徳ちゃん繁昌リポート

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【現状の洞察】抜け出せぬトンネル?水産振興

2018年09月04日 | 仕事モード

ある種の名誉職だが引き続き福岡市水産業振興審議会委員を拝命し審議会に出席してきた。会場はいつもの長浜市場会館で福岡市水産業の現状や施策の取組みについて報告がなされた。平成30年は漁獲高も漁労収入もやや好転し全国と比べても回復の兆し?ということだった。

 

だが水産業の抱える問題は深刻で、温暖化による海流の異変、中国や北朝鮮による乱獲での漁獲量の減少、燃料費高騰のあおりで漁労収入が落ち込み、さらには後継者が不在という現実が圧し掛かっている。流通の専門家としては需要の落ち込み、即ち消費者の魚離れが最大の課題と思われる。若い人達に魚を食べてもらうための商品づくりや販促PRなどの施策を真剣に取り組むべきだろう。

 

本気で漁師や仲買の痛みを共有するなら、専門の分科会を作り徹底的に掘り下げ討議されるべきだろう。審議会ぐらいではらちがあかないような気がした。お昼は「博多家・港座」で視察も兼ね食事会、参加した委員は旬の地魚に舌鼓を打っていた。明日は出張、今から資料やデータ作りが待っている。

 



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