昭和天皇には折に触れて発せられた御言葉が数多く伝えられている。
病床に臥された最晩年意識も定かではないなか、池田厚子さまと共に御見舞いに来られた池田隆政氏に「鶏はどうか」とお尋ねになったエピソード等々。
どの言葉からも昭和天皇のお人柄がうかがえる。
平成の天皇はどうだったのかしら?私には、これ、という記憶がない。
退位の御言葉を述べられる中で美智子さまに感謝して大泣きされたのは衝撃だったが。
天皇皇后両陛下と愛子さま 東京五輪 国境越えた交流に感銘2021年8月12日 19時34分 NHK天皇皇后両陛下と長女の愛子さまは、東京オリンピックでの国境を越えた選手どうしの交流に感銘を受け、日本選手の活躍についても喜ばれているということです。側近によりますと、両陛下と愛子さまは、東京オリンピックの競技をテレビで熱心に観戦し、新型コロナウイルスの影響で開催が1年延期され、今も厳しい状況が続く中、選手たちが積み重ねてきた努力や人知れぬ心の葛藤に思いを寄せられていたということです。中でも、スケートボードの競技中に選手どうしが励まし合い、難しい技に挑戦して転倒した選手を担ぎ上げて健闘をたたえた姿や、女子バスケットボールの表彰式のあとで、日本、アメリカ、フランスの選手が入り交じって記念撮影をした様子など、国境を越えた交流に感銘を受けられたということです。また、日本選手のめざましい活躍についても、喜ばれているということです。さらに、両陛下は、困難な状況の中、大会の運営に関わった医療従事者やボランティア、そして警備担当者などの尽力に対して、敬意を表し、ねぎらう気持ちを持たれているということです。
開催前、”御懸念”を巡って一騒動がありましたが、陛下も雅子さまも五輪観戦を楽しんでいらっしゃったようです。
このような記事でも、雅子さまががスケートボードの技に「おー!おー!」と歓声をあげていらっしゃった。とか、選手同士の交流をみて「こういうのはいいね!」と言われたとか、お人柄が伝わるような生の御言葉が伝えられたら、記事に書かれていることも現実味を帯びてくるのでしょうが。
皇太子、皇太子妃時代には、とんでもエピソードながら、その人らしい言葉や行動が伝えられることもありましたが、令和の天皇、皇后になられてからは、そうした言葉やエピソードが伝えれることが無くなりましたね。
天皇だから、肉声を伝えてはいけないということもないでしょう。
昭和天皇は本になるくらい感銘深い言葉の数々を残していらっしゃる。令和の陛下の生の御言葉も聞いてみたい。