍵を預かっていました。そのお金をどう使おうがかまわないと言いますが、1つお願いがあると、「スリョンさんには内緒ですが、彼女にもう一人、ソラじゃない双子の子供がいるかもしれない」と聞かされるのです。その後、ユニはソラとヘインが取り違えのあった病院に行き、ヘインの実の母の情報を聞き出します。また医師にスリョンが双子を出産した記録はないかと聞きます。
ユニは興信所を利用し、ヘインの実の母を捜すように依頼しますが、すでに6年前に殺されていて彼女を殺した加害者がなんとドンピルだったという衝撃的な報告を受けます。
そして、そのころ警察はダンテを疑っていたと言います。






ソジンはペク・ジュンギ(オン・ジュワン)のカバンの中から昔の指名手配の紙を見つけます。
ところがその人物の顔はダンテなのに名前はなぜかペク・ジュンギなのです。
ソジンにあいつは詐欺師だと言い張っているジュンギに、ソジンは心の中で面白くなってきたと笑っています。

そんな中、チョンアアートセンターが完成し、センター長の選挙戦がはじまります。
ソジン、マリ(シン・ウンギョン)、ギュジン(ポン・テギュ)などがセンター長に立候補しますが、ユニも立候補し、皆が驚くのです。さらにユニがアートセンターの持ち分20%を持っていたことも皆は驚きます。
ヘラパレスの悪の面々は、やはりローガン・リーの100億ドルがユニに渡ったということに関心を持ちます

その後、ローガン・リーから生きているかもしれないスリョンの双子のもう一人を捜してほしいとお願いされたユニはその子どもを探すのに私のお金を全部使ってもいいと言っていた彼に応えるようにユニが抱いていたスリョンの秘密が明らかになります。
スリョンが産んだ双子の一人がダンテの娘のソッキョンだったのです。

ダンテはスリョンの双子の一人をすり替え、一人は実母を継母だと思っているのです。
ダンテの子供はソクフンだけだったのです。そして、ダンテはこの事実を脅迫されるとその女性を殺害し、その罪をドンピルになすりつけた。これがドンピルの殺人事件の真実だったのです。


ソジンの娘ウンビョルがプンホン先生に誘拐され、それを目撃したユニが車で後を追いかけ、ウンビョルを奪い返します。ところがその後をダンテに追いかけられ、崖に追い詰められたユニたちは危険な状態になりますが、ダンテは一人逃げていきます。
ところが、ソジンとスリョンがその崖に駆けつけたときは、ウンビョルしかいなかったのです。
ユニとユニが乗っていた車とダンテが乗っていた車は崖から転落していました。
先に着いたソジンがユニを崖の下に落としたのです。
娘のロナはウンビョルが見つかって母がいないなんておかしいと号泣しますが、その時車が引き上げられますが、ウンビョルの誘拐犯はユニとなってすべてユニの犯行でニュースが流れます。
またローガン・リーの金庫の鍵を手にしたダンテですが、金庫には100億ドル全部はなく、ユニがどこかに隠したと思っているダンテです。
そんな中、ユニの遺体が見つかり、ロナとスリョンは泣き崩れるのです。
ユニの葬儀の中、ユンチョルに向かってロナは「あんたみたいな人が父親だったなんて、もう二度と来ないで」と言って献花の花を投げつけるのです。かわそうなロナでした・・・
そして、ソジンに対する復讐もできないまま一人亡くなっていくユニの死があまりにもあっけなく感じるのです・・・
きっと、この先、やっぱり復讐のために生きていました・・・と復活するのかなぁ~?と
今までの筋書きだとそう思ってしまう、ユニの死でした・・・

葬儀の後、家に帰ったスリョンはソッキョンのわがままな態度に深い悲しみと怒りを感じ、家から追い出すのです。本当は自分の娘なのに・・・


ソジンは元のように華やかに復帰し、娘のウンビョルも記憶を取り戻しました。
ところがウンビョルはあの時死んでいくロナのおばさんと目が合ったの、おばさんをママが車で押して殺したじゃない、おばさんは最後まで私を助けようとしたのに」と言って、泣き叫ぶのですが、ソジンは「あなたのためにやったの」と言い訳をしますが、ウンビョルは「あんたは人間じゃない、ママみたいになりたくない」と気が狂ったようになります。
その後、ウンビョルはプンホン先生から危険な記憶を無くす薬をもらっていて元の強気で意地悪なウンビョルに戻り、母のソジンと優雅な生活に戻るのです。

そんな中、マリがスリョンを訪ねてきて、自分の夫ドンピルがダンテに利用されているのを知りマリがすべての真実を打ち明け、助けを求めにきました。
マリは自分を信頼してくれるお客様のソン会長に頼んで、ダンテがユニの死と繋がっている証拠を手に入れることに成功します。これを聞いたスリョンは「悪魔は悪魔が相手にしなければ意味がないの、地獄に送るには」とマリに言い、ダンテへの本格的な報復をはじめるのです。
ダンテとソジンがユニの殺人に関わっていると言うスリョンですが、ペク・ジュンギ(オン・ジュワン)の本当の正体も疑っています。

また一方で医師だったユンチョルは謎の男の指示を受け、あるところで保護されているローガン・リーの火傷の治療をしています。それが、6ヶ月前に保釈金をだしてもらい出所した理由でした。
そしてその男の正体がソジンだと明らかになり、ソジンはペク・ジュンギ(オン・ジュワン)とも取引をしていて、繋がっていたのです。あまりに出来すぎた物語に愕然としますが(笑)本当に恐ろしいソジンです。
更にユンチョルはその男の主がダンテだと勘違いしています。


肩に蝶のタトゥーを入れ、ナ・エギョに変身したスリョン(イ・ジア)は教育部のユン次官(ペ・ヘソン)に会って、教育部のカン長官(ソン・ヨンギュ)がダンテ、ギュジン、ユンチョル、ドンピルから名門校のチョンス地区移転に力を貸してほしいと裏金をもらう接待中の現場の画面を見せます。スリョンはすべて私がやりますから、あなたは教育が利用されないように移転できないように阻止してくださいとお願いします。
更にダンテから裏金をもらった建築家にチョンア建設と建築破棄の覚書を取り付け復讐への準備が少しずつ整っていきます。

次にダンテはチョンス地区の施工権をものにするために資金が必要になりダンテは、ソジンにチョンアグループの株式10%を譲渡する替わりに、500億ウォンの資金を得て、組合長と組合幹部たちまでお金で買収します。
ところが結局教育部のカン長官の不正が速報でニュースで流れ、チョンス地区の施工会社がチョンア建設ではなく、エコ都市を公約としているトヘ建設に決まりダンテをはじめとした悪の面々たちの事業計画は完全に崩れ去ります。

また一方で、最近のユニの娘ロナはソジンに負けていません。
ソジンがアートセンターの公演で娘のウンビョルに会わせようとした世界的指揮者クラークが先にロナの歌を聴いてロナは声も美しく高音は完璧だと褒めるのです。

また一方で、ロナとソクフン(キム・ヨンデ)はお互いに好意を持っていますが、ソクフンは父であるダンテの悪事に嫌気がさし、ロナの母であるユニを殺したと思っているので、ロナに申し訳ない気持ちで苦しいのです。「ロナを愛せないなんて、死ぬしかないのか、ダンテの息子だから死んで終わらせないと・・・」こんな気持ちにさせるダンテが憎いですね。
ソクフンはロナに別れを告げ、「ごめん、ロナ、本当にごめん」と心の中でつぶやきます。
そのソクフンは父親ダンテの仕事を手伝うと言って学校を休学します。
この二人の切ない別れのシーンに流れるジュンスのOSTのバラード曲がより一層悲しさを増していきます。

また、亡くなったユニの腕時計が発見され、警察に向かったロナとスヒョンですが、スヒョンが修理してもらうと時計に録音機が付いていて、「スリョン、あなたに娘がいるの、娘が生きているの、ソッキョンがあなたの娘なのよ」とユニの声が録音されていました。


スリョンはすぐにソクフンに真実を話し「ダンテは生まれてすぐにソラとヘインをすり替えて、ソッキョンは死んだことにしていたの、そのソッキョンが実は私の子供だったの、全部ダンテの仕業なの」と話します。
ソクフンは「一体、何のために」、「私を苦しめるためよ、ソッキョンに嘘を吹き込んで不仲にさせるためよ、最近ダンテの何か様子が変よ」と不安になるスリョンです。
ソクフンはスリョンにソッキョンは僕が必ず守るから心配しないでと慰めます。
ところが、ソッキョンは地図にない孤児院に監禁されていたのです。
その場所をソクフンがスリョンに教え、迎えに行くのですが、そこには先にダンテがいて、ソッキョンは「ママ、もう私を捜さないで、パパには捕まらないから」というメッセージを残して、その施設を逃げ出していたのです。

そんな中、アートセンターでは子供たちのオーディションがはじまり、ロナが大賞を受賞します。


また7か月ぶりに目を覚ましたローガン・リーをユンチョルが助けていましたが、その後ソジンが毒入りの注射をしたので、ソジンもダンテもローガン・リーが死んだと思っています。
またダンテはジュンギもソジンが韓国に呼んだことを知り、本当に怖い女だ、手を打たないと今度は俺がやられてしまうと感じています。

そして、ローガン・リーが脱出に成功しますが、今回のローガン・リー脱出は彼と兄弟のアレックスの仕組んだ筋書きで、ローガン・リーとスリョンは7か月ぶりに再会することができ、彼が生きていたことに驚くスリョンですが監禁していた人物がソジンだったことに驚く二人です。

その後、ウンビョルのプンホン先生から証拠のドライブレコーダーを受け取ったスリョンたちはユニを殺した犯人がソジンだと分かります。

チョンア財団の理事長就任式の当日、前理事長を殺したのはソジンだというメッセージが届き、
また、チョンス地区新都市開発式の当日、ローガン・リーを殺したのはダンテだという映像が流れます。スリョンとローガン・リーが二人の犯罪を暴露することに成功し、ソジンとダンテはお互いに相手が犯人だと思い大喧嘩になります。





その後、スリョンとローガン・リー、そして、ユンチョル、マリ、ドンピルたちは悪のソジンとダンテを倒すことで力を合わせることになります。
そして、彼らはソジンとダンテの仲が崩壊するように仕向けます。
更にペク・ジュンギ(オン・ジュワン)とウンビョルのプンホン先生も利用して二人の資金源を止めようとする計画まで進めます。

更にウンビョルのプンホン先生は前に記者会見したことは全部嘘で、すべてダンテが真犯人だと改めて記者会見を開きます。
ダンテは追い詰められて警察から逃げ回りますが、ドンピルが中国にいく船があるとダンテに嘘をつき、スリョンたちから日本の精神病院に送られたダンテです。
一生苦しむといいわ、同じ目に合わないと、死ぬより苦しいだろうと・・・これで自分がやってきたことを自分が受ける側になったのです。
あとはソジンですが、ソジンは娘のウンビョルから「これはママのために取っておいたの」といって、記憶がなくなる薬をワインに入れて飲ませますが、とっくにソジンは気が付いていたのです。


ソジンの元に逃亡中の夫ダンテについての調査があるので署までお願いしますと警察がやってきますが、ソジンは「知りません、全部夫です、私ではありません」と言い、強制連行されます。
夫婦以前にビジネスパートナーの夫のダンテの代りに妻のソジンが返済することになる莫大な借金ができました。
一生お金に困らなかった女が一生働いても返せない地獄を味わうことになります。
そして、取り調べの最中に急に倒れてしまったソジンはショック状態で病院に運ばれます。
その後、幻覚症状がでておかしくなったソジンはヘラパレスにやってきて、歌の練習をしているロナを自分の娘のウンビョルだと勘違いし、「今日は就任式だから準備しないと遅れるわ」と言って外に連れ出そうとします。
その時、ユンチョルが助けに来て、ロナをソジンから引き離そうともみ合いになり、ソジンは2階の手すりを乗り越え1階に落下してしまいます。
更にソジンの体の上に天井からシャンデリアが落ちてきてソジンは口から血を吐く衝撃がシーンが描かれました。
また、ユンチョルとロナも、らせん階段から転げ落ち二人は意識を失いますが、ユンチョルは頭から血を流す大怪我を負ってしまいます。


はじめは強がりを言っていたソッキョンでしたが、やっと母であるスリョンに「ママ本当にごめんね、会いたかった、会いたくて死ぬかと思った」と泣きながら素直な言葉を伝えます。
そんな時、ソジンとユンチョルとロナの事故の知らせを受け、スリョンは病院に向かいます。
ソジンは軽傷でしたが、自分自身のことや、娘のウンビョルも分からなくなっていて、早期の認知症だと医者はいいます。もちろんソジンの演技で嘘をついているのです。
そして、ユンチョルは脳の損傷がひどく意識不明の状態になっています。

そんな時、スリョンはダンテが日本の精神病院から脱出したという衝撃的な知らせを受けます。
「どちらかが死ななければ終わらない。受けて立つわ」とスリョンは覚悟を決めます。
そして、予想通りダンテは息子のソクフンを頼ってきました。
韓国に戻ったダンテは息子のソクフンもスリョンとローガン・リーの仲間だったことを知り、大きなショックを受けるのです。
スリョンはダンテが逃げたことで、子供たちに危害が及ばないように、これ以上逃げられないようにダンテの正体を世間にバラすのです。
殺人犯のダンテ、元ペク・ジュンギの衝撃的な過去が明らかになり、指名手配になるダンテですが、それでも、「終わってたまるか、昔には絶対に戻らない」と強気な態度です。

また、指名手配のダンテを見つけても、捕まえられないお粗末な警察官にイライラしますが、スリョンはダンテをおびき寄せるために、ローガン・リーとヘラパレスで婚約式を挙げることにします。
そこへダンテは現れ、ヘラパレスに爆弾を仕掛けます。
ローガン・リーはヘラパレスの住人に「爆弾が仕掛けられました。早く非難してください」と呼びかけます。
ダンテとスリョンはペントハウスで宿敵の相手との最後を懸けた戦いを繰り広げます。
スリョンの銃に撃たれたダンテはペントハウスの窓から外に墜落し、スリョンはダンテが仕掛けた爆弾により韓国で最高峰のペントハウスの建物の中に残されてしまいます。


ヘラパレスの住人をすべて避難させたローガン・リーはスリョンを助けにペントハウスに向かいます。
ようやく逃げ切ったスリョンとローガン・リーはヘラパレスの記者会見で住人たちの全ての被害に対する補償を約束をし、倒産したチョンアグループも買収して立て直すことになりました。

また一方、らせん階段から転げ落ちて重症だったユンチョルが意識を取り戻します。
ロナの無事を知り、「よかった、本当にありがとうございます」とローガン・リーに告げます。そして、ダンテが死んだことを聞かされ、あとはソジンだけですが、そのソジンに急性認知症の症状があることを聞かされます。ユンチョルは急に認知症になるわけがない、ユニの件があるから逃げようとして認知症の演技をしているだけだと言います。
ところが、そのユンチョルは失明していたのです。
その後、ユンチョルは後輩の医師からソジンのMRI写真が偽造されていたことをつかみます。

