「どうなさったのです?王よ。こんな夜更けに」
優美な曲線を削り出したベッドの上で、王妃が身を起こした。
その横で、豹柄が美しい大きな猫が、体をひねって目を細めた。
王はゆっくりと近寄って足元に立ち、王妃を見つめた。
「王妃よ。私はこの国の民に、国を任せようと思うのだ」
「ご自由になさいませ」
王妃はあっさりと言った。
「お話はそれだけですか?」
王が頷いた。
「ここにおられるのなら、早くお寝巻きになってこちらへ」
王妃は猫の背中をゆっくりと撫で、左を開けた。
………………………………………………………………………………
豹柄の猫 ーニードルフェルトの猫ー
色々な方のブログと、「ウチのコそっくりかわいい子猫」を参考に作りました。
材料
ニードルわたわた
羊毛フェルト(ミックス、茶、焦げ茶、オレンジ、ベージュ、黒、ピンク他)
キャッツアイ(ゴールド)
ボンド(木工用、又は手芸用)
道具
フェルティング用のマット
フェルティング用ニードル(普通、極細(細部の加工に便利、又、滑らかに仕上がります))
ニードルホルダ―(一度に二本刺せます。大きい部分を刺す時に便利、無くても可)
ハサミ(普通、小(細かい部分の加工用))
ニッパー
指カバー(左手人差し指を保護します。無くても可)
ニードルわたわたを四角形に千切り、ニードルを深く刺し固め、各部分を作ります。
ー球や丸太状のものは、時々両手で挟んで転がすと、早く形になります。
頭部ーコロコロに折り畳み、球形に固める。
鼻先ー折り畳み、頭部の半分程の大きさのマッチ箱状に固める。
耳ー折り畳んで二等辺三角形のマットに固める×2。
胴体ーくるくる巻き、下半分に更に一枚巻いて、厚いマンゴー形に固める。
前肢ーくるくる巻いて丸太状に固めてから、端から少し上を指先として90度曲げ固め、そのすぐ横下に1つ、先端に3つ括れを作り、指先にする。左右対照でもう1つ。
後ろ足ー折り畳んでコッペパン状に固め、先端に3つ括れを作り、指先にする×2。
太ももー端を中心に集め、メロンパン状に固める×2。
尾ーくるくる巻いてお好きな尻尾状に。
シートを作るーフェルトを短く千切り色々な向きに重ね、ニードルで軽く刺し固めます。
頭部色のフェルトで頭部の半分弱の大きさで7枚。
耳の内側のフェルトで耳と同じ大きさで2枚。
耳の部分に耳の内側のシートを重ね、ニードルをまんべんなく刺し、張る。
合体させるー前肢と後ろ足は接合部の中心をニードルで深く刺してから周囲を刺し付け、他は周囲を刺し付けます。接合部はわたわたを足してなだらかにします。
頭部に鼻先を刺し付け、鼻、下顎、鼻の横と、十字に似た形に掘り出し、耳を刺し付ける。
胴体に前肢、後ろ足、太もも、尾、頭の順に、バランスをみながら付ける。
夫々の色でフェルトを張るー色を見て、フェルトを足したり切ったりしながら、まんべんなくニードルで刺します。極細のニードルを上手く使って下さい。
お腹側、背中側、尾の順に、張る場所より少し長めにフェルトを千切り、張る。
短く切った肉球用のフェルトを楕円形に丸め、指の下側に刺し付ける。中心の肉球は大きめの楕円を楕円2つで挟み、クリームパン形にする。
後頭部から頬にかけて、左右夫々シートを張る。耳から少しはみ出るように後ろ側から、左右夫々シートを張る。鼻先、夫々の目を中心に、凹凸に合わせてシートを張る。目の部分のシートは、夫々斜め横にカットし、目の形に開いて丁寧に刺し止める。
柄を入れるーフェルトを短く切り、ニードルで刺す。
顔の柄を入れる。
豹柄の茶はバランスをみながら大小の太いU字に刺し、中心にオレンジを刺す。小さな点も作る。
