57歳から始めるレンタルカートの世界

唄う物書きアマミヤユキト57歳で人生初のレンタルカートデビュー。

ウェット走行と最終コーナー

2018年04月11日 | ウェット走行について
3月のことですが、2回ウェット走行の練習をしました。
その時の記録、


最終コーナーで、どうしてもリアタイアが滑るんですね。
実は、ドライの時も僕の体重74kgだと、タイヤがあったまっていないときは滑るのです。
最終コーナーは左回り。


リアタイヤが滑る。とっさに右にカウンターステアを切る。
その瞬間を車載カメラの映像がとらえていました。路面はドライです。

この時、ドリフト状態になっています。
こういう時はタイムが伸びません。
次に3月21日のウェット走行

記録でわかる通り、全くタイムが安定していません。コーナーで滑りまくっていたからです。
このとき、最終コーナーでスピン。
カウンターを当てる。立て直しできない!!
滑るぅぅぅx~!
車は後ろからバリアーに激突。


久々の大クラッシュでしたが、車も僕も無事でした。再スタートできました。
走行時間終了。

無事にチェッカー。
この下をくぐるのは快感ですね。


***写真及び本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2018
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ウェット走行その2

2017年08月05日 | ウェット走行について
ウェット走行その2

だいぶ間が空いてしまいました。腰痛が悪化しまして椅子に座るのも辛い状態です。なんとか続きを書きましょう。
さて、2回目のウェット走行。
7月4日の記録です。
***
この日はなんと、午後から台風上陸か?!
という日だったんですね。

嵐が来る前に「ひとっ走り」してくるか、というノリでサーキットに到着。
台風が来る日にわざわざ、サーキットで走るバカは、当然僕一人でした。
雨カッパを着て、準備。
外は結構雨が激しくなりつつありました。

スタッフがピットの屋根の下で用意してくれたのが14号車。



車に乗り込み、
12時35分。
いざコースイン、
……
とおもったら、
「これはヤバい」とおもいました。
コース上、すべてハードレイン状態。


コーナーにいたっては、ほとんど池の状態になってます。
そこに突っ込むと、
「ざっぱ~ん」とみずしぶき。
ヘルメットの上から水がどっさり落ちて来る。

一旦ピットインして、車に乗ったまま待機。


スタッフの人と少し話をしました。
「コースが池になってるでしょう。こういう状態になると、レンタルカートは、水の上に浮くんですよ」
とのこと。
確かにレンタルカートはボディがほとんどプラスチックの大きなカウルで覆われてます。中は空洞状態。
これが船のようになり、ダウンフォースならぬ
「浮く力」が発生するらしいのです。
***
12時53分
再度コースイン。
ほとんど池の中をかき分けて車を操ります。
バケツで水をかぶっている状況の中
なんとか10周ほど走りきりました。



この日の最大の目的。
雨の中、スピンせずに連続走行。
課題はクリアできました。
今の僕にとって、スピンするのは、もはや簡単なことになりました。
それよりも、いかに最悪の状況で、スピンぎりぎりの車の挙動を体に感じること。
それを体験できたのは、ウェット走行ならではだと思います。
思えば、中島悟さんも、あのアイルトン・セナさんも、雨の中では、もう、異次元と思うほど速かった!!
みなさんも、ぜひスキルアップのひとつとして、ウェット走行、トライしてみてはいかがでしょう?

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初めてのウェット体験

2017年07月27日 | ウェット走行について

さて、全日本の取材と原稿書きで右往左往しておりましたが、自分のレンタルカートの「走り」はどうなったか?

実は、6月29日、レンタルカートに乗り始めて、初のウエット走行を体験しました。
写真は小雨の降る、神戸スポーツサーキット。



一度雨の中での走行を体験してみたいと思っていました。
自宅を出るときは小雨がしょぼついていました。
しかし、神戸スポーツサーキットに到着したところ、雨は止んでしまいました。
その時の走行記録です。