ユンチョルは娘のウンビョルを迎えにアパートにいきますが、そこでソジンと出会い、もみ合いになり3階から転落してしまいます。
ソジンは急いでユンチョルのところに駆けより「死なないで、お願いよ、ユンチョル」と手を取って号泣しますが、ユンチョルはソジンに「一度も忘れたことはなかった、愛してた、ユニ」と言ってこの世を去っていきます。
この言葉にソジンは「最後まで私を悪者にするのね、死ぬ瞬間まで」と言って、その場を去っていきます。

最後まで母ソジンの嘘を信じない娘のウンビョルはスリョンと一緒にユニが殺された崖で母のソジンをおびき寄せる罠をかけます。
その崖のそばでソジンとスリョンの全ての真実の会話を聞いていたウンビョルは自分まで騙していたことを知り、その場で警察に母の殺人を通報します。
すぐに警察が来て、窮地に追い込まれたソジンは「あんたさえいなければ完璧だった・・・」と叫びスリョンを両手で無理やり崖下に突き落とし、スリョンは亡くなります。

⑭最終話
裁判で娘のウンビョルは「母は認知症ではありません、嘘をついています。スリョンおばさんも母が祖父を突き落とした時もユニおばさんを突き落とした時も全部私は見ていました。私の目の前でたくさんの人を殺しました」と証言をして、その場で自ら自分の首を鋭利なネックレスで刺し病院に運ばれます。
そして、ソジンは無期懲役を言い渡されます。

3年後、イタリアで有名なソプラノ歌手になったロナが韓国に帰国します。
ウィーンからソクフンも世界的なプリマドンナとなったロナの伴奏するために帰国し、二人は3年ぶりに再会します。
そして、ソクフンはウィーンの自分の家の鍵をロナに渡し、「いつ来てもいいから、僕の家にいていいから」と言い、「会いたかった、ロナ」、「私も会いたかった」と・・・
ソクフンは突然ロナにキスをします。
ペ・ロナ帰国独奏会の日にマリ、ジェニ、ソッキョン、サンア、ミニョク、そして、ローガン・リーに再会したロナはソクフンのピアノ演奏で母ユニが好きだった歌を捧げます・・・

また、垢すり師になったギュジンは相変わらず調子のいい打算的な生活をしていて、また詐欺で逮捕されます。

マリは海運建設ソン会長の秘書になり、会長から気に入られ「あなたがヘラクラブの勝利者ね、結局チョンス地区に住むのだから」と言われ夫のドンピルが出所するまで頑張るというマリです。

また、ソッキョンはアルバイトを掛け持ちしながら自ら生活費を稼いで真面目に暮らしています。

また、受刑者のソジンは特別の外出の日に娘のウンビョルがいる聖堂を密かに訪ね、娘が指揮する聖歌隊の歌を心穏やかに聴いています。
そして、ソジンは「ごめんなさい、娘に迷惑をかけたくない、ウンビョル、ママのようにならないで、あなたは幸せになるのよ、愛している」と手紙を残して自ら命を絶つのです。
人間の欲の果てを見せつけた女、そして母であるソジンの最後でした・・・

また一方で、3年前、スリョンは特殊な救命胴衣と最悪な時のためのGPSをローガン・リーから渡されていました。
すべてローガン・リーが用意したもので、「僕たちはいつも一緒だよ」と言って指輪も改めて付けてあげました。
ところが、スリョンの救命胴衣もGPSも指輪も部屋に置いてあったのです。
そして、スリョンは遺体で発見されました。
あの日、スリョンは逆に自分からソジンの手を取って後ろに下がり崖下へ転落します。
自ら死の選択をしていたのです。
それは、ナ・エギョもユニもユンチョルも死なせてしまった罪を償うために・・・
そして、ローガン・リーもロナの公演を準備しながら持病の癌が再発して、この世を去っていたのです・・・ 
愛するスリョンのところに行ったのです・・・
 おわり

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韓国ドラマ「ペントハウス2」あらすじと感想、高視聴率のワケが納得

2021-10-03 | 韓ドラ は行、ふへ


韓国ドラマ「ペントハウス2」あらすじと感想、最終回。
「ペントハウス1」では、ソウルの高級住宅地にそびえる超高層タワーマンション「ヘラパレス」を舞台に受験生の母親たちとその子供たちの壮絶ないじめが描かれていき、殺人、財閥、不倫、出生の秘密、いじめなど、韓流の王道を行く愛憎劇が過激すぎるほど限界を超えているドラマでした。
「ペントハウス1」で辛口コメントを書き加えたほど善人の妻スリョン(イ・ジア)が悲劇的な死を迎え、悪役の夫ダンテ(オム・ギジュン)と不倫の悪女ソジン(キム・ソヨン)が堂々とペントハウスを手に入れる最悪の結末に怒りがこみ上げるほどムカつきましが、「シーズン2」を観始めたとたん、予想もつかない展開がはじまり、殺されたスリョン役のイ・ジアさんが思いがけないキャラクターで登場し、ユニ(ユジン)と共にじわじわと復讐に走るスリル感にまたあれよあれよとサクっとハマってしまいました(笑)
相変わらず腹立たしい悪役ダンテの悪事もパワーアップし目が離せませんが、悪女ソジンの怪演はシーズン1に比べ少しだけ哀れさがあり人間らしい一面が見られるシーズン2で、ちょっとだけ可哀そうなシーンもありました(笑)
キム・ソヨンさんの夫のイ・サンウさんが特別出演されているのも注目です!
また、今最も旬な若手俳優の一人キム・ヨンデ君の活躍が嬉しい本作は、子供たちが親から離れ自主的に行動を起こす成長した部分が見られます。
更に物語が進む中で、そこに隠されていた複雑な人間関係や過去の出来事や状況などが再び浮かび上がり次から次と飽きさせないストーリー展開がこれでもかと言うほど描かれていき、確かに韓国での高視聴率のワケが納得です(笑)

あらすじ(ネタバレあり)
1話
タワーマンション「ヘラパレス」の最上階ペントハウスに住む妻のスリョン(イ・ジア)が殺され、濡れ衣を着せられ殺害容疑で逮捕されたユニ(ユジン)が失踪して2年が経ちます。
スリョンの夫ダンテ(オム・ギジュン)は共犯のソジン(キム・ソヨン)と婚約しますが、ソジンの元に脅迫メッセージが次々と届き、ソジンはユニの仕業だと疑っています。
そんな中、ダンテがソジンに公開プロポーズをしますが、そこに警察がやってきて、ダンテを元妻スリョン殺害容疑で逮捕します。
ユニをスリョン殺害の犯人にしたいダンテですが、自身が窮地に陥ったことで弁護士とつじつまを合わせ、やむなく亡くなった家政婦のヤンを殺人犯に仕立てあげるのです。
ユニは釈放され、娘のロナと再会し二人は泣きながら抱き合います。

ユニがいない間、一人で大変な生活をしていたロナをダンテの息子ソクフン(キム・ヨンデ)は遠くから見守っていたのです。
その後、ユニとロナは外国へ去っていきます・・・

3か月後、すべて完璧に事が進み、ダンテとソジンの婚約パーティーが盛大に行われます。
ところが、その会場にソジンの元夫ユンチョル(ユン・ジョンフン)とユニ(ユジン)が突然ヘリコプターで現れ、二人は結婚したと発表します。

2話
デビュー20周年の公演を控えたソジン(キム・ソヨン)は記者たちの前で歌を公開しますが、思うように声がでないのです。記者の一人が「緊張されているんですね、音を外すなんて」と声をかけてくる記者が、なんとキム・ソヨンさんの夫で俳優のイ・サンウさんでした。

その後、新生会社ジョンバイオのオーナーになったユンチョル(ユン・ジョンフン)は妻になったユニ(ユジン)とヘラパレスに入居することになり、お互いに偽装結婚して相棒となった二人はそれぞれ復讐をはじめていきます。
そして、静かだったヘラパレスが騒がしくなり面白くなってきたと、はしゃぐマリ(シン・ウンギョン)とサンア(ユン・ジュヒ)の住人たちです。

そんな中、大事なデビュー20周年公演を控え、声が出なくなったソジンは自分の身代わりの女性を捜します。
ヨンランと言う素晴らしい声を持つ女性が現れ、当日ソジンは口パクでヨンランが歌うはずでしたが、そこにはアメリカで声帯の再建術を受けたユニ(ユジン)が現れ完璧な歌を披露したのです。 ユニがソジンの口パクの身代わりで歌ったのです。

3話
ソジンの控え室に現れたユニは誇らしげに「天下のチョン・ソジンがゴーストシンガーを雇うなんて人生分からないものね、偽のソプラノ、チョン・ソジン」と言って笑うのです。
そして、あなたから奪われたものを全て取り戻すと宣戦布告するユニに動揺を隠せないソジン。
その夜、ヘラパレスの面々とお祝いのパーティーを開催しますがソジンはムッとした態度のままで、ユニの話になると怒りだすソジンです。
不審に思ったダンテはソジンとユニを調べはじめ、ソジンが隠しているゴーストシンガーの件を知ってしまいます。
一方、マリの娘ジェニはロナに同情したことからいじめられ、つらい仕打ちを受けています。
子供たちのいじめも、いまだに同じようなことを繰り返しているのです。

そんな時、ロナがチョンア高に再入学したいとソジンを訪ねてきます。
母のユニはすぐにアメリカに帰るように言いますが、自分のためにここにいると言うロナは亡くなったミン・ソラの夢であったチョンア芸術祭でトロフィーを取る夢を自分が叶えてあげようとしています。



4話 
ホテルでダンテを待っていたソジンの前に突如ユンチョルが現れ、ソジンを誘惑しようとしています。これも計画の1つなのでしょう。ユンチョルはダンテとソジンの仲を引き裂きお互いに殺したくなるほど憎むようにすることが目的です。

また一方でユニは亡くなったソラの兄のローガン・リーからダンテの娘ソッキョンの実の母ナ・エギョを捜すように指示されていました。それはダンテに接近して情報を得ることです。

また一方、チョンア芸術高校に通い始めたロナ。ところがロナを敵対視するウンビョルとソッキョンの二人はお互いに手を組みロナを追い出すためにある策略を考えます。
そして、ロナは芸術祭の予選が進む中、ジェニと一緒にトイレに閉じ込められてしまいますが、ジェニにも裏切られてしまいます。毎回、同じいじめの繰り返しに懲りないロナもロナですが、ちょっといい加減にしてほしいわぁぁ~と感じるほどこちらの方がストレスを感じてムカっとくる子供たちのいじめです。
ところがジェニが「いじめられていたのは私なの」と真実を親たちの前で話します。
娘のジェニがヘラパレスの子供たちにいじめられていたことを知った母のマリは怒りが頂点に達し、ダンテのところに乗り込むのです。
母のマリは「私たちの契約は今日で終わり、あなたへの借りはもうない、あんたの代りに夫が刑務所に入ったのは娘ジェニのためだった、覚悟しなさい、ソッキョンをこの手で殺すかもしれない」と言う母のマリ。ダンテとマリに大きな過去の秘密がありそうです・・・
そのマリはユニにロナのいじめで「私は今天罰を受けているんです」と泣きながら謝罪し、校内暴力を教育庁に訴えます。 その後、急にロナと仲良くなるマリです(笑)
学校側はダンテの娘ソッキョンの芸術祭出場資格を取り消し、急きょジェニとロナを参加されることにします。

5話 
父親である前理事長の死の真相をウンビョルの携帯から知ったダンテの娘ソッキョンはソジンを脅して芸術祭の本選に参加しようと企みます。
一方、母のマリは娘ジェニにいじめに関わった生徒全員の処罰を求めるのですが、そんなマリに腹を立てた議員のギュジン夫婦はマリが銭湯で垢すりをしていることを突き止め、バカにするのです。ただ一人、ユニだけはマリを慰めます。

また一方、ソジンが20周年記念公演で代役を立てたことがダンテの裏切りで母と妹に知れ、理事長の退任を迫られたソジンはダンテの思惑どおり事業合併を急ぐのです。
ソジンはダンテを信じることにします。ところがダンテはソジンのチョンアグループを狙って、結婚するのです。

また、一方で芸術祭の当日にロナの伴奏者を買収して音程をかえさせ邪魔をしたのは、なんとユンチョルでした・・・ それは自分の娘ウンビョルのためだったのです。
結局、ユニはユンチョルに騙されていたのですねぇ・・・ここが一番のショックでした・・・
そして、芸術祭声楽部大賞は実力があるペ・ロナに輝きました。

6話
芸術祭の授賞式がはじまりますが、名前を呼ばれたロナがその場にいません。
ロナはウンビョルに殺されそうになり階段から転げ落ちます。会場の外で血まみれになって倒れているロナを抱きかかえ泣き叫ぶ母のユニ。ロナは意識不明の重体に・・・
更に火災報知器が鳴り出して、大勢の人で事件現場は大パニックになり犯人の足跡や証拠を見つけるのが困難になります。
その後、ウンビョルがロナを殴ったトロフィーがソッキョンのロッカーから出てきますが、ユンチョルの仕業です。
その後、ユニはマリから事件現場にサファイアの大きなネックレスが落ちていたことを聞かされます。そのネックレスは父ユンチョルがウンビョルにプレゼントしたものでした。
ところが、学校の警備員が犯人として逮捕されます。
ユンチョルはユニに「わるかったユニ、お前との縁はここまでみたいだ・・・」と心の中でつぶやき、またユニを裏切ることになってしまったことを悔やむのです。
そして、病室にいるロナは何者かに殺されるのです・・・

7話
ロナのお墓の前で死のうとするユニですが、そんなユニの前にローガン・リーが突然現れ新犯人は逮捕された警備員ではないと告げます。
そして信じていたユンチョルまで事件に関わっていると聞かされたユニは「ユンチョルがそんなことするはずない、そこまでひどい奴じゃない」と泣き叫び激しく動揺するのです。

一方、ロナを死なせた罪悪感からロナの幻覚が見えはじめ錯乱状態が続くウンビョル。
母のソジンも父のユンチョルも我が子の姿を見てうろたえるのです。
娘を救うため父のユンチョルはまだ臨床試験中の薬をウンビョルに投与しますが、目覚めたウンビョルは殺人事件当時の記憶だけがありませんでした。

ソジンは今回のことで必死で娘ウンビョルを守ろうとする元夫ユンチョルの姿に心が揺れはじめています。
そして、そんな気を許し合っている二人の姿を病院で見つけるユニは自分が裏切られていたことを確認します。
ローガン・リーから、ダンテ、ソジン、ユンチョルと復讐の相手が3人になり、「強くなれ」と言われるユニですが、まずは「ソクフンとソッキョンの実の母でスリョンそっくりのナ・エギョをみつけろ」と言います。ナ・エギョがダンテの秘密を全て知っているからです。
そんな時、ダンテの前にソクフンとソッキョンの実の母ナ・エギョ(イ・ジア)が突然現れます。
また一方でソジンが20周年記念公演で代役を立てたことがニュースになりソジンは引退記者会見を開くことになりますが、事実を知った娘のウンビョルは母親を軽蔑し避けるようになります。
そんなウンビョルに近づいていくソクフンですが、大好きだったロナをハンビョルに殺された復讐でしょうか・・・?

