韓国ドラマ「風の便りに聞きました」あらすじと感想、最終回
弁護士事務所の「ハンソン」の超セレブ一家と平凡な家庭で育った娘ボム
(コ・アソン)のできちゃった婚からはじまる格差婚ラブコメディーです。
上流階級の生活が描かれていますが、まったくドロドロな部分がなく、
かえってプライドと対面を気にするセレブの生活を皮肉たっぷりに
描いているところが見ていてスカッとします~(笑)
ここが視聴者の心をつかんだ要因の1つでしょうねぇ~!
また、もう1つ面白かったのは父親ハン・ジョンホ(ユ・ジュンサン)の
事務所で働く部下やハン家の使用人やお手伝いさんなどの人間味あふれる
姿がリアルに描かれていて格差社会の本音が楽しかったです。
また普通の平凡な家庭が描かれているヒロインのボム(コ・アソン)の
両親の本音もチラッと見え隠れし、内心ではセレブと結婚した恩恵を少しは
受けてもいいのではという欲望とその反対のプライドとの間で葛藤する
様子がなんとも人間味があって共感できます~(笑)
そして本作の一番の見どころは韓国の格差社会において、超セレブな
御曹司が平凡な家庭の娘とのできちゃった婚から子供たちの騒動に
巻き込まれていく名門セレブ夫婦。そして、それまでお高くとまっていた
セレブスタイルをズタズタに崩されてしまう様子がたまらなく痛快でした。
弁護士事務所「ハンソン」の代表ハン・ジョンホ(ユ・ジュンサン)と
その妻ヨンヒ(ユ・ホジョン)、息子のインサン(イ・ジュン)は韓国を
代表するセレブ家族。
ある日、高校3年生のインサン(イ・ジュン)は平凡な家庭で育った
ボム(コ・アソン)と出会い一目で恋に落ちます。
学校の合宿で一夜をともにした二人は一線を越えボムはインサンの
子供を妊娠し学校を退学します。
その後、インサン(イ・ジュン)はボムが妊娠していることを知り、
大きなお腹のボムを両親に紹介しますが、なんとボムの陣痛が始まり
ボムはそのままインサンの家で出産することになりました。
もちろん、両親は二人の結婚に大反対!
体面ばかりを気にする両親は平静を保とうと必死になりますが、内心は
怒りに身を震わせるほど激怒しています。
また使用人の前でも品格を守るべく見栄を張りこの状況を隠ぺいして
世間に知られないようにできないものかと策略を練っている両親は
なんと念書を書かせお金で別れさせようとします。
ところがボム(コ・アソン)の両親がそれを断り、インサン(イ・ジュン)
とボム(コ・アソン)は自分たちで結婚届を提出し無事に子供の出生届も
済ませることができました。
子供たち二人はインサン(イ・ジュン)の家で暮らしていますが、
インサンの両親は二人を厳しく監視して自由がありませんが、少しずつ
インサン(イ・ジュン)の両親がボムに心を開くようになり、赤ちゃんの
ジニョンを嬉しそうに抱くようになります。
そして自宅に先生をつけて司法試験の勉強をしているボムが簡単に法学書を
理解してしまう優秀な子供だったと知り父親のジョンホ(ユ・ジュンサン)
は嬉しそうでごきげんです~(笑)
ヒロインのボム(コ・アソン)は明るく聡明で次第に父のジョンホ
(ユ・ジュンサン) と、母ヨンヒ(ユ・ホジョン)に認められるように
なります。そしてやがて嫁としての立場が逆転し、使用人に対しても
いろいろ口を出すようになってきました。でも視聴者としてはボムが
ハン家の環境に染まらないでほしいと感じるのでは・・・
ボムらしい純粋さは残してほしいと感じるシーンです。
また同じく純粋な夫インサン(イ・ジュン)もボムを一途に愛し、賢い
妻のボムを誇りに思いボムを守るために両親に反論までします。
こんなに愛されるボムは幸せだと思いますし力強い男ですねぇ~!
