徳ちゃん繁昌リポート

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【うんちく話】「トキ消費」商売人の知恵に期待

2020年01月11日 | 伝え聞き

「モノ消費」から「コト消費」、そしてスマホやSNS、Instagramなど誰でも疑似体験ができるようになると価値観は「トキ消費」に移行しようとしている。ここまで来ると時間までもビジネスに繋げる?タダでは起きない商売人はやすやすと諦める筈もなし、ビジネスチャンスとばかりに新たな手を模索中のようだ。

 

「トキ消費」とは同じ志向を持つ人々と一緒に、その時、その場でしか味わえない盛り上がりを共有することを楽しむ消費行動なのだ。ハロウィン、フェスやラグビーのワールドカップもトキ消費の典型と言える。トキ消費は三つの大きな特徴を持っていて、一つの局面は時間や場所が限定されていて同じ体験が二度とできないという「非再現性」、二つ目は傍観者としてコンテンツを消費するだけではなく、主体的に参加することが目的の運動体であるという「参加性」、そして三つ目が参加した成果が目に見えてわかり、貢献していることが実感できるという「貢献性」である。例えばワールドカップは試合をリアルタイムで観ながら仲間と盛り上がるという体験は二度とできないという点で「非再現性」があり、試合を見て楽しむだけではなく、スポーツバーや自宅、あるいはスタジアムで仲間と自国を応援することが目的であるという点で「参加性」があり、そしてその応援の成果がチームの勝敗として表れるという点で「貢献性」がある。

 

モノもコトも溢れかえっている今の時代では「非再現性」「参加性」「貢献性」という3つの要素を併せ持った仕組みによってその瞬間にしか享受することのできない楽しみに価値を置く「トキ消費」が主流になりつつあるようだ。今年の東京オリンピック&パラリンピック!時代に即応する商売人の知恵の発想をとくと拝見したいものだ。

 



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