また一方で、ユニはペントハウスのダンテの書斎が地下の駐車場につながっている通路を発見しますが、そこでナ・エギョ(イ・ジア)とバッタリ出会います。

8話
偶然ヘラパレスの駐車場でナ・エギョの姿を見かけたユニは急いで追いかけ、運よくナ・エギョの携帯に盗聴アプリを入れることに成功します。
そしてユニはローガン・リーと一緒にナ・エギョを探り始めます。

また、ロナの死に関わったことで、ユニと一緒に暮らす資格がないと思ったユンチョルは、ユニに本当の気持ちを告げることもできずに離婚届を置いて家を出ていきます。

また一方、ソジンはダンテがソジンのチョンアグループを手に入れるために今まで操られていたことにやっと気づきますが、ダンテに多くの弱みを握られていて、どうすることも出来ない状態ですが、ダンテとの結婚を嫌がっているウンビョルのためにも結婚しないとユンチョルに言います。

9話
ナ・エギョはダンテに殺されそうになりますが、ローガン・リーとユニで助け出します。二人は
ナ・エギョと手を組むように説得しますが、ナ・エギョはダンテの元へ帰っていきます。思っていた以上に知りつくしている二人の仲間意識は強かったようです。

また一方、ソジンはダンテの書斎に入り、ウンビョルの殺人証拠のネックレスを探すのですが、ダンテに見つかってしまいます。
ダンテはウンビョルに投与した薬のことまで知っていて脅され、もうダンテから逃げられないと思い、ユンチョルにダンテと結婚するから娘のウンビョルと外国に行ってほしいと頼みます。
ところが、二人が空港に向かう途中にユンチョルがペ・ロナ殺人容疑で警察に逮捕されます。



10話 
ダンテに脅されたソジンは仕方なく結婚式を挙げますが、そんな時ユンチョルがロナ殺人事件の真犯人として警察に逮捕されます。これもダンテが仕組んだことですが、ユンチョルはソジンに「ダンテは恐ろしい男だ、すべての罪は俺が背負うから、お前は娘のウンビョルを守れ」と伝えます。
その後、ユンチョルの面会に行ったユニは「あなたが殺したロナはあなたの実の子供よ、最後に心から悪かったと謝って、一度も娘として愛されずに死んでしまったロナが可哀そうすぎる」と涙を流しながら訴えかけますがユンチョルの方があまりの衝撃で泣き狂うのです。

また一方で、頭を打った衝撃でウンビョルは事件当日の記憶を思い出します。そしてウンビョルから事件当日に携帯のベルの音がして、そのベルが忘れられないと詳しい話を聞いたソジンはその現場に第三者がいたことを知ります。
ウンビョルが去っていった後にダンテがきて、ロナの頭を傷つけ殺したのです・・・

11話
シム・スリョンとチョン・ソジンの財産を手に入れた運のいい男ダンテ。
結婚後、態度を急変したダンテはソジンを家に閉じ込め自由を奪い娘のウンビョルにも会わせません。今回は悪女だったソジンが可哀そうに思えるほど従順に家事をこなしている姿がウケます・・・(笑)
ソジンはソクフン(キム・ヨンデ)から書斎の秘密の抜け道を案内され、こっそりペントハウスを抜け出しユニに会うのです。そして長い間敵対してきたソジンとユニでしたが、ロナの殺人事件の真犯人を見けるためにお互いに協力し合うようになります。

また一方、ナ・エギョが2年前に死んだはずのスリョンだと確信したローガン・リーとユニです。 やっぱり、スリョンだったのですね。 ダンテに殺されたのはナ・エギョだったのです。
また、死んだはずのロナもスリョンが助けていて、生きていました。ロナはソクフン(キム・ダンテ)に電話します。
病室に現れたソクフンはそこで母のスリョンとも再会し、ロナはスリョンが助けてくれたと言いますがロナはどのように生き返ったのでしょうか・・・?ここが疑問なんです?

ナ・エギョはダンテと組んだふりをして次に開発されるチョンス地区の土地を手に入れようとしますが、ナ・エギョが復讐のために裏切りダンテのお金を奪って逃げようとします。ダンテは「殺してやる」と言って激しい剣幕で怒ります。
その夜、計画的にソジンから睡眠薬が入ったお酒を飲まされたダンテはそのままソファーで眠ってしまいます。
そのあいだ、ナ・エギョがダンテに呼び出され、殺される事件が計画的に進んでいきます。すべて
ナ・エギョ、ユニ、ソジンが仕組んだ罠で今度はやられたらやり返すというユニが強きです。

12話
翌朝、警察がペントハウスにやってきて殺人と死体遺棄の容疑でダンテを逮捕します。警察はペントハウスの書斎の秘密の抜け道も探し、証拠は次々と出てきました。更に死んだはずのスリョンとユニの娘ロナがダンテの別荘の地下室で発見されます。
ダンテが殺人容疑で緊急逮捕されたニュースが流れ、スリョンは全てが終わったとローガン・リーに告げます。彼は二度と僕の前から消えないでほしいと告白します。

また、シム・スリョンが生きていたことを知ったソジンは、ユニの裏にいたのはスリョンだったことを更に知るのです。
そのソジンはダンテと共謀し、スリョンとロナを拉致監禁しスリョンの財産と夫を奪うために犯行に及んだとして逮捕されます。

13話(最終回)
その後、姿を消したユニはスリョンに置手紙を残し自ら罪を受けるために警察に自首します。
「私が、ミン・ソラを殺しました」と・・・
ユニが自首したことで再びミン・ソラ殺人事件の捜査がはじまり、遺体を隠したヘラパレスの面々にも警察がやってきて逮捕されます。
更に不動産の情報を流していたチョン・ドゥマン代表が検察に自首出頭したことでチョンス地区の不正疑惑が表面化し、不動産で大儲けしようとしていたヘラパレスの面々は衝撃を受けます。

また、警察にいるユニはローガン・リーからロナが生きていることを聞かされ、スリョンが命がけで救ってくれたロナを遠くから見ることができ涙を流します。

裁判がはじまり、法廷では2年前のミン・ソラ事件の罪を認める例のバスの中の映像が流れますが、それでも自分の罪を認めようとしない、ダンテ、ギジュン、サンア、マリ、ソジンたちヘラパレスの面々です。ところが唯一ユンチョルだけは「すべて事実です、私たちはミン・ソラの死を偽造しました」と正直に罪を認めたことで、また法廷内で乱闘騒ぎが起こります。
そして、悪の面々はそれぞれ法の裁きを受けることに・・・

その後、ペントハウスに戻ってきたスリョンはダンテの物や書斎をすべて破壊します・・・
そして、スリョンは韓国に帰ってきたローガン・リーと再会するはずでしたが、スリョンの目の前でローガン・リーの車が爆発して悲劇的な結末を迎えることになりました。

悪の面々がそれぞれ法の裁きを受けて、ホッとしたところでしたが、マリの夫でジェニの父が刑務所から出所し不気味な雰囲気を漂わせています。
またローガン・リーの帰国の飛行機から同行した謎の男オン・ジュワンも車の爆発に関わっていて彼の正体も謎だらけです。
また、ソジンの娘ハンビョルの個人的な家庭教師チン・プンポンもローガン・リーのスパイですが、だんだん、ソジンの娘ハンビョルに執着し母のソジンから奪い取るような行動には身がすくむ思いです。
こうして、新たな人物が登場しシーズン3に繋がっていくようです。

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韓国ドラマ「ペントハウス」あらすじと感想、母親たちの壮絶な闘い

2021-09-13 | 韓ドラ は行、ふへ

韓国ドラマ「ペントハウス」あらすじと感想、最終回、辛口コメントあり。
ソウルの高級住宅地にそびえる超高層タワーマンション「ヘラパレス」を舞台に受験生の母親たちの欲望渦巻く壮絶な闘いが描かれています。
本作も殺人、財閥、不倫、出生の秘密、いじめなど、韓流の王道を行く愛憎劇ですが、ドロドロ感は過激すぎるほど半端ではありません!我が子の復讐を決意した「ヘラパレス」の最上階ペントハウスに住む究極のセレブを気品たっぷりに演じるイ・ジアさん。
彼女の変わらぬ美貌と演技力の高さにビックリです。私はヨン様のドラマ「太王神四記」の印象が強く、その後チョン・ウソンさんとの熱愛が話題になりましたが、実は歌手のソ・テジさんと夫婦関係であったことが判明したスキャンダル女優としての経歴がいまだに頭の中に残っていました。
ところが本作のイ・ジアさんのスリョン役は上品で気品があるセレブを華やかに演じています。さすが女優さんと感心するほどの完璧な変身ぶりにビックリで、好感度が上がりました(笑)更に裏切られた夫のダンテ(オム・ギジュン)をじわじわと追い詰め復讐していく様子は毎回危機感でドキドキですが、彼女のどんどん加速していく様子に注目です。
また夫役のオム・ギジュンの悪役も腹立たしい最強の悪で、こんな卑劣な彼を見たことありません。私は好きな俳優さんの一人なんですが、ちょっと、ショックが大きかったです(笑)
そして、本作で最強の悪女を演じたキム・ソヨンさんの自己中心的な悪女っぷりにもビックリです。最近は誠実で温かみのある女性を演じている彼女でしたが、本作は韓流初期のチャン・ドンゴンさんのドラマ「イヴのすべて」で最強の悪女を演じたキム・ソヨンさんに戻ってしまった感じです(笑)
更にオム・ギジュンさんと不倫関係になるシーンは夫のイ・サンウさんも絶対に見たくないと思うほど毎回濃厚なキスシーンでした・・・ 
キム・ソヨンさんは美人なので特に人を陥れようともくろむ陰険な女のすごみの悪女オーラが引き立つのでしょうネェ。でも、圧巻の一言です!
また本作はお受験や教育などの要素が関わっているため子供たちが作り上げる事件や騒動などもストーリーに大いに関わっていき緊張感が増していきます。
親にも負けないくらいのいじめはネチネチとやりすぎの部分があり、こんなことしてたら万が一有名人になった時、今の韓国芸能界のように「過去のいじめ疑惑」なんて、ネットで騒がれますよね! 
でもここの子供たちは絶対謝罪しないでしょう。この親にしてこの子あり・・・子供たちの中でもダンテの子供も演じるキム・ヨンデ君はドラマ「偶然見つけたハル」で爽やかな印象を残し、私も気になっていましたが、本作では成績優秀な何でもできる完璧な高校生を演じ、強い存在感を視聴者に与えています。
そろそろ主演ドラマを期待したいキム・ヨンデ君です。カッコいいよねぇ~彼は!はじめは、ドラマ「SKYキャッスル」に似ているドラマで、ソウルの高級住宅地や殺人事件や子供たちのお受験など同じような共通点がいくつもありましたが、ドロドロ感は「SKYキャッスル」を2倍3倍と超えています(笑)とにかく、本作は徹底した悪役たちに圧倒されること間違いありません。
ただ・・・ 本作の最終回の結末は賛否両論、意見が分かれると思います!◉辛口コメントは最終回の後に書き加えてあります。   

 

あらすじ(ネタバレあり)
1話
華やかな記念パーティーが超高層タワーマンション「ヘラパレス」で開催され、花火が打ち上がる夜、一人の女学生が「ヘラパレス」から転落します・・・ そして、2か月前、女手一つで娘を育てながら不動産コンサルタントをしているユニ(ユジン)。
娘のロナ(キム・ヒョンス)は財閥の子供たちが通うチョンア芸術高校の声楽科に進学しようとしますが、母ユニは大反対します。実は母のユニ(ユジン)も高校時代同じ夢を持っていましたが、同級生で財閥の娘のソジン(キム・ソヨン)に首を傷つけられ夢を絶たれたのでした。
そうとは知らない娘のロナは声楽教師となった一流のソジンのレッスンを受けたいと「ヘラパレス」へと向かうのです。娘を捜しに来たユニと因縁のライバルであるソジンが「ヘラパレス」で再会するのです。
お互いにビックリする二人ですが、ユニは堂々とソジンの前で「もう、どこにも逃げない、あなたは死んでも私に勝てない、偽者の1位チョン・ソジン」と喧嘩を売るユニです。そして、ユニは娘のロナをチョンア芸術高校の声楽科に受験させようと応援します。

2話
児童養護施設で育ったミン・ソラ(チョ・スミン)は病気の愛犬のために急きょお金が必要になり年齢と経歴を偽り、ヘラパレスで数学の家庭教師を始めることになります。
しかし財閥の子供たちはソラをバカにするだけ・・・一方、学校や周りは敵だらけで、ぬれぎぬを着せられた娘を救うために仕方なかったユニは、チョ議員の弱みを握ることに成功。口止め料としてせしめたお金で校長を丸め込み、娘を救うのです。そして娘のロナのレッスンの講師もやっと見つかり高校入試に向けて全てが順調に思えたのですが、その講師もソジン(キム・ソヨン)が買収して仕向けた講師だったのです。

3話
チョンア芸術高校に合格したマリ(シン・ウンギョン)の娘ジェニは、不合格だったユニ(ユジン)の娘ロナに合格者は最初から決まっていたのよと得意げに話します。
そして試験でミスをしたソジンの娘ウンビョルが合格したことを知ったロナは自分が落ちたことに納得がいかずソジンに迫り警察沙汰になり、また不利な立場になってしまいます。
一方、チョンア芸術高校に首席で合格した孤児のミン・ソラはソジンに呼び出されて入学を辞退するよう求められますが、ソジン(キム・ソヨン)とダンテ(オム・ギジュン)の不倫を知っていると逆に脅されるソジンです。
そのソジンは目障りなソラとロナの二人ともチョンア高には絶対に入れたくないのです。貧乏な子供たちなのに成績優秀なのが気に入らないソジンです。
また孤児のソラはただ一生懸命に生きて必死に努力しただけなのに、「ヘラパレス」の子供たちからも、いじめられ、集団リンチに合います。その現場の録画が、あとで大きな問題となるのです。また一方、ソジンはユニと揉めて高額な示談金を要求しますが、ソジンの夫ユンチョルがユニを助けるのです。なぜ?ユンチョルが・・・? 
彼はユニが初恋の人だったのです・・・また一方で、スリョン(イ・ジア)には元夫の間に植物人間になった子供ヘインがいますが、「あなたは夫のチュ・ダンテに騙されている、病院にいるヘインはあなたの娘ではない」というメモを受け取ります・・・
それなら、私の娘のヘインはどこに?と、ただただ驚愕するのです。
その後、「自分の娘は自分で見つけろ」と謎の男から電話があり「ソマン孤児院に行け」と・・・ スリョン(イ・ジア)はソマン孤児院へ駆けつけ、そこで名簿の中からミン・ソラの名前を見つけます・・・ 
そして、チョ議員と一緒に写っている写真を見つけます。スリョンは家庭教師だったソラに「気付いてあげなくてごめん」と涙を流します。
そして、家庭教師のソラに何度も電話をかけますが、電話にでません。

4話
ヘラパレス1周年記念パーティーで多くの住人たちが集まる中、ソジン(キム・ソヨン)とダンテのたくらみで機械室に監禁されたソラ。
不倫を知るソラから何とか証拠の映像が写っている携帯を取り上げようとする二人ですが、ソラは決して携帯を渡そうとしません。
記念パーティーの夜を彩る花火がバンバンと上がるなか、「ヘラパレス」の住人の一人サンア(ユン・ジュヒ)がヘラパレス内のヘラ像に抱かれたソラの遺体に気付きます。
その時スリョン(イ・ジア)はソラが転落する様子をエレベーターの中から目撃し、気を失ってしまいます。
スリョンを除く「ヘラパレス」の6人は子供たちの集団リンチ事件が表沙汰になることを恐れ、他の住人に気付かれないようにソラの遺体をヘラパレスの外に運び出そうとし、ソラが住んでいた家の近くに運びます。 
でも、一体誰がミン・ソラを殺したのでしょうか・・・?ここから先の読めない、謎が謎を呼ぶ展開がはじまります。また一方で、ダンテに絶対忠誠を誓うユン室長がスリョン(イ・ジア)に「一度は話すべきだと思いました」と言い、スリョンの生まれたばかりの子供を取り替えたと真実を話しますが、その子がミン・ソラだったとは知りませんでしたと告げます。
この時だけユン室長がスリョンの味方になってくれて、病気のヘインを死んだことにして別の安全な場所に移すのです。また一方、警察でソラの死亡は自殺で処理されましたが、ソラの携帯はいまだに見つからず、ソラの遺体を内緒で引き取ったスリョンはソラの体の中からUSBを見つけます。その後、合格者のソラが亡くなり、ユニ(ユジン)の娘ロナがチョンア高の声楽科に補欠合格となります。
母譲りの素晴らしい歌唱力を持つロナですが、家が裕福でないことで、ヘラパレスの同級生たちに見下され、ここからひどいいじめに合っていきます。
母のユニも何としても娘のためにいい暮らしをさせたいと必死になりますが、ユニはセレブの仲間入れができるのでしょうか・・・??

