徳ちゃん繁昌リポート

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一人勝ちのユニクロ、ヒートテックにみる違い

2010年01月06日 | 仕事モード
今年の冬はまた一段と寒さを感じて、評判の肌着を買いに行きました。ただ迷いもあり、「ヒートテック」「ヒートファクト」の2種類買ってきました。素材を比較するとユニクロの「ヒートテック」はアクリル41%・ポリエステル36%・レーヨン20%・ウレタン3%、対してイオンの「ヒートファクト」はアクリル50%・綿30%・レーヨン13%・ウレタン7%。イオンはユニクロのパクリだと思っていましたが、多少違うんですね。イオンは汗を吸収する天然素材の綿を使用していますが、ユニクロは化学繊維100%です。伸縮性のウレタンの混紡率も違いがありました。ちょっと厚め生地で着心地と安心感のイオンに対し、化学繊維の保温性と機能性重視のユニクロでしょうか。優劣はつけがたいですね他にもしまむら「ファイバーヒート」、イトーヨーカ堂「パワーウォーム」、グンゼ「ほっとマジック」などが発売されています。

しかし、客の行動に大きな違いがありました。どうもこの冬はユニクロの一人勝ちのようです。長袖肌着の場合、イオンが1280円のエプリディ・ロー・プライス(EDLP)に対して、ユニクロは通常1500円ですが、土日祭日などチラシ時には1290円~990円に価格ダウン。「ヒートファクト」の品揃え重視に対して、「ヒートテック」は売切れ御免!方式をとっています。スタッフの動きにも違い?イオンのビッグな顔の自負に対して衣料で勝負のユニクロにはハングリーさがありますね。ついでに広い売場で客の集中度のないイオンに対し、コンパクト店舗で客が客を引き付けるユニクロです。客の購買心理というか、客がどういった販売方法を好んでいるのか歴然ですね。

SCジャスコ(イオン)は一等地に「ヒートファクト」コーナーを設けていますがほとんど客は素通り状態です。しかしユニクロのどの路面店も駐車場に入るのに時間待ちで、老若男女の客が精算レジでも長蛇の列をつくっています。商品力や価格帯に大差がなければ、客へのパフォーマンス性も含めて売り方というか、表現方法や伝え方こそが購買決定の大きな判断基準と思いますよ。さあ、あなたならどちらを選びますか


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