57歳から始めるレンタルカートの世界

唄う物書きアマミヤユキト57歳で人生初のレンタルカートデビュー。

『Capeta 』というマンガ

2021年10月30日 | BOOK
ある方から教えられました。
『カートの漫画があるよ』
エッまじですか?
というわけで早速ブックオフへ行き、探してみました。
ありました。
『Capeta』というまんが。

もう知ってるよ、という方も多いと思います。
本格的にカートを真正面から取り上げたマンガですね。
父子家庭で育った平 勝平太(たいらかつへいた)という少年。
家庭の事情を子供は敏感に感じ取るものです。
お父さんの言いつけをちゃんと聞いて、健気なほど、お父さんを気遣います。
でも、勝平太少年にはひとつだけ夢中になれるものがあります。それがクルマ。
そこでお父さん、いつも我慢ばかりしている勝平太くんに特別なプレゼントをしようと思い立ちます。
中古のパーツをかき集めて、カートを見事、作り上げたのです。
勝平太少年の前に現れたカート!
車輪が四個ある❗ エンジンついてる❣ 
ブレーキもある。シートに座ってハンドルも動かせる❗
これって、ホンモノのクルマじゃん❣
というわけで、勝平太少年はカートに夢中になります。
やがて少年は、カートレースに参加。カートやレースに関わる中で、勝平太少年はいろんなことを学び、成長してゆくというお話。
この本を教えてくれたのが、先日ご紹介した70歳代のカート乗りの先輩。ということもちょっと驚きです。
僕たちオジサン、(おじいさんか?)世代にとって、クルマの漫画といえば「スーパーカー」ブームの火付け役となった「サーキットの狼」や、
「よろしくメカドック」
などが真っ先に思い浮かびます。
カートや、モータースポーツの世界を知ったいまになって、ようやく

『こりゃあ、ちょっと違うなぁ〜』
と思い知らされるわけです。

そのひとつ。これらの漫画には、『タイヤ』という最も重要なパーツについて全くと言っていいほど取り上げられていません。

(うまいカートドライバーが乗ると、こういうきれいなトレッド面になります。

しかも、これらの漫画は『ハコ車』が『公道を走る』という舞台設定になっています。
やっぱり、思いっきり走りたければ、サーキットに来るべきです。
ただ、その頃(1970年代)子どもであった僕たちにとっては、モータースポーツは手の届かない、はるか遠く、遠くの世界のお話でありました。
この世にスーパーカーというものがある。それに乗って、思いっきり走って競争する! という刺激的な楽しみがあるのだ、ということを教えてくれたマンガたちでした。
モータースポーツへの入り口。それは何でもいいのかもしれません。車をとにかくイジり倒すことが大好き!、という方もいらっしゃるでしょう。では、僕自身のモータースポーツとの出会いはどんなだったか? それはまた次回へ。


****** 本文、写真の著作権は天見谷行人に帰属します©️Yukito amamiya 2021

ブログランキング、参加中です!下の三つのバナーをポチッと押していただけると嬉しいです💕
にほんブログ村 車ブログ 車 モータースポーツへにほんブログ村 にほんブログ村 車ブログ レーシングカートへにほんブログ村 にほんブログ村 車ブログ レンタルカートへにほんブログ村
ご協力感謝です!ありがとう!🤗





『雨の日には車をみがいて』 Part 2

2020年04月23日 | BOOK
お待たせしました。
五木寛之さんの クルマ短編小説集
『雨の日には車をみがいて』
続きのエピソードと登場するクルマたちです。

第五話 シトローエン 2CV


第六話 ジャガー XJ6


第七話 メルセデス・ベンツ 300SEL 6.3-


第八話 ポルシェ 911S


第九話 サーブ 96S


9つのエピソードごとに、魅力的な女性が登場します。

『いいクルマ』には『いい女』

この辺りが、いかにもエンターティメント小説の極意をわかってらっしゃる、五木寛之さんの真骨頂。

お洒落で、スマートで、さりげなく小説世界の中へ、僕たちを連れて行ってくれるのです。

本を読むという行為。
それはちょっとばかり、苦痛を伴うときもあります。
でも時には、読んでいる時間が愛おしく感じる。
そんな本に出会える時があります。
グイグイ読者を惹きつける、作者の力量。
どんどん読み進めて、気がつくと、あと少しで読み終えてしまう。
ガマン、ガマン。
明日のお楽しみに、ページを残しておこう。
そんな小説集は、滅多に出会えないと思います。
本作はそんな体験をさせてくれる、希有な一冊といえるでしょう。
***
ぼくが個人的に好きなエピソードは、第一話。
時代は1966年。ビートルズ初来日の時。
”ぼく”は、若くて、まだ青臭い、駆け出しの放送作家。
”ぼく”は、なけなしの貯金を叩いて、念願のマイカーをついに手に入れます。
それが、中古のオンボロ輸入車。

シムカ1000
別名『走る弁当箱』


でもれっきとしたフランス車です。小粋でお洒落を感じさせる、愛おしいやつ。
”ぼく”はこの車に夢中になります。

「よし、この車で彼女とデートだ!!」

と主人公は、喜び勇んで、恋人を迎えにゆくのですが……。

***
この小説集、きっと、女性の方も楽しんでお読みいただけることでしょう。

『なんで男は、こんなオモチャに夢中になるの?』
『理解できな~い!』

と思っている女性の方にも、ぜひ一度読んでいただきたい。

男性とは、幾つになっても『オトコの子』である、ということが、この小説集をよめばお分かりいただけると思います。
いつまでも夢とロマンを追いかけている。
そんな『オトコの子』男子と、愛すべき『オトナの』女性たちに捧げたい。
珠玉の名作短編集です。

***本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2020
PVアクセスランキング にほんブログ村PVアクセスランキング にほんブログ村PVアクセスランキング にほんブログ村にほんブログ村 車ブログ 車 モータースポーツへにほんブログ村

『雨の日には車をみがいて』 五木寛之 著

2020年04月21日 | BOOK
『ステイホーム、お家にいよう!』が、今の合言葉になっていますね。
それじゃあ、ソファに寝っ転がって、読書でもしてみましょうか。
世の中は、ちょっと沈んだ雰囲気ですが、そんな時には、楽しく読める本がいいですね。
ここはカート専門ブログなので、せっかくですから、とびっきり極上の『エンターティメント・クルマ小説』
をご紹介しましょう。

敬愛してやまない、五木寛之さんの
『雨の日には車をみがいて』
という本です。



安西水丸さんの、とってもポップな、可愛いイラストで装丁されていますね。


1988年、昭和63年に出版されました。
ぼくはこの初版本を持っているのです。


今でも大切な宝物として大事に保管していますよ。
***
この本は、9つの短編エピソードを一冊にまとめた小説集です。
全てのお話の主人公は『ぼく』です。
そして、エピソードごとに、一台の車が登場します。
この小説集の本当の主人公、実はクルマなのではないか、と思わせてくれます。
登場する車たちは……。

第一話 シムカ1000


(お分かりでしょうか? リアエンジン、リアドライブなのですよ)

第二話 アルファロメオ・ジュリエッタ・スパイダー



第三話 ボルボ 122 S


第四話 BMW 2000 CS


第五話以降のご紹介記事は次回に続きます。お楽しみに!!


***本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2020
PVアクセスランキング にほんブログ村PVアクセスランキング にほんブログ村PVアクセスランキング にほんブログ村にほんブログ村 車ブログ 車 モータースポーツへにほんブログ村