5話
夫に騙され夫の裏の顔に気付いたスリョン(イ・ジア)は自分の子供ソラに何が起きていたのかこっそり調べ始めるのです。そして、ソラの住んでいた部屋を訪れると、そこに「ヘラパレス」の弁護士ギュジンとソジンの夫ユンチョルが無くなった懐中時計を捜しにやってきます。
2人の会話を隠れて聞いていたスリョンは「ヘラパレス」の面々が皆グルだったことを確信するのです。そして、更に、家に帰ったスリョンは夫ダンテとソジン(キム・ソヨン)の不倫を知り、大きな衝撃を受けます。そして、不倫を隠すためにソラを追い詰めたことを知ったスリョンは、子供ソラのために復讐を誓うのです。
一方、ソジンの娘ウンビョルはソラが死んでから異様なまでにおびえるようになっていました。そして思い詰めたウンビョルは母親のソジンに監禁されたソラを外に出したのはウンビョルで、その時二人はもみ合いになり、自分のせいで死んだと思っているのです。ウンビョルは怖くて仕方ないのです。

6話
ユニ(ユジン)は常に娘のロナがチョンア高に入ったことでヘラパレスの面々から攻撃を受けますが、スリョン(イ・ジア)だけは「娘のためにも耐えてロナを必ず守ってください、信じています」と優しい声をかけてくれます。
また、夫の隙をついてオフィスを探っていたスリョンは夫のユン室長に見つかり、とがめられます。
しかしチョ議員に亡くなったソラがスリョン(イ・ジア)の娘だったことが分かり、脅されて窮地に陥っている今、チョ議員の不正資料を見つけようと必死なのです。
そしてチョ議員が死んだソラに何をしたのか知りたいのです。
スリョンは必死になってユン室長に頼み込み、ついに新たな情報を得るのです。
そして、はじめにチョ議員と女優の不倫写真をメディアに流します。
その後スリョンはソマン孤児院の海外養子の資料情報を元に、子供たちは養子先の兄弟などに骨髄移植をさせることが目的で養子になり、移植が終わるとすぐに離縁されて強制追放されていたことを知ります。
そして、チョ議員の別荘を訪れチョ議員を追い詰めますが、チョ議員は開き直り、二人はもみ合いになってしまうのです。その時スリョン(イ・ジア)が殺されそうになりユン室長が助けに入りますが、逆にチョ議員が手すりから落ちて死んでしまいます。
そこへユニ(ユジン)がやってきますが、驚いたユニはその現場を見て帰っていくのです。その後、ユン室長はチョ議員が自殺したように後始末をします。そして、ユン室長は口止めの代りにビッグな情報をユニ(ユジン)に教えるのです。
また一方でヘラパレスの面々を今まで脅していたのはスリョンだと皆が怪しむようになり、夫のダンテも怪しく思いはじめますが、スリョンはすべて先手を打っていたので、皆からの誤解は解けます。
そして、ユン室長はスリョン(イ・ジア)の危機を救い、またダンテに対する最後の忠誠を誓い自ら命を絶ちます。自分の危険も感じていたようです。それだけダンテは恐ろしい男なのでしょう・・・


7話
チョンア高の入学公演で独唱するはずだったダンテの娘ソッキョンの風邪が治らず、代わりをソジンの娘ウンビョルとユニの娘ロナで争った結果、なんとロナが独唱することになりますが、またソジンの策略でロナが当日交通事故に遭い、結局ソジンの娘ウンビョルが独唱することになります。
実はソジンはダンテの娘ソッキョンのカンニングを見つけダンテと取引をしますが、「僕たちの仲もこれで終わりにしよう」とダンテはソジンに別れを言いますが、ソジン夫婦が仲良くなったことに嫉妬したダンテはソジンをまた誘いだすのです。
嫌な男です。ところが、ソジンの夫ユンチョルは最近の妻の行動を怪しく感じています。
一方ビッグな情報をもらったユニ(ユジン)は一攫千金を夢みて、亡くなったソラが住んでいたポソン村の家を手に入れたものの、期待していた再開発の発表はなく、借金取りの男たちにおびえる毎日です。娘のロナに激しく反発されたユニは、ついにポソン村の家を売りに出すことにします。

8話
ユニ(ユジン)が契約書に押印しようとしたその瞬間、事務所のテレビからポソン村の再開発が発表されて大喜びするユニ。「私は大金持ちになりましたぁぁ~~」と叫ぶ、叫ぶ~~(笑)そんな時またロナが学校で問題を起こし、その夜、帰ってこないロナを心配したユニはスリョンに電話します。
スリョンと一緒に帰ってきたロナは可愛い白い犬を抱いていて、今日から家で飼うといいます。それはソラが飼っていた犬だったのです。
そして、母ユニのことを誤解していた娘のロナは「私は母さんの娘よ、母さんのトロフィーは私が取り返してあげる」と言って二人は抱き合います。
ところがソジンの娘ウンビョルは自分の部屋で亡くなったソラの幻が見えるようになり怯えるのですが、母のソジンは「こんなに弱虫じゃロナにも勝てない、幻を見て怖がるなんて自分の力で克服してロナに勝ちなさい」と言い、「母さんがチョンア財団の理事長になるにはウンビョルが一番でなくちゃだめなの」と言って、ソラが閉じ込められていた機械室で勉強させます。
また、一方、スリョンはユニを映画に誘いますが、そこで夫のダンテとソジン二人の不倫現場を目撃するのです。でも、ユニを誘ったのはすべてスリョンの計画で、これからユニを味方につけるためでした。
その夜、ユニはソラの幻を見てあの日、ヘラパレスでソラに会ったことを思い出します。混乱する中で、可愛い犬が亡くなり、その犬がソラの子犬だったことを知り、突然の予期せぬ出来事に驚愕するユニ。
また、父ダンテとソジンの会話を聞いてしまった息子のソクフン(キム・ヨンデ)は二人の関係を知り、またソラを殺したのは父ではないかと疑っています。



9話
ユニ(ユジン)に不動産関係の情報を流し裏で支えている人がいるはずだと考えたダンテ・・・まさか、妻のスリョンではと疑うのです。
そして、ソジンは亡くなったミン・ソラとスリョンの二人には何か秘密があると言います。
またスリョンと仲良くなり情報を得たユニが競売で落札した物件がほしいダンテはユニを呼び出し、高値で売買契約を持ちかけますが、ユニは絶対にダンテには売らないと言います。
結局、ヤクザを使ってユニを拉致したダンテたちですが、それを知ったソジンの夫ユンチョルが助けに入り救出するのですが、そこにダンテが立ちはだかり、ユニはダンテの悪事の録音ファイルを盾に「これからはハ・ユンチョルとだけ取引をします」と言ってその場を去っていきます。カッコいいユニでした・・・(笑)

10話
ソクフン(キム・ヨンデ)がクラスメイトに暴力を振るったことで体育教師で副担任のク・ホドンがペントハウスを訪れ、母のスリョンに会いに来ます。話は子供たちの集団暴力のことで・・・ところが、副担任のク・ホドンはスリョンをみて「目が似ている・・・」とつぶやくのです・・・また同じ頃、ユニがヘラパレスの45階に引っ越してきます。
ヘラパレスの面々は綺麗に着飾ったユニを見てあっけにとられ 呆然とします(笑)ユニは競売で手に入れた物件をダンテに売り渡す条件としてヘラパレスに住むことを提示します。
もちろん、納得できないソジンたちはユニを追い出すために汚い手を使って計画を着々と進めますが、ソジンの娘のウンビョルも再度ロナを攻撃してきます。

11話
学校でロナのカバンからたばこが出てきて担任から責められるロナです。自分の物ではないといくら話しても担任は信じてくれません。ところがソクフン(キム・ヨンデ)が、「そのたばこをカバンに入れたのは僕です」と言って、かばってきます。
また一方、ユンチョルは妻ソジンの浮気相手がダンテだったと知り大きなショックを受けます。離婚したいユンチョルですが、手術で大きなミスを犯してしまい、それを隠蔽するのに結局ソジンの力が必要になります。
また、ソジンとダンテの不倫が夫ユンチョルにバレたことをソジンが気付きますが、それでも開き直るソジンの身勝手さには頭が下がります。結局、夫ユンチョルの命はソジンに懸かっているのです。
また、一方で以前、清掃員がソラの携帯をホテルの空調機の中から見つけますが、なんとその携帯をヘラパレスの弁護士ギュジンが持っていたのです。携帯の画像にはダンテとソジンの不倫現場が写っていて、弁護士ギュジンも二人の不倫を前から知っていたのです。
また、体育教師の副担任ク・ホドンは亡くなったソラの兄だったことが分かります。
そして、兄のホドンは「スリョンさん、幸せでは困ります」とつぶやくのです・・・でも、このお兄さん、ソラから骨髄移植してるんですよね、自分だって、ソラを追い出しておきながら助けに来るの遅かったでしょうってツッコミたい感じですが、この兄も亡くなったソラのためにじわじわと復讐していきます。

12話
ソラの兄ホドンはスリョンに「亡くなったミン・ソラが自分の娘だったと告白するように責め立てます。スリョンは今分かってしまえば復讐への計画がつぶれてしまいます。
スリョンは急いでホドンが何者なのか調べはじめますが、兄のホドンには別の顔がありました。また、ソジンの娘ウンビョルのロナに対する嫌がらせはネチネチともう~うんざりするほどです。すべて、母のソジンが解決するのですが、ソジンもソジンでこんな強欲な悪女もうんざり・・・
そのウンビョルは亡くなったソラの名前が出るとオロオロして態度がおかしくなり、ヘラパレスの子供たちは疑問を感じていました。
ウンビョルはソラが死んだのはポソン村ではなくて本当はヘラパレスだと教えるのです。そして、ミン・ソラを殺した犯人は俺たちの親の中にいるんだろうか・・・?と察するのです・・・また、ユニはヘラパレスの投資コンサルタントから投資の話を聞き大金を投資するのですが、すべてダンテの仕組んだことでユニを破産させる罠だったのです。
ところがスリョンはダンテに奪われたお金を取り返す方法があると話します。はじめにユニはダンテの会社の投資チーム契約社員の求人に応募し、ダンテが今一番会いたがっていたアメリカで一番成功した在米韓国人のローガン・リーを紹介し、これから明洞の土地を売るには私が必要になると自信ありげに伝えます。
そして、このローガン・リーが亡くなったソラの兄ホドンだったのです。

13話
ダンテに奪われたお金を取り戻そうとするユニは、スリョンの助けを借りてローガン・リーに会いに行きますがあっけなく秘書に追い払われてしまいますが、しつこく押しかけ、ついにローガン・リーに会うことができ、ダンテにお金を奪われた話をして協力を得ることになりました。
一方、何か月も前に捨てたはずのルビーの指輪と花束を受け取ったソジンは慌ててダンテの元へいきます。贈ったのはスリョンだというソジンにダンテは否定します。
そして、ダンテはソジンの夫ユンチョルを疑うのです。また、子供たちは、亡くなったソラの振りをして、自分たちを脅していたのはロナだと勘違いしロナを呼び出すのです。
まさか、ソラの兄で体育教師のホドンが脅しているとは誰も気が付きません。

14話
ダンテが主催するヘラパレスのプライベートパーティーに招待されたローガン・リーは、そこでダンテとソジンの不倫を知り、ダンテとユンチョルが喧嘩する場面も目撃します。
そして、皆の前に「ミン・ソラを殺した犯人はこの中にいる」と書かれた垂れ幕を掲げます。
ヘラパレスの面々は「誰がこんなことを!」と驚きますが、垂れ幕を見たユニは誰かが47階からソラを落とした記憶が蘇ります。
ソジンはスリョンの仕業だと確信し、スリョンとソラの関係を皆の前で明かすように迫りますが、スリョンは夫ダンテとソジンの不倫をバラし、不倫を隠すためにソラを突き落としたのでは・・・と強く主張します。
ヘラパレスの面々は二人の不倫に驚きますが、これからの流れが気になりますね・・・スリョンはダンテに離婚すると言いますが、ダンテは「離婚しない、俺を信じて待っていてくれ」と言いますが、これもすべて嘘でスリョンから最後に奪うものがあるのです。
また、弁護士のギュジンはソラの携帯を持っていることをダンテに知らせ、脅しにかかっていますが、その携帯をソラの兄ホドンが奪います。
そして、スリョンはソラの兄がホドンで、ローガン・リーだと知るのです。スリョンは仕方なくソラのためにホドンと手を組むことになります。そんな中、ロナはウンビョルたちに濡れ衣を着せられて、おまけに自分の母ユニとウンビョルの父ユンチョルの不倫を責められ耐えられなくなります。
「私なんて、最初からチョンアに似合わなかった、もうやめます」とソジンに退学届を出します。

