57歳から始めるレンタルカートの世界

唄う物書きアマミヤユキト57歳で人生初のレンタルカートデビュー。

SL神戸第8戦 TIA/MZ200クラス

2017年11月25日 | 2017年レースレポート
2017年 SL神戸シリーズ 第8戦 TIA/MZ200クラス 第2ヒート

11月12日、神戸スポーツサーキット でのSLシリーズレース。
僕が個人的に一番お気に入りのレース。
それがTIA/MZ200のレースです。

このレースはレンタルカートと、純粋な競技用レーシングカートの中間に位置するカテゴリーですね。
ハンドルにはセルモーターがついてます。レース中、スピンしても、再始動しやすくなっています。(ハンドル下の左がスタートボタン。右の赤いのが、エンジンストップボタン)

主に、レンタルで速い人たちが、このクラスへ、ステップアップします。
なので、その実力は充分。他のクラスも掛け持ち。表彰台常連組も多いです。
侮れませんよ。
このレースの最大の魅力。
それは、マシン一式が『デリバリー制』であること。

ヘルメットとレーシングスーツさえ、サーキットに持って行けば
「もう、レースに参加できちゃう」
という、敷居の低さ。これは美味しいぞ!!
なお、履いているタイヤは、レンタルより、グリップ力が高いです。
ひとレース終えるとこんな感じ。(ちなみにこれ、全天候型)

(ほら、結構溶けてるでしょう?)
このレースで、常に上位を走っているのが、以前、取材にご協力いただいた福井大貴くん、中学一年生です。(写真右側)

彼は主に「たからづかカートフィールド」で走っています。
下の写真は、このクラスの常連組。安藤さん親子。
ふたりで、カートレースに参加していますよ。
息子さんは、SSクラスで表彰台を狙える実力者。
速いです!!


う~ん、シートに息子さん、「かなと」くんの文字がいいね!!

お父さんの方も息子に負けじと、なんと、減量した、とのうわさが。
コンマ1秒早くなるために、もう、これは執念ですね。
いやぁ~、カートにハマると
『お願い!! ”1グラム”でも軽くなってくれ!!』
と誰もが思います。
実はね、僕も減量中なのですよフフフ……。
まあ、現実は、なかなか厳しいんですけどね(^_^;)
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SL神戸シリーズ 第8戦 カデット・決勝ヒート

2017年11月22日 | 2017年レースレポート
2017年 SL神戸シリーズ 第8戦 カデットオープンクラス 決勝ヒート

神戸SLシリーズ 第8戦 カデットクラスその②
今回は動画付きです。
さて、カデットクラスの決勝戦。

海斗君は決勝ヒート「フロントロウ・スタート」2番グリッドです。

決勝スタート30秒前、レースクイーンのお姉さんがボードを掲げます。
レースの模様は、上の動画をご覧くださいませ。

最終ラップ、ストレートを駆け抜ける、1位 田中風輝くん。おめでとう!!
そして、2位でチェッカーを受ける中村海斗くん。表彰台、おめでとう!
レースの結果はこちら。

上の一覧表をよぉ~く、穴のあくまで眺めてくださいよ、みなさん。
何がわかるか?
まずは
①タイムトライアル、1位から5位の選手まですべて
「47秒台」で走っていること。
②上記タイムトライアル、5位までの選手が、予選終了時、同じく「トップ5人」であること。
③決勝の結果も、この「トップ5人」であったこと。

では……。
他の選手は、遅かったのでしょうか? 技量が劣っていたのでしょうか?
『いいえ。違います』
全員
『速いんです。』
このカデットレースに参加したのは、14名のドライバー。
この14人が、47秒から49秒で、サーキットを一周します。
その差。
「たった2秒」
その、たった2秒の間に、14人がひしめく、という戦いなのです。
カートレースは、ご承知の通り、タイヤ、エンジン、ガソリン、オイルなど、全てのものが同じ
『イコール・コンディション』で戦われます。
カデットクラスで、唯一、自由に選べるのは「シャシー」です。
カート上級者は、この各メーカーの「シャシー特性」の違いを、うまく利用するそうです。
***
この件を受けて、以下、僕のコラム、エッセイ的なことになります。

