昨年、決まった国立近代美術館工芸館の金沢移転で工芸館の本館になる建物を見て来た。 (写真)
本多の森の県立能楽堂の横にある「旧陸軍偕行社」と「旧陸軍第9師団司令部庁舎」を移転するのだ。
写真正面が「偕行社」で明治31年大手町に建築され明治42年現在地に移築された、左が「第9師団司令部庁舎」だが双方とも平成9年に国の有形文化財に指定されている。
この建物を廊下でつないで「工芸館」にするのである。
場所は数百メートル離れた県立歴史博物館の前だが解体して移築するのだろう。
曳家工法で運べると思うが本多の森ホールへ通じる道路があるので難しいと思われる。
東京・京都と並び美術工芸には造形が深い土地柄として選ばれたのだから立派な施設にしてもらいたい。
まだ工事に取り掛かっていないから完成までは時間がかかりそうである。