15話
ダンテたちは防犯カメラの映像から携帯を盗んだのが体育教師ホドンだと分かり、まさか、ソラが言っていた兄とはホドンのことなのか?とダンテは疑うのです。
きっとパーティーで起きた事件もホドンの仕業に違いないと思い始めます。ホドンを尾行していた弁護士のギュジンたちはホドンがローガン・リーに接触しようとしていると勘違いし、ホドンを拉致しますが、なんとかダンテたちを騙すことができます。
一方、ユニはソジンから娘のロナが退学届けを出したことを聞きます。なぜ?退学届けを?とロナに聞いても決して理由を言おうとしません。ユニはロナを連れて学校に行き、退学を取り消そうと大騒ぎになります。そして、ロナの態度がどんどん変わっていくのです。また一方で、ソジンとユンチョルの離婚が成立しソジンはウキウキしています。
更に父親からチョンア財団の次期理事長にソジンがなり、これですべての悩みが解決しました。そんな中、ユニがソジンの離婚と不倫をソジンの父である理事長にバラします・・・直ぐに、チョンア財団の次期理事長は妹のソヨンになったと秘書から言われたソジンは、急いで父親の元へ「許してほしい」と駆けつけます。
父は浮気して離婚した分際で偉そうなこと言うなと激怒します。二人は雨が降っている外で、もみ合いになり父は倒れてしまいますが、頭から血を流す父親を見捨ててその場を去っていくソジン。
そのまま、自分のレッスン室に向かい、ピアノを弾くソジンは異常なまでに正気を失い、恐ろしく狂乱するのです。このシーンのソヨンさんは怖いほどでした・・・

16話
父である理事長のカバンから妹ソヨンが理事長になる書類を盗んで燃やしたソジン。すべてト秘書のおかげで窮地を救ってもらい、誰にも知られずに父の葬儀も終わります。
ところが、ト秘書とソジンの会話を偶然聞いてしまった元夫のユンチョルは父の死にソジンが関わっているのではと感じるのですそんな時、ユンチョルはユニから事件当日理事長と会い、ソジンが離婚したことやダンテと不倫していることまで話したと聞くのです。
またスリョンもユニから事故当日の話を聞きソジンを疑うのです。また一方で亡くなったソラの兄ホドンはローガン・リーの姿でダンテに近づき、明洞の土地の話をどんどん進めていくのですが、ダンテとスリョンの夫婦の間もお互いに騙し合いが続き、危険な状態になっていきます。

17話
ユニはソラが死んだ日の記憶がハッキリと蘇ってきます。ユニは娘ロナの合格のために自分がソラを47階から落としたことに気付き、がくがくと震えるのです。
そう、ソラを殺した犯人はユニだったのです・・・そんな時、スリョンはユニに「私はミン・ソラの母親なの驚いたでしょう」これまで自分の復讐のためにユニを利用してきたことを謝るのです。
そして「ソラを殺した犯人は赤いルビーの指輪をしていたソジンに間違いないの」とユニに話します。ところが、すでに自分がソラを殺した犯人で心が動揺しているユニはスリョンが何を言っているのか全く理解できない精神状態で、逃げるように去っていきます。
家に着いたユニはあの日着ていたジャケットの中からソラのペンダントを見つけます。スリョンが見たのは赤いルビーの指輪ではなくて、赤いアップルのペンダントだったのです。
ユニはロナのために強い母親になろうと決心し、ダンテの会社でダンテを助けながら一生懸命に仕事に打ち込むのです。
また、ダンテとローガン・リーが合意をし明洞にカジノを作ることになります。ところが資金が欲しいダンテはスリョンに内緒で娘ヘインの死亡届を出してヘインが祖父から受け取った土地を担保にしようとしますが、それに気づいたスリョンは生きているヘインをダンテに合せるのです。
でも、あまりに素早いスリョンの行動に、ユニはスリョンとローガン・リーの仲を疑い始めます。また学校に復活したロナ。そしてソクフンはクラスの生徒に「俺とロナは付き合っているからこれからは言葉に気を付けろ」と注意をします。

面白くないウンビョルはロナを責めますが、反対にソクフンから母ソジンと父ダンテの不倫を聞かされ、大きな衝撃を受けます。また、亡くなった父の遺言状で元夫のユンチョルはチョンア医療院の院長に就くことになります。



18話
殺したはずの娘へインが生きていたことを知ったダンテは荒れ狂うのです。スリョンの首を絞め殺そうとしますが、そばにあった置物でダンテの頭を殴り、家政婦とソクフンに助けられて難を逃れます。
そのまま、スリョンはローガン・リーのホテルに行くのです。そして、ローガン・リーは娘のへインを安全なアメリカに移動させてくれました。スリョンは「ソラもヘインもソクフンとソッキョンも、もっといい母親に出会っていれば今のようにならなかったのに」と泣きながら自分を責めるのです・・・ローガン・リーはスリョンに「ダンテから逃れて新しい人生を送れるように僕がお手伝いします」と告げます。
電話を無視するスリョンにダンテは、ユニを利用しようと呼び出します。夜遅いダンテの誘いにユニは綺麗に着飾って会いに行きます。ユニの望みをすべて叶えてくれるというダンテにユニは娘ロナのためにダンテに協力するのです。 
まさか、ここでユニが裏切るとは思いませんでした・・・ダンテはスリョンの居場所と彼女を助けている協力者と何を計画しているのか知りたいとユニに話します。
一方、ソジンに父が亡くなった日の動画が送られてきます。誰なのか不安なソジンですが、娘のウンビョルは母ソジンの不倫を知って、更に精神的に病んでいくのです。

19話
ローガン・リーの招待でパーティー会場に向かう車の中、意識を失い拉致されたヘラパレスの面々は、黒いマントの謎の人物にお前たちがソラにしたことを全て自白するように責められます。その親たちの動画は子供たちにも流れ、皆がパニック状態になります。
親たちと子供たちの命が懸かっている時に親たちは罪のなすり合いで大喧嘩になります。そして、皆の前にスリョンが現れ、「ミン・ソラは私の娘よ」と叫びます。
やっと解放されたヘラパレスの面々が子供たちのところに駆けつけますが、そこにはソラの兄だと名乗るホドンがいたのです。
ヘラパレスはおぞましい悲惨な光景になりました・・・そして何も知らないユニの前にスリョンが姿を現し、ソラを殺した犯人が分かったと告げます。
スリョンはユニが亡くなったソラの赤いアップルのペンダントを持っていることを知っていました。そして、ユニがダンテと手を組んだことも・・・追い詰められたユニはダンテにメールし、スリョンが今ユニの家にいることを教えるのです。
とうとう、ユニも悪女に変身しますが、まさかユニが裏切るとは・・・ダンテに連れ去られたスリョンでしたが、ローガン・リーが助けにきます。

20話
東洋最大規模の明洞カジノ投資説明会の会場で逮捕されたダンテですが、訴えたのはローガン・リーだったのです。そして、横領や投資詐欺の容疑で逮捕されたことがニュースになります。また、ソジンもチョンア高での内部告発で不正が明るみに出て検察に連行されます。ダンテとソジンの不倫映像もニュースになり、ミン・ソラが亡くなる前にチョンア高の生徒から悪質なイジメを受けていて、加害者全員が高級なヘラパレスに住んでいて、絶対的権力をかざしていた事実も明らかになります。
ミン・ソラの死についても再捜査が始まりヘラパレスの面々全員が参考人として取り調べを受けるために連行され、ヘラパレスは大騒ぎになります。
事前に話を進め示し合わせていた親たちは、とりあえず解放されますが世間の目は冷たく、常に追い詰められていたソジンの娘ウンビョルは自分の不正入試がネットで公となり自殺を図ります。
ソジンはスリョンにひざまずいて、「もうやめて、お願い、ウンビョルを助けてください、私は本当にあなたの娘ソラを殺してない」と言いますが、スリョンは「知っている、あなたが殺さなかったこと」と言うのです・・・そして、本当にウンビョルを守りたいなら自分の罪を認めて罰を受けるように言います。
それは、理事長の座から降りて二度と教壇に立たないでほしいと・・・それでも、開き直るソジンにダンテとユニの仲をバラすのです。そして、再びユニの家にやって来たスリョンはユニに私を騙して、ダンテと手を組むなんてひどいと言い、強く自首を迫るのです。ところが、ユニはダンテのところに行き、スリョンを殺してほしいと言います・・・そして、スリョンは家政婦からソクフンとソッキョンの子供たちがダンテにいじめられていると電話を受けペントハウスに向かうのですが、そこで何者かにナイフで刺されてしまいます。
スリョンは病院に搬送されますが、出血多量で息を引き取り、その後ユニが逮捕されるのです・・・

21話(最終回)
ユニの逮捕は全てダンテが仕組んだことだと知りながらもユニは「私が殺しました、スリョンさんを殺したいほど憎んでいました」と言って容疑を認めます。
実はスリョンを殺した犯人は夫のダンテで家政婦とソジンの3人が仕組んだ罠だったのです。ヘラパレスの面々は邪魔だった人たちが一気に片付いたと言って喜び、結局、神様も金持ちの味方なんですと勝手なことを言っています。
またソジンは病院も財団もウンビョルも全てを元通りにしたいだけと言って元夫で院長のユンチョルを病院から追い出します。ローガン・リーもダンテに捕まりますが、お前を殺すつもりはないと言い、ダンテはソラの骨髄移植の件で父親を脅し莫大な身代金を受け取っていたのです。
そして、ソジンの力を借りてシム議員を買収し、ダンテの会社の横領や投資詐欺などの捜査とソジンのチョンア財団の不正なども手を回し、すべての容疑が不起訴となります。
6か月後、ユニの裁判が始まる前にある女性がスリョンに頼まれたと嘆願書を渡し、それを見たユニは涙を流すのです。
そして、裁判で「私はシム・スリョンさんを殺していません、娘の名に懸けて誓います」と真実を告げます。その後、護送車で移動していたユニをローガン・リーが事故を起こしてさらっていきます。ローガン・リーは「スリョンさんはお前がソラを殺した犯人だと知ってもお前を最後まで信じて待っていたんだ」と強く訴えかけます。
ユニは「私はスリョンさんを殺していない」と言って二人は激しく言い争うのですが、最後ユニは自分の首に鋭い凶器を刺すのです。
「ロナごめんね」と言って・・・そして、ラストは優雅に着飾ったソジンが勝ち誇った顔で最上階のペントハウスを手に入れた姿で幕を閉じました。

(辛口コメント)
本作は善人のスリョン(イ・ジア)が悲劇的な死を迎え、悪人のダンテと悪女のソジンが堂々とペントハウスを手に入れる最悪の結末という、かつてないストーリー展開にめっちゃ!ムカつきました。
こんな血も涙もない悪役が生き延びる最悪のエンディングなんて見たくなかったです。
20話でダンテとソジンが捕まり、ホットしたので後はユニが反省して自首すれば視聴者はスッキリ爽快な気分で良いドラマだったと思いますが、無理に付け足したような不自然な21話は必要なかったと思いました。
シーズン2を意識した21話がありありと分かり、もう~気分悪かったです。
本当に、スッキリしない、後味の悪いドラマでした。
でも、こうなったからには、シーズン2,シーズン3で、悪役の最後をしかと見届けないとねぇ~(笑)
お金と権力がある財閥のドラマはいつもイライラしますが・・・ただ・・・あの嘘っぽさが、まさしく韓国ドラマなんですけどネェ~(笑)
でも、本作はやりすぎ!!私はドロドロだけではなく最後は黙っていても心を許し合える人間味あふれるようなラストを迎えたドラマ「SKYキャッスル」の方が何倍も感動して、好きです。
ドラマ「夫婦の世界」も同じように良かったですね!さぁ~~ 気合を入れて、シーズン2、行ってみたいと思います(笑)

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韓国ドラマ「平日午後3時の恋人たち」あらすじと感想、昼顔韓国版

2020-11-21 | 韓ドラ は行、ふへ


韓国ドラマ「平日午後3時の恋人たち」あらすじと感想、最終回。
日本で上戸彩ちゃん、斎藤工さん共演で、社会現象にまでなった「昼顔~平日午後3時の恋人たち」の韓国版です。
私が久しぶりに日本のドラマにハマった作品ですが上戸彩ちゃん、斎藤工さんのファンでもある私はこの二人の最強カップルから目が離せなくなりました(笑)
韓国版では出産後3年ぶりのドラマ復帰となった正統派女優パク・ハソンさんと癒し系イケメンのイ・サンヨプさんが扮し、イ・サンヨプさんはこれまでの爽やかなイメージを見事に覆し不倫という禁断の恋に落ちるラブストーリを繰り広げていきます。
更にイェ・ジウォンさんと画家のチョ・ドンヒョクさんも熱い感情がぶつかり合う大人の激情メロを披露し日本の原作ストーリーを基盤に、韓国ならではの洗練された映像美と独自な演出に注目です。
私はエリックのラブコメドラマ「またオヘヨン」でイェ・ジウォンさん演じた爆笑年上女性が大好きですが本作のしっとりした大人のイェ・ジウォンさんもまた素敵でした。
不倫を美化してはいけませんが、この二組の熱いときめきや悲しみなどお互いに分かっていても惹かれあっていく繊細な心の動きが丁寧に描かれていて究極の愛と切なさをじっくり堪能できる大人のラブストーリーです。またもう一度日本版が見たくなりました。



