57歳から始めるレンタルカートの世界

唄う物書きアマミヤユキト57歳で人生初のレンタルカートデビュー。

目指せ!最速ラップその⑧

2018年01月29日 | 目指せ!最速ラップ
さて、僕の最速ラップへの挑戦は続いています。
1月14日。今までの最速ラップが出ました。
その時の記録がこれ。


自己最速の1分01秒522!!
昨年5月に、57歳で初めてレンタルカートデビュー。
その時の最初のタイムは2分40秒ですよ。
今や60秒の壁が現実味を帯びてきました。まさかねぇ~。自分でもびっくりです。


この日、僕はシートのベストポジションを探しました。
フィーリングがなんか違うなぁ~、とおもったら、即座にピットイン。
その度に、クッションの位置を補正しました。
車は15号車。とても相性のいい車です。
「よぉ~し、ジャッキアップしてセッティング出すぞ!!」
とやる気満々。

(ジャッキアップしてセットアップ!!気分はF1レーサー。もはや、妄想に近いですな。エンジンは切ってくださいよ)
1月14日のシートアレンジ。今の時点でベストポジションです。


僕は足が短いもんですから、座面のクッションを思いっきり前に取り付けてあるのが特徴的です。
シートに座った時、まず僕が最初にすること。
『空を見上げます』
完全に寝そべった状態にするわけです。
なんなら、そのまま居眠りできそうなぐらいリラックスします。
背中にシートがしっかり当たっています。
そして腰もしっかりホールドされている。
これが理想的なポジションかな、と思っています。
『カートという”ひとかたまり”』において、最も重いところはどこでしょう?
はい、そのとおり。
ズバリ『ドライバー本人』です。
なにせ装備重量70キログラム。
それが車体の上で前後左右にごちゃごちゃ動けばどうなるか?
車のバランスは崩れます。
ドライバーがむやみにカートの上で体を動かすと、せっかくのタイヤのグリップ力を打ち消してしまう場合もあるのです。

『ドライバーの仕事とはタイヤに仕事をさせること』
これにつきるのです。

カートのリアタイヤは幅が広く、スリックタイヤです。

このリアタイヤにはエンジンからの「駆動力」が路面に伝えられます。
そしてブレーキ「制動力」もリアタイヤから発生します。
フロントタイヤは純粋に舵を切る、そしてコーナリングの時、安定した旋回をするために存在します。
このタイヤ4本、それぞれの役割や、特性をいかにうまく使うか?
そのための第一歩。
それが「タイヤを体で感じること」
そのために必要なのが、シートポジションであり、ペダルポジションなのです。
レンタルカートは、レースとなれば全くのイコールコンディション。
唯一、シートアレンジとペダル調整はできるわけです。


レンタルカート上級者の方の、シートセッティングは注目ですよ。

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サーキット帰りに温泉はいかがですか?

2018年01月25日 | 神戸という街
さて、みなさん、神戸スポーツサーキットで走り終わった後、どうされますか? そのまま直帰?
僕は走り終えた後、よく『温泉』にいってますよ。
神戸で有名なのは、なんといっても「有馬温泉」
宿泊はもちろん「日帰り温泉」の施設があることは見逃せません。

サーキットに来られる方は、ほぼ、車で来られると思いますので、おかえりの際、ついでに「有馬の湯」に”癒されて帰る”という、オツな手もあるのです。
『日帰り』有馬温泉の口コミサイトはこちら。
なお、神戸スポーツサーキットから、車で南へ30分ほど走ると、明石市の大蔵海岸に着きます。ここに『龍の湯』というスーパー銭湯があります。
HPはこちら。
駐車場スペース
180台。広いです。
ここの売りは、なんといっても

『天然温泉』

その色は有馬温泉の「金泉」とおなじく「鉄錆色」「茶色」なのですよ。

”まっちゃっちゃ”の天然温泉に浸かっていると、僕個人的には「体に効くなぁ~」と感じます。
ここには他にジャグジーや、サウナ、ヒノキ風呂、「露天風呂の替わり湯(例えば今日は、りんご風呂)」もあります。