優美な曲線を削り出したベッドの上で、王妃が身を起こした。
その横で、豹柄が美しい大きな猫が、体をひねって目を細めた。
王はゆっくりと近寄って足元に立ち、王妃を見つめた。
「王妃よ。私はこの国の民に、国を任せようと思うのだ」
「ご自由になさいませ」
王妃はあっさりと言った。
「お話はそれだけですか?」
王が頷いた。
「ここにおられるのなら、早くお寝巻きになってこちらへ」
王妃は猫の背中をゆっくりと撫で、左を開けた。
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豹柄の猫 ーニードルフェルトの猫ー
色々な方のブログと、「ウチのコそっくりかわいい子猫」を参考に作りました。
材料
ニードルわたわた
羊毛フェルト(ミックス、茶、焦げ茶、オレンジ、ベージュ、黒、ピンク他)
キャッツアイ(ゴールド)
ボンド(木工用、又は手芸用)
道具
フェルティング用のマット
フェルティング用ニードル(普通、極細(細部の加工に便利、又、滑らかに仕上がります))
ニードルホルダ―(一度に二本刺せます。大きい部分を刺す時に便利、無くても可)
ハサミ(普通、小(細かい部分の加工用))
ニッパー
指カバー(左手人差し指を保護します。無くても可)
ニードルわたわたを四角形に千切り、ニードルを深く刺し固め、各部分を作ります。
ー球や丸太状のものは、時々両手で挟んで転がすと、早く形になります。
頭部ーコロコロに折り畳み、球形に固める。
鼻先ー折り畳み、頭部の半分程の大きさのマッチ箱状に固める。
耳ー折り畳んで二等辺三角形のマットに固める×2。
胴体ーくるくる巻き、下半分に更に一枚巻いて、厚いマンゴー形に固める。
前肢ーくるくる巻いて丸太状に固めてから、端から少し上を指先として90度曲げ固め、そのすぐ横下に1つ、先端に3つ括れを作り、指先にする。左右対照でもう1つ。
後ろ足ー折り畳んでコッペパン状に固め、先端に3つ括れを作り、指先にする×2。
太ももー端を中心に集め、メロンパン状に固める×2。
尾ーくるくる巻いてお好きな尻尾状に。
シートを作るーフェルトを短く千切り色々な向きに重ね、ニードルで軽く刺し固めます。
頭部色のフェルトで頭部の半分弱の大きさで7枚。
耳の内側のフェルトで耳と同じ大きさで2枚。
耳の部分に耳の内側のシートを重ね、ニードルをまんべんなく刺し、張る。
合体させるー前肢と後ろ足は接合部の中心をニードルで深く刺してから周囲を刺し付け、他は周囲を刺し付けます。接合部はわたわたを足してなだらかにします。
頭部に鼻先を刺し付け、鼻、下顎、鼻の横と、十字に似た形に掘り出し、耳を刺し付ける。
胴体に前肢、後ろ足、太もも、尾、頭の順に、バランスをみながら付ける。
夫々の色でフェルトを張るー色を見て、フェルトを足したり切ったりしながら、まんべんなくニードルで刺します。極細のニードルを上手く使って下さい。
お腹側、背中側、尾の順に、張る場所より少し長めにフェルトを千切り、張る。
短く切った肉球用のフェルトを楕円形に丸め、指の下側に刺し付ける。中心の肉球は大きめの楕円を楕円2つで挟み、クリームパン形にする。
後頭部から頬にかけて、左右夫々シートを張る。耳から少しはみ出るように後ろ側から、左右夫々シートを張る。鼻先、夫々の目を中心に、凹凸に合わせてシートを張る。目の部分のシートは、夫々斜め横にカットし、目の形に開いて丁寧に刺し止める。
柄を入れるーフェルトを短く切り、ニードルで刺す。
顔の柄を入れる。
豹柄の茶はバランスをみながら大小の太いU字に刺し、中心にオレンジを刺す。小さな点も作る。