あらすじ(ネタバレあり)
韓国ドラマ「平日午後3時の恋人たち」あらすじと感想、最終回、
結婚5年目の主婦ジウン(パク・ハソン)は公務員の夫と平凡な日々を送っています。ある日ジウンは、向かいの家に引っ越してきたセレブ主婦のスア(イェ・ジウォン)から不倫のアリバイ作りへの協力を頼まれます。
スアは最近この街に引っ越してきたばかりで、大手出版社代表を務める夫と二人の娘と大きな一軒家で裕福な暮らしをしています。幸せそうにみえる彼女ですが実は、平日の昼間に不倫を繰り返している、いわゆる「平日昼顔妻」だったのです。この日も不倫をしていたスアは事件に巻き込まれ、それを目撃していたジウンに嘘の証言を頼むのです。
弱みを握られ幸せを守るためにスアの要求に従うジウン(パク・ハソン)。ところがその事件でジウンは生物教師のジョンウ(イ・サンヨプ)に出会い次第にジョンウのことが頭から離れなくなり、やがて越えてはいけない一線を越えてしまうことになります。
それまでのジウンの生活は、子どもを望んでも夫から拒み続けられる日々で飼っている小鳥のことしか頭にない夫は、彼女のことを「サラン(小鳥の名前)のママ」と呼ぶような自分勝手な夫です。子供がいないジウンが逆に傷つくと思わないのでしょうか・・・
ジウンは夫への苛立ちや虚しさを必死にこらえてきましたが、そんな彼女の乾いた心に一滴の潤いを与えてくれたのは、ジョンウ(イ・サンヨプ)の存在でした。そしてジョンウに対する想いは次第に大きくなっていき、デート前に久しぶりに赤い口紅を塗るジウンの胸のときめきが痛いほど伝わってきます。
また一方セレブ妻のスア(イェ・ジウォン)は夫の出版社の画家であるハユン(チョ・ドンヒョク)のモデルを内緒でしますが、二人もまた真剣に愛し合っていきます。出版される本の挿絵がスアではないかと夫や出版社の皆が疑いはじめますが二人は楽しいデートを続けているのです。ひそかに隠れながらの逢瀬ですが、彼らは本当に幸せそうな時間を過ごしています。
ところが、二人の関係を疑い始めたスアの夫は二人の後を追いかけます。
二人は海辺で楽しい時間を過ごしていますが夫はその場所を見つけてしまいます。そんな時画家のハユンはスアを心配して「俺たち今日で終わりにしよう」とスアに言います・・・スアは「いつか言われると覚悟していたけどやっぱり胸が痛む」と告げます・・・ハユンは「あなたは大切なものを守らないといけない・・・」 「全てを捨てて俺のところに来るか?愛や幸せなんて言葉は不倫する者には似合わない、だから家に帰るんだ。俺も短い夢から覚めたと思うことにする」と別れの言葉を告げます。
そして家に帰ったスアは夫の態度から二人の関係がバレたことを知ります。
ところが同じ時ジウンも愛するジョンウが友人ミニョンの夫だったと知り自分に天罰が下ったと思い泣き崩れます。ジウンもジョンウに別れを告げますが納得がいかないジョンウに「不倫をやめるのに理由が必要ですか?何もかも嫌になっただけです」と心にないことを言うジウンの辛さが切ないです。
ところが別れた後、ジウン夫婦とジョンウ夫婦は偶然公園で出会い4人でお茶を飲むことになりますが、誤解が解けた二人はやっぱり別れることができないジウン(パク・ハソン)とジョンウ(イ・サンヨプ)。ジョンウは「もう君を離さない・・・」と言ってジウンを抱きしめます。ジウンも同じくジョンウと離れられないと確信するのです。
また一方スアもまた夫の仕打ちに耐え切れず家をでて画家のハユンの元へ向かいます・・・
貧乏な画家と恋に落ちるのはドラマチックだけど長続きするのかしら・・・とハユンの元妻キム館長はキレています。スアは人妻だし元妻のキム館長も嫉妬から冷静になって話などできるわけありません。
そして一人冷静なハユンは「いつまで僕のそばにいてくれるだろうか?」そう思いながらスアと暮らすのです・・・ 数か月が経ちスアの子供のアラムが幼稚園の写生会でいなくなります。
この事件がきっかけで一旦家に戻るスアですがまた子供を置いて家を出たスアにハユンは時間がかかるけどお互いに離婚したら結婚しようとスアにプロポーズします。(実はハユンと元妻のキム館長は離婚届を提出していなかったのです)



後半過ぎ、熱く燃え上がるジウンとジョンウですが、それぞれの夫と妻がおかしな行動をする二人を怪しく感じはじめます。
そして、ある日ジウンとジョンウが手をつないでいる姿を目撃する妻のミニョンは夫の不倫相手が友人のジウンだったことに大きなショックを受け絶対に離婚しないと騒ぎたてます。またジウンの夫も帰りが遅いジウンに浮気でもしているのか?と問いかけますが、ジウンは正直にそうだと言い、好きな人ができてその人を愛していると告げます・・・
ジウンの夫はジョンウに会いに行き妻のジウンと別れてほしいと頭を下げ、自分たちは絶対に離婚しないと言います。人から見ればただの不倫ですが、二人にはそれも愛のカタチなんだと思います。彼女たちの不倫の罪は地獄です。
その後ジウンとスアの二人は天国を見た代償に毎日地獄をさまよう日々を送ることになります。そしてジョンウも不倫した教師は教壇に立たせられないと校長から言われ、すぐに退職届を出すことになります。
非難を受ける不倫です・・・そしてこの愛が永遠でないことは分っているのです。だからこそこの瞬間を大事にしたいのです。もしこの愛が本物でないのなら行きつく先で終わりが訪れるでしょう。だから少しだけこのまま二人だけでいたいのです。たとえ非難されても、人生は長い旅だということを・・・どこに行くかではなく誰と行くか・・・どこで暮らすかではなく誰と暮らすかが大事だということをジウンはしみじみ感じています。
ところが、そんな時ジョンウの妻ミニョンが妊娠をしたと言います・・・
ジウンは私のすべてをささげても決して手に入らない彼がジョンウだと悟ります・・・
そして、それぞれの家庭に戻るジウンとジョンウ・・・
また一方、画家のハユンも子供がいるスアを苦しめているのは間違いなく自分だと分かっています。ハユンもスアを失いそうで怖い反面このままスアを引き止めたままでいいのか苦しんでいます。スアもやはり残してきた子供を思うと心が重くなります。
そんな時、スアの夫の出版社が盗作疑惑で危機に陥り、夫は自分の傲慢さにやっと気づき妻のスアに戻ってきてほしいと頭を下げるのです。夫はスアが自分と子供にとって大切な存在だったと分かるのです・・・
最終回、ジョンウとの別れがあまりに辛かったジウンは精神的に不安定になり、新しい家でボヤを出してしまいます。ジウンの夫は優しく「俺たち離婚しよう」と伝え涙を流すのです。
また、ジョンウの妻ミニョンは想像妊娠で相当なショックを受け一人にできない状態になり二人は外国へ旅経ちます。
また画家のハユンもスアの子供の幸せを考えスペインにいくと告げ帰りはいつになるか分からないと言い二人は熱い抱擁を交わし別れます。
平日午後3時、スアは家に戻り、ジウンは家を出ることに・・・
3年後、ジウンの夫もジョンウの妻もそれぞれ結婚して新しい家庭を築き子供も誕生しました。
ジウンは作家になりジョンウも外国で博士号を取得しました。
やっと自由になった二人は前に駆け落ちした場所で再会し、happyendで幕を閉じました。






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韓国ドラマ「夫婦の世界」あらすじと感想、壮絶な愛憎劇

2020-07-31 | 韓ドラ は行、ふへ

韓国ドラマ「夫婦の世界」あらすじと感想、最終回。2020年作品、全16話。
イギリスの大ヒットドラマ「女医フォスター 夫の情事、私の決断」をリメイクした本作は、パク・ソジュン君のドラマ「梨泰院クラス」の次の枠として放送されましたが、韓国ではケーブルドラマ史上歴代最高となる視聴率を記録した壮絶な愛憎劇で、怒涛の不倫泥沼バトルがこれでもかと展開されていきます!
愛する夫の浮気を確認し、次第にコントロール不能になる主人公の女医ソヌに扮するのはユ・アイン君のドラマ「密会」などのキム・ヒエさん。夫と息子がいる誰もが羨ましく感じる完璧なはずの生活が、夫の浮気によって一変し凄まじいほどの執念で復讐を遂げていきます。
今までに見たことのないキム・ヒエさんの上品でありながら鬼気迫る狂気をはらんだ演技は見るものを釘付けにします。見ている視聴者に強いリアリティーや感情を呼び起こす本作のキム・ヒエさんに驚きました。
また一方、身勝手な夫テオ役にはパク・ヘジュンさんとその若い愛人ダギョンにはハン・ソヒさんが扮し、二人とも妻のソヌ(キム・ヒエ)に負けじと反撃し愛憎渦巻く駆け引きが繰り広げられます。
この身勝手な夫は「妻ソヌがいない人生は想像できないし、愛人ダギョンといると俺が生きてる感じがする、二人に対する気持ちは色が違うんだ、二人に対して本気なんだ」という、このエゴイスティックな自分の欲求にイライラして殴ってやりたい気持ちでした(笑) また崩壊していく夫婦の愛憎劇だけでも見ごたえ充分ですが、隣人夫婦のキム・ヨンミンやパク・ソニョンの夫婦問題、さらに後半過ぎからストーリー展開がガラッと変わっていきソヌとテオ両親の不和に傷つく一人息子ジュニョンの苦悩も描かれ心の平静を失っていく少年の葛藤が痛々しく哀れみを感じてしまうほどです。
子供に罪はないのにと・・・夫婦愛で築き上げた家庭がある疑惑から崩壊していく本作。おぞましい修羅場の果てに、どんな結末が待っているのでしょうか?毎回毎回緊張感が走り、1話から目が離せなくなる衝撃的な作品です!!



あらすじ(ネタバレあり)
家庭医学専門医として働くソヌ(キム・ヒエ)は夫のテオ(パク・ヘジュン)と息子のジュニョンと幸せな生活を送っていました。ところがある日、夫のマフラーに他人の女性の髪の毛を見つけます。ソヌは夫が浮気をしているのではないかと疑いますが疑惑は確信となります。夫のテオは若い女性のダギョン(ハン・ソヒ)と浮気を重ねていました。
しかもこのことを親しく付き合っている隣人夫婦や同僚も知っていたのです。信じていた人たちまでに裏切られたソヌは悲しさと失望で息も出来ないほどの衝撃を受けます。
またそんな時ソヌの前に体調不良を訴える不倫相手のダギョンが来院しますが、彼女は妊娠をしていました。
やがて、二人の浮気の証拠をつかんだソヌは復讐を誓い、その行動はエスカレートしていきます。
その不倫相手のダギョンは裕福な事業家の娘でテオの子を妊娠し態度をはっきりさせないテオに苛立ちを募らせソヌとの離婚を迫ります。また浮気をしている夫テオは売れない映画監督で、妻のソヌがすべて資金面で援助しています。離婚を考えている妻のソヌは夫が家を担保にローンを組んで息子の保険金にも手を出していたことを知ります。
ソヌは「私の息子、家、人生、私のどれ1つも奪われるつもりはない。テオ、あいつだけ私の人生からキッパリと切り取る」と弁護士に伝えます。
弁護士は絶対に夫に気付かれないように感情を調節して暮らすように伝え離婚の準備を整えようとしています。
ところが、そんな時不倫相手のダギョンはどっちつかずの優柔不断な態度のテオに我慢できず別れを告げ、実家に帰ることにします。
その後、ソヌは患者さんから「先生の役に立つと思いますよ」と言って夫の誕生日パーティーで夫とダギョンがキスしている映像を入手します。
さらにソヌに密かに想いを寄せる夫のテオの税務管理をしている隣人のジェヒョク(キム・ヨンミン)と関係を持ち、テオの会社の資金内訳と個人口座の詳細を渡すように脅しますが彼の方も関係を迫ってくるようになりこちらも複雑化しそうでドキドキします。もうこれで、ソヌたち夫婦の間には何も残っているものは無くなりました・・・ またソヌは患者ヒョンソの精神安定剤の処方と引き替えに夫テオの尾行を頼むが、それをヒョンソの彼氏インギュに分かってしまい脅迫を受けます。
ソヌに解決するのが困難な問題がたくさん降りかかってきます。またソヌは不倫相手ダギョンの実家を夫と訪れダギョンの両親に二人の関係をバラし妊娠していることも教えます。ここから壮絶な復讐劇が始まりますが、やられたらやり返すという愛憎渦巻く濃厚な人間模様も複雑に絡んでいき、壮絶な復讐へと突き進んでいきます。
毎回、ドキドキハラハラ緊張感が走ります・・・
その後、復讐の修羅場に加え息子ジュニョンのことで口論になり妻のソヌを突き飛ばし殴ってしまったテオは警察も出動したことで刑務所に入ることになり、二人の離婚が成立しました。接近禁止の申し込みも請求し、すべてソヌの要求通りに離婚は合意しました。



2年後、元夫のテオが制作者として作った映画が大ヒットし、ソヌたちが住んでいるコサンの街に新しい家族と帰ってきます。
後半になり、ここから本作の第二幕が始まり、お互いの復讐劇が凄まじいほどの執念で展開していきます。そして息子のジュニョンに会いに来る父のテオ。「ジェニー(2歳のテオの娘)のハウスパーティに招待します」というテオからのカードが息子のジュニョンに届きますがソヌはそれを捨ててしまいます。
そのカードは大勢のコサンの人々に届き、皆は豪邸のテオの家のパーティーに参加しますが、ソヌだけがまたのけ者になります。そこへジュニョンも楽しんでいるよというテオからの写真がソヌに届きます。
また、テオはその豪邸にジュニョンの部屋も用意してありました。何のためにコサンにもどってきたのでしょうか?成功してコサンにやって来たテオは執拗に元妻のソヌを攻撃し息子のジュニョンを引き離そうとします。
また息子のジュニョンも自分のせいで両親が離婚したのではと悩み、加えて母の異常な愛情に心が病んでしまいます。
さらにテオはソヌの病院に寄付をする替わりにソヌを副院長から降ろせと条件を出します。テオは息子のジュニョンと暮らしたいためにソヌの家を何度も襲い恐怖を与えます。
ところがそのたびに同じ病院の医師であるキム・ユンギ先生が助けに来ます。彼はソヌを見守りながらも次第に同僚以上の感情を持つようになります。
ところが元夫のテオはキム・ユンギ先生が面白くありません。ソヌはテオの妻になったダギョンに「あなたともめる気はなく揺さぶる気もない、でもテオが私をストーキングするの、信じがたいでしょうが、あなたはテオのことを知らなすぎる、心配なのはあなたよ」と真剣に伝えます。このダギョン役には「100日の朗君様」に出演されていたハン・ソヒさんが扮しています。
お嬢様ですが1つ真の通った女性を演じていて不倫相手ですが少し好感がもてる女性像だと思います。
本作が大ヒットしたために私生活では母親の借金地獄がニュースになりちょっと可哀そうですが、韓国は女優になった娘を食い物にする悪い母親が多いですね。ホント、よくある韓国ドラマそのままですよね!!



