選挙の効果

総選挙の意味

心からの謝罪 バリケイト伊東

2024-07-18 12:49:41 | 政治
 岸田総理は昨日、総理官邸で強制不妊治療の被害者達と総理官邸で会って謝罪した。以前から最高裁での被害者側の全面的勝訴を受けて謝罪すると言っていた。日本では多くの人権侵害裁判が行われているが、総理大臣が謝罪するのは初めてではないか。遅いのだ。地裁、高裁段階で謝罪、和解すればよかったのだ。20年の除斥期間も撤廃すると約束した。岸田総理も家畜のようなひどい扱いに驚きと同時に怒りが吹きあがったのではないか。人間として許せないと感じたのではないか。私はそう思いたい。不良子孫を排除する目的で作られた旧優生保護法下で、障害者の人権を無視して手術は1996年まで行われた。家畜の去勢手術が人間に行われたのだ。日本でこんな人権無視の医療行為を糾弾する人はいなかったのか。日本人の人権感覚を疑う。今も多くの人権侵害が横行している。日本人は人権が理解できないのかもしれない。憲法でも基本的人権を守りましょうと書かれている。それでも、この旧優生保護法は1948年に作られている。国会議員のほとんどが賛成している。障害者は人間として認められないのだ。子孫を残さないよう不妊治療してしまえと、法が作られ実行された。総理が謝罪したところで過ぎた時間は戻らないし、被害者の肉体と心の苦しみはいやされない。25000人ばかりの被害者の人権復活と金銭的補償を確実にしなければいけない。今まで岸田総理に対しての私の評価は低い。しかし、この謝罪は非常にいい。最高裁で判決が出る前に、謝罪や補償をすれば、低い岸田総理の支持率はあがっただろう。今も日本では、多くの人権侵害裁判が行われている。政府は前向きに人権侵害を減らすようにしなければいけない。明日はあなたが人権侵害を受けるかもしれないのだ。人権侵害、自分の問題としてとらえなければいけない。誰だって人間としての尊厳を得たいであろう。家畜や奴隷扱いされたくないであろう。