57歳から始めるレンタルカートの世界

唄う物書きアマミヤユキト57歳で人生初のレンタルカートデビュー。

5月28日レースレポートその②

2017年05月31日 | 2017年レースレポート

神戸スポーツサーキット主催のカートレース
2017年「FastestCUP&TAERO3h」シリーズ第3戦
レポートその②です。

フレッシュマンクラスがコースインします。



レースのまえ、このフレッシュマンに参加している福井さん親子にお話を聞くことができました。
レースを始めたのは1年ほど前のこと。主に宝塚のサーキットで走っているということでした。
この日もご実家の高槻市からお父さん、お母さん、息子の大貴くん、3人で神戸スポーツサーキットまで来られています。
大貴くんは中学一年生12歳。
このサーキット、レンタルカートでは、0分57秒台で走れるとのこと。
すごい!! 速いです!!
本日の予選は49秒501のタイム、7位からのスタート。




グリッドに着く福井くん、セナのヘルメット、カッコいいぞ! 
頑張ってね!

そしてレーススタート!!



スタート直後は大混戦




応援している福井大貴くん。
第一ヒートは、序盤我慢のレース。
しかし、タイヤがあったまって来た3周目あたりからその実力を発揮して来ます。
特に印象的だったのはコントロールタワー前のストレートから1コーナーへの突っ込み。
インに飛び込み、順位を上げました。
神戸スポーツサーキットの1コーナーは、アクセル全開で飛び込む、チャレンジングなコーナーなのですよ。(僕も最初は怖くて、怖くて、ブレーキ踏みっぱなしでした)
その高速コーナーの「インを差す」というのはすごい度胸ですね。
ヒート1終了時の結果はこちら。


福井くんは7位発進から4位へジャンプアップ!
しかも、なんと、レース中に49秒015のファステストタイムを叩き出しています。
このあとのヒート2で福井くん、なんとトップチェッカーを受けます。




1位おめでとう。

ヒート2の結果はこちら。



フレッシュマンレース終了、
車がピットに戻って来ます。
皆さんお疲れ様です。




フレッシュマンクラス表彰台
総合優勝は松山大輔選手
総合2位は福井大貴くん。
総合3位は山崎耕一選手

みんな、おめでとう!!
シャンパンファイトだ!!
(*もちろん、ノンアルコールの発泡飲料ですよ*)



レース結果はこちら。



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5月28日レースレポートその①

2017年05月29日 | 2017年レースレポート
昨日5月28日は神戸スポーツサーキット
主催のカートレースを見て来ました。
2017年「FastestCUP&TAERO3h」シリーズ第3戦です。

午前中はスプリントレース
午後からは3時間耐久レースです。
このレースの最大の見所は、なんと
参加者全員「レンタルカート」を使うと言うことです。
これなら、レース初心者もかなり気軽に参加できそう、と僕は思ってしまったのですが。
あとで、参加者の皆さんのあまりのレベルの高さにびっくりさせられました。
使うマシンはビレルN35


車体はくじびき抽選。




エンジンがよく回る車もあれば、そうでもない場合もあり。
それを補うのが「ドライバーの腕の差」になるわけですね。


この日のお天気は「快晴」
最高気温は神戸市23.9℃でした。
http://www.tenki.jp/past/?map_pref_id=31&jma_code=47770

午前中のスプリントレースは、二つのカテゴリーに分けられます。
レース初心者用の「フレッシュマンクラス」
そこで2勝した人たちが競い合うのが「エキスパートクラス」

さて、時系列でレースの模様をレポートします。

まずはヘルメットやグローブを含めての体重測定。


基準の体重は装備重量70Kg
軽すぎる場合は公正を期すために「ウェイト」を積むのですよ。





シートの左横に箱があって、これは何をするものだろう? と前から不思議だったんですが、このウェイトを入れる箱だったのですね。
まあ、こちらもカートレース取材の初心者なもんで。
色々と勉強させてもらいます。


フレッシュマンクラスはエントリーが多いため、A組12台、B組12台にわけられます。
なお、フレッシュマンクラスもエキスパートクラスも2ヒート制。
その合計ポイントで表彰台を目指します。