後半過ぎ、娘ダギョンの幸せを何よりも優先するダギョンの父の会長はソヌとテオの二人の間に残っている感情が憎しみなのか執着なのか愛情なのか知りたいと思っています。
そして二人のうち一人が完璧に崩れたらその実態がはっきり分ると確認したいのです。すべてダギョンの幸せのために・・・そしてソヌは副院長を降ろされ代わりにキム・ユンギ先生が副院長に就きます。
また一方ソヌの隣人のジェヒョクはテオの罠にまんまと引っ掛かり、夫婦仲を壊されてしまいます。ジェヒョクはソヌにも何をするか分からないから覚悟するようにきつく伝えます。
また一方、テオが指図して雇っていたインギュが何者かに殺されてしまいます。
彼女のヒョンソはテオが犯人だと信頼できるソヌにテオが落とした証拠の指輪を渡しますが、ソヌはヒョンソを裏切り自分とテオを犯人にするわけにはいかないとダギョンの父に迫ります。
ところがヒョンソが犯人はテオだと警察に向かうのです。
息子ジュニョンの父親を殺人者にできないソヌはその時間自分と一緒にいたとアリバイを作りテオを救います。
でも本当の犯人は誰なんでしょうか? 
そしてこの事件をきっかけに母の悪い噂が流れ息子のジュニョンは母のため、自分のために父親のテオの家で暮らすようになります。
テオの妻のダギョンもテオのために息子のジュニョンと暮らしたかったので大賛成です。妻ダギョンは常に夫テオの心がソヌに向かっていることを心配しています。
息子がすべてだったソヌは深い悲しみに包まれ、ソヌはコサンの街から出ることを考えています。
またソヌとテオの間には前ほどの憎しみは消えていき、お互いにまだ愛情が残っていることを確認します。それはお互いの許しだったのか?、お互い傷つけあった謝罪なのか?、それとも一瞬の欲望に負けたのか?そして寂しさだったのか?テオは「俺に帰ってきてほしいか?」とソヌに問うと彼女は「いいえ、あなたの結婚は守って」と返事をします。
テオは「この街から出るの急ぐな、もっと慎重に決めた方がいい」と優しい言葉をかけます・・・ また一方、息子のジュニョンは万引きをしたり、友達を殴ったりと生活が荒れていますが、大人の身勝手さに険悪感を抱くジュニョンです。
ソヌと息子ジュニョンの仲は最悪の状態になり、ジュニョンから「複雑なのはもう、うんざりだ母さんさえいなくなったら楽になりそうだ、僕のことは心配しないで遠くに行って」とメールが入りソヌは大きな衝撃を受けます。
ソヌは「ジュニョンのことお願い、これ以上つらい思いをしないように」とテオに頼みます。ソヌもこれ以上辛抱することに疲れすぎてしまい、自分だけいなくなれば皆が楽になりそうと思い海に身を投げるのですが、キム・ユンギ先生に助けられます。
そんな時テオの家で妹ジェニーのことで誤解がありテオとダギョンがすごい剣幕でジュニョンを怒ります。自分の居場所を無くしたジュニョンは「お母さん、いますぐ迎えに来て!」と電話で泣きながら助けを求めます。
すぐに駆け付けたソヌはテオの妻ダギョンに「あなたこそ、どうしてジュニョンに執着するの、ジュニョンのためでなくあなたの結婚と家庭を守るためでしょう、テオが揺れそうで不安なんでしょう、あなたの方がもっと分るはずよ、あなたもそうだったでしょう・・・テオ私と寝たわよ」と伝えるソヌです。そして、テホは無一文で家を追い出されダギョンと離婚することになります。
最終回、もう一度3人でやり直したいと願ったテオでしたが、ソヌと息子ジュニョンはそんな彼を受け入れることができなかったのです。
テオは息子ジュニョンに話したいことがあって呼び出します。テオは息子に「パパのように生きるな。ジュニョンのそばにいる人が一番大切な人なんだよ。
あまりにも近くにいるから、その大切さを忘れてしまうとパパのようにバカなことをすることになるから・・・」と話します。
テオは今の自分をどうしたらいいのか分からず心が折れそうな時期もありましたが、やっと落ち着きを取り戻して、一から再び映画の仕事をはじめます。
また一人だけの時間が必要だった息子ジュニョンも、1年後に母ソヌのもとに戻ってきました。
全てが終わってようやく見えてくるものがあるのです。
今まで必死に掴んでいたものは愛ではなく執着だったことを・・・そんなもの何の意味もなくただ自分の傷口を大きくするだけ・・・相手に対して勝とうと思えばきりがないことを感じ取れるドラマでした・・・






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韓国ドラマ「プレーヤー」あらすじと感想、スンホンが詐欺師に

2019-11-04 | 韓ドラ は行、ふへ

韓国ドラマ「プレーヤー」あらすじと感想、最終回
2018年作品、全14話
前作のドラマ「ブラック」で死神に取りつかれた刑事を演じた
スンホンさんが本作では天才詐欺師を熱演。
不正したお金で財を成す悪徳富豪を相手に、その財産を一気に
奪い取るという愉快で痛快なアクションドラマです!
乱闘シーンが多いですが、とても分かりやすいドラマで
最後は悪を懲らしめるという胸がすくような面白いドラマです。
どちらかというとラブストーリーの印象が強いスンホンさん
ですが、本作の演出を手掛けた監督さんがこのハリ役は
スンホンさんしかいないと出演を熱望したそうです。
そんな監督の狙い通り韓国ではカッコよさがハンパでない
スンホンさんに絶賛の嵐!高い視聴率を記録しました。
天才詐欺師ハリは検事だった父親と同じく司法試験に合格する
頭脳明晰な人物で悪人には容赦ないが、仲間たちには情が厚い
人情味あふれる人物でスンホンさんと重なる部分があり、
まさにハマり役だと思いました。
初期からの韓流を引っ張て来たスンホンさんも40代に入り
ますます円熟味のある渋い俳優さんに進化してきました。
彼の大人の男の貫禄ある演技とイケメンぶりは今も健在!
本作もラブストーリーがないドラマで最近この手のジャンル物の
ドラマがたいへん多くなりましたね・・・
ちょっとジンモさんが出演したドラマ「バットガイズ」に
似ているかも・・・
「バットガイズ」もシーズン2までありましたが、本作も
シーズン2を期待する声が多いそうです!
そういえば、今年ジンモさんの結婚式に大物スターがたくさん
参列されましたが、ジンモさんと仲がいいスンホンさんと
ヒョンビンの顔がなかったですね!
あの式の顔ぶれをみて二人がいないのが不思議なくらいです。



また一方、ハリの仲間たちの中で紅一点、大胆なハンドルさばきで
男性顔負けの運転技術を持つアリョン(クリスタル)がいます。
施設育ちでスリを繰り返していましたが、ハリにスカウトされます。
クリスタル演じるアリョンのクールで強気の態度がなんとも
チャーミングに映っていて彼女らしいキャラだとおもいました。
さらにバラエティー番組でも人気のあるイ・シオンが困難な
セキュリティも破ることができる天才的なハッカーのビョンミンを
演じ、小心者ですがどこか憎めないイイ奴を演じています。
また、並外れた運動神経と筋肉美を誇るジヌン(テ・ウォンソク)も
加わり、抜群のチームワークを見せてくれます。
それぞれ各分野に精通した仲間たちとタッグを組んだハリですが
4人の調和がとれたバランスがとても良かったです。
権力を利用して大金をだまし取る欲深い悪人たちを天才詐欺師たちが
ズバッとさらっていく活躍は視聴者もスカッとしますよ!
また、韓国社会で繰り返される経済権力者の悪行はなぜ
無くならないのか?なぜ起きてしまうのか?
司法による正義がまったく実現しない今の韓国を厳しく描いている
ドラマですね!
また本作で私はハリとアリョンのラブラインを期待しましたが
妹としかみれないハリでした。
でも最終話が終わり、皆さん「お疲れ様」の声がかかった時
スンホンさんがアリョン(クリスタル)をギュッと抱きしめた
シーンは強く印象に残っています。



(あらすじ、ネタバレあり)
ハリ(ソン・スンホン)たちが狙うのは、違法に集められた汚いお金。
悪徳高利貸しのチョン会長や女性を食い物にするボンクラ御曹司など
次々とターゲットを騙し、悪行を世間に暴いていきます。
そんな「プレーヤー」たちにチャン検事(キム・ウォネ)が目をつけ
一緒に手を組むことを提案します。
そしてハリはチャン検事に「悪人退治をする変わりに奴らをゆすった
お金は俺たちがもらう。ボランティアじゃないから・・・
お互いにフェアプレー精神で」と提案します。(笑)
チャン検事(キム・ウォネ)はこの理不尽な検察の仕事に未練はなく
いつクビになってもいいと思っている善人の検事です。
でも今は辞められないのです。
この腐った検察の関係を暴いてから辞めるという覚悟をもっています。
「検事は証拠ありきの仕事」どんな手を使ってでも証拠を確保
しなければならないのです。
チャン検事はハリに「金はもっていけ。全部持っていっていい。
そのかわり証拠を持ってこい、約束する」と取引をします。
これはお互いに信じるしかないでしょうね。
でも、こんなおいしい話があるのでしょうか?(笑)
ところが、ハリの作戦にはお金だけではない、ある過去の事情が
あったのです・・・



チャン検事と手を組むことになったハリたちは、チャン刑事から
そのターゲットの人物を言い渡されます。
腐敗した財閥、政治家、法曹人の長官次官、そして組織のボスなど
最強の悪人の名前が連なっています。
まずはじめに釈放されたナ社長から証拠探しがはじまりますが
相手もそれなりに悪いことをしてきた人物なのでなかなか手強く
油断できない悪人たちです。
また検察側にも警察関係者にも内通者がいるという韓国ドラマ
お決まりのストーリーなので、いつものことながらイライラ
腹立たしい展開です(笑)
またおまけに弁護士までグルになったら、お金のない庶民は
手が出ません。結局弱者がいつも犯人にされてしまいます。
「検察全体が金に縛られた組織で、この腐りきった悪循環の根を
断たなければ悪は捕まえられない」とハリは思っています。
そしてその悪の一番上にいる黒幕を追いかけるハリ。
実はハリの父親は元検事で、15年前に大統領選挙の違法資金
スキャンダルのとき濡れ衣を着せられ殺された過去があります。
その時ハリの父と一緒に悪と戦っていたのがチャン検事
だったのです。
ハリは父の復讐のためにこの仕事に就いたのでしょう・・・
そして今度は正義感の強いチャン検事が邪魔になった黒幕は
チャン検事が一番信用していた上司のユ次長を脅しチャン検事を
殺すように言います。
全く15年前のスキャンダルと同じように、今度はチャン刑事に
濡れ衣を着せるつもりなんです。
ハリは「これ以上は許さない。俺が終わらせる」と強い怒りを
表します。黒幕は「あの人」と呼ばれている人・・・
そしてハリは皆に迷惑をかけないために「あの人」と
二人だけで会うことに。
「あの人」は「僕には力があるから国を相手に詐欺を働くんだ」
と言う、さすがに大物の放つ言葉ではありますが、そんな理由で
殺人を犯す正当性のない態度は人間ではありません。
この時「あの人」を逃がしてしまったハリが単独行動するのを心配する
仲間たちですが、彼らもチャン検事もハリの秘密を知って
動揺を隠せないほど心の打撃を受けます。
それはチャン検事、ハッカーのビョンミン、ジヌンとハリの父親に
少しづつ絡んでいたからです。

最終回、指名手配中のハリ、ビョンミン、ジヌンの3人はアリョンを
外して、「あの人」のアジトに向かいます。
ハリは「あの人」がいる会議室に忍び込んでカメラを設置します。
カメラに映った悪人議員たちと「あの人」の姿はすぐにネットで
流され世間は大きな衝撃を受けます。
その時、生中継の画面にハリが登場し、ハリはその場を逃げずに
悪人らとの真っ向勝負を選択し決着をつけたのです。
そして、「15年前に濡れ衣を着せられて殺されたチェ・ヒョンギの
息子だ」と言い、ハリの壮絶な復讐も終わりを迎えました。
その後、ハリは懲役15年、ビョンミンは懲役12年、ジヌンは懲役12年の
判決を受けた後、チャン検事に「検察官がいなければあいつらは誰が
捕まえるのか。金はアジトにおいたから持っていってくれ」と言い、
3人はチャン検事との接点はないと証言し、チャン検事の地位を
守るのです。
その後3人は刑務所に向かう車の中で愉快におしゃべりをし、再会を
約束しましたがその時、彼らが乗っていた警察の車の運転手がなんと
アリョンだったのです。アリョンは「これから気が向くままに
選択しながら生きなさいと言ったでしょう。これが私の選択よ」と言い、
3人を助けるために車のスピードを出します。(笑)
アリョンはハリたちのアジトに隠しておいたお金まですべて持って
きていたのです。
ハリは笑顔で「そろそろ、また始めよう」と、新しいスタートを
予告するラストで終わりました。








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韓国ドラマ「ブラック」あらすじと感想、スンホンが死神に

2018-11-30 | 韓ドラ は行、ふへ


韓国ドラマ「ブラック」あらすじと感想、最終回
2017年作品、全18話
スンホンさんがブラックという死神になり、天界の掟を破って人間の
命を救っていく、謎が謎を呼ぶ連続殺人事件のミステリードラマです。
やさしい性格の刑事ムガンとそのムガンに乗り移った死神ブラックの
2役を演じるスンホンさんですが、黒いスーツに身を包んだ死神
ブラックのクールなカリスマは最大の見どころです。
また本作のヒロインはスンホンさんより14歳年下のアラちゃんです。
人間の死の黒い影が見えるというハラム役ですが、ドラマ「ファラン」
同様に彼女らしいハツラツとした女性を演じています。
観ていても14歳差を感じることなく二人の相性は抜群に息が合って
いました。
これぞスンホン流のクールな死神、やがて彼女を愛すようになり
戸惑いながらも彼女に嫉妬したり嬉しそうにトッポギを食べたり
また遊園地デートではしゃぐ死神らしからぬ異なるキャラに爆笑です。
コン・ユさんのドラマ「トッケビ」で、イ・ドンウクさんが
演じた死神が注目を浴びましたが、私は大好きな俳優さんたちなので
二人が演じる死神はどちらとも判断がつきかねてしまう・・・(笑)
でもスンホンさんの哀愁を背負った感じがとても良いです(笑)

善良で人の良い刑事ムガン(ソン・スンホン)は、ある日人間の死の
黒い影が見えるというハラム(アラ)と出会い、二人で協力して
人々の死を防ごうと提案します。
ところが事件を追っていたムガン(ソン・スンホン)は不幸なことに
その事件に巻き込まれ頭を銃で撃たれてしまいます。
一度は死んだと思われたムガンでしたが、彼の体には死神ブラックが
ムガンの記憶を無くして乗り移ってきました。
死神とは死を迎える人間の魂を回収していくのが仕事ですが、ブラックは
自分の相棒だったスドンが逃げたために彼を探すためにムガンの体に
乗り移ったのですが、初めての人間界での生活には不慣れで、人が
変わってしまったクールなムガンに警察の同僚たちも不思議に
思っています。(笑)



また、ムガン(ソン・スンホン)は元は会計士でしたが、20年前に
兄がひき逃げされ犯人が捕まっていないことを思い、兄の事件を
調べるために刑事になったのですが、その事件を発端にムガンが
亡くなり次々と連続殺人事件が発生します。
そしてすべての鍵を握るのが20年前のムガンの兄の死とその時に
撮影された売春とレイプの証拠テープでした。
本作はその鍵を握る証拠のテープを誰が持っていて、どこに
隠されているのか、謎の殺人事件が次々と起こっていきます。
また第1の黒幕、第2の黒幕と犯人もその殺人によって違ってくるので
よ~く、見ていないとドラマ展開が分からなくなってしまいます(笑)
ちょっと難しいストーリー展開ですが、その事件を死神のブラックが
解決していきます。

後半過ぎ、ハラム(アラ)は自分の初恋の相手ジュン兄ちゃんが
ブラックだと信じていますが、ブラックは自分が入っているムガンが
ジュンでないことを知ります。ジュンはすでに死んでいました。
またムガン(ブラック)の恋人で医師であるスワンはムガンに
言えない重大な秘密をもっています。そしてスワンはムガン(ブラック)
が連続殺人犯ワン・ヨンチュン事件に巻き込まれないことを
願っていましたがハラムのせいでムガン(ブラック)がずっと
この事件に関わることになります。
スワンはハラムに会いに行きムガンがキム・ジュンではないことを
教えます。はじめは信じないハラムでしたが、スワンが幼いころの
写真を見せて全て納得します。
ハラムはムガン(ブラック)に会いに行き、怒りながら「悪い奴」と
言って頬を殴ります。このシーンは強く印象に残る場面でした・・・
その後、ハラムが連続殺人犯ワン・ヨンチュンに殺されたと思った
ムガン(ブラック)は「僕がそばにいたら守れたのに」とつぶやき
自分を責めるのです。そしてハラムに対する気持ちが愛であることに
気づくムガン(ブラック)です。そう~死神が恋に落ちた瞬間です(笑)



また一方でハラムの特殊な能力に注目する生命保険会社の御曹司
マンス役にドラマ「輝け、ウンス」のキム・ドンジュン君が
演じています。本作は出番が少ないですが親しみやすい性格が
好印象です。ハラムに近づき仕事に協力してほしいとお願い
しますが、やがてハラムに惹かれ愛を告白します。
ところがハラムも自分がムガン(ブラック)が好きだったことが
分かり「私が好きだったのはあなただった」とムガン(ブラック)に
告白します。超~~うれしいブラックです(笑)お互いに愛を
感じていくのでしょうが、相手は死神なので傷つかないようにと
願うばかりです!