う~ん、この原稿を書いている僕でも、その「シャシーの差」って、どんなだろう? と想像するしかありません。

そうですね、例えば……。

僕はアコースティック・ギターを弾きます。


ギターをやる人なら誰でも知ってますが。
ギターという楽器は、アマチュアでも、よく練習している人は、一ヶ月に1度は

「弦を張り替える」

のです。
ここまで、よろしいですか? 
びっくりしました? みなさん?
そこで……。
物は試しです。
楽器屋さんに行ってみましょう。
店員さんに

「ギターの弦くださ~い!!」

というと
「こちらがギター弦のコーナーになりまぁ~す」
と案内されます。

あぽーん!
(◎_◎;)
なんじゃ、この種類の多さは……(^_^;)
関連サイトはこちらから。
どうみたって、50種類以上のギター弦が、ズラリと並んでいます。
おまけにそれは「アコースティック・ギター」のみ。
隣のコーナーは「エレクトリック・ギター弦」が、これまた50種類以上ズラリと並んでいます。
最初は、びっくりしますよ、初心者は……。
でも、ギターの中級者、上級者、になると、このようなギター弦の中から、自分の演奏スタイルに合ったメーカーの
「お気に入りの弦」が、もう、ハッキリと、決まっているのです。
ちなみに、僕の好きなギター弦のメーカーさんは、ダダリオという銘柄。
この「ダダリオ」という弦メーカーのラインナップ、
それだけでも、さらに何十種類もの弦があるわけ。
まあ、『餅は餅屋』ということですね。
そのギター弦の特性を「知り抜いて」使い分ける。ちなみに、僕はそれができます。
それと同じようなことを
「カートレーサー」たちは「シャシー」特性を使い分けている、と想像するのです。
***
僕なんぞは、57歳にして、人生初のレンタルカートデビューしたんですが。
カートに乗った人なら分ります。
彼ら、小学生の子供たちがいかに速いか。どれほど速いか。
その走りの鋭さ、速さ。
サーキットで生で見ると、その迫力に圧倒されます。
カデットクラスともなると、とてもじゃないが、もう、おじさん、太刀打ちできません。
実はね……。
僕、平日の練習日に、偶然、キッズレーサーと一緒に(もちろん、ぼくはビレリN35レンタルカートですよ)
走ったことがあるのです。
正直、
「やるなぁ~」と思いました。
キッズカートはご承知の通り、4歳から10歳未満までのドライバー。

レンタルカートと違い、2ストロークエンジンを積んでいます。
とうぜん、4サイクルエンジンのレンタルカートよりも、エンジンの吹けあがりはいい。
その子供たちは、ベストラップ65秒の僕と(神戸スポーツサーキット の記録です)ちょうど、いい感じのバトルになるんですよ。
いやぁ~、楽しいのなんの、
抜きつ、抜かれつ。まるで本番レースさながら。
油断してると、あっという間に抜かされますよ。
あの時、僕と一緒に走ってくれた、キッズレーサー。
本当にありがとう!!
この場をお借りして御礼申し上げます。
いやぁ~、本当に楽しかったです。


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神戸SLシリーズ第8戦 カデットクラスその①

2017年11月20日 | 2017年レースレポート
11月12日 神戸SLシリーズ第8戦 カデットクラスその①


みなさん、こんにちわ。
おかげさまで、このブログも大好評のようです。

ざっくり『車のブログ』は……。
全国で8851サイト。
みんな、クルマ、大好きなんだよね。
全国では、こんなに数多くの「車ブログ」があるんだなぁ~、と改めて、ため息が出ます。
そして、僭越ながら、本ブログ「57歳から始めるレンタルカートの世界」
「にほんブログ村」のPVポイント順では、11/19日現在88位となっております。
えっ?!
全国レベル「100位の壁」を突破しちゃった……!(◎_◎;)
電卓で計算してみたんですが、これって、トップ1%なのです。
大それたことに『TOP 1%』に入るなんて、とても光栄なことです。
それもひとえに、このブログをお読みいただいている皆様のおかげです。
ただただ、感謝、感謝!!でございます。
***
さて、僕がいつもカートレースで追っかけしている、中村海斗君。
彼は、小学生レーサーです。カデットクラスで、全日本を闘っています。
11月12日の日曜日。
この日は、彼のホームコースとも言える、神戸スポーツサーキット