***
10時42分に1回目のコースイン
この時雨はやんでいました。
コースは若干濡れている状況。
そのためか、徐々に路面が乾いてきて
このスティントのベストラップ、1分08秒596が出ています。
***
この後一旦ピットイン。
この後、待望の雨が降り始めました。
「やった!! 雨だ!!」
と、内心小躍りしたくなる気分。
なにせ、この日はわざわざ、ウェット走行を体験したくてやってきたのです。
もちろん、カッパを着て準備万端。
このあと、11時43分から再度コースイン
波瀾の第二スティントです。
結果は
スピンしまくり。
それがまた、
オモロイ!!
また、レンタルカートに乗り始めて、
『最も激しいコースアウト』を体験。
雨はやや強くなってきました。
路面はびしょ濡れ。
僕は直線でアクセル全開。
4コーナー直前で、ハードレインでの感触を試すためにフルブレーキ。
右ハンドルを切った直後、コントロールを失い、スピン。



車は雨の路面を滑って「DUNLOP」のロゴのあるスポンジバリアーにもろに激突!!
水と泥と草を頭からかぶる、
スポンジバリアー自体が、一個ぶん、コース外側へはじき出される
という衝撃でした。
しかし、さすがはスポンジバリアー。
僕の体はなんともありませんでした。
***
まったく、雨の中、大のオトナが何をはしゃいでいるのか?
と、ひんしゅくを買いそうですが。
だって「たのしいんだもん」レイン走行!!

何が楽しいか?
実は、
「体が楽」
なのです。
というのも、レインになると、タイヤのグリップが圧倒的に少なくなるのです。
横Gが少なくなる。
当然体への負担が少ない。
ということなのです。
そのぶん高速でコーナーを曲がれないので、当然タイムは落ちるんですが。
雨の中、レンタルカートで走ると、今まで以上にいろんなことを発見できました。

それは、ドライの時よりも「繊細な」テクニックが必要ということ。
急ハンドル、急ブレーキ、急アクセル。
全てスピンに直結します。
「滑った!!」
と思った瞬間、逆ハンドルで、車体を立て直す。
何周かするうち、そんなテクニックも体で覚えて行きました。
また、雨の日は余計に
「荷重」と「トラクション」
ということが大切だとわかりました。
「車はハンドルを切ると曲がる」
と僕は今まで思っていました。
ところが、カートで、しかもレインの状況では
その常識が通用しないのです。
路面のグリップが低い。
コーナーでハンドルを切る。
曲がらない。
こういう場合、リアタイヤに体を預けるようにして荷重をかけます。
そして、勇気を持ってアクセルオン!
すると車は曲がってくれます。
「ああ、車というのはアクセルで曲がるんだ」
という気づきがありました。
つまりは、「前へ蹴り出す力」かっこよくいえばトラクションですね。
この力を与えて上げないと、車は曲がりたい方向に曲がらない、ということ。
リアタイヤが滑った!!
とおもったら、すかさず、アクセルオン!!
このとき、いわゆる「ドリフト状態」になっています。
僕のような運動神経鈍い人間が
「ドリフト」を体験できる。
たしかに「ドリフト」にはまっている人の気持ちが、わからなくはないなぁ~。と思いましたね。
車が滑るのをハンドルとアクセルで立て直す作業は、なんとも楽しい。

ただ、これは「目的と手段」の考え方でしょうね。
ドリフトするのは「速く走るための一つの手段」であるのです。
カート中級、上級ドライバーになれば、まあ、こういうテクニックも”あたりまえに”持ってますよ、ということですね。

***
雨のカート走行というのは、例えれば
二輪の「オフロード走行」に似ているのかもしれません。
二輪のオンロードの選手たちは、日頃のトレーニングでオフロードを走ったりします。
オフロードの場合、
それは車体が滑る感覚、それをどう立て直すのか、というバランス感覚を体に染み込ませるためなのですね。
***


ドリフトのような「離れ業」「曲芸」も、レンタルカートをサーキットで走らせる醍醐味ですね。
もし、一般公道でやろうものなら、即、事故に直結、車も自分も病院と警察にピットインです。

また、どうやってタイヤを温めてゆくかも大切です。
僕がピットレーンに帰ってくると、神戸スポーツサーキットのスタッフの方が
「おっつ」
という声を上げてニヤリとしました。
「タイヤ温まってるじゃないですか」
車を降りてタイヤを見ると、濡れた路面を走っていたタイヤ、その表面が「乾いています」
手を当てて見ると温かい。
「豚もおだてりゃ木に登る」
そのとおりで、スタッフにおだてられた、わたくし、アマミヤは、これに気を良くして、無謀にも、別の日に、2回目のウェット走行を体験することになるのです。
(つづく)

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