全日本でもなく、神戸地区限定のレンタルカートのレースと、正直軽く見てましたが、とんでもないなぁ~これは、と思いましたよ。
レースの規則もきちんとしてます。詳しくはこちらからダウンロードできます。

もう、紛れもなく本格的なcarレースそのものです。

ちなみに、当日は参加しませんが、キッズカートが一台止まってました。
タイヤに注目です。


キッズとはいえ、れっきとしたスリックタイヤ。


しかも、ちゃんと「溶けてます!!」
これでタイヤはガムテープのように路面にペタペタ張り付き、コーナーをがっちりとらえます。
モータースポーツの基本「走る・曲がる・止まる」がこれで学べるわけですね。

神戸スポーツサーキットは全長0.916㎞。途中にクッションパッドを入れることで、コースレイアウトを変更できます。
この日のレイアウトはFコースという、今回初めてのレイアウト。ハイスピード寄りのセッティングになっているという、全長0.860㎞のコース。
さあ、みんなどう走る? 全員初めてのコース。
試しに僕もラップタイムを手元でとって見ました。
後のリザルトでもわかるんですが、たった1秒の間に24人がひしめく、という大接戦です。
さて選手の皆さん、いよいよマシンに乗り込みます。



その後、公式練習。
コースイン。左手を高く掲げて、後続車に注意を促します。


さあ、レース開始です!!(次回へ続く)

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まぶしかったなぁ〜、表彰式

2017年05月27日 | オトナの世界について
モータースポーツの世界のいいところ。
そこでは一目瞭然。
チェッカーを最初にくぐり抜けたものが一位。

(写真は5月7日神戸スポーツサーキットにて)

誰がどうみたって動かしようがない。
そしてラップタイム。

誰が何秒で走っているか1.000分の1秒単位で表示される。
そこには「大人の思惑」が入り込む隙間などない。

世間では今、書類があったとか、そんなものなかった、とか、実にアホらしいことで、大のオトナたちが大騒ぎしている。週刊誌に始まり、テレビ、新聞も大騒ぎである。
先生から「宿題やって来なさい」とプリントを渡された小学生がいたとしよう。
そのプリントをなくしてしまったら……。
まあ、しょうがない。
ゴメンなさい
m(._.)m である。
子供達はちゃんと責任を取る。
だから、時には悔しくって泣きじゃくる。
子供達が走るカートレースでさえ、厳しい「順位」と「勝ち負け」がある。
だから表彰台に登った時の喜びは例えようもないものだろう。

問題のオトナたちは、その表彰式のトロフィーや表彰状をなくしても、しらんぷりをしているのと同じである。

その人たちは、一度でもいいから、子供たちが一生懸命走るカートレースを見てみる価値はあると思う。
僕は今までの自分が恥ずかしくて、まぶしかったなぁ〜。表彰式。PVアクセスランキング にほんブログ村
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公道カートについて

2017年05月24日 | 公道カート
最近、公道カートについて、いろいろと問題視されてますね。
僕の個人的な感想ですが、カートはやっぱりサーキットで走るべきだろうと思います。
ただ、僕が57歳にして人生初カートデビューを果たしたとき、ふと思ったことがあります。
走り終わって、カートをしげしげと眺めました。
ハンドルがある。

舵を切る仕組みはこうなっているのかぁ〜。
実にシンプル。
エンジンは単気筒。4サイクル。

これもシンプル。
自分で手入れできるだろうなぁ〜。
プラグなんかもヒョイと抜いて、ブラシで掃除できるだろうし。
オイルだって自分で交換できるでしょう。
ブレーキの効きは申し分ありません。
強力なディスクブレーキがついている。

それに路面をがっちり掴むスリックタイヤ。

ここまで考えて、僕の中の悪魔が囁きました。
「ふふふ、お前の考えていることはお見通しだぞ……」
そうなのです。
これって、車の機能はすべてあるよねぇ〜。
つまりは、
ヘッドライト、ウインカー、ストップランプ、それにナンバープレートを取り付ければ……
「公道走れるじゃん!!」
と思ってしまったのです。
もちろん細かいことを言えば、3点式シートベルトや
万が一の転倒の場合を考えて、ロールバーの設置(キッズカートにはロールバーが標準装備されていますね。何であれを他のカテゴリーにも適用しないのか? 僕にはさっぱり理解できません)

