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阪神の岩田投手は・・・夢と希望を与える存在

2011年04月15日 08時45分49秒 | カープ

岩田が復活した。

彼は一型糖尿病を患っている。

一型糖尿病とは、多くの人が患うニ型糖尿病とは違い

規則正しい生活をする、しないに関係なく起こる病である。

 

私が所属する広島ロイヤルライオンズクラブは

この一型糖尿病の患者さん、そして家族で構成される

小児糖尿病、広島もみじの会を支援している。

 

一昨年・・・この会のクリスマス会に、岩田投手が参加してくれた。

彼の参加により、多くの子供たちが希望を持てた。

 

それは、岩田投手自身が

みんなと同じ病気と闘い、前を向いて生きる重要性を語るのだから

子どもさんや親御さんに対して、説得力がある。

 

なぜ・・・自分の子どもに・・・

なぜ・・・自分が・・・

発症したとき、全ての人がそう思う。

 

この一型糖尿病は・・・ある日突然・・・起こることもあり

岩田投手が発症したのは、高校時代・・・

急に身体がだるくなったとのが、初期症状の始まりと語った。

そして診断結果が・・・一型糖尿病。

この結果を聞き、全てが絶望的になったらしい。

 

しかし・・・彼の家族はもちろんのこと、野球部の監督が懸命に支えてくれ

彼は少しずつ前向きに生きる方向に導かれていく。

 

やがて大学へ進学。

そして活躍し、プロのスカウトに注目された。

しかし・・・一型糖尿病がネックとなった。

 

それには大半のスカウトが躊躇した。

食事のカロリー計算もだが、インシュリンの投与も必要。

そのことに関し、プロ野球の激務に耐えられないだろうとの

認識を持ったスカウトが多く、ドラフト候補から外れていく。

 

しかしその中で、阪神のスカウトは・・・この病気を徹底的に調べ、

プレーに支障はないとの結論を出し、球団上層部の説得にあたった。

「この病気は、血糖値を確認し、自己コントロールしていれば、普通の人間と何ら変わることはない。彼は大学時代も常に自己管理をしており、医者からも通常なプレーは出来るとお墨付きをもらってます・・・」

 

そのスカウトが、現在阪神の投手コーチである山口高志さん。

(阪急ブレーブスで快速球の豪腕抑え投手・・・広島カープ初の日本シリーズでは、この人に4タテされたと言っても過言ではない)

 

昨日は立ち上がり、広瀬に打たれたが

その後7回を投げきり3失点の上々の投球内容。

 

昨年は肘の故障で一度もマウンドを踏めなかったが

今年は再発がなければ、昨年の汚名を晴らす活躍をするであろう。

 

ナゼなら・・・岩田投手は、医者もビックリするほど

身体の自己管理が徹底しているから。

 

世の多くの一型糖尿病患者に、夢と希望を与えるためにも

一年でも長く現役で頑張ってほしい。