一人占めのサンセット＆サンライズのホテル

ここは島根県西部三隅町、日本海に面する岬の先端に「マリーンホテルはりも」はあります。夕はサンセット、朝はサンライズを一度に臨める海辺の絶景ホテルです。荒々しい冬の日本海とは違って静かに寄せる波の音が心を洗い、潮騒の匂いがなんか懐かしさを運んできます。遠くの島影に漁船の薄明かり、岩壁の釣り人が帰り支度を始めていました。

ちょっと古びた鉄筋の３階建て(夏は)リゾートホテル？１階が割烹などの食事処で、地元の法事や祝い事などで利用客も多いとか。２階、３階が宿泊できる２６の部屋、エレベーターもなく学校の校舎みたいで１階フロントまでの行き来はさすがに不便でした。部屋はこの地では珍しく小型ユニットバス、ウォシュレットではないけどややきつめの洋式トイレ、大きめのベッドは何よりの贅沢で、ＢＳも映る可愛いテレビとなぜか？深すぎて座り難い応接椅子１個とテーブルがありました。
年代物の据え付けのフロア型クーラー設備は懐かしく、１階奥に浴場がふたつですか？温泉ではありませんが、木製すのこを敷き詰めゆっくりと背延びができる広さです。目の前にはもちろん日本海、誰に遠慮いらず一人占めできるってのはいいもんですね。

周囲に観光地やコンビニなど海以外な～んにもない一軒だけのホテル。シーズンオフは長期滞在の工事関係者と釣り人が泊まるぐらいでしょうか？福岡から交通機関乗り継いで４時間余り、仕事以外ではちょっと来ることもない地ですが案外穴場？！こころとからだ休めるにはグー！かも知れませんね。