「当船は間もなく函館港に入港します」のアナウンスで目を覚ましました。
周囲に2~3人いた筈の乗客の姿は既になく、他の人達は下船準備を整え、ロビーに移動したようです。
フェリーは予定時刻通りの3時20分に函館埠頭に着岸しました。
フェリー前方の下船口からフェリーターミナル(FT)の待合室へ向かいました。
待合室に10数人の客が集い、各々がソファーに座って朝を待ちます。
私のこれからの予定は、5時半頃に五稜郭駅まで歩き、6時48分の始発列車で函館に行って市内を散策、その後、函館8時18分発の普通列車で長万部へ向かうつもりです。
待合室に座っていると、外がだんだんと明るくなってきました。
北海道は東京よりもかなり緯度が高いので、8月の函館は4時半頃から明るくなり始めます。
外が明るくなり始めたので、私はフェリー埠頭の岸壁まで歩き、函館湾越しに見える函館山を撮影し始めました。
東の水平線に雲がかかり、期待通り朝陽に染まる函館山を見ることはできませんでしたが、30分程の間に、函館山が目覚めてゆく様子を堪能することができました。
フェリーターミナル(FT)の待合室に戻ると、時間が少し早いのですが、五稜郭駅へ向かうことにしました。
前ページで青森駅から青森FTへのルートを紹介したので、今度は函館FTから五稜郭駅までのルート図を示します。
最初はフェリーターミナル前の道を真っすぐ北東方向に進みます。
500m程歩くと、Aの場所で片側2車線の広い市道を横断します。
そのまま100m程進み、Bの地点で国道227号を横断します。
信号を渡って振り返ると、駐車場を備えたローソンが朝日を浴びていました。
国道を渡った後も真っすぐ進むと、道はCの場所で民家に突き当りますので、そこを左に曲がります。
左へ曲がった100mほど先で道はクランク状態【右に折れてすぐ左へ折れる】となりますので、道なりに進めば、Dの地点で国道に出て、右手にはローソンがあります。
ローソンの駐車場を右に曲がって、真っすぐ進むと、150m程で大きな交差点がありますので、信号を2度渡って、歩いて来た国道の反対側の歩道に移ります。
ここで歩道を反対側に移動しておかないと、その先の跨線橋上に横断歩道がありません。
反対側の歩道を200m程も進むと、函館本線と国道5号を同時に跨ぐ跨線橋があります。
ここで跨線橋内に入らず、その横の脇道を真直ぐ進んだ、Eの地点に、跨線橋上への階段があります。
跨線橋に上ると、眼下の線路の左手先に五稜郭駅が見えます。
JRの線路と国道5号を超えた場所で、左側から国道への階段を降り、国道に沿って北へ300m程も進めば、五稜郭駅に到着します。
函館FTから五稜郭駅までは約1.6km、徒歩で20数分程の道のりです。
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