円形の広場に繋がる大通りでは、前髪を額の泣かばで切り揃えた少女達が、毬を幾つも投げ合っていた。
その動きは、両手足の金の輪と、腰のベルトに沢山の鈴を着けた少年が、ウォンウォンと鳴る鉄球を手に、旋回しながら異国の音楽とぴたりと合っている。
すぐ隣に、革の敷物の上に、真紅に金の刺繍を施した帯や、掌にすっぽりと収まる陶器が密に並べられていた。
少し離れた場所から、潰した果実に漬け込んだ、羊肉の焼ける匂いが漂って来る。
あちらこちらに人だかりが出来ている中、一際長い行列の先には、少年兵が立っていた。
横に置いたアイボリーのワゴンには「親愛なる民へ」と、王妃の筆跡を写して描かれている。それは毎年異なっていて、大国を無傷で退けた時には「勇敢なる民へ」。洪水に見舞われた西の国に、多くの国民が力を貸した年には「優しき民へ」だった。
その中身は、花をモチーフにしたピンクとバイオレットのキャンディーで、毎年国民に贈られていた。
町の裏でも表でも、王妃の誕生日を祝う声が、上がり続けた。
………………………………………………………………………………
ジャグリングの毬をイメージした簡単木目込み毬
材料 発泡スチロールの玉
ちりめん(風)の布
組紐(風)の布
道具 まち針
糸
5mm幅の紙
カッター
ヘラ
目打ち
ペン
紙を持つ部分+玉の一周分の長さに切り、3回二つ折りにし、8等分の線を付ける。
玉の上下のザラザラしている部分にまち針を打つ。
まち針を基準に一周し、45度づつずらして、合計4周する。
糸を等分するように玉にある接合線に紙を当て、糸と折り目を合わせる。
糸に合わせてペンで線を引く。
線にカッターで7mm位の切れ目を入れ、ヘラで広げる。
切れ目より7mm大きめに、トレーシングペーパーで布の型を取る。
型に合わせて好きな布を裁つ。
玉に布を当て、縁を目打ちで切れ目入れる。
布がはみ出したらカットする。
最初と最後を絡めて埋めるようにして、切れ目に紐を回す。
布は両面テープで、紐は手芸用ボンドで貼ると安定する。
その動きは、両手足の金の輪と、腰のベルトに沢山の鈴を着けた少年が、ウォンウォンと鳴る鉄球を手に、旋回しながら異国の音楽とぴたりと合っている。
すぐ隣に、革の敷物の上に、真紅に金の刺繍を施した帯や、掌にすっぽりと収まる陶器が密に並べられていた。
少し離れた場所から、潰した果実に漬け込んだ、羊肉の焼ける匂いが漂って来る。
あちらこちらに人だかりが出来ている中、一際長い行列の先には、少年兵が立っていた。
横に置いたアイボリーのワゴンには「親愛なる民へ」と、王妃の筆跡を写して描かれている。それは毎年異なっていて、大国を無傷で退けた時には「勇敢なる民へ」。洪水に見舞われた西の国に、多くの国民が力を貸した年には「優しき民へ」だった。
その中身は、花をモチーフにしたピンクとバイオレットのキャンディーで、毎年国民に贈られていた。
町の裏でも表でも、王妃の誕生日を祝う声が、上がり続けた。
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ジャグリングの毬をイメージした簡単木目込み毬
材料 発泡スチロールの玉
ちりめん(風)の布
組紐(風)の布
道具 まち針
糸
5mm幅の紙
カッター
ヘラ
目打ち
ペン
紙を持つ部分+玉の一周分の長さに切り、3回二つ折りにし、8等分の線を付ける。
玉の上下のザラザラしている部分にまち針を打つ。
まち針を基準に一周し、45度づつずらして、合計4周する。
糸を等分するように玉にある接合線に紙を当て、糸と折り目を合わせる。
糸に合わせてペンで線を引く。
線にカッターで7mm位の切れ目を入れ、ヘラで広げる。
切れ目より7mm大きめに、トレーシングペーパーで布の型を取る。
型に合わせて好きな布を裁つ。
玉に布を当て、縁を目打ちで切れ目入れる。
布がはみ出したらカットする。
最初と最後を絡めて埋めるようにして、切れ目に紐を回す。
布は両面テープで、紐は手芸用ボンドで貼ると安定する。