「SLレース」

海斗君も「カデットクラス」で、この年間シリーズ戦を、全日本と掛け持ちしながら闘っています。
今回のレース、土曜の練習日は、黒のツナギでしたが、今日は、

『エナジー・レーシングチーム』のツナギを着ます。

背中の「Energy」のロゴが泣かせるぜ!!
ちなみに、「Energy」とは、
レーシングカートのシャシーを作っているメーカー
さん、なのですよ。
皆さま、お分り?
そのレーシングチームの『公式』ロゴがついた、レーシングスーツを着ている海斗君とは何者か?
つまり、中村海斗君とは
『小学生のワークス・レーサー』なのですよ。マジで。
(~この印籠が目に入らんか!~というようなものですよね😉😉😉)

いつもきさくな、海斗君パパが、コースインするためにマシンを運んでゆきます。


シャシーは「Energy」
エンジンは,ヤマハ KT100。
カートレースといえば、このエンジンがいわゆる『ディファクト・スタンダード』標準エンジンなのですね。2ストローク単気筒100cc。シンプルですね。
キャブレターの口径を変えることによって、エンジン出力が変わります。
そのようにして、カデット、SS、 スーパーSSクラス、などという「クラス分け」をしているのです。
ちなみに、タイヤは各クラスによってメーカーが違います。
今回、カデットクラスは「YOKOHAMA ADVAN」を履いていますね。
みなさん、下の写真よく見てくださいよ。
他のカデットレーサーたちは、みんな、カートを地面につけ、ドライバーもヘルメットをかぶり、すでにいつでもスタートできる状態。
もう、完全に戦闘モードに入っています。

しかしながら、一番手前のカート。ゼッケン1番。これが海斗君が乗る、全日本カデットクラスを闘っているマシン。
なんと、まだカートスタンドに乗ったままです。
肝腎のドライバー、海斗君、本人は……。

タイムトライアルが、もう始まる直前なんですが、海斗君本人は、いたって落ち着いています。
 ちなみに彼は、2016年 SL神戸シリーズ・カデットクラス
 『シリーズ・チャンピオン』なのですよ(*_*)
 この辺りが、もう小学生ながら、立派なレーサーとしてのキャリアを感じさせますね。
さあ、海斗君もヘルメットをかぶって、車に乗り込みます。

う~ん。『父子鷹』メディアもほっときません。
僕、個人的に、この写真 ”スッゴイ”気に入ってるんです。
澄み切った朝の清々しい秋空。
海斗君パパも、かっこいいですよね。
さあ、全車、エンジン・スタート!

コースインします。みんな勢いよくコースに出てゆきます。
サーキットを1周して、グリッドへ。
海斗君は2番グリッド。
オレンジ色のツナギを着た、海斗君パパが最終チェック。
このあと「タイムトライアル」がスタートしました。

その結果がこちら。

海斗君「47秒313」で、タイムトライアルは、2番手。
予選ヒートは、2番グリッドの好位置。「フロントロウ・スタート」となります。
さあ、次は予選、決勝ヒートの模様をレポートしますね。
次回に続きます。
***
なお、写真、本文の著作権は、天見谷行人に帰属します。©️Yukito Amamiya2017
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SL神戸第7戦 TIA/MZ200クラス

2017年10月25日 | 2017年レースレポート
2017年 SL神戸シリーズ 第7戦 TIA/MZ200クラス 第2ヒート


風邪で寝込んでおります。その間にも皆さん、頑張ってますね。たからづかカートフィールド
で取材させてもらった福井大貴くん。

10月15日に
神戸スポーツサーキット
で開かれたSLシリーズ
のTIA/MZ200クラスで優勝してますね。おめでとう!
ハードレインのコース状況で、ヒートワン1位、ヒートツー、2位、で総合優勝は見事なものです。

勝てるレースにしっかり勝っておく、という姿勢がいいと思います。
***
なお、このTIA/MZ200クラス。僕が今最も注目しているクラスなのです。
レーシングカートとレンタルカートの中間に位置するカテゴリー。
シャシーはレーシング仕様。


エンジンはレンタルカート用の4サイクルMZ200。

そしてタイヤは全天候型。そしてレンタルカート用のタイヤよりハイグリップなのです。
これら、レースに必要な機材一式は全て主催者からレンタルされるわけです。
サーキットにレーシングスーツとヘルメットを持っていけば参加できる。
こんな美味しいレースはないぞ!!