いつもだったら親に反抗できない情けない御曹司が多かったですが、
本作のインサンは頼もしい夫です。
そしてこのインサンを演じたイ・ジュン君の存在もきっと視聴者から
愛されるとキャラだと思います。とにかくピッタリの役柄で、冒頭の
初々しいキュートなラブシーンは爆笑でしたがソフトな癒し系キャラが
お似合いでした~(笑)
そしてボムの実家を自分の家柄に少し近づけようとボムの祖父が印章業
をやっていたことでボムの実家を気品あふれる名家に格上げさせようと
します。さすが財閥はお金で家柄まで左右できるのですね・・・
ところが、せっかく家族が仲良く暮らし始めたころ、法律を勉強
しているインサン(イ・ジュン)とボム(コ・アソン)は、
自分のところだけお金儲けする弁護士事務所「ハンソン」の法と
正義に疑問を抱き始めるようになります。
またその中にはハンソンと全面対決するボムの叔父の事件も
絡んでいます。
そしてパク先生はもっと勉強して自分たちで法を見極めろと教えます。
またそんな時、父親のジョンホ(ユ・ジュンサン)の浮気が発覚し、
家中が大騒ぎになり、特に妻のヨンヒ(ユ・ホジョン)は相手が友人で
息子の友達の母親チ・ヨンラだったため絶対に許すことができません。
またこの父親のジョンホ(ユ・ジュンサン)も誰もが分かるような幼稚な
嘘をつくところは可愛い夫なんですが、妻から叱られても懲りずにまた
誘ってしまうところは女好きなんでしょうか~~??
やがて、正義感の強いインサン(イ・ジュン)とボム(コ・アソン)の
父への反発がはじまり、今までその巨大な父の威厳に逆らうことなく
生きてきたインサン(イ・ジュン)でしたが、自分の母にも同じように
「ハンソンの代表の妻にこだわるから父さんに見下されるんだ、
母さんも真実を知るべきだ」ときつい言葉を言われ泣き崩れるのですが
立ち直りが早い母は夫の味方につきます~(笑)
浮気されてもやはり代表の妻が魅力なんでしょうね~?!
ところが、偶然夫の仕事場所で妻のヨンヒ(ユ・ホジョン)と浮気相手の
チ・ヨンラが遭遇します。。。
夫はオロオロするばかりですが、妻のヨンヒはチ・ヨンラに「女を鍛える
のは8割が男の浮気で残りの2割はあんたみたいな悪友よ」と意外と
冷静な態度で忠告しますが、本当は、はらわたが煮えくり返る思い
でしょうね~!! (笑)
その後、インサン(イ・ジュン)は父親の法律事務所ハンソンの不正を
知ることになりますが、ちょうど同じころ、ハン家で働く使用人たちも
雇用契約書の詳細な労働条件を巡り、思いがけないストライキがはじまり
飼い犬に手を噛まれた気分だと困惑するジョンホ(ユ・ジュンサン)とヨンヒ
(ユ・ホジョン)・・・
ところが困っているヨンヒに友人たちは「このすべては嫁のボムが企んだ
ことではないの。その人たちを追い出すのではなく、ボムを追い出してこそ
解決できるのでは。二人を離婚させたほうがいい」とそそのかすのです。
そして家に帰ったジョンホとヨンヒは、ボムに「孫のジニョンをおいて、
家に帰りなさい」と言いますがボムは「一人では帰らない」と対抗します。
ジョンホとヨンヒは使用人が反抗するのも従順だった子供たちが反抗する
のもすべて嫁のボムが来たせいだと怒りをあらわにします。
この騒動で使用人たちはハン家に戻ってきますが、インサンとボムの
二人は離婚の危機に陥るのです・・・
そして実家に戻ったボムを訪ねたインサンは「僕は叔父さんの問題が
早く解決してほしかった。示談金で楽に暮らせるだろう」と・・・
続けて「君が辛そうだから遺産をほんのちょっとだけ受け取って君と
家を出ていきたかった」と告げますが、ボムは「昔の自分を取り戻したい」
と泣きながら話をします。インサンも「君と添い遂げたかったし親と違う
生き方を望んだ」と二人は大喧嘩をしてその場を別れます。
終盤、苦しめるかもしれないけど、ともに生きようと心に決めたインサンは
漢江に飛び込んだあと、ボムの家に向かい「来いと言われたので、手ぶらで
来た」というインサンをボムは温かく抱きしめます。
二人は子供と一緒に暮らせる幸せを感じながらコンビニや家庭教師の
アルバイトをしながら暮らしています
最終回、やがて、ジョンホ(ユ・ジュンサン)の事務所の者やハン家の
使用人たちが次々と去っていき代表であるジョンホと違う道を歩んで
行きます。
そしてインサンとボムの二人はパク先生の援助で勉強を続ける
ことになりハン家の両親を訪ねます。
援助を受ける条件が「相続を放棄」することだと告げるために・・・
息子から違う道を進むと言われた父ジョンホ・・・
そして最後までジョンホのそばにいたヤン秘書も辞めていきます・・・
ハン家ではインサンの妹も外国に留学し、妻のヨンヒも旅に出ました・・・
父のジョンホは一人寂しく、新しい使用人がいる大きな家に
帰宅するのです・・・
寂しいハン家とは対照的にボムの実家では楽しい笑い声が聞こえ
インサンとボム親子の幸せな笑顔がほんわか心なごむラストでした・・・
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