太陽が日に日に白さを増して、その力が圧力に可愛始めた頃。
王は愛馬と丘の上に並んで立っていた。
よく手入れされた白い体は、空の青と緑に映え、額の十字はプラチナ色に輝いていた。
王は右手で馬の滑らかな首筋を撫で、左で城下より少し遠くを指した。
川と畑の間に、ぽつぽつとくすんだ赤や灰色の屋根が見えた。
その屋根が連なる場所を繋ぐように、茶色い街道が走っている。
「私の祖先はこの丘で、人々に王となることを望まれた。農民が畑を耕すように、政を司ることを託されたのだ」
強い風が吹き上げている。
「王家は代々粛々と、その役割を務めて来たが、それも既に400年。世も変わり、民も変わった」
王は馬を振り返った。
「初めましての街を歩く、お前の足取りは軽かった。その日の宿どころか、食べることすらままならないかもしれないが、知らない土地をその蹄で踏み、その風を、匂いを、感じてみたくはないか?」
馬は嬉しげに、その額を王に擦り付けた。
‥…………...............…...............…...............….............
草花は、導く様になびきます。
丘の花をモチーフにしたステンドグラス風扉絵
材料
グラスペイントー各色
グリッターグルーーゴールド
PPシート
ガラス用目隠しシートーすりガラス風
仮止め用テープ
紙ー下書き用。少し厚みがあると使い易いです。
紙ー型取用
道具
鉛筆又は芯が太いシャープペンシル
筆
カッター
ハサミ
パレット
爪楊枝
全てダイソーで購入出来ます。
型取り用の紙でガラス部分の型を取り、同じ大きさにPPシートと下書き用の紙、少し大きめに目隠しシートを切る。
下書きをする。
下書きにPPシートをテープで仮止めし、下書きの筋を黒、もしくは暗い色のグラスペイントで直接描く。
下書きした紙を外し、筋部分をよく乾かす。
筋の中を塗る。直接塗らない場所は、色々な筆、爪楊枝等を使い分けて下さい。
ガラスペイントは乾くと色が変わるので、混色する場合には、予め少量を混ぜ、乾かして色を確認しておくと安心です。
よく乾かす。
グリッターグルーを平筆に取り、余白を粗く塗る。
よく乾かす。
裏にガラス用シートを貼る。
扉に嵌め込む。