終盤、警察やムガン(ブラック)は連続殺人事件の捜査を真剣に
続けていますが、またもや警察にスパイがいたり、なんとも
お粗末な警察なんです。韓国ドラマにはお決まりのストーリー
ですが(笑)犯人や容疑者など意外な人物が次々と逮捕されます。
そして、ブラックは過去のキム・ジュンひき逃げ事件の彼の遺体が
別人だったことを知ります。
昔のキム・ジュンは名前をハン・ムチャンと変えてムガンの兄に
なりました。父親が同じなのでムガンとは兄妹なのでよく似て
いますし、特殊な血液型もまったく同じでした。
そして恐ろしいことにムガンの母である医師は、昔ムガンが心臓病を
患い、心臓移植が必要になると事故にあった兄であるキム・ジュン、
(名前をハン・ムチャンと変えた)がまだ事故にあい生きているのに
無理やりムガンに心臓移植手術をするのです。
自分の生んだ子供ムガンが可愛いのはわかりますが、これは
人として最低な行為ですね。まして医者としてこのような愚かな
行為を一生悔やんで罪深く生きていくのでしょう・・・



最終回、
ハラムは昔キム・ジュンと一緒に埋めたタイムカプセルの
中から、皆が探していた証拠のテープを見つけます。
それは20年前にジュンが隠したものでした。
ところがハラムはテープを見つけたことで犯人から追われ、
殺されそうになりますが、そこにブラックが現れ助けられます。
ブラックは人間を殺したら自分が消えてしまうルールを知りながら
ハラムのために悪人たちを懲らしめます。
そしてブラックは天界において最高刑という消滅の刑を
受けながらハラムの記憶を無くしハラムの幸せを祈りながら
去っていきます。
結局最後はブラックが犠牲になり、ハラムの頭の中から
キム・ジュンとムガンの記憶を無くします。
ハラムは彼らの記憶がない状態でまた次の人生を全うし
死んだ後にブラックが彼女を迎えに来て二人は再会をします・・・











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韓国ドラマ「ファンタスティック」チュ・サンウク、あらすじと感想

2017-11-23 | 韓ドラ は行、ふへ


韓国ドラマ「ファンタスティック~君がくれた奇跡~」
あらすじと感想、最終回
大根役者と呼ばれているトップスターのヘソン(チュ・サンウク)と
末期がんを宣告されたドラマ脚本家ソヘ(キム・ヒョンジュ)が贈る
予測不能なラブコメディで、ソヘ(キム・ヒョンジュ)は末期の乳がん
ですが、少しでも明るく描くように作られています。
暗くて重いストーリーは敬遠されがちですが、恋愛やコメディー要素も
取り入れて見やすいドラマだと思いました。
特にチュ・サンウクさんの終始七三に分けた真面目なヘアスタイルと
大根役者のセリフ回しには爆笑ですが、再会したソヘ(キム・ヒョンジュ)
への一途な愛は純粋で最後まで自分の愛と信念を貫く姿には感動します。
また末期ガンの宣告を受け、再びヘソン(チュ・サンウク)と付き合う
ようになるまでの心の動きを繊細に演じるキム・ヒョンジュさんの高い
演技力にも注目です。
更に自分もがん患者でありながら、ソヘを励まし見守り続ける主治医の
ジュンギ役キム・テフンさんの温かみのある演技にも胸が熱くなります。
そして、ソヘの高校時代の同級生のソル(パク・シヨン)に想いを寄せる
実直で優しい年下新米弁護士を演じたジス君の愛らしさにも大注目です。
ジス君はイ・ジュンギ君のドラマ「麗〈レイ〉~花萌ゆる8人の皇子たち~」
で王子を演じキム・レウォンさんのドラマ「ドクターズ」でパク・シネさん
の友人役を演じた若手俳優さんです。
私はこの年下男のジス君&パク・シヨンさんカップルの恋の行方を追う
比重も大きかったです。とにかく本作のジス君はカッコよかったです(笑)



昔親密な関係だった二人が、スターと脚本家として仕事で偶然再会します。
ところが人気スターになったヘソン(チュ・サンウク)は、人気脚本家の
ソヘ(キム・ヒョンジュ)に早速意地悪をスタート(笑)
しかし、それがいつしか愛に変わっていき問題の多いヘソンはソヘに
認められようと奮闘し努力しますが皮肉なことに全て空回り・・・
そんな中、ある日突然ソヘは末期の乳がんと診断を受け、ヘソンからの
愛の告白にためらうのです・・・
ところが少しの望みをかけた治療方法が見つかり、ソヘは自分の病気を
隠してヘソンと付き合うようになり、二人はラブラブな時間を過ごします。
ところがヘソンの事務所のチェ社長がソヘの行動を調べ彼女が病気だと
いうことを知り、マスコミにも二人の関係がバレそうなので
別れるように言います。
ソヘから「別れよう」と告げられたヘソンはソヘに不信感を抱き釈然と
しないままソヘの友人で医者であるジュンギ(キム・テフン)を訪ね
真実を知ります。ヘソンは「これからは一人で頑張らずに俺を頼れ」と
言いますが、ソヘはそれをキッパリと断ります・・・



後半、末期の乳がんと告知された限られた命の時間・・・
その残されたわずかな時間をソヘはヘソンと過ごしたいと
思うようになります・・・
それは二人でいると病気のことを忘れられ、ただの一人の女になった
気分にさせてくれます。ヘソンと二人で一緒に住むことが最高の
薬のようで、恋は病気にも打ち勝つ不思議な妙薬のようです。
それに大スターと一緒に暮らせるなんて幸せなソヘですが、ヘソン
だったらソヘの苦しみを一緒に背負い乗り越えてくれそうですね!
その後、事務所のチェ社長に弱みを握られているヘソン
(チュ・サンウク)はそれでも独立を考えますが、敵意を持つ
チェ社長の悪質な攻撃は続きます。

後半過ぎ、ソヘを励まし見守り続ける主治医のジュンギとヘソン
(チュ・サンウク)の男の友情が続き、ヘソンはなにかと病気が
悪化したジュンギの隣で手助けしながらサポートします。
ソヘと医師ジュンギの仲を嫉妬しながらも見守り続けたヘソンに
真の男らしさを感じますが、最後にジュンギは「また必ず会いましょう」
と言う言葉をヘソン(チュ・サンウク)に残し息を引き取ります・・・
はじめはソヘを巡っての三角関係がはじまりますが、次第に男同士の
友情が成り立っていく過程が素敵に描かれていて、この二人の
関係にも胸がジーンときます
ヘソン(チュ・サンウク)がジュンギに「ヒョン」と呼ぶシーンは
心の絆を感じる兄弟愛のようで感動的でした・・・ 
いつも男の熱い友情は心に響きますね!



また一方、財閥に嫁いだソル(パク・シヨン)は病気の母の
治療費を夫の実家から出してもらうかわりに毎日家政婦の
ように働き姑からこき使われています。
ところが、そんなソルに偶然出会った年下男子で弁護士のサンウク
(ジス)が近づいてきます。
二人は自分たちの身分を明かさずにオートバイに乗って気分転換を
するような仲でしたが年下男サンウク(ジス)が本気モードになって
くるところから二人の関係が面白くなってきます。
とにかく本作のジス君は驚くほどのカリスマ性を発揮し思わず
ドキッとする瞬間がたくさんありました(笑)
この二人の恋の行方が毎回どう進むのか心配になるのですが、ソルは
毎日夫ジンテの浮気にも目をつぶり、姑の嫁いびりにも耐えている
毎日です。この家族は事件や騒動など強烈なキャラクターの
俳優さんが集まっていて、すごい勢いでバトル展開します(笑)
こちらの家族からも目が離せませんが、特に姑を重圧ある貫禄で
演じるユン・ソジョンさんの嫁いびりは最高です。
でもこの女優さんの最強の嫁いびりは、ドラマ「結婚の女神」
でしょうねぇ~~(爆笑)これはすごかった~~!!
また、この財閥家族の強烈なキャラとゴタゴタは、もう1つ
ドラマが演出できそうなくらい面白かったです!
後半過ぎソル(パク・シヨン)が反乱を起こし(笑)離婚すると
言って家を出ていくところはスカッとしますよ。
そしてラストわがままな財閥が崩れ落ちる姿も爽快な気分に
なります(笑)

最終回、ソヘの病状が悪化し緊急手術を受ける
ことになります。
手術中、一度止まった心臓は奇跡的に動き始めました・・・
二人の愛の力が大きかったようです・・・
そして、これからも与えられた時間を大切に
生きていく二人を応援したくなるラストでした。
また同じ病気で医師のジュンギは亡くなりましたが
ソヘは手術を受け病気と共に人生を生きていくラストが
とても心地よいエンディングだったと思います。
たぶん、誰もが望んでいた素敵なラストだったと
思いました。






コメント (4)
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韓国ドラマ「風船ガム」親友から恋人へ!あらすじと感想!

2016-07-06 | 韓ドラ は行、ふへ


韓国ドラマ「風船ガム」あらすじと感想、最終回
幼いころから家族のように育ってきたリファン(イ・ドンウク)と
ヘンア(チョン・リョウォン)が大人になって本物の愛を見つけていく
過程を静かに丁寧に描いた正統派ラブストーリーで、本作はドロドロした
部分も悪役もいない最近では珍しい物語でした(笑)
二人は周囲が恋人と間違えてしまうほど仲が良いのですが、リファン
(イ・ドンウク)の母ソニョン(ペ・ジョンオク)が二人の仲をよく思って
いないことをヘンア(チョン・リョウォン)は知っています。

そのヘンア(チョン・リョウォン)はラジオ局のプロデューサーとして
8年勤務していますが、最近上司のソクチュン(イ・ジョンヒョク)と別れ
辛い日々を送っていました。仕事優先のソクチュン(イ・ジョンヒョク)
との恋に疲れたヘンアを心配するリファン(イ・ドンウク)は何かと
ヘンアにおせっかいしますが、ずっと近くで見守ってきたリファンには
ソクチュン(イ・ジョンヒョク)との別れに悩む彼女を救いたいのでしょう。
そして、リファン(イ・ドンウク)は上司のソクチュンと別れたいと言う
ヘンアに何かを決心したように「驚かないで」と言ってソクチュンの前で
長いキスをします・・・
またこのシーンはリファンが一度キスした後にヘンアを見つめ直し、再び
彼女の目を隠してキスをするという突然のキスに戸惑うヘンアを気遣う
ようなロマンチックで素敵なラブシーンを魅せてくれました。
ここ最近の名キスシーンの1つですね~(笑) 4話かなぁ~?!(笑)

その後、リファン(イ・ドンウク)は前からヘンア(チョン・リョウォン)
が好きだったと告白しますが、ヘンアはあえてそれを無視しようとします。
リファンは「僕の気持ちを君に押し付けるのは良くないと思っている。
僕は前から君を好きだったけど、君にとってはいきなりだったことも
知っている。そして君がまだ前の彼氏と別れる最中だってことも・・・
だから僕のところにゆっくり来てほしい・・・
あのキスが夢だと言うなら僕はもう夢からさめたから、あとは君が
夢からさめればいい・・・だからよく考えて・・・」と伝えます。
そして母親のソニョンが二人の関係を反対していますが、リファンは
一緒に行こうと手を差し出すのです・・・
ところがやっと、リファンの愛をヘンアが受け入れたころ、リファンの
母ソニョンが早発型優性遺伝の家族性アルツハイマーの診断を受ける
ことになり、リファンは大きなショックを受けます・・・
そして母ソニョンは息子であるリファンの存在が分からなくなります。
ところがあれだけ嫌っていたヘンアだけを探してそばに置くように
なります。そんなヘンアは母ソニョンが望むように献身的に看護を
しますが、自身の時々起こる発作と看病疲れで倒れてしまいます。
そして無理をして苦しがるヘンアの姿を見て、辛い別れを決めるのです。
たぶん、リファンはヘンアのために自分が母と同じ病気になったら
悲しむと思い別れを決めたのだと思います・・・
ここはとても難しい選択というより真実の愛を考えさせられる
大きな問題です・・・?!

本作の主演俳優であるイ・ドンウクさんとチョン・リョウォンさんの
本当の恋人のようなリアルな演技はさすがだなぁと感じ、幼なじみと
いう特別な深い気持ちをそれぞれのスタイルで表現した部分は
視聴者の大きな共感をうけると思います。
特に切ない眼差しや涙の演技など繊細な表現力は感動的でした。

また本作は主演の二人の他に何組かの年の差カップルが登場し、
その愉快な愛情表現と恋人へと発展していく過程がコミカルで
ドラマを大いに盛り上げてくれます。(笑)
またヘンア(チョン・リョウォン)の元カレで上司のソクチュンを
演じるイ・ジョンヒョクさんの恋に奥手でなぜか愛に進展しない
疲れる男性像がとても存在感がありました・・・(笑)
本作もセリフは少なく、華やかに輝いたりするタイプの俳優さんでは
ありませんが、イ・ジョンヒョクさんの悪役っぽい容姿はいつも
インパクトが強いですよね! (笑)
 


 

終盤、これまで二人を苦しめていたのは、母ソニョンのアルツハイマーが
息子のリファンに遺伝することもあるという不安からでしたが、リファンの
検査結果は異常がなく、二人はやっと気にかかっていた心配事から解放され
温かく抱き合うのです。

最終回、アルツハイマー遺伝の可能性の危機を無事に乗り越えたリファンと
ヘンアは喧嘩しながらも深い愛を育んでいきます。
きっと幼なじみの知りすぎた男女の恋愛ってこんな感じなのかなぁ~?と
感じる楽しい二人の関係が羨ましくもあります・・・(笑)
二人には特別これといって大きな出来事はありませんが、母のソニョンが
アルツハイマー後、花札に興味を示し、これからは「毎日幸せに暮らそう」
とはしゃぐ家族たちの笑い声が幸せに映っていました・・・










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