千代の思いやり弁当

千代は毎週日曜・祝日107歳のお向かいの方へ思いやり弁当をお届けしていました。悲しい事に11月9日旅立たれました。

10月16日(月)掛け軸の掛替・介護施設訪問

2017-10-16 19:35:35 | 日記
急に寒くなりました。

午前中、マンションの掃除をしながら
掛け軸が寒く感じました。



冬の掛け軸にかけ替えました。




午後、Y 姉様の介護施設訪問を思い立ちました。

持参するお菓子を用意していません。

デパートに行くとそれだけで 1 時間余分にかかります。
月曜なので近くの ”洋菓子店 ”は開いてます。

お弁当を作り


中津川の栗きんとん


昨日のデザート


を用意し ”洋菓子店 ”へ、

マドレーヌやフィナンシェ・ダッグワーズ・クッキーの
詰め合わせを購入しました。

施設ではボランティアの演奏が始まってます。
「涙そうそう」

仲間入りしない Y 姉様は職員の方に手を引かれ
玄関フロアーへ

紙コップにお茶を入れ「どうぞ」と、



言っても「いや、いらない。」

コップのお茶を忘れて振り回すのでソファーに置きました。

お弁当はこちらで食べさせると全部召し上がりました。



栗きんとんは 4分の1 で「もういらない。」



デザートはぶどうを口に放り込むと食べられました。

3 時過ぎると帰りの車が用意されました。
数人が玄関フロアーで井戸端会議です。



一人暮らしが二人、三人暮らしが一人
後は男性でニコニコお話を聞いておられます。

「一人がいいよ、テレビも自分の好きな物見られるし。」

「いいえ、病気した時が心配よ。」

「料理だって自分の好きな物作ったらいいし。」

自己主張ばかりです。


急に帰りのバスを見て頭のゼンマイが回りました。

「あんた、帰る~?」

「うん、帰ります。」

「どこへ?」

「家へ。」

「家にお父さん居る?」

「いや、お父さんもお母さんもいない。」

「はあ?」

「もう死んだ。」

「あら~可哀そうに。」


「姉ちゃんもお母さん亡くなって、お父さんも亡くなってるね。」

「いや~お父さんは生きてるよ。」



ええ?


話が途切れました。







コメント
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