徳ちゃん繁昌リポート

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【笑売漫歩】ソウルの街角で見た値切りの文化

2012年08月05日 | 休日通信
ソウルから無事に帰ってきました。最高の夏休み!今回も見聞をいっぱい広めてきましたよ。
人口1千万人のソウル、高層ビルが建ち並び道路は片側5車線、半端じゃない大都会でした。国内外の大勢の人達が足を運ぶソウル、その中で値切りという文化にスポットをあて日本とは異なる商売の取り組みを探ってみました。

「東大門」は若い女性には人気のファッションタウン、高層の集合ビル毎にコンセプトが分かれ、数えきれない程のモダンなショップが目白押しです。ここでまともな値段で買う人は一人もいないはず?ここの商売は値切りが常識なのです。頑張って交渉しだいでは当初の半額以下になることも。売価設定もですが一体原価はどれくらいなのか疑いたくもなりますよね。在庫過多や偏在商品なら原価切れも有りえますが、そんなマージンミックスを考えてのやりとりとは思えません。トントン拍子の交渉で優越感持つのもいいですが、ひとつ間違えると余計な品物を買わされる羽目もありそうですよ。「仁寺洞ギル」の土産品ショップ街で掘り出し物探しをしていると向こう(店)から値引きの声が掛かりました。大体こちら(客)から安く交渉するのがセオリーですがここでは当たり前の光景なのでしょうか?その他にもオフの値引きではなく下げた分商品をオン(追加)するという駆け引きもありました。商品には原価があるし、売上も上がるんで絶対に売り手の勝ちですよね。値引き対抗策なのか?どうしてもウォンでは値切りされ易いと円やドルの均一で表示している店も見かけました。千円均一やオール10ドルなど、これでは値切り交渉がしにくいですよね。
古きソウルの象徴「南大門市場」のしつこ過ぎる客引きには嫌悪感!?デパートも同じく買物空間が狭くてこれじゃ選ぶことさえできません?要は売り急ぎ過ぎなんですよ。その点、「ロッテ免税店」の接客はだいぶ改善されたようです。その他にも地下鉄の車両の中でアンプ持ち込み音楽ガンガン鳴らしてCD売り!?グルメ雑誌でも紹介される超繁昌店「明洞餃子」は階段にあえて客待ちの列をつくり集客を仰っていましたね。
韓国の値切り文化は一般的な物販店やサービス店、土産店に多くみられ、デパートやスーパーマーケット、飲食店、低料金のタクシーなどではまず考えられません。

狭い日本では発想に限界?ひらめきの源泉はやっぱりいろんな場所に出掛けアクティブに動き回ること。じっとしていても何も浮かばないし何も変わらないですよね。今回もいくつかの疑問はありましたが、異国の地で足を使って歩き回り繁昌風景や人の集まる仕掛け、アイデアなどいっぱい勉強してきました。さあ、それらを日本のビジネスでどう活かすかは今からの思案のしどころです。カムサ・ハムニダ(ありがとうございました)!


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