それに長袖長ズボン、手袋に、忘れてはならない「ヘルメット着用」

今日の朝のワイドショーでも、この公道カートの問題が取り上げられていました。
一般の車からは、カートはあまりに車高が低いので、近くにいると、ほとんど見えないそうです。
これは危険ですね。
そのための対策として、ポールを立て、先端にLEDランプをつけて走っているカートもあるとのこと。安全対策としていい試みだと思います。
僕が一番気になることは、カートというものが、一部の心無い利用者のために、「危険な乗り物」として一括りにされてしまうこと。
従来からありましたよね。おかしな偏見が。
「暴走族」イコール「走り屋」
その挙句「サーキットに行く連中は暴走族」という誤った認識。
今でもこれは根強いです。
モータースポーツを愛する人たちは、だからこそ、
「ルールを守ります。」
「マナーを守ります。」
「紳士です。」
「親切で優しい人たちです」

サーキットをカートで一度でも走った人ならわかります。
スピンして僕が立ち往生していると、一緒に走っていたレーサー二人が駆け寄って、
「大丈夫ですか?」
とマシンを進向方向へハンドルを切って押してくれました。
「あ、あ、ありがとうございます」
僕は体力を消耗し、息も絶え絶えでした。
お礼を言うのが精一杯。
二人はさっと自分のマシンに乗り込み、片手を上げて風のように走り去って行きました。
「かっこエエ〜なぁ〜」
「ワシもあんな風になりたいヨォ〜」
まあ、まだちょっと時間がかかりそうですね。
何せドン速なもんで……。
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モータースポーツと文章、音楽、大人の世界についてなど

2017年05月22日 | オトナの世界について
モータースポーツに限らず、多くのスポーツでは順位や勝ち負けがハッキリと出ます。
それは異論の余地がありません。
特にモータースポーツの素晴らしさは
最初にチェッカーを受けた奴が「イチバン!!」
10万人の観客が押し寄せる鈴鹿のF1グランプリ。
観客全員がその証人なのです。
速い奴がエライ。
そういう実に「分かりやすい世界」です。

僕は長く音楽や文章の世界に関わって来ました。
いい音楽ってなんだろう?
プロの音楽家ってどうしたらなれるんだろう?
ギターを弾いて歌を歌い、コンテストにも出ました。
予選を突破し、決勝大会で優勝したこともあれば、特別賞をもらったこともあります。
しかし、プロにはなれませんでした。
結局音楽を諦め、会社勤めをし、オトナの世界のルールに従うしかなかったのです。
***
文章の世界でもそうです。
僕は大学在学中から、バンドリーダーのツテのおかげで、大阪の小さな出版社で、専属ライターとして、取材や雑誌の編集を手伝うチャンスをいただきました。
自分の書いた原稿が、雑誌に載り、そして近所の書店に並ぶ。
そして給料としてお金までもらえる。
こんな幸運に恵まれたことに感謝していました。
しかし、いいことも長くは続きませんでした。
僕は血気盛んな若者でした。
「昨日より今日、そして明日はもっといい文章を書く!!」
自分が向上することに、邁進していました。
ちょっとでも文章のテクニックが下がっていると、もう我慢できなかったのです。
自分が許せませんでした。
僕は頭のアクセルペダルを踏み続けました。
フルスロットル。
常に頭の回転はレッドゾーン!!
カートをやるみなさんは、わかりますよね。
エンジンを24時間レッドゾーンでブン回し続けるとどうなるか.

そのとおり。
僕の頭のエンジンはピストンリングが磨耗し、やがてピストンは焼きつき、ついにはバルブが吹き飛び、シリンダーヘッドはぶっ壊れ、エンジンブロー。
僕の頭は使い物にならなくなっていました。
その後、僕は5年以上、精神科と心理カウンセリングでリハビリを受ける羽目に陥ります。
エンジンブローの代償は実に高くつきました。

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