僕の好きな浸かり方なんですが、サウナに3分から5分入ります。そのあと、ひと休み。次に露天風呂の天然温泉へ、3分から5分浸かります。これで1セット。
これを3~4回繰り返します。
すると、明らかに、肩のコリ、腰の張り、が取れているのが分かります。
この温泉、平日なら入浴料600円。
お食事どころや、百人ぐらいがゆったりできる休憩所も完備されてます。ここは、テレビ付きのリクライニングシート、畳敷きの座敷も用意されてます。
備え付けの漫画や雑誌も読み放題。
サーキットで思いっきり走った後、お疲れを癒してみてはいかがでしょう。
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2018年、中村さんご一家のシーズンスタート

2018年01月18日 | 中村海斗選手とご一家
1月14日の日曜日、神戸スポーツサーキットへ。
今年2回目です。
ちょうどピットで「中村さんご一家」にお会いできたので、新年のご挨拶。
車の向こう側が海斗君とパパの姿です。

中村海斗君は、昨年
「全日本ジュニアカート選手権 FP-Jr Cadets部門 ランキング4位!!」
 なんと、日本で4番目に早い『小学生』なのですよ。


これが公式発表。
「日本自動車連盟」日本の車に関することの”総本山”
あの天下の『JAF』
そのHPに海斗君の名前が載ってます。
また、昨年、神戸SLシリーズ戦では、見事『シリーズ・チャンピオン』に輝きました。
そんな海斗君のご家族を、昨年から密着取材させていただいております。

気さくな海斗君パパ、いつも優しく人当たりの良い、海斗君ママ。
海斗君は、小学生にして、昨年の全日本選手権の最終戦まで、熾烈なチャンピオン争いを戦い抜いた、全国でもトップクラスの選手です。
***
さて、海斗君のピット。
うん? このマシンって……。あれ? なんかいつもと違うような……。
海斗君パパにお訊きすると、

「うん。マシン、変えた。」

と『男前』な返事が返ってきました。
海斗君ママが詳しく話してくれました。
***
なんでも、所属するチームのはからいもあって、
チームのエース、三澤拓真選手のマシンを、譲り受けることになったそうです。
マシンを見てみましょう。
これ、昨年、全日本選手権FS-125クラスをひとシーズン、戦い抜いたマシンですよ。
ほら、ハンドルには、三澤選手の激闘の痕跡が……。

このクルマ、競馬に例えれば、サラブレッドみたいなものですかね。


「綺麗だなぁ~」
おもわず、ため息が出ます。
「速さを研ぎ澄ますと美しくなる」
そういうマシンですね。シャシーメーカーは「Energy」
なおエンジンはカートのスタンダード「YAMAHA KT100」に載せ替えてます。

これは昨年、海斗君も使い慣れたエンジン。
しかし、今年はひと味違いますよ。
何が変わったか?
キャブレターの口径が大きくなりました。
そのぶん、エンジンが吸い込む混合気の量が大きくなる。
当然パワーがアップします。
このパワーアップした車を、小学生の海斗君がどう乗りこなしてゆくか?
なお、シートは海斗君の体型に合わせた、完全オーダーメイドの一品モノ。

シートの後ろには車両規則に則って、車重を合わせるために、ウェイトをつけてますね。


また、彼の腕の長さに合わせて、ステアリングには「スペーサー」と呼ばれる丸い部品を4個重ねてアジャストしてます。


そしてカートにとって最も重要な要素と言える「タイヤ」
今回はブリヂストンをはいてます。


昨年までこの車に乗っていた三澤拓真選手。
その特性を知り抜いている彼が、実のお兄ちゃんのように、丁寧に海斗君にアドバイス。

(なお、三澤拓真選手は、神戸スポーツサーキットの「レンタルカート初心者向けビデオ」にも登場してますよ)
チームにとって、FS-125のエース、三澤選手から、カデットクラスのエース、中村海斗選手へ、まさにバトンが引き継がれた感じですね。
当然、周りの大人たちの期待や、夢も膨らみますね。