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たからづかカートフィールドに行ってきました②

2017年10月05日 | 2017年レースレポート
さて、ぶじたからづかカートフィールド
に到着。
サーキットって、どこでもそうなんですが、だいたい山の中にありますよね。いわゆる『ど田舎』ぽいところがおおいです。
サーキットを作るためには、大変な面積の土地が必要ですし、近くには高速道があることが望ましい。さらには騒音対策も必要です。
その点、たからづかカートフィールドは、山の中にもかかわらず、駅からタクシーなら、ワンメーターで行けるほどの距離。
ぼくが到着したのは午前11時ごろだったでしょうか。
今日はこのサーキットでSLシリーズ
のレースが行われています。



やっぱり、サーキットっていいなぁ~。
ここに一歩足を踏み入れると、まったくの『非日常』の世界。
僕たちモータースポーツ好きにとっては夢の世界です。
ここのピット風景はこんな感じ。


通路の上がアーケードになってまして、どことなく、レトロな昭和の商店街を思わせます。なんともいい雰囲気です。
さらにはレンタルカート用のヘルメットや、ジャケットなども多数用意され充実してます。


僕はこのサーキット初めてなので、あちこち見まわします。
どうやらここが、レースの時コースインするところ。



気がつくと、コントロールタワー前では、チェッカーが振られています。(みなさんご承知でしょうが、チェッカーフラッグは『競技終了』の意味ですよ。ちなみに、ぼくはずっとレースに勝った人に振られるものだと思い込んでました)


これは、どうやら予選ヒートだったようです。
競技終了後、各マシンとドライバーたちが、車両保管場に引き上げてきます。


カート横のカウルがすごいことになってますね。かなり激しいバトルだったみたい。
ここで以前ご紹介した、福井大貴くんと、お父さんに出会いました。


「こんにちわ、アマミヤでございます」
とごあいさつすると、
「こっちまでこられたんですか?」とおとうさんニッコリ。
密着取材を開始します。


お父さんにお訊きすると
「今日はタイムトライアル、1位です」とうれしそう。
福井くんはSSクラスでエントリー。
ライバルたちは「LAM RACING」や「ふぁん RACING」チームなど、カートレースでは、必ず見かける強豪たちです。



今日の調子はいかがですか? と、お父さんにお訊きすると
「そろそろ、オーバーホールしなくてはいけないエンジンなので、ちょっとしんどいですね」
それでもフロントタイヤを見るといい溶け具合です。


なお、タイヤはブリヂストン。


お父さん、マシンのメンテナンスに忙しそう。


息子の大貴くんは、コーチ役の先輩からのアドバイスを真剣に聞き入っています。


このたからづかカートフィールドをホームコースにしている福井くん。サーキットのレーシングチームにも入ってます。
ピットには表彰台2位の福井くんの写真が飾ってあります。


ちなみに、福井くんのヘルメットは、あのアイルトン・セナモデル。


やっぱり、セナさんは、子供達にも大人気なんですね。
***
以下余談
以前、サーキットで、ブラジルの方(日本企業に努める日本語ぺらぺらの方です)とお話しさせていただきました。その方が、アイルトン・セナのヘルメットを見ながら、ちょっと複雑な表情をされていました。
実は……。
母国ブラジルでは
アイルトン・セナ モデルのヘルメットは
『神聖にして侵すべからず』
というあつかいなのだそうです。
ブラジルではセナモデルのヘルメットをかぶっている人は
「一人もいない」
これは暗黙の了解らしいのです。
セナは、ブラジルの英雄。
F-1世界チャンピオン。
そしてレース中に、神はその命を天に昇らせました。
もう、ブラジル人にとって、
「アイルトンはイエス・キリストに限りなく近い」
ということを、僕はこのお話の中から感じ取りました。
今、セナモデルのヘルメットを本国、ブラジルで、かぶることが許されているのは「アイルトンのご親族だけ」とのことでした。
***
福井くん、アイルトンのヘルメットが被れることに感謝してね。頑張って優勝してね!



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