「プレッシャーもすごいだろうなぁ~」
僕だったらとてもじゃないが、
「緊張で押しつぶされるだろうなぁ~」
なんて思っていると、
当の本人、海斗君は、いつものように、割と
「のほほ~ん」
「ほんわか」してます。

今から走るんだよ、もうちょっと緊張したら?
と、こっちが心配するぐらいリラックスしてます。
まあ、これぐらい肝っ玉が据わってるからこそ

『全日本で戦える選手』なのですね。

***
さて、カートのレースにも年齢、エンジンの種類、などによって、クラス分けがあります。
昨年、海斗君は、小学生が多く参加する「カデットクラス」に参戦。
全日本4位という結果を残しました。
そして、新しいマシンを得た。
カテゴリーが変わります!!
***
さあ、どうする。
海斗君パパに聞きました。


「このシーズンオフやね。それで判断します」

ー多くを語らずー。

またもや『男前の答え』が返ってきました。
カッコいいな、海斗君パパ。

SLシリーズ、そして、今年の全日本選手権。
海斗君の答えは、もうちょっと先になりそうです。
***
さて、ここで。
昨年5月に、僕はレンタルカートを始めました。
そして中村さんご一家との出会いがありました。
本当にラッキー! 
「物書き」として、
「モータースポーツ」を愛する者として、
なんと幸せなことだろう、とおもいます。
他にも福岡の坂上真海選手や、たからづかの福井大貴君ご一家、それにキッズの横山あきと君ご一家、安藤さん親子など、本当に素晴らしい出会いに感謝いたします。
これらの出会いは「レンタルカート」ならびに「神戸スポーツサーキット」がなければ、あり得ないことでした。
改めまして、2018年、皆様、今年もよろしくお願いいたします。

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今日は『1・17』です。

2018年01月17日 | 神戸という街
みなさま、おはようございます。
今日は1月17日です。
今日のブログは特別にカートから一旦離れて、神戸スポーツサーキットのある、『神戸という街』についてです。
昨日は近所にある、母校の大学の付属植物園を散歩。
そこで見つけたのが「キミノサンザシ」という植物。

地面に、果実がいくつも落ちていました。
僕は、その果実を拾いました。
両手で拾いました。


なぜだろう?
ふっと

「愛おしい」

という感情が湧きました。
自宅に持って帰り、水で洗って土を落とします。
テーブルの上に飾ってみました。



「これも命なんだよね」
今日は
「1・17」です。
あの時神戸にいなかった、神戸生まれ神戸育ちの自分。
僕に震災のことを語る資格があるのだろうか?
なぜ僕はあの時、神戸にいなかったのか?
いまでも「罪の意識」に近い感情が、僕の心の奥深くにしつこく「住み着いて」いるのです。
勤めていた名古屋の会社では、いつも通りの出勤、朝礼、そして僕は営業マンとして外回りの営業に出ました。
朝一番に電話ボックスを見つけ、駆け込みました。
神戸の実家に電話をかけます。
まるで奇跡のように電話は繋がりました。
姉は電話の向こうで泣き崩れていました。
兄は
「お前は絶対、帰ってくるな!!」
「今、大変なことになっているから、絶対に神戸に来るな!!」
と僕に伝えてくれました。
23年前の震災の朝、あの瞬間の事。
昨日のように、はっきりと覚えております。
亡くなられた皆様、ご遺族の方々へ、ふかく、ふかく
哀悼の意を述べさせてください。
ぼくは、これから、自分の1日、いちにちを大切に、
自分の人生ときちんと向き合い、誠実に生きていきたいと、改めて思っています。


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11号車でセッティングを煮詰めるぞ!

2018年01月15日 | 車のセットアップ
前回の続きです。
よし、11号車で、もう一度セッティングを煮詰めるぞ!!
と、気合一発。(そんな大げさなもんかい🤗)
この日はもう、やってみたい課題が山ほどあるのです。

ペダル位置、持ってきたシートクッションのセッティングと乗車ポジション。
ラインどりの確認。
ブレーキの使い方などなど。
再度、Sさんとペダル位置を調整。

まずは右足アクセル。
……あれ? 膝が伸びきってる。


左足ブレーキ およっ?! 目一杯踏むと膝が伸びる。


本日僕の『専属メカニック』Sさん。
ちょっと含み笑いを混じえながら

『ペダル位置、一番前ですよ』
むむっ、届かん!!
~足よ伸びろぉぉぉ!!~

無理です。ダメです。無い物ねだりです。
なお、僕はもう何回もこのサーキットに通い詰めています。
なので、Sさんとの「掛け合い漫才」みたいなやりとりは「あ・うん」の呼吸。
にこやかにペダルセッティングは終了しました。
***
次はシートセッティング。
今日は100円ショップで買ったクッションをいくつか持ってきました。
これのベストな組み合わせを探ってゆきます。
教則本によれば、
『腰の位置を決めなさい』
これが一番重要らしいです。
そこで、腰に隙間がなく、ホールドの良いシートポジションを探します。

今回はこのシートのセッティングで走って見ました。
脇の下や、肘も邪魔にならず、腰の感触もまずまず。
ただ、12月に出した最速ラップの時のような「寝そべった感じ」がイマイチでした。
まだまだ改良の余地はありそう。
ちなみに、今回のタイヤの状況はこんな感じ




改めてタイヤのロゴを見ると「UNILLI」とありますね。
ネットで調べると台湾のメーカーらしい。
レンタルカート専用タイヤで耐久力は抜群とのこと。
なお、温めて走れば、ちゃんとコーナーで踏ん張ってくれます。
一般道を走るタイヤとは、比べ物にならない、驚くほどのグリップ力があります。
***
さて、いよいよコースインします。
この日は3回に分けてコースイン。


第1スティント、11時コースイン
ここでは、まず、とにかくゆっくり走る。リラックスして走ることを心がけました。

第2スティント 12時13分コースイン。
この回は、最終コーナーのラインどりを、できるだけゆっくり走って確かめました。

第3スティントは12時34分コースイン。
2コーナー、4コーナー、ブレーキをガツンと踏むことを意識しました。
そのため、何回かスピンしています。そのたび一旦ピットインしました。


カートのブレーキはリアに一つあるだけですね。
教則本には
「この一つしかないリア・ブレーキの『効き始め』を意識しなさい」
と書かれてあります。
しかし、レンタルカート「ビレルN35」のブレーキタッチは、正直、ちょっとプアーな感じ。
オンか、オフか、二者択一の感じですね。
***
それに比べて
YAMAHA MZ200
エンジンのアクセルワーク。
正直、今まで、

「全開、全開、また全開!!」
「アクセル、ベタ踏み!」

それしか考えてませんでした。
でも、このエンジン
「こんなに繊細なアクセルワークができるんだ!!」
という発見がありました。
例えば、ダブルヘアピンのコーナリング。
入り口から頂点に向けてのアプローチでは、アクセルを微妙に調整して加速。
すぐにアクセルオフ!
ヘアピン頂点はハンドル操作だけ。
車は吸い付くようにコーナーをトレースしてゆきます。
「あ〜っ、このラインどり、気持ちイイ!!」
そして出口へ向かってアクセルをジワッと踏み込む。
リアにトラクションがかかり、車は前にスッと押し出される。

「わおっ!!」という体験でした。

今まであんなに苦手だったダブルヘアピン。
リズム感があって、こりゃ楽しいぞ!!

いかにも『もっさりした』『芝刈り機のエンジン』とばかり思っていましたが……。
「YAMAHA MZ200 やるじゃないか!!」
とおもいました。
これはある程度、速く走れる人が『わざとゆっくり走って見ると発見できる』ことなのです。
また、トルク感については、アクセル開度4分の3ぐらいが、最も前に蹴り出してくれるんじゃないか、と僕は感じました。
この日僕は、だいぶ走り込んだので、最後はヘロヘロ。
それでも、ラスト3周、気合を入れてタイムアタック!

この日の最速は1分3秒951でした。
教則本にあった言葉
「ラップタイムを気にするな」
そして自分の走りの質を、ゆっくり、じんわりと確かめてゆく。
とっても中身の濃い、1日でした。いやぁ〜